クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア   作:ライダーGX

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皆さんお待たせしました。

レオン達の物語をどうぞ!


最終決戦編
第41話 アンジュ 救出作戦


ヴェルトラトスが変化した様子にレオン達は驚きを隠せない。特にレオンはヴェルトラトスの様子を見て思わず口が開いたままになる。

 

「おいおい…、ヴェルトラトスが変わっちまった」

 

「これは一体どう言う事でしょう」

 

っとサラが言った途端、ヴェルトラトスがレオン達の方を見ながら言う。

 

《これが我の進化した姿だ。レオン…》

 

「!? ヴェルトラトス!?」

 

ヴェルトラトスがレオン達の方を見ながら言って来たのを見てレオン達は驚く、それにヴェルトラトスは左マニピュレーターを上手く使い、【チッチッチッ】っとジェスチャーをするかの様にする。

 

《これしきの事で驚くのはまだ早いぞレオン、サラマンディーネ達もそうだがこれが我の能力とレオンの力だ。それに今の我はヴェルトラトスではない》

 

「はっ? それはどう言う事だ?」

 

レオンはヴェルトラトスがヴェルトラトスではないと言う事に問う、それをヴェルトラトスは今の自分の名を言う。

 

《我の名は『ヴェルトサーガ』、ドレギアスから世界を救う二大騎士の一体だ》

 

「ヴェルトサーガ…それがお前の今の名?」

 

レオンがそれに問う事にヴェルトサーガは頷く、そしてレオンは次の問いを聞く。

 

「何故お前はその姿になったんだ?」

 

《レオン、今の主が持つその腕輪『スピリットリング』のお蔭だ。その腕輪が我の更なる進化を得る為の必要な物だったのだ》

 

そうヴェルトサーガは答え、レオンはヒュウガから貰った腕輪が重大なアイテムだと言う事に納得する。

しかしサラはヴェルトサーガの言った言葉にすぐに気づいて問う。

 

「お待ちを! ドレギアスから世界を救うと言うのはどう言う事ですか?! エンブリヲが一番の脅威ではないのですか!?」

 

《エンブリヲは世界を束ねるだけの器に過ぎん者、しかしドレギアスは違う…奴はエンブリヲとは違う何かを持っている。それはとても危険でこの世にはあってはならん物…》

 

「あってはならない物?」

 

その事にレオン達は首を傾げる。ドレギアスはエンブリヲとは違う物を持っていると聞いて考えるも、何が脅威をもたらすのか分からない。

 

《兎に角、今はエンブリヲがドレギアスの力を借りている以上。脅威なのはエンブリヲではなくドレギアスである事はまず間違いない》

 

「エンブリヲではなく…ドレギアスが?」

 

そう考えるレオン、そしてすぐに顔を上げる。

 

「それなら真っ先に先生達に報告しないとな」

 

《それなら心配はない、既に我と共に進化を遂げている“あいつ”が伝えている筈だ》

 

「あいつ?」

 

っとヴェルトサーガの言った言葉にレオン達は頭を傾げるしかなった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

そしてタスク達がいる地球。ヒュウガ達がアンジュが居るミスルギ皇国へと向かう為の準備をしていた時だった。

格納庫内に居る整備員がすぐさまブリッジに連絡して、それにヒュウガが受話器を取る。

 

「どうかしましたか?」

 

「大変です!!司令!!! ドレッドディアスが!!!」

 

っと慌てた様子にヒュウガ達は思わず顔を合わせ、すぐさまタスク達を呼ぶ。

 

一方タスク達の方は重傷だった傷が嘘のように回復したタスクは服を着替えて、防弾ベストを着込む。

それにジュン達はタスクの回復ぶりに思わず呆然とする。

 

「お前の回復力、侮れないな…」

 

「まさか腕吹っ飛んでも、くっ付いたらすぐに動かせるって訳ないよな?」

 

「さ!流石にそれは無理だよ! いくら俺でも!!」

 

っと慌ててタスクはジュンの言葉を撤回する。

いくらアンジュの騎士であるタスクも腕までは無理はある。それに皆は思わず笑い出し、緊張している空気をほぐして行く。

 

すると隊員の一人がタスク達の部屋へと来て、慌てた様子で言う。

 

「大変です!至急格納庫に来て下さいと司令から!」

 

「えっ? 格納庫になにかあんの?」

 

っとジュンがそう聞いてくると。

 

「ど!ドレッドディアスに異変が起きているのです!!」

 

『『『『!!?』』』』

 

その事にはタスク達全員が驚き、すぐさま格納庫へと向かう。

格納庫へと到着したタスク達はすでに着いているヒュウガ達の元に行くと、ドレッドディアスが入っている結晶体が何やら光り出していて、それにタスクは問う。

 

「先生!!どうしたのですか!?」

 

「タスク君、どうやらドレッドディアスが出て来ますよ」

 

そう言ってヒュウガはドレッドディアスを見て、タスク達もドレッドディアスを見る。

すると結晶体にヒビが入り、徐々に入って行って、最後に割れて強烈な光が照らされて、皆は思わず目を閉じる。

 

光がやんで皆は目を開けると、そこにはドレッドディアスとは全く違う姿をしているドレッドディアスの姿があった。

 

 

ドレッドディアスのカラーリングである赤と白のツートンが赤一色のローズレッドカラーになっており、そしてウイングであるタービンスライサーが大型になり、しかもリフターの様なバックパックへと変化している。

機体の大きさも13mから15mになって、カメラアイの色が青から緑へと変わっていた。

 

そして最大の特徴はドレッドディアスの左右の腰に付いてある二つの剣が装備されていて、それにはタスクは目を奪われていた。

 

「凄い…ドレッドディアスがこんなに変わるなんて」

 

《どうだ、驚いたものだろう…》

 

っと突如聞こえた声にタスク達は驚いて見渡すも何処にもその声の主は居ない、しかしヒュウガは既に気づいていた…その声の主が誰なのかを…。

 

「貴方ですね? ドレッドディアス」

 

『『『ええっ!!!?』』』

 

タスク達はヒュウガの言った言葉に驚いてすぐにドレッドディアスを見る。するとドレッドディアスの頭部が動いてタスク達を見下ろす。

それにタスクはようやく気づくのだった。

 

「まさか…本当にドレッドディアスが?」

 

《そうだ、だが今の我はドレッドディアスではない。今の我は『エクゾディアス』それが今の我の名だ》

 

「エクゾディアス…」

 

タスク達はドレッドディアスがエクゾディアスに進化した姿に見惚れていた。

っがヒュウガはすぐにある事を問う。

 

「エクゾディアス、貴方が覚醒したと言う事はもしやエンブリヲの計画がすでに…」

 

《ああ…、あの者の計画が既に最終段階へと移行しようとしている、その前にアンジュリーゼを救出する必要がある》

 

「アンジュを?どうして?」

 

エクゾディアスの言葉にタスクは問う。

 

《実はエンブリヲよりも最も厄介な存在が居る、それはドレギアス》

 

『『『ドレギアス!!?』』』

 

タスク達はエクゾディアスの放った言葉に驚き、それにはヒュウガも驚きを隠せない。

 

《ああ、ドレギアスはエンブリヲとは全く違う存在…その能力は。その事は恐らくエンブリヲも気付いていない…》

 

「まさか…!エンブリヲよりも危険な存在があのドレギアス?! これが事実だとしたら急いでアンジュさんを救出しなければ行けませんね」

 

っとそう言ってヒュウガは一人だけその場を離れて行き、急ぎミスルギ皇国へと攻撃計画を立てに向かった。

そしてエクゾディアスがタスクに言う。

 

《タスク…、あの時のドレギアスはお前たちが思っている以上の危険な存在。あの者をアンジュリーゼと共に居させてはならない、エンブリヲと同じ様に…》

 

「ドレギアスが…エンブリヲ以上に危険な存在…。ああそうだね、早くアンジュを助けださなきゃ!」

 

そう一段とアンジュの救出にタスクの熱い思いが入るのだった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

ミスルギ皇国、その頃アンジュは……。

 

「うあああああああ!!!!!!!!」

 

何やらとんでもない事になって居た、アンジュは生まれたままの姿で何やら床に転がりながら暴れまわっていて、それをエンブリヲは眺めていた。

 

何故アンジュはあんな事になっているのか、それはエンブリヲがアンジュの感覚と痛覚を全て快感へと変化させていて、それにアンジュは苦しめられていた。

エンブリヲは感覚と痛覚を全て変える事が出来る、彼はそれを使ってアンジュの心を徹底的に落とそうとしていた。

 

そしてようやく快感である呪いが解けて、アンジュは息荒らした状態で床へと倒れ込む。

エンブリヲはアンジュのそばにより、アンジュを見ながら問う。

 

「どうだねアンジュ、これで私の妻になる気はあるかい?」

 

っとそれにアンジュは息荒らした状態で、エンブリヲを睨む。

 

「ぜ…絶対…に…アンタの……妻に…は…ならな…い!」

 

アンジュのとても強い心の強さはエンブリヲの感覚変化さえも折らせる事は出来ない、しかしエンブリヲはため息を少し出しながらアンジュを見る。

 

「はぁ…、やれやれ、困った子だ」

 

そうエンブリヲは指でアンジュ頭を突き、アンジュに再び快感の感覚を味あわせる、それも次は強烈な物を浴びせて…。

 

「ああああああああああああああ!!!!!熱いいいいいいいい!!!!!!!!」

 

アンジュは再び転がりまくりながら暴れ、エンブリヲはその部屋を出ようとした時だった。

 

「タスク…!!!」

 

「ん?」

 

エンブリヲはアンジュの言った言葉に思わず振り向き、アンジュは目に涙を流し絶えながらタスクの名を言う。

 

「助けて…!!タスク……!!!」

 

「(タスク…?何者だ…、フッ、まあよい…いづれ君は私の物になる…永遠にな)」

 

エンブリヲはそう思いながらその部屋を出て行く。エンブリヲが出たのを確認したアストラ達はアンジュが居る部屋の前に来る。

すると大きな悲鳴が部屋中に響き渡り、それにはアストラ達はエンブリヲのやり方にかなりの疑惑を感じる。

 

「何だよこれ…俺達とは違ってかなりえげつねぇじゃねぇか」

 

「エンブリヲ閣下、私にこの事はしなかった。でも何であの子だけあれを…?」

 

アストラとアイリスはエンブリヲのやり方を見て抵抗感を感じ、ベイボルスはすぐさま行動に移す。

 

「アストラ、アイリス。これから我々は動くぞ」

 

「あっ? 動くって何をだよ?」

 

「付いてこれば分かる」

 

そう言いながらベイボルスは何処かに行ってしまい、それにアストラとアイリスは互いの顔を見合いながらベイボルスの後を追いかける。

そしてアンジュの帰りが遅いと感じたモモカはミスルギ王家の地下を調べてアンジュを探していた。

 

「アンジュリーゼ様ー!何処ですか?!」

 

パシュ!!

 

「??」

 

何やらムチの音がしたのをモモカは振り向き、その場に向かう。

その場には裸のまま吊るされたリィザの姿が居て、それをシルヴィアがムチでリィザを痛みつけていた。

 

「全く!何て汚らわしい! そこで反省していなさい!!」

 

そう言ってシルヴィアはその場から離れて行き、隠れて見ていたモモカはすぐさまリィザの元に行き、彼女を解放する。

下ろされたリィザはモモカに水を渡されて、それを飲み干すとモモカを見る。

 

「…どうして」

 

「ジュリオ様と一緒に、アンジュリーゼ様を貶めた事…忘れはしません」

 

アンジュの誕生16年祭の時に彼女をノーマと暴露し、そして彼女に酷い仕打ちをしたことを忘れはしないと言うモモカ。

 

「だから…アンジュリーゼ様に謝ってください。それまでは絶対に死んでは駄目です」

 

っとアンジュに謝罪を申し込むモモカ、それだけの思いにリィザの目に涙が浮かび上がって来る。

自分がどれだけアンジュに酷い事をしたとは言え、だた謝れと言うだけで死んでは駄目だと言う事を言われれば、涙を流さない者はいない。

 

「……皇宮西側の地下、皇族専用シェルター…彼女はきっとそこに居る」

 

それを聞いたモモカは有力な情報を手に入れた。モモカはすぐにリィザを隠れる場所へと案内した後アンジュの元へとすぐに向かった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

そしてサラの世界で、レオンがすぐさま出撃する準備をしていた。

レオンが着ていたライダースーツはボロボロだった為、サラがこの世界で戦争に使っていた500年前の戦闘服をレオンに渡した。

 

※因みにレオンに渡した戦闘服は上がオリーブドライのタクティカルジャケットと下はタクティカルパンツのダークアースのズボンにタクティカルブーツのブーツイン、そしてマルチポーチベルトに固定ハーネスを装備していた物です。

 

「500年前の戦闘服にしてはしっかりとしているな」

 

「急遽レオンの装備が必要だと聞いて用意したのです。手薄なものですが我慢して下さい」

 

「いや良いさ。ボロボロのライダースーツよりマシさ、さあてあっちの世界に行こう」

 

レオンの言葉にサラ達は頷いて龍神器達に乗り込み、レオンもヴェルトサーガに乗り込む。

 

《さあレオン、進化した我の初の出陣だ。気を引き締めろ》

 

「ああ分かってるさ。行くぞ!!!」

 

レオンは新しくなったコックピットのコントロールバーを握り、足のスラスターペダルを踏む。

 

ヴェルトサーガの新たな光の翼『シャイニングウイング』が展開されて、バックパックのスラスターが点火し空へと飛ぶ。

サラ達の龍神器達もヴェルトサーガに続き、空高く飛んだ後にレオンはヴェルトサーガに念じる。

 

「さあ…アンジュの居る場所まで飛んでくれ…ヴェルトサーガ」

 

《ああ…任せろ》

 

するとヴェルトサーガのカメラアイがより光始め、ヴェルトサーガの色が青色へと変化し始めて龍神器達と共にアンジュ達の世界へと飛んだ。

 

そしてタスク達のアークガーディアンでも出撃準備をしていた。

各自のライザーメイル達とエクゾディアスの準備にタスク達の表情は緊張が走る。

 

「タスク、お前はアンジュの救出に向かえ」

 

っとアラドの指示にタスクは振り向く。

 

「えっ?何で?」

 

「エクゾディアスの話を聞いただろ? エンブリヲよりドレギアスが一番危険な奴だと聞いてはいジッとしています何てやってられないからな。お前はすぐにアンジュの救出に向かうんだ」

 

ドレギアスの言葉を聞いて、タスクの表情により引き締まる。

 

「分かった!すぐにアンジュの元に向かうよ」

 

そう聞いてアラドは頷いてアースライザーの元に行く。

するとアラドはアースライザーをみると、アースライザーに何やら装甲版の様な物が装備されていて、そして後部には補助スラスターと補助武器が搭載されていた。

 

「これは…」

 

アラドがアースライザーの装備に目を奪われているとジュンが寄って来て言う。

 

「ああ、レオンの親父さんから新しい武装と装備を付けておいたって言ってたぜ。ライザーシリーズの追加物だって言ってよ」

 

そうジュンが他のライザーメイルの方を見ると、ダッシュライザーには各部にビーム砲やキャノン砲にミサイルポッド、少しだけの装甲版に補助ブースターが付けられていた。

ウイングライザーにはあちらこちらにスラスターとブースターが装備されていて、超高機動型になっておりマシンガンと補助の装甲版が装備されていた。

 

皆が見ているとジェームズがやって来た。

 

「皆凄いだろう。今度の戦いに備えて各機に武装と装備を付けておいたんだ、『ダッシュライザー/フルウェポン』と『ウイングライザー/フルバーニア』に『アースライザー/フルアーマー』だ」

 

その事にジュン達な目を奪われていた。そこにヒュウガもやって来て言う。

 

「エンブリヲよりも危険なドレギアスを相手にするんです。これくらいしないといけませんからね」

 

「有難う先生!」

 

そう言ってジュン達はライザーメイル達に乗って起動準備を始め、タスクはエクゾディアスに乗って準備を始める。

 

《さあタスク、これより先は本当の死闘に場だ。覚悟は出来ているな?》

 

エクゾディアスはタスクにそう言い、タスクは頷きながら言う。

 

「ああ、アンジュを助ける為なら死にに行く準備は出来てるさ!」

 

《フッ、大した覚悟だ…、では行こう》

 

そう言ってエクゾディアスはハイパービームライフルを持ち、アークガーディアンが海に浮上してカタパルトが開く。

 

「パラメイル隊!出撃します!!!」

 

タスクが言った途端に各機は出撃してミスルギ皇国へと飛んで行った。

 

まもなくアンジュの救出ミッションが始まろうとしていた。

 




はい、ヴェルトサーガとエクゾディアスの喋っている事、不思議に思う人もいると思いますが、全てレオンとタスクが持つスピリットリングが影響ですので。

ヴェルトサーガの声担当は玄田哲章

エクゾディアスの声担当は大塚明夫

この二人です!
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