クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア 作:ライダーGX
アンジュを捕まえようとした時にレオン達の登場でエルシャ達とガイラス達はより警戒を強め、アンジュはヴェルトサーガを見て通信を入れて来る。
「レオン!あなたレオンなの!?」
「アンジュリーゼ様、レオンさんのヴェルトラトスの姿が妙に違う様な…」
モモカがアンジュにそう聞いてくる中でヴェルトサーガから通信が帰って来た。
『ようアンジュ、無事でなによりだ』
「レオン! あなた無事だったのね!それに何でサラ子と一緒に?」
「アンジュリーゼ様、お知り合いですか?」
するとサラからアンジュに通信を送る。
『しばらく見ない間にとても淫らになって、それに風下だと何だか臭いますわ』
「うっ…」
サラに痛い所を突かれるアンジュは思わず表情を歪め、レオンはもの凄く呆れた表情をしながらサラに言う。
『あのな…コックピットに入っていたら臭いはしないだろう』
『あら、龍神器のコックピットは気圧や空気を安定するためには外の空気を取り入れるのですよ』
『そうなのか?ヴェルトサーガ』
《恐らく設計上、龍神器はその仕組みはされているな》
っとヴェルトサーガが喋った事にアンジュとモモカは勿論の事、エルシャ達とガイラス達もその事に驚きを隠せない。
「何?!今あれから声が…!?」
「耳疑うし…!」
「おいガイラス!あれってよ!」
「あり得ねえよ!俺がこの手でぶっ潰してやる!!」
そう言ってガイラスはイントゥルを動かし、ヴェルトサーガに向かって飛んできた。
するとナーガはすぐさまレオンに言う。
「おい!来たぞ!!」
「分かった、丁度良い…ヴェルトサーガの能力を試す時だ。準備は良いか?」
《何時でも良い、では行くぞ!!》
ヴェルトサーガは左腰にある専用武器で聖剣『アーティファルソード』を抜き、金色の刃を輝かせながら構える。
《アーティファルソード!!》
ヴェルトサーガがそう叫んだ事にガイラスはキレる。
「ゴチャゴチャとうるせぇ!!!!!」
ガイラスはイントゥルのもう一つの専用武器である棍棒『ヘビィメイス』を構えて突進し、力任せで振りかぶる。
っがヴェルトサーガはそれを剣先で止めて、それと同時に弾く。ヘビィメイスをいとも簡単に弾かれた事にガイラスは驚きを隠せない。
「何ぃぃぃぃぃ!!!??」
「今度はこっちの番だ!」
レオンはアーティファルソードを一気に振り下ろすと同時にガイラスのイントゥルの両腕と両足が一瞬でバラバラになって行った。
ガイラスのイントゥルが一瞬で大破された事に皆は目を見開く。
それにはアンジュ達も驚く。
「凄い…!」
「前よりも機体性能が数倍…いえ、数十倍に上がっていますわ!」
ヴェルトサーガに乗っているレオンもそれには驚きを隠せなかった。
「すっげ!お前の本当に力はこんなにも凄かったんだな!」
《当然だ、だがこれはまだほんの四割しか出してはおらん》
「なっ!これでまだ四割!?」
ヴェルトサーガの言葉にレオンは驚く、ヴェルトサーガはまだ四割ほどのパワーしか出していないと言う事に驚かない事は無い。
すると別の方向からシェレナのシャバシティがガトリングキャノンを撃ちまくってやって来る。
「近距離戦があれなら遠距離はどうだ!!!」
ヴェルトサーガは後ろに下がりながら、ハイパービームライフルを取り出して先端にある物を取り付ける。
それはヴェルトサーガに新たに追加された弾頭武装である。
そして弾頭を取り付けたハイパービームライフルを構えて撃つ。
《スパイラルクラッシャー!!》
すると放たれた弾頭から無数のビームが放たれて、それにはシャバシティは回避する事は出来ず、スパイラルクラッシャーを受けて仕舞い、シャバシティの装甲が完全にバラバラになって行った。
スパイラルクラッシャーの無数のビームの威力はとても高く、通常のライフルよりも破壊力はかなり高い。
「ば!馬鹿な!!」
シェレナは信じられない事に叫びながら落ちて行き。それにはエルシャ達は唖然とする。
「何…あの強さ?」
「嘘…!」
そうエルシャが呟いていると…。
「何をしているのだ!」
っとそこにカロルが乗るゼストバーンが現れて、エルシャ達の隣に来る。
「さっさとアンジュリーゼを捕まえろ!エンブリヲ閣下のご命令だぞ!」
「分かってるよ…!勝手にエンブリヲ君の事を軽々しく呼ばないで!」
そう言った後にエルシャ達が動いて、レオンがアンジュに言う。
「アンジュ!ここは俺達に任せて先に逃げろ!」
「…それじゃ、お言葉に甘えて!」
アンジュはレオンの命令に従い、その場から逃げる。
「逃がさんぞ!!」
カロルが追いかけようとしたのをレオンが立ちふさがる。
「そう簡単に行けると思ったか?」
「悪いが貴様に様は無い!!」
するとカロルのゼストバーンに搭載されている閃光兵器『ライディアン』がヴェルトサーガに放たれて、それによりレオンは目をくらむ。
「ぐっ!!」
その隙にカロルがアンジュを追いかけて行く。
《レオン!奴が行ったぞ!》
「不味い!サラ!!俺は奴を追う! そっちを頼めるか!?」
『お任せを! 戻ったらまた私と楽しい事しましょうね♪』
『何!!?サラマンディーネ様今!! 貴様!!やっぱりサラマンディーネ様に何かしたな!!!?』
『今はそれいいから!』
ナーガの暴走にカナメが必死に抑えて、レオンはナーガの問いを無視してすぐにカロルの後を追った。
サラはレオンが行ったのを確認したのち、機体を動かす。
「さあ、通していただきましょうか…アウラの元に!!」
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そしてミスルギ皇国へと向かっていたタスク達、ココ達は別の場所で待機を命じられていて今は居ない。
しかしミスルギ皇国の状況の異変に気付いたロザリーが皆に問う。
「おい皆、何か変だ。もう戦闘が始まってる!」
「あぁ?」
ヒルダはそれに眉を顰め。タスクが乗るエクゾディアスがすぐに気づいた。
《ヴェルトサーガだ》
「えっ?ヴェルトサーガ??」
タスクはエクゾディアスが言った言葉に頭を傾げ、エクゾディアスはそれに答える。
《ヴェルトラトスが進化した機体の事だ。奴がもう来ていて戦闘を開始した様だな》
「ヴェルトラトスって事は!」
「レオンはもう来てるって事だね!」
ジュンとコモンがその事に喜びを上げ、アラドもリアースも顔を見合い頷く。
するとヴィヴィアンが何やら鼻をかぐ。
「クンクン…!タスク!ヒルダ! アンジュあっち!!」
「えっ?」
「はぁ?」
タスクとヒルダはヴィヴィアンの反応を見て振り向く。
「アンジュあっち~~!!」
っとそう言ってヴィヴィアンは違う方向へと向かって行く。
「クソっ!どうなってるんだよ!?」
そう舌打ちをするロザリー。
すぐにヴィヴィアンの行動に気付いたタスク達。
「そうか!ヴィヴィアンはシルフィスの一族だから分かるんだ!」
「やっぱヴィヴィアンの嗅覚は凄いな!」
《実は我は最初っから気づいていたがな》
とエクゾディアスの問いにタスクは思わずズッコケる。
「ええ~!!何でもっと早く言わなかったの!?」
《フッ、少しからかって見ただけだ》
エクゾディアスのからかいにタスクは少しばかり不機嫌そうになり、すぐさまアンジュの元へ飛ぶ。
そして追ってを避けながらもアンジュは何とか逃げ切っている。
「モモカ!追っては?」
「今のところは…」
そうモモカが言っていると…。
『アンジュ居た~!!』
通信にヴィヴィアンの声が聞こえた事にアンジュは前を向くと、タスク達が向かって来る様子が見えた。
「すっげぇ~…、本当に居た」
ロザリーはヴィヴィアンの嗅覚に思わず感心した。
「助けに来たぞ!アンn「アンジューー!!!」ぶ!?」
ヒルダが言おうとした時にタスクがアンジュに向かって叫んで、それに割り込まれた事に思わず言葉を詰まらせる。
そしてアンジュはタスクの声を聴いた途端に目に涙を出て来る。
「タスク!!(良かった…!生きていてくれて!!)」
っとその時だった。
アンジュのヴィルキスに向かってクリスのテオドーラがビームライフルを構えて狙撃して来た。
「はっ!!アンジュ!!」
ヴィヴィアンがそれに叫んだ事にアンジュは後ろを向くと、既にビームがまじかに迫っていて、それにタスクは叫ぶ。
「エクゾディアス!!!」
《おう!!》
するとタスクの腕輪が光り、エクゾディアスの機体の色が青色に変化して、アンジュの元に短距離ジャンプする。
ヴィルキスの後ろにエクゾディアスが現れて、両腰の剣『グランジャベリン』を抜いて構え、連結させないで両手剣として扱い、ビームを切り落とす。
「あっ!!」
クリスはそれに思わず声を上げる。
そしてタスクはアンジュの方を振り向く。
「アンジュ…!」
「タスク! やっぱりあなたの機体もレオンと同じ様に?」
「うん!それよりも君が無事で良かった…!」
タスクがアンジュの安否に安心していると。エクゾディアスが敵機の気配に気づく。
《タスク!来たぞ!!》
「!?」
タスクが振り向くと、カロルのゼストバーンとクリスがやって来る。
「騎士長!アイツだよ…!」
「アイツは!だが来た所で変わりはない! アンジュリーゼは貰って行く!!」
『悪いがそれは無しだ!』
っと二人が振り向くと、レオンのヴェルトサーガがフルスロットルでやって来て、ヴェルトサーガがアーティファルソードを抜き、レオンが奥義を放つ。
【真空剣/双牙!!】
真空剣を二度放ち、より切れ味を上げる奥義【真空剣/双牙】、真空剣/双牙の剣撃に二人は間一髪で交わす。
「「くっ!!」」
「(チッ、外したか…)」
レオンがすぐにタスク達の元に行き、アンジュの前に立って武器を構える。
「レオン! 無事だったようだね!」
「こっからは先へは行かせないぞ!」
「そうだね!!」
タスクもアンジュを庇うように盾になり、グランジャベリンを連結させて構える。
「邪魔をして…!」
「アンジュは連れて帰る…邪魔しないで!」
カロルは専用武器の剣『アーバルス』を抜き、クリスも剣を抜いて構える。
レオン達が睨み合っているとジュン達がレオン達の前に出る。
「レオン!タスク! 此処は俺達に任せろ!!」
「今の内にアンジュをここから逃がしてやって!!」
「俺達も後で追いかける!」
その言葉にレオン達は思わず唖然とする。
「お前等…、分かった!行くぞ!タスク!アンジュ!!」
「分かった!!」
タスクはそう言ってアンジュと一緒にレオン達と共に逃げ、そしてジュンたちはカロルと、ヒルダたちはクリスと対決する。
「アンジュはあたしが貰ってく!邪魔すんな!!」
「へぇ~…助けに来たんだ…、私の事…見捨てたくせに!!」
クリスは怒りをぶつけるかのようにビームライフルを撃って来て、それをヒルダはかわして、アーキバスをアサルトモードにクリスと戦う。
そしてジュン達はダッシュライザー達をバトルモードへと変形させてカロルと立ち向かう。
「貴様等、我らフェメシスに歯向かうとどうなるか思い知るがいい!!」
「へっ!どう思い知るって言うんだよ!」
「悪いが歯向かう事にはなれているんでな!!」
ジュンとアラドはワイグショットとレックステールショットをカロルに向けて撃ち、それをカロルは回避し、アーバルスを構えながら向かって行く。
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皆が戦っている様に準備に手間取り、遅れてしまったドレギアスが上空からその様子を見ていた。
「フッ。何ともモロイな、フェメシスの者達は…それよりも」
ドレギアスは一足早くその場を去っているレオン達の方を見る。
「女を先に逃がすのが先決と言う訳か…、だがあの侍女が側に居るだけバレると知っているはず」
ドレギアスのその言葉が的中になるとレオン達はまだ知らなかった。
レオン達は何とかミスルギへと脱出する為に飛行を続けてはいた。しかしその時モモカに異変が起きる。
「うっ!」
「モモカ?どうしたの?」
アンジュがモモカに問うも、モモカは何も答えずにアンジュの手を掴み、操縦桿から離す。
それにアンジュは驚きながら動かそうとするも、モモカの力とは思えない程の腕力でビクともしなかった。
徐々に高度を落として行くヴィルキスの異変にレオン達は気づく。
「アンジュ!?」
「どうした!!」
するとヴェルトサーガとエクゾディアスがモモカの異変の状態に気づいた。
《あのモモカと言う娘、エンブリヲに操られている!》
「何!?」
ヴェルトサーガが言った言葉にレオンは驚く。
《エンブリヲはマナを持つ人間を操る事が出来る。元々マナを生み出したのはアイツだからな》
「くっ!!」
エクゾディアスが言った言葉にタスクはそれに舌打ちをし、すぐさまレオンと共にアンジュの後を追いかける。
そしてヴィルキスは近くのビルの屋上へと不時着してアンジュとモモカは外に放り出される、ぶつかった衝撃でモモカは正気に戻った。
「あれ?私は今…」
「モモカ!?」
「やれやれ、強情な花嫁だ」
聞き覚えのある声にアンジュはもの凄く驚いた表情をし振り向くと、近くのベンチに座っていたエンブリヲが居た。
エンブリヲは呼んでいる本を閉じて、立ち上がって人差し指をアンジュに向ける。
「またお仕置きが必要かな?」
「っ!!!!」
エンブリヲの指を見た途端、アンジュの心に途轍もない恐怖心が襲い掛かろうとしていた。
っとその時だった。
『真空剣!!!』
空からレオンの真空剣がエンブリヲの身体を切り裂いて、エンブリヲの身体は真っ二つになる。
「ぶあっ!!!」
そしてアンジュ達の後ろにヴェルトサーガとエクゾディアスが降り立ち、レオンとタスクは降りてアンジュ達の元に行く。
「アンジュ!!」
「大丈夫か!?」
「レオン!タスク!」
アンジュとモモカはすぐさまレオン達の元に行き、タスクはある方を向いてレオンに言う。
「レオン、気を付けて。あいつがエンブリヲだ」
「…ああ、その様だな」
レオンはタスクが見る方を見ると、エンブリヲはまたしても別の場所から現れて、何ともなかったかの様な風に歩き出す。
近寄って来るエンブリヲにレオンは前に出て言う。
「お前がエンブリヲか。何ともゲスな顔だな」
「フッ、猿が馴れ馴れしく聞くでない。さあ…アンジュを返して貰おうか」
っとその事にアンジュはすぐさまタスクの後ろに隠れ、レオンはエンブリヲの言った言葉に鼻で笑う。
「へっ!クソ猿が猿って言うか…笑えるぜ」
レオンがそう言った事にエンブリヲはレオンにわずかながら怒りを覚え様とした時だった。
上空にカロルと戦っていたジュン達が移動して来て、カロルはエンブリヲの姿を確認して動きを止める。
「エンブリヲ閣下!」
そしてジュン達もレオン達の姿を確認する。
「レオン!タスク!」
「それにアンジュ達も居るよ!」
ジュン達はすぐさまレオン達の元に降りて来て、カロルもエンブリヲの元に降下して降りる。
そしてジュン達がレオン達と合流したその時。上空からディアブロが突如現れて、それによりレオン達はディアブロを見る。
「あれは!!」
「ドレギアス…!!」
レオンはドレギアスを鋭く睨みつけ、ディアブロからドレギアスが降りて来て、エンブリヲの隣に降り立つ。
「どうやら面白い程の舞台になって来ているではないか」
「君が面白くても私が面白くないがな…」
エンブリヲはそう呟きながらドレギアスに言い、ドレギアスは笑みを浮かばせながらレオン達を見る。
「さあ…我が最高の舞台の幕上げだ、楽しい戦いをしようではないか…オメガメイルの選ばれしライダーたちよ!!」
っと大太刀を構えながらレオン達に言うドレギアスであった。
レオンのエンブリヲに対する口答え、結構考えましたが…流石にこれだけしか思い浮かびませんでした(笑)