クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア 作:ライダーGX
レオン達がドレギアス達を抑えている間にシャークレイスでミスルギから逃走するアンジュとモモカ、そして夕暮れになって来て海岸線が見えたのをアンジュがモモカに言う。
「モモカ!海よ!!」
アンジュがそう言った時にモモカがアンジュの腕を掴み、スロットルを離す。
「えっ?!モモカ!?」
アンジュがまたしてもモモカの行動に驚く、そして降りて行く先を見るとある広場でテーブルに座っているエンブリヲが紅茶を飲んで待っていて、それにアンジュはまたしても驚く。
「!!?(変態ストーカー男…?!)」
そしてシャークレイスは着陸して、操られているモモカはアンジュを強引に下ろしてエンブリヲの前に連れて来る。
エンブリヲは紅茶をテーブルに置いて、アンジュの元に近づく。
「アンジュ、怒っている姿も素敵だね」
「来るな!!!」
怒鳴りながらアンジュは離れようとするも、モモカが強引に捕まえエンブリヲの前に立たせる。
アンジュはモモカの異変に問う。
「どうしちゃったのよモモカ!!?」
「マナを持つ人間達は私の支配下にある。忘れたのかね?」
っとエンブリヲに言われた事にアンジュはエンブリヲを睨みつける。
しかしエンブリヲは徐々に表情を恐ろしくしていく。
「何故…そこまで私を拒絶する?」
するとエンブリヲは突如消えて、アンジュの後ろに現れる。
「あの
「!!?」
そしてアンジュが驚く中でエンブリヲはアンジュの腕を掴んで拘束し、アンジュは振りほどこうとするもビクともしなかった。
「っ…!(助けて…タスク!!)」
そしてそこにヒュウガが操るフェルヴォルグが到着して、つかまっているレオンとタスクは降りて前に出て、ヒュウガもフェルヴォルグから降りてレオンとタスクの横に並ぶ。
レオンとタスクはアンジュを捕まえているエンブリヲに怒鳴りながら叫ぶ。
「そこまでだグロゲス野郎!!」
「アンジュを離せ!!」
「レオン!タスク!先生!!」
アンジュは三人が来た事に喜びの表情を浮かばせるが、エンブリヲはそれに鼻で笑う。
「フッ!」
するとモモカがエンブリヲの剣を持ってレオン達に向かって行き、それにレオンとタスクが驚く。
「「モモカ!!?」」
そしてモモカはレオン達に剣を振り、それをレオン達は防御しながら後方に下がり、それにレオンとタスクはモモカの行動に気付く。
「そうか…!エンブリヲがモモカを!」
「卑怯な事を…!」
それにエンブリヲは笑みを浮かばせながら言う。
「そうだ、私がその女に身体能力を極限まで高めた。それにお前たちにその女を殺せるか?」
「「くっ!」」
「私を忘れては困りますね、エンブリヲ」
っとヒュウガはモモカに向かって行き、モモカはヒュウガに向かって行き剣を降る。
それをヒュウガは簡単にかわしてモモカを捕まえ、モモカに白と青のカプセルを飲ませる。するとモモカは強引に振りほどき構えたその時。
モモカの目のハイライトが元に戻り、それによりモモカは正気に戻った。
「…あれ? 私…どうして?」
「「「モモカ!」」」
レオン達は元に戻ったモモカを見て、それにエンブリヲは驚いてヒュウガを見る。
「ヒュウガ…貴様!」
「ええそうですよエンブリヲ、私はあの薬をモモカさんに飲ませたのです」
それによりエンブリヲはヒュウガを睨む、そしてヒュウガはレオン達に言う。
「さあレオン、タスク君。今の内にエンブリヲを!」
「「ああ!(はい!)」」
っとエンブリヲは薄々気になって居たレオンの事に気が付く。
「(レオン…?どこかで……! 成程…そう言う事か)フフフ…、成程な…」
「? 何が可笑しいんだ?」
レオンはエンブリヲが自分を見て笑ったいる事に気が付き問い、それにエンブリヲは言う。
「貴様、何故自分がノーマだと思っている?」
「…貴様の問いに答えると思うか?」
「レオン、聞いちゃ駄目だよ」
タスクがそうレオンにいい、レオンは「分かっている」と言うが、エンブリヲはレオンに言い続ける。
「お前は自分が“存在しない男”である事を…ヒュウガから聞いているか?」
「!? どう言う事だ!」
「お前は…ノーマでも私とヒュウガが創り出したホムンクルスではない。お前は『別の世界からやって来た人間』なんだよ」
っとエンブリヲの言葉にレオンは驚き、ヒュウガはしまった表情をする。
「エンブリヲ!!!」
「ヒュウガ…貴様の甘い所だ。自分をノーマだと思い込んでいる奴にどうして何も説明しなかったのだ? まあお前の事だ、いつも後から説明して知って貰うつもりだったのだろう」
「くっ…」
ヒュウガは歯を噛みしめながら悔やみ、レオンはエンブリヲの衝撃な言葉を聞いてヒュウガに問う。
「先生…、それは本当なのかよ」
「……エンブリヲの言った言葉、間違いなく事実です」
それにレオンだけではなく、タスクとアンジュ、そしてモモカのその言葉に驚きを隠せない。
あのヒュウガがエンブリヲの言葉に素直に頷いたのだからだ。
「私とジェームズ達はレオンがある時今の状態での姿で時空からやって来た事に驚き、傷ついた介護しました。
しかしすぐにレオンは何らかの影響で身体が幼児化してしまったんです、その原因は私にもわかりませんでした。どう言おうと迷ってました…私とジェームス達は」
その言葉にレオンは驚きを隠せず、そして戸惑っていた。
自分が一体誰なのか…そして一体何者なのかと…。そして今まで過ごしてきたジェームズとミライとの時間は嘘だったのかと…。
「まあ、私にはそんな事は気にもしないがな、お前等はオメガメイルのライダー…此処で死ね」
っとエンブリヲが銃を取り出してレオンに向けて撃つ。
っがレオンはすぐさまアースセイバーを抜いて、エンブリヲが放った銃弾を切り落とす。
それにエンブリヲは驚く。
「!!?」
「…俺は、正直戸惑いはないとは嘘になる。だが例え俺が別の世界の人間であっても……俺はレオン・マクライト! ジェームズとミライの息子だ!!」
「「レオン…!」」
タスクとアンジュはレオンの強い前向きの心に見て笑顔が出て、ヒュウガはレオンの心の強さに頷く。
エンブリヲはレオンが落ち込まない事に鼻で笑い銃をしまう。
「フッ、まあいいさ…いずれお前は崩れるさ、…ドレギアス。此処に来い」
っとレオン達の前にドレギアスが現れて、それにレオン達は警戒する。
「「!!?」」
「やはり呼ばれる事になるか…、仕方ない」
そしてドレギアスは大太刀を抜いてレオン達に向かう、レオンとタスクは剣を構えて迎え撃つ。
しかしドレギアスは先ほどとは違い大太刀を見えない速度で斬りつけ、それにレオンとタスクは対応しきれず、身体に傷を負いながらも耐えていた。
「「ぐっ!!!」」
二人は倒れ込みながらもドレギアスを睨みつけて、怒鳴る様に問う。
「お前!さっき引いたんじゃなかったのか!!」
「我はエンブリヲが無理矢理連れ込まれただけに過ぎん、来てしまった以上…此処でお前たちを倒す」
っとそう言い向かって行く。
「レオン!タスク!!」
アンジュは助けようにもエンブリヲに捕まったまま動けなかった。
すると戦いの様子を見ているモモカは持っている剣を見て、そして決心をする。
「タスクさん!アンジュリーゼ様をお願いします!!」
「!? モモカ!?」
タスクはモモカの言葉に振り向き、そしてモモカはエンブリヲに向かって行く。
「えーーーい!」
「ん?」
モモカはエンブリヲに向かってふらつきながらも剣を振り下ろし、アンジュを引き離してエンブリヲに向かって行く。
「フッ、愚かな」
っとエンブリヲは銃を構えてモモカに目がけて撃ち、それにモモカは胸に銃弾を受けてしまうも、そのままエンブリヲに向かって行く。
「マナの光よーー!!!」
するとモモカは車をマナで動かし、エンブリヲはまだ動けるモモカを見て驚いた。
「何…!」
「やああーーーーッ!」
モモカはそのまま剣をエンブリヲに向かって突き刺し、車はモモカとエンブリヲに突っ込んで行き、二人を巻き込んで壁を突き破って崖へと落ちて行く。
「モモカ!!」
アンジュはすぐさま崖へと落ちて行モモカに向かうも、既に落ちて行ってしまい、そして車は地面に直撃して爆発していった。
その光景を見てしまったアンジュは信じられないまま唖然としてしまう。
「モ…モモカーーーーー!!!!」
そしてレオンとタスクはアンジュの悲鳴を聞いて、互いの顔を見て頷き、同時に蹴ってドレギアスを引き離す。
「「先生!!」」
それにヒュウガは頷いて、刀でドレギアスに向かって行き、ドレギアスは大太刀を構えてヒュウガの刀を受け止める。
「お前か…」
「レオン達の…邪魔はさせません!!」
そしてレオンとタスクは悲しみに受け止めきれずにいたアンジュに向かい、タスクがアンジュを持ち上げてシャークレイスに向かう。
しかしアンジュはモモカの事で頭が一杯だった。
「待って…タスク、モモカが…モモカが! お願い!レオン!タスク!!モモカを!!」
そしてシャークレイスにアンジュを乗せた瞬間、タスクの右肩に銃弾が撃ち込まれ、それにレオンが見る。
「ぐっ!!」
「タスク!!」
「フフフ…」
っとレオンは違う方向を見ると、またしても傷一つないエンブリヲが立っていて、銃を構えて笑っていた。
「エンブリヲ!!!」
「この私があのくらいで終わると思っていたのか? 全く猿は猿だな…それに私から離れて行ったホムンクルスなど、もう私には必要ない」
「貴様…!『ぐおっ!!』!?」
レオン達はヒュウガの方を見ると、ヒュウガがドレギアスに腹部を大太刀で突き刺された所だった。
「「「先生!!!」」」
「フン、たわいない」
そうドレギアスは大太刀を抜き取り、その場にヒュウガは倒れ込んでしまった。
エンブリヲはヒュウガが倒れた事に笑みを浮かばせながらドレギアスに言う。
「流石だね、ドレギアス」
「フッ…」
「く…!(ドレギアス…エンブリヲ!!)」
「よくも…モモカと…先生を!!」
アンジュがエンブリヲに突っ込もうとした時、タスクがアンジュの腕に手錠をかけてハンドルに固定し、アンジュはそれに驚いてタスクを見る。
タスクはシャークレイスのコンソールを見て、ある事に気が付く。
「(これはもう一つの小型艇の似ている…これなら)」
っとタスクはすぐさまコンソールを操作して、ある座標へと設定したのちロックしてオートパイロットにする。
レオンはそれに問う。
「リアースの機体に何をした?」
「…少しね、君は生きるんだアンジュ。必ず戻るから…君の元に」
タスクは笑顔でアンジュに言い、それにアンジュは頭を横に振る。
「駄目…駄目よ!タスクッ!」
っと次の瞬間、タスクがアンジュに突如キスをして、それにアンジュは思わず唖然とし、そして少し頬を赤くする。
そしてキスを終えたタスクは持っているネックレスをアンジュに渡し、シャークレイスはアンジュを乗せて自動で飛び立っていく。
「タスク……レオン!!」
そしてタスクはレオンの隣に並ぶ、エンブリヲはその事に怒りがあふれ出る。
「下郎が…!」
エンブリヲが怒りが出てくる中でドレギアスは少々笑いながら見る。
「フフフ……面白い、さて…終わらせようか、オメガメイルのライダー達よ」
ドレギアスは大太刀を構えてエンブリヲも剣を構える。二人は互いに背中合わせにしているとレオンはタスクの行動に少しばかり呆れる。
「タスク…、あの場面は別れのシーンっぽいぞ」
「フフッ、もしレオンもサラマンディーネさんとあの場面だったら同じ事するでしょ?」
っとその事にレオンは笑みを浮かべる。
「ああ、そうだな…さてと。準備はいいか?」
「ああ」
そう二人は決心を決めて武器を構えた時だった、ヒュウガのフェルヴォルグが突如動き出し、ドレギアスとエンブリヲに向けて機関銃を放つ。
それにドレギアスは瞬時にかわして飛び、エンブリヲはそれに貰ってしまったて倒れ込む。
二人はフェルヴォルグの方を見ると…。
《二人とも!!今すぐ私に乗ってください!!》
っとフェルヴォルグからヒュウガの声がして、それにレオンとタスクは驚きを隠せない。
「「せ!先生!!?」」
ドレギアスもその場で着地してフェルヴォルグの様子に驚く。
「まさかあいつも…!」
そしてレオンとタスクは考えるのは後にして、フェルヴォルグに掴まり。フェルヴォルグはその場から上昇して行き、現れたエンブリヲはフェルヴォルグを見ながら睨む。
「ヒュウガ…まさか貴様!!」
《こればかりは“あなた”も同じでしょう、行きます!!天龍奥義!!【爆裂天龍派!!!】》
フェルヴォルグから奥義『爆裂天龍派』が放たれ、地面に直撃して大爆発が起きる。
同時にフェルヴォルグはレオンとタスクを連れてその場から離れて行き、それにレオンは慌てて言う。
「待ってくれ先生!! モモカが!!」
《大丈夫ですレオン、モモカさんなら既に後ろに》
その言葉にレオンとタスクは後ろを見ると、既に気を失っているモモカが寝かされていて。それにレオンとタスクは驚きを隠せなかった。
「い…いつの間に?!」
レオン達は確かにモモカが崖から落ちて行ったのをこの目で見た、それが何故ここに居るのか分からなかった。
《そう言う事です、アンジュさんの元に向かいたいのですが…今は安全な場所に向かいます。今しばらくの辛抱です》
そう言ってフェルヴォルグは危機を脱する為その場から離れて行った。
その爆発はミスルギから去って行くアンジュの目からはレオン達が爆発して行ったと勘違いを受けてしまう影響を与えてしまった。
ええ~…、この話でレオンの秘密。そしてヒュウガのもう一つの正体を出しました。
なんだが話がややこしくなってすいません。どうしても書いていったからこんな風になってしまいました。