クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア   作:ライダーGX

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いよいよ最終話に突入!

この調子で続けて行きます!


最終話 天空の元へ… 前編

レオンとタスクはアンジュとサラをドレギアスに連れ去られた事にショックを隠せず、アークガーディアンへと戻っていた。そこにはサリア達も居た。

先に帰投していたジュン達はアンジュ達が居ない事に気付く。

 

「おいレオン、アンジュちゃんはどうしたんだよ?」

 

「サラマンディーネ様は何処だ?」

 

「……ドレギアスに連れ去られた」

 

それにジュン達は驚きを隠せられない。

無論ナーガはレオンに怒りを露わにして掴み掛ろうとするがしなかった、それはレオンの手には血がにじみ出る程拳を強く握りしめていて、ナーガは一言も言えなかった。

 

するとそこへフェルヴォルグが帰投して来て、それにレオン達が見る。

 

「先生…、っ!ジル!?」

 

「アレクトラ?!」

 

負傷しているジルを見てサリアは驚き、マギーとメイがすぐさまやって来る。

 

「アレクトラ!」

 

「マギーさん!!すぐに担架を早く!!」

 

「分かった!!」

 

ヒュウガの指示にマギーは担架を持って来ようするが、それをアレクトラは…。

 

「ヒュウガ…、もう無理だよ…」

 

『『『『!!?』』』』

 

ジルが言った言葉にレオン達は驚く。

 

「何を言っているんです!!? 貴女の傷は…っ!」

 

ヒュウガはジルに言おうとしたが言葉が止まってしまう。

既にジルの腹部の血はもう何とも言えない状態になっていて、それにヒュウガはもう分かってしまった。

 

ジルはそれに少しばかり笑みを浮かばせて皆に言う。

 

「それと…皆に頼みがある…、煙草くれ…」

 

 

 

 

格納庫でジルを抱えるマギーはジルの煙草に火を付け、ジルに吸わせる。

ヒュウガはレオンとタスクの話を聞いて頷く。

 

「そうですか…ドレギアスの正体は異次元生命体」

 

「ああ、奴はサラ達を連れ去って一体何を…」

 

レオンがそう呟く中でサリアはジルに寄り添って、涙を流していた…。

 

「ああ…ごめんなさいアレクトラ、私…なんて馬鹿な事を…!」

 

「ほんと…アンタは私にそっくりだ…、まるで妹の様に…」

 

「えっ…?」

 

意識が薄れるジルの言葉にサリアは思わず見る。

 

「真面目で…泣き虫で…思い込みが激しい所から…男の趣味までね。だから…巻き込みたくなかったんだ、アンタを」

 

「アレクトラ…」

 

ジルの本当の思いをようやく知ったサリアはこの時に理解した。

危険な真似をさせたくないとジルはそう思ってあれだけ厳しくあたっていたのだと。

 

「ゴメンな、強く…当たって」

 

ジルはサリアの頬をなでながら今までの事を謝り、それをサリアは優しく受け止める。

 

「アレクトラ…!」

 

「フ…、タスク。お前に頼みがある」

 

「アレクトラ?」

 

タスクはアレクトラの近くにより、アレクトラはタスクに頼みを言う。

 

「サリアを…優しく見守ってやってくれ。兄代わりとして…出来るだろう?」

 

「アレクトラ……分かった」

 

「良かった…サリア。最後に…あんたと──」

 

ポツン…。

 

っとジルが加えている煙草が落ちて、それに気付くサリアはジルを見る。

 

「…アレクトラ?」

 

サリアが問うも、もうジルは目を閉じていて息を引き取っていた。

 

「…!アレクトラアアアアア~!!!」

 

それにサリアはジルに抱き付いて泣き叫ぶ。

タスク達はそれには黙った見届け、レオンは息を引き取ったジルを見る。

 

そして艦が大きな揺れにさらされて事にレオン達は気づく。

 

「何だ?!」

 

「時空融合の時間が…」

 

っとヒュウガの言葉にレオン達は気付き、アウローラに居るリィザが報告する。

 

「時空収斂率98%!」

 

「くっ!諦めるな!皆!!」

 

ジャスミンが皆に言うも振動がより激しくなる。

っが突如振動が止まり、それにレオン達は驚く。

 

「振動が…止まった?」

 

 

《ドレギアスはかつてエンブリヲが隠れていた次元の狭間、彼はそこにいます…》

 

 

『『『!!?』』』

 

「だ!誰だ!?」

 

ヒルダが何者かの声に怒鳴り、それに気付いたヒュウガが問う。

 

「まさか…アウラ!!!」

 

そう…アウラがアークガーディアン達の全艦艇をバリアで囲み、時空融合の影響を一時的に阻止していたのだった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

「う、うっ…?」

 

大きなベットで気を失っていたアンジュは目を覚まして起き上がる、そして隣に寝ているサラがいる事に気付き起こす。

 

「サラ子!起きなさい!」

 

「ぅ…アンジュ?」

 

サラもようやく目を覚まして起き上がり、アンジュと共に辺りを見渡す。

そこはなにやら高級そうな部屋で、置かれている物を高級物ばかりであった。

 

アンジュとサラはそれに起き上がろうとした時に今きている服に気付く。アンジュは実家に来ていたドレスで、サラは都で着ていた和服を着こんでいた。

 

二人は何がどうなっているか分からず、取り合えず外に出ようとした時にアンジュがサラの異変に気付く。

 

「っ!?サラ子!!」

 

「え?…はっ!!」

 

サラは自分の特徴である羽と尻尾が無い事に気付く。

 

「これは一体…!」

 

「サラ子」

 

それにサラはアンジュの方を向きながら、今の状況を後回しにして共に外へ出る。

ある廊下に出た二人は外に出る通路を通って外に出る。

 

すると二人の目の前に墓地が並んであって、アンジュはそれに見覚えがあった。

 

「これって…?」

 

「そう…オリジナルのアルゼナルだ」

 

「「!?」」

 

アンジュとサラは上を見ると、ディアブロの肩に乗ってゆっくりと降下してきたドレギアスが見下ろす様にやって来た。

そして彼の手にはサラの特徴である羽と尻尾が握られていた。

 

「ドレギアス!?」

 

「ここは嘗てエンブリヲが隠れ家として利用して来た場所だが、そのエンブリヲには出過ぎた物…この我が使うに相応しい」

 

そうドレギアスが言う事にアンジュは睨みながら言う。

 

「あなた!!そう言って私とサラ子の体が目当て何でしょう!!?」

 

「フフフ…あんな男と一緒にしないでくれ。女の体など興味もない…、我が求めてるのは…お前たちの【歌】だ」

 

「「歌?!」」

 

アンジュとサラはドレギアスの言葉に驚く、ドレギアスが歌に興味がある事を知り言い続ける。

 

「お前たちの歌…【永遠語り】は我の目的である、ザ・コアを出現させるのに必要なのだ。だからお前たちをこの場所に連れて来た…。さあ…歌って貰おうか?アンジュリーゼ、サラマンディーネ」

 

「だれがあなたなんかに歌うものか! サラ子行くわよ!!」

 

「ええ!!」

 

アンジュとサラはその場から逃げて、それにドレギアスは笑みを浮かべる。

 

「無駄だ、ここはお前が知るアルゼナルではない。少し我が誕生した話をしよう…。エンブリヲがこの研究所である実験をしようとしていた、それは多迷宇宙…その次元に飛ぶ為に奴はある物を使った。

【有人次元観測機ラグナメイル】…、奴はそれを使って新たな大航海時代への幕開けと考えた。しかし実験の最中で発生した局地的インフレーションにより奴は次元の最中へと消えた。

同時にここは奴の隠れ家となり、時空が止まった世界で奴は創造主となり自分の思う世界を作り、理想の女を探し出したのだ…」

 

食堂へ逃げるアンジュとサラは既に先回りしているドレギアスが待ち構えている事に驚き、ドレギアスはそれを気にしないまま言う。

 

「しかし、そこで我が誕生した時でもあった。奴の人間の特徴である遺伝子データとこの研究所にいた様々な人間のデータがあの次元の狭間で爆大的なエネルギーを浴びて、我が生まれた…」

 

「「えっ?!」」

 

アンジュとサラはその事に驚きを隠せない。

ドレギアスは多数の人間達からのデータを元に生まれただと言う存在を聞いて…。

 

「だが我の能力はまだ不完全であり、それを完全にするにはザ・コアが必要なのだ。我はそこでエンブリヲに我が能力の一部を分け与え、あの歌を歌える人材を探した…そして見つけた」

 

ドレギアスは永遠語りを歌う事が出来るアンジュとサラを見つけ出しだとそう言いながら振り向き、アンジュとサラはそれに警戒するかのように下がる。

 

「エンブリヲはお前の傲慢さと思いの強さが奴を引き寄せる引きがねとなった事にお前は知るまい、まあそれは良いとしてアンジュリーゼ、そしてサラマンディーネ…。

お前等は我が最初にやって来たあの世界の時に永遠語りを歌ったのを見たので確信し。エンブリヲと同じ様に我を引き寄せる結果と繋がったのだ…」

 

「くっ…!」

 

「あの時…! 不覚…!」

 

アンジュとサラはサラの世界であの歌を歌ったのがドレギアスに狙われた事を知り、歯を噛みしめる。

 

「もう逃げ場はない、大人しく永遠語りを歌え…」

 

「誰が歌うものか!!」

 

パン!!!

 

「うっ!?」

 

「アンジュ!!」

 

アンジュがドレギアスに殴り掛かろうとしたら、逆に殴り返されてしまい、アンジュは吹き飛ばされてしまう。

サラはすぐさまアンジュの元に行き、アンジュを起こす。

 

「無駄な抵抗はよせ、お前では我に勝つ事など出来ん…、大人しく歌え」

 

「誰が…!!」

 

そう言ってアンジュはサラの手を引っ張りその場から逃げるのだった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

一方レオン達の方は、アウラの情報でアンジュ達が居る場所が特定できたのを知り、ヒルダがその居場所の事を問う。

 

「次元の狭間?」

 

《そう、あらゆる宇宙から孤立した特異点からもたどり着けない場所…》

 

「んな所どうやって行きゃ良いんだよ?!」

 

《ヴィルキス…、そしてヴェルトサーガとエクゾディアス。その二機も行く事が可能…ですよね》

 

《無論だ》

 

アウラの言葉にヴェルトサーガが答え、それにレオン達は驚いて振り向く。

 

「本当か!!ヴェルトサーガ!?」

 

「エクゾディアス!!お前もか!?」

 

《ああ、アウラの言葉通り。我らは時空跳躍システムが開放されて、その場所にたどり着く事が出来る、しかし…》

 

「しかしなんだよ!?」

 

ヒルダがその事にイラつきながら問い、ヴェルトサーガはそれに答える。

 

《その場所に行くにはお前たちが思っている以上の強い思い者だけが行ける。レオン…タスク。お前たちはアンジュとサラをどれだけ思っているかが重要だ》

 

「俺達の…思い」

 

「アンジュへの強い思い…」

 

それを聞いたヒルダとナーガが言う。

 

「…タスク。もうお前でも気づいている筈だよ? アンジュを…あいつを思う気持ちはアタシが思っている以上に強い事を…」

 

「ヒルダ」

 

「レオン、お前もだ。先ほどの様子、お前はサラマンディーネ様の事を我々以上に思っている…。もう…私が認める程にな」

 

「っ、ナーガ」

 

あのナーガが認めると言う事にレオンは驚き、それにはカナメも驚きを隠せない。

 

すると強烈な揺れを感じ、レオン達は思わず体制を崩してしまう。

それは時空融合の影響が徐々に近づいてきている証拠。

 

《さあ!私が時空融合を抑えている間に早く!》

 

アウラの言葉にレオンとタスクは互いの顔を見合い、頷いてヴェルトサーガとエクゾディアスに乗り込む。

 

 

 

そしてアンジュとサラは何とか逃げ回るもドレギアスが先回りをして待ち伏せされ、それにアンジュとサラは足を止める。

 

「くっ…!ヴィルキス!!!」

 

「焔龍號!!」

 

しかし二人は叫んでも出てこない。

 

「無駄だ、指輪と宝玉は置いてきた。先ほども言ったが…無駄な抵抗はよせ」

 

そう言ってドレギアスは手を前にかざし、二人を蔓に拘束させて十字架に吊り上げて高く上げる。

 

「ぐぅ!? ドレギアス!私達はザ・コアと言う物は知りませんが!貴方はザ・コアを手に入れてどうするおつもりですか?!」

 

サラは怒鳴りながらドレギアスに問い、それにドレギアスは笑みを浮かばせながら言う。

 

「我はザ・コアを手に入れ、あらゆる次元や時空を…破壊する!」

 

「「っ!?」」

 

アンジュとサラはドレギアスの目的を知り驚き、ドレギアスは二つの地球が融合する様子を見て言う。

 

「色んな物を見ていてうんざりなのだよ。今の世界…あらゆる世界が! 何を見ても全く変わらん日常…退屈な人生。もう見ても飽き飽きだ!だから徹底的に壊し…破壊し…消したいのだよ!!!」

 

「そんな事…させるもんですか!!」

 

アンジュの怒鳴りにドレギアスは手を前に出して電撃を放ち、それにアンジュはくらい悲鳴をあげる。

 

「きゃあああああああああああ!!!!」

 

「アンジュ!!!」

 

「お前たちは黙って歌を歌え…黙ってな。【永遠語り:闇の歌】…お前たちはそれを歌わせるために呼んだのだ…黙って歌え!!!」

 

っとドレギアスは二人に強烈な電撃を放ち、アンジュとサラは食らいながらも耐える。

 

「うああああああああ!!!!!(タスク…!!)」

 

「ぐぅぅぅぅぅっぅ!!!!??(レオン…!!)」

 

 

 

レオンとタスクはヴェルトサーガとエクゾディアスのコックピットに座りアンジュとサラの指輪と宝玉を持ち、サリア達はレオン達の機体のコックピット前に集まって見ていた。

 

「サラ…俺…前に旅に出るって言っていたな…。俺…旅に出るの…やっぱやめる…。俺は…お前と共に居たい…共に居て…幸せな生活を共に送りたい…。だから…俺を導いてくれ…サラ!」

 

「アンジュ…俺も君と一緒に居たい…一緒に居ようって約束したから…。アンジュ…どうか俺を…!!」

 

二人は指輪と宝玉を握りしめて祈る、そしてその思いはアンジュとサラの心に伝わった。

 

「(…タスク!!)」

 

「(…レオン!!)」

 

アンジュとサラはその時に涙を流し、その涙が零れ落ちた瞬間二人の指輪と宝玉がそれに答えるかのように反応して光り出し、レオンとタスクは見る。

 

「これは…!?」

 

「ああ!!見て!!」

 

っとコモンが指差した方にレオン達は見ると、ヴィルキスが突如色を変化させて、それにサリアが驚く。

 

「ヴィルキスが…!?」

 

「すげぇ~!!」

 

ヴィヴィアンが興奮している中でヒュウガが目をくぎ付けして呟く。

 

「【ビルキス】、ヴィルキスが改修される前のラグナメイル」

 

そう呟いてる中でヴェルトサーガとエクゾディアスがレオン達に言う。

 

《皆、どうやら通常のパラメイルでは行くのは無理だが、オメガメイルとラグナメイルとライザーメイル、そしてローガストメイルならば行く事が可能だ》

 

《行くか行かないかは、皆の自由だ…》

 

「おっしゃ!!!そうと決まれば俺達も行くぜ!!!」

 

「おう!!とことん付き合うぜ!!!」

 

ジュンとアストラの言葉に皆は頷き、モモカとカナメがすぐにレオンとタスクに言う。

 

「レオンさん!サラマンディーネ様をどうか…!」

 

「タスクさん!!アンジュリーゼ様をお願いします!!」

 

それにレオンとタスクは頷いてコックピットを閉める。

ヒルダの元にクリスが指輪を渡しに行く。

 

「ヒルダ!私のラグナメイルで行って!!」

 

「…ああ!」

 

そう言ってヒルダはクリスのテオドーラに乗り込む。

サリアがクレオパトラの準備をしている所にヴィヴィアンが声援を送る。

 

「サリア!ファイト!!」

 

「…フッ、ありがとう」

 

そしてジュンが準備をしている所でロザリーが来る。

 

「おいジュン!必ず帰って来いよ!!」

 

「おう!!」

 

「アラド君」

 

エルシャがアラドの元に行き、それにアラドは振り向いて、エルシャは言う。

 

「必ず帰ったら…私もアラド君のお店。一緒に手伝って良い?」

 

「…ああ」

 

それにエルシャは笑みを浮かばせてその場を離れる。

 

コモンの方はメイがチェックを完了を報告する。

 

「スタンバイ完了!何時でも行けるよ!!」

 

「ありがとうメイ!!」

 

メイはそう言ってその場を離れ、コモンは操縦桿を握る。

 

そしてレオンとタスクはヴィルキスと焔龍號を掴んで叫ぶ。

 

「よしヴェルトサーガ…サラの元に飛んでくれ!!」

 

「飛べエクゾディアス!!アンジュの元へ!!」

 

《《おう!!!》》

 

ヴェルトサーガとエクゾディアスはカメラアイを光らせ、周囲に電磁波を発生させて磁場を作り、ココとミランダは敬礼しながら言う。

 

「皆さん、帰りを待っています」

 

「どうかご無事で…」

 

リアースはそれを聞いて笑みを浮かべ、ヴィヴィアンが皆に向かって叫ぶ。

 

「頑張ってけ~~~~!!!!」

 

そしてヴェルトサーガとエクゾディアスはジュン達とサリア達、アストラ達を連れて次元の狭間へと飛んだ。

 

アンジュとサラを助け出す為に…。

 

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