クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア   作:ライダーGX

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第4話 程遠い現実

アルゼナルの食堂、兵士の一時期な休息を取られる場。

レオンは受け取った食事を持ってテーブルに向かおうとすると、ある場所にアンジュが居て。彼女は食べなれていない食事に喉が通らなかった。

その様にレオンはやって来てその席に座る。

 

「よう、どうした?ご飯が冷めるぞ?」

 

「………」

 

「無視…か。まあ、君はまだ此処の生活には完全に馴染んでないからな」

 

その事にアンジュはレオンの方を見て、レオンは食事を食べて空腹を養い腹を満たしていた。

アンジュはレオンが食べている食事に付いて語る。

 

「よく食べられますわよね…それ」

 

「ん? まあな。俺が今まで喰って来た食べ物は色んな場所で拾って食べて来たからな、時にはある場所で修業をしていた時には食事は出ていたけど。ハッキリ言って俺が食って来た飯より此処の飯の方が断然マシだ」

 

っとアンジュはレオンの発言に思わず引いて口を押える、レオンは思わず笑いをしながら食事を再び食べ始める。

そして丁度そこに新人のココとミランダは今日の献立を貰っている。

 

「わあー!プリンだ!」

 

デザートにプリンが渡された事に喜ぶココ、それにミランダは呆れる。

 

「またとっとくの?たかがプリンでお子様だなあ~」

 

「もうお姉さんぶらないでよ。あ、レオンさんにアンジュさん!」

 

レオンとアンジュが座っている席を見つけたココとミランダ。

二人がそこに向かおうとしたが――。

 

「おや?これはこれは痛姫さま。あんなに何でも出来ちゃうお方が好き嫌い~?」

 

そこにヒルダとロザリー、そしてクリスの三人がやって来て。

レオンの隣にロザリー、アンジュの隣にクリスが座って来て、その様子にレオンはやや呆れかえる。

 

「しっかり食べないといざっていう時に戦えないよぉ?」

 

ロザリーがアンジュの食事を取って自分の皿に移し、からの皿をアンジュに渡す。

 

「…あなたもよく食べられますわね。それ」

 

っとロザリーの手が止まって、それにはクリスもアンジュの方を見て睨む。

 

「あらあら、イタ姫さまのお口には合いませんでしたかあ?」

 

ヒルダがアンジュの方を向いて言う。

 

「お高くとまってんじゃねえよ!」

 

ロザリーがアンジュの言葉にキレて、水をアンジュにぶっかけようとする。しかし彼女の反射神経がそれを避けられて、水にはかからなかった。

 

「テメエ!」

 

そしてアンジュの胸元を掴み、言いたい事を言おうとしたその時。

 

「そこまでだ」

 

グギッ!!

 

「い!いたたたたたたたたたたたたたたた!!!」

 

レオンがアンジュの胸元を掴んでいるロザリーの腕を掴んで捻り、それにロザリーが痛がる。

 

「な!何するんだよ!?」

 

「言葉で言っても止まらない君だからな、少しばかり実力行使で行かせて貰った」

 

そうレオンはロザリーの腕を離して、ロザリーは腕を抑えながらレオンを睨むのだった。

 

「あんた、痛姫様の味方をするつもり?」

 

っとヒルダがレオンがアンジュを庇う様な行動に疑問をぶつける事にレオンは答える。

 

「同じ仲間として争い事を止めただけだ、仲間ならば…あまり問題は起こすなよ」

 

そう言い残しならレオンは空になった皿を持ってその場を離れて行き、アンジュもその場から離れようとする。

 

「痛姫さま…一つ忠告しておくわ。此処はもうあんたのいた世界じゃない、早く順応しないと…死ぬわよ」

 

ヒルダはアンジュにキツイ一言を言うが、それでもアンジュは完全に無視し席を離れた。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

そしてレオンは自室に戻ろとした時だった。

 

「おーい!レオーン!」

 

っとレオンは後ろを向くと、ヴィヴィアンとエルシャがやって来て、それにレオンは向く。

 

「どうした?ヴィヴィアン、エルシャ」

 

「おお!!あたしの事覚えてくれたんだ~!」

 

「私も嬉しいわ、聞いたわ。少しばかりヒルダちゃんたちともめたって」

 

それにレオンは呆れる表情で言う。

 

「別にもめた訳じゃないけど…、あっちがアンジュに突っかかって行くからそれと止めただけだ」

 

「なるほど~?アンジュも孤独だね~? あっ!そうだ!レオンに聞きたい事があったんだ!」

 

ヴィヴィアンはレオンに聞きたい事があると聞いてレオンは向く。

 

「何だよ? 聞きたい事って?」

 

「レオンってノーマだって事いつ知ったの? つい最近?」

 

「ああ、それか。俺がノーマだって知ったのは10歳頃、約8年前だよ。父さんから聞かされた話だと俺がノーマだって事生まれた時からだそうだ」

 

「まあ~? でもよく捕まらなかったわね?それまで」

 

エルシャはレオンがよく捕まらなかった事を聞かれて、それをレオンは頷きながら言う。

 

「ああ、話によるとどうも父さんと母さんが匿ってくれて、山の山頂近くで隠れていてさ。俺はそこで親から英才教育みたいな教育を受けていたんだ」

 

「ん?英才教育とは何ぞ?」

 

「学校にも通わず、親からお勉強を教えてもらう事よ」

 

英才教育の意味を知らないヴィヴィアンにエルシャが説明をする。

 

「でも今思うと俺自分で言うのもんなんだけど、もの覚えが速かったのか。政治、経済、科学の知識をすぐに覚えてさ。それには父さんたちは驚いていたよ」

 

「へぇ~、そんなに?」

 

「でもその後旅をしていたって聞いたけど、それは本当なの?」

 

エルシャがレオンが旅していた事に聞かれて、レオンはそれに答える。

 

「ああ、8年間。俺はそこで色んな場所を回って、色んな事を教わったよ。世界はまだまだ広いって事がな…」

 

その言葉に二人はレオンの話を聞いて、その後分かれて戻っていた。

 

そして数時間後…。

 

部屋に戻っていたレオンは部屋に足りない物を感じて、ジャスミン・モールへと足を運んでいた時だった。

突如司令室からアンジュの声が聞こえて来て、レオンは足を運んだ。

 

入って見るとアンジュはジルに他国の上層部に解放するよう働きかけをと明記した嘆願書を出してくれるようにと頼み込んでいた。

 

「アンジュ、お前何を考えてんだ?」

 

レオンがアンジュに問うもアンジュはレオンの話に耳を傾けなかった。

 

「まだ分かっていないの貴方は…」

 

これにはエマも流石に呆れている。

 

「いやはや困ったものですよ。そいつの頭の固さには」

 

そこに、ゾーラが現れ、アンジュの頑固な態度にやれやれとしている。

 

「教育がなってないぞゾーラ」

 

「申し訳ありません指令。だけど男の方は良い順応性じゃないか」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

レオンはやりづらそうにゾーラに答える。

 

「ではちょっとお借りします。こいつを」

 

「キャ!?ちょ、ちょっと!?」

 

ゾーラは嫌がるアンジュを強引に何処かに連れて行った。

レオンはアンジュを連れて行ったゾーラが何をするか嫌な予感しかしていた。

 

「はいアルゼナル司令室………なんですって!?司令!」

 

「きたか…!」

 

それと同時に司令室のオペレーター達が放送で基地全体に警報を流す。

 

『エマージェンシー!エマージェンシー!第一種攻勢警報発令!』

 

「レオン!お前も早く準備しろ!」

 

「了解!出撃します!!」

 

レオンは敬礼して司令室から出て行った。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

「全電源接続!各機、ブレードエンジン始動!弾薬装填を急げ!」

 

格納庫にメカニックらしい少女『メイ』の慌ただしい声が響く。

 

ライダースーツに着替えた第一中隊は出されてきたパラメイルに搭乗する。

 

「アンジュ、貴方は後列一番左のパラメイルに、レオンは一番右のパラメイルに搭乗するのよ」

 

副長らしくサリアがこれからの作戦を指示する。

そしれレオンに与えられた機体は量産型のグレイブ『ノーメイク』と言われる機体だ。

 

『第一中隊は各自準備完了次第対応せよ!』

 

「準備完了!いくぞ!」

 

エマの指示にゾーラ隊長が返答を告げる。

 

「生娘共!少年!、初陣だ!訓練通りにやれば死なずに済む。お前達は最後列から援護隊列を乱さぬよう落ち着いて状況に対処せよ!」

 

「いぇ、イェス!マム!」

 

「了解」

 

ゾーラ隊長の指示にアンジュ以外の皆が了解の意を返した。

 

『全機発進準備完了!誘導員が発進デッキより離脱次第発進どうぞ!』

 

「よし!ゾーラ隊出撃!」

 

オペレーターの発令により誘導員達が離れたのを確認した直後、ゾーラ隊長が号令しベテランパイロット達が一足先に出撃した。

レオンは隣に居るココとミランダの様子を見て、落ち着かない仕草にあえて言う。

 

「落ち着け、ちゃんと訓練通りにすれば行けるよ」

 

「は、はい!あの…」

 

「レオンだ、名前は聞いてるよ。ココとミランダだろ? よろしく頼むぜ?」

 

「「はい!宜しくお願いします!!」」

 

不安ながらもココ達も出撃をして、最後にレオンが発進する。

 

「ゾーラ隊!レオン機出る!!」

 

空へと飛び立った第一中隊は指定ポイントに進んでいた。

 

『モノホンのパラメイルはどうだ?振り落とされるんじゃないよ!』

 

「「は、はい!」」

 

「了解!」

 

『目標視認距離まで後一万!』

 

目標ポイントに迫って来た所をオペレーターが良い、そしてゾーラが中隊全員に言う。

 

『よーし!各機、戦闘態勢!フォーメーションを組め!』

 

『イェス!マム!』

 

「了解!」

 

各機が配置について、サリアがレオン達に言う。

 

「位置に付いて、レオン、アンジュ」

 

「了解した! アンジュ。聞こえたな?」

 

サリアの指示にレオンは承知してアンジュに伝える、…が。

 

『アンジュ機、離脱!』

 

「……え?」

 

「チッ!」

 

レオンはアンジュの行動に思わず唖然し、サリアは舌打ちをして後追いかける。

それにレオンもすぐさま追いかける。

 

「アンジュ戻って!もうすぐ戦闘区域なのよ!?」

 

「私の名前はアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギです。私は私のいるべき世界、ミスルギ皇国へと帰るのです!」

 

「ええ!? お前やっている事分かってるのか?!」

 

レオンはアンジュのとんでもない行動に驚く。

 

「持場に早く戻りなさい!でないと貴方を命令違反により今此処で処罰するわよ!」

 

サリアは銃を取り出し、アンジュを脅しにかけるのだが…。

 

「アンジュリーゼ様! 私も、私もミスルギ皇国へと連れて行って下さい!」

 

なんとココがアンジュに近寄り、自分も連れて行ってほしいと頼みに来たのだ。

 

「え!?な!何を言ってるの!? ココ!?」

 

「私も魔法の国に!」

 

「おいココ!今はそんな事言っている場合――?!」

 

っとレオンが言おうとした時に何かを感じ取り、上を見ると何か光るものが見えて。レオンはすぐさまココに近寄り、ココをレオンの機体に乗せその場から離れる。

 

「レオンさん?!」

 

その直後、レーザーの様な物がココのパラメイルを破壊し水柱が上がる。レオンは上空を見ると空間から歪みが発生してそこからドラゴンの群れが出現して来た。

 

『ドラゴンコンタクト!』

 

「…あれがドラゴンか」

 

「…な、なんなの?…これ…」

 

レオンはドラゴンの出現に目を開きながら見ていて。

アンジュも酷く混乱していたが、ドラゴンは雄たけびを上げて睨んでいた。

 




ココの死亡フラグを回避させました!
あの優しい少女を死なせるのは辛いので!
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