某日、2区にて「X」(現在名:隻眼の梟)による大規模な襲撃が発生。CCG支部は死傷者多数の多大な損害を受ける。生存していたCCG支部職員及び応援に来ていた捜査官によると「X」と交戦する1体の喰種を確認。以降この個体を「Y」とする。交戦の結果「X」が勝利。負傷していた「Y」の討伐を試みるも「X」への対応に追われていた為これを断念。「X」のレートがSS級に繰り上げられたと同時に「Y」も短時間ながら「X」と互角に戦闘を展開していたことから「Y」のレートをS級(暫定)とした。
これ以降、「Y」による表立った民間人及び捜査官の捕食はなし。ただし、各区において目撃情報及び交戦記録多数有り。目撃された現場にて何れも「Y」は共食いをしており、共食いの対象だった喰種が目撃した捜査官たちの討伐対象と一致していた。そのまま「Y」の駆逐にあたるも『「Y」が負傷した』又は『「Y」の攻撃で捜査官のクインケが破壊された』の何れかの条件を満たすと「Y」は逃走した為、致命傷を与えることは何れの場合においても出来ていない。「赫包」は推定5~8個。「尾赫」の喰種とされる。死傷者こそいないものの、クインケだけを正確に破壊する高い戦闘能力から「Y」のレートをS級からSS級に引き上げる。
対「Y」特別編成チームを結成し、「Y」を捜索するも、全く接触せず。これ以降、出現は確認されるも捜査官が1人になった時のみ姿を現すようになる。交戦した捜査官は複数名いるものの死傷者は0。
これまでの目撃情報から「Y」が喰種を好んで捕食すること及び異なる仮面同士を継ぎ接ぎにして作ったと思われる仮面をつけていたことから「Y」の呼称を「キマイラ」とする。
クインケの破壊被害に対処するため、「キマイラ」の討伐を当時24歳の海野藍准特等捜査官が敢行。「キマイラ」は逃走するも、「赫包」を切り落とすことに成功。これを回収。この作戦にて「キマイラ」は新たに「鱗赫」と「尾赫」の2種持ちであることが明らかになった。尚、切り落とした「赫包」については海野藍准特等捜査官によってクインケの材料となった。
WERNING これより先、持ち出しを固く禁ずる。
三等捜査官以上の者のみ閲覧を許可する。
3ヶ月後、「キマイラ」が15区のCCG支部に急襲。特等捜査官3名が駆逐にあたるも、海野藍准特等捜査官の裏切りにより3名とも死亡。以降対象を特別駆逐対象「黒鴉」とする。「キマイラ」と「黒鴉」は共に逃亡。その際、「黒鴉」は多数の機密情報と一部のクインケを持ち出す。ただしどのクインケが持ち出されたかについては不明。「黒鴉」のこれまでの交戦記録から「黒鴉」のレートをSレートとする。
「白の裁き」にて「キマイラ」と「黒鴉」をおびき出すことに成功。「黒鴉」はクインケを所持していなかった為、優先的に駆逐を試みるも「キマイラ」に阻まれ失敗。「キマイラ」が4種類全ての赫子を使用可能であることを確認。
続く「第二次白の裁き」及び「第三次白の裁き」は2体とも接触せず。この頃から「黒鴉」は20区、「キマイラ」は14区での目撃が相次ぐようになった。その原因については現在調査中。20区については「キマイラ」の積極的な共食いを行う習性から、「大食い」「美食家」「眼帯」等の強力な喰種の台頭との関係があるものとみている。
「第4次白の裁き」にて奇襲に成功。そのまま山辺光汰特等捜査官らと交戦。「キマイラ」については山辺光汰特等捜査官の判断により金森里美上等捜査官ら3名で任務にあたる。「黒鴉」は山辺光汰特等捜査官と赤坂淳介一等捜査官の2名が交戦。結果として「キマイラ」は金森里美上等捜査官ら3名を
「モグラ叩き」敢行中に突如24区中心部から出現。多数の喰種や捜査官を殺害しながら14区方面へ移動していた模様。これを有馬貴将特等捜査官率いる零番隊が妨害。「キマイラ」の左腕を有馬貴将特等捜査官が切断に成功するも逃げられる。ここで得られた「キマイラ」の左腕は現在クインケに加工中であり、近々完成する予定。