swapオルフェーヴルとトレセン学園   作:ヨルダン東海岸

11 / 22
前回までのあらすじ

スペ 「スペシャルウィークです!前回swapオルフェさんがあちこち行ったあと、食堂でネオユニヴァース先輩を……うぅ…あの鈍い音、今でも離れていきません……っ。」

ゴルシ 「ぴすぴーす!ゴルシちゃんだぜー!」

スペ 「うえぇぇ〜!?ゴールドシップさん、なんでここに居るんですか!?」

ゴルシ 「んだよ、アタシが居たら何か問題あんのかよ。」

スペ 「そうじゃなくて、なんでここに…どうやって入ってきたんですか?」

ゴルシ 「ソイツはな…、ゴルゴル星に伝わる564個の秘儀の内の一つ、ゴルシワープだ、アタシが行きたいと思った場所に自由に移動できる、これを使ってスペの所に来たってわけだ。」

スペ 「あっはは…、あっ、そろそろ本編始まっちゃいます!」

ゴルシ 「おう!じゃあお前ら、また本編で会おうな、ほんじゃ〜続きを〜どうぞ。」





混沌と真実

 

 

 

swapオルフェ 「ヌッ」

 

再び目を覚ます。

 

 

ゴルシ 「どうも、それで…」

 

swapオルフェ 「いやそれさっき聞いたから。」

 

すかさずツッコミをいれる。

 

 

ゴルシ 「ああ、落ち着いて下さい、焦ることはありません(迫真)」

 

swapオルフェ 「もうホンマにええて、しつこいで、勘弁してクリ~。」

 

ゴルシ 「ちぇ〜、さっきはあんなにノリノリだったのに、つまんねーの。」

 

オルフェ 「目覚めたな、貴様に話がいくつかある。」

 

オルフェはいつも通りの貫禄で話し続ける。

 

 

「まず、ここは保健室だ、そして、貴様が気絶してから、まだ5分と経っていない。」

 

 

swapオルフェ 「あ、じゃあさっきの9年とか言うのは夢だったんだ。」

 

ゴルシ 「夢じゃねぇよ、寝ぼけてるのか〜」

 

 

swapオルフェ 「…いい加減にしてくれゴールドシップ…」

 

 

ゴルシ 「おお!アタシの名前知ってんのか!いやぁアタシもすっかり有名人だな〜。」

 

ゴールドシップ、栗東寮に所属する高等部2年。

思いつくままに行動し、面白おかしく生きる自由人。隙あらばボケ、ツッコみ、熱くなり、すぐ冷める。万人と分け隔てなく絡むが、それはゴルシ劇場を盛り上げるためであり、友情や絆をどれほど感じているかは定かではない。トレセン学園一のトリックスター。

 

 

swapオルフェ 「ああ知ってるよ、スノーフルでアイスクリーム屋さんをやってるのを見たことがある。売れてるのかは分からないけどね。」

 

 

ゴルシ 「アタシがアイス屋さんに!?なぁなぁ、どんなアイス売ってるんだ!?」

 

swapオルフェ 「あ〜…、ナイスクリームだったかな、食べたこと無いから分からないや。」

 

ゴルシ 「そうか…、これは……ビジネスの予感…!」

 

 

しばらく真面目な顔で考えた後、ゴールドシップは保健室を飛び出していった。

 

 

swapオルフェ 「………オル、さっきはありがとうね、あんな無茶な約束、よく守ってくれた。」

 

オルフェ 「…構わぬ、それより其方に客人だ。」

 

オルフェは立ち上がって保健室を出ようとする。

 

 

「余は教室に戻る、二人でじっくり話すとよい。」

 

「入れ。」

 

ネオユニヴァースがドアを開けて入ってくる。

 

 

swapオルフェ 「!!?!!?オル置いて行かないで…一人にしないで…!」

 

 

swapオルフェの呼びかけはドアを閉める音で遮られてしまった…。

 

 

しばらくの間沈黙が続いたが、swapオルフェの方からすぐに静寂は破られた。

 

swapオルフェ 「…復讐はしなくてもいいのかい、今だったら何されても受け入れるつもりだよ…。」

 

 

ネオユニ 「…ネオユニヴァースは、swapオルフェーブルと"AMRT"になりたい。」

 

 

 

AMRT(アマート)…たしか、絆を深めたい的な意味だったか、…思えば、アイツにそんな事殆ど言われなかったな…

 

swapオルフェ 「それは、私を許すって事になるけど、いいのかな?」

 

 

「___アファーマティブ、swapオルフェーブルは、別世界のネオユニヴァースと"AMRT"、『わたし』もなりたい。」

 

 

swapオルフェ 「…別にいいけど、私たち本当に友達になんてなれるかな。元々の関係が関係だし…。」

 

「…それに、今悠長に話してる場合じゃ無いんだよね、午後の仕事もあるし。」

 

 

ベッドから起き上がって、スーツに着替え直す。

 

「LANE交換しよ、また明日以降に連絡をくれればそっちに行くからさ。」

 

 

ネオユニ 「…スフィーラ。ネオユニヴァースは、"コネクト"をするよ。」

 

※ネオユニヴァースの連絡先を手に入れた。

 

 

swapオルフェ 「それじゃあまた。」

 

 

ヒュン!

ネオユニヴァースの前からswapオルフェが消える。

 

 

ネオユニ 「!」

"消滅"した…、でも彼女はまだここに居る。swapオルフェーブルは、この世界にとって"INT"な存在…、シンギュラリティの発生は何を意味する…?

 

 

どこか不気味な独り言を言うネオユニヴァースも、保健室を後にした…。

 

 

 

 

そして、この後何事も無く時間が過ぎ、夜になる…

 

 

 

 

黄金世代達のLANEのやり取り画面

———————————————————————————

《我ら、黄金世代!》(グループ名)

 

 

グラス 「今日起きたあの事ですが…、私が見た感じだと、まだ学園全体には知られていないみたいなんです」

 

エル 「オルフェ先輩の情報防衛網がデカすぎマース!」

 

キング 「…ねぇスカイさん?これに関しては、もう擁護のしようが無いと思うのだけれども?」

 

 

スカイ 「う〜ん…、ただセイちゃん引っかかってる所があってね〜」

 

 

グラス 「擁護のしようが無いなら、もう私たちがあの件のことを理事長達に黙っている必要はありませんよね?」

 

 

スカイ 「でもそれだと、多方向に喧嘩吹っ掛ける事になるからね?事実私はまだスワオルさん肯定派だし。」

 

エル 「なんで私たちがスカイの事だけ気にしなきゃいけないんですカ!」

 

スカイ 「だからそれが嫌なら私含めた肯定派の人探して一人ずつ潰してくしか無いよって話、今この段階で上層部の人達にスワオルさんを追放しろなんてなったら、抗議起きるからね?」

「話を戻すけどさ、何が引っかかってるかって、スワオルさん、ネオユニヴァース先輩を殴る時に『よくも私たちを置いていきやがったな』って、これってさ、ただ快楽のために殴ったとは全然違うんじゃ無いかなって。」

 

グラス 「何か深い理由があると?」

 

スカイ 「そうだよ(便乗)」

 

エル 「そんなものありまセーン!元々訳の分からない人デース、急に殴りつけてきたっておかしく無いデース!」

 

スカイ 「う〜ん…?それだったらさ、エルとグラスに会った段階でも殴る事は出来たよね?なんでわざわざ食堂で、ネオユニヴァース先輩じゃないと駄目だったのか、エルの説明だとそこが証明できてないよね、私も向こうの事情を知らないから、人が多い食堂で殴れば目立てたとか言われたら何も言い返せないけど、それにしたって"今日"である必要があったかって話、スワオルさんがここに来てからもう4日経ってるけど、この日じゃ駄目な理由は何ってなるじゃん?」

 

キング 「ちょっとスカイさん、そんな一気に畳み掛けなくも良いじゃないのよ!」

 

スカイ 「キングもさぁ、黙ってないでなんか言いなよ、それとも、キングもスワオルさん肯定派だったりして?」

 

キング 「ち、違うわよ!私は…!」

 

スカイ 「…私は?」

 

スペ 「ごめんなさい、遅れました!」

 

キング 「っあ、スペシャルウィークさん!あなたはスワオルさんについてどう思ってるのよっ?」

 

スペ 「へ?私?私は…、…私は……、……あの、この話って、スワオルさんを追放するしない的な話ですよね…?」

 

エル 「そうデース!スペちゃんの意見もこの際聞いておきたいデース!」

 

スカイ 「別に今それ聞いても仕方ない気がするけどね〜」

 

グラス 「スペちゃんがスワオルさん否定派だったら怖いですか?」

 

スカイ 「_別に?ただ、意見なんてすぐ変わるもんだろうからさ、グラス達からすれば最後の最後に聞くのが得策なんじゃないのって」

 

スペ 「…私は……分からないです、どっちがいいかなんて…、でも、追放するなら、しっかりと理由を理事長達に話して納得させないといけないと思います!」

 

スカイ 「うんうん、スペちゃんは中立の立場で物を見れてるね、この場においては賢い方の判断なんじゃないかな。」

 

キング 「どういう事よ?」

 

スカイ 「だってさ、スワオル肯定派なら、グラスとエルが敵になっちゃうでしょ?スワオル否定派なら私とキングが敵になっちゃうからね、どっちを相手にするにしたってかなり面倒だよ?」

 

キング 「ちょっと!なんで私が肯定派に入っているのよ!」

 

スカイ 「ん〜…キングの態度と性格的にかな」

 

「普段のキングなら「あんなの即追い出すべきだわ、あの人はこの学園には相応しくないわ!」とか言うだろうし、それが無いってことは、少なくともスワオルさんに対して否定的な感情と同時に、何か別の感情が一緒にあるってことでしょ?それをイコール肯定派って捉えるのは違うだろけどさ、まああえて立場を付けるなら、良くて肯定派、悪くて中立ってとこかな?真っ向から否定してる様には見えないんだよね」

 

「まあでも、キングの場合はウララさんが関係してるかもだしね。なんだったらウララさんに聞いてみてよ、否定派か肯定派、どっちかって」

 

キング 「もうウララさん寝ちゃったわよ」

 

スカイ 「あっ、そっかぁ…」

 

「セイちゃんも疲れたので寝ますね」

 

 

スペ 「おやすみなさい」

 

エル 「おやすみデース」

 

キング 「おやすみ」

 

グラス 「おやすみなさい」

 

 

スペ 「とりあえず今日はもうお開きでいいんじゃないでしょうか」

 

キング 「そうね、寝坊したら大変だわ」

 

エル 「二人ともおやすみデース!」

 

———————————————————————————

 

 

 

次の日の昼頃…

 

 

ブラスト 「イキスギ!イクイク!ンアーッ!枕がデカすぎだゾ!」

 

ラヴズ 「ひっ……」

 

ライラック 「ブラストさん?淫夢ごっこは辞めなあかんで、トレセン学園で淫夢は恥ずかしい事なんやで?」

 

ブラスト 「おっ、大丈夫か大丈夫か、バッチェ冷えてますよ。淫夢はトレセン学園で流行ってるって、はっきりわかんだな。」

 

ライラック 「辞めなって言うとるやろ!!(怒涛)」

 

 

ブラスト 「!」

「「ヌゥン!ヘッ!ヘッ!

ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛

ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!

ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!

フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!

フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真)」」

 

 

アイ 「ララ…」

 

ライラック 「だって……ご、ごめん…」

 

 

まずここに居る人達が誰か軽く説明しよう。

 

ラヴズオンリーユー、栗東寮に所属する中等部1年

ネット上で自分のファンクラブを運営しており、会員登録してくれているファンのために、よく動画配信などの活動をしている。 夢は世界中のファンと『愛』を分かち合うこと♡ ファンからは応援という名の『愛』をもらい、自分は勝利という名の『愛』を返すのだとか。

 

 

ラッキーライラック、栗東寮に所属する中等部?年(公式が明かしていない)

淑やかな関西弁が特徴的なウマ娘。 憧れの先輩であるオルフェーヴルのような、気品あふれるレース界の花形となるべく日々自分を磨いている。 それゆえ常にたおやかなふるまいを心がけており、それに反する心の声は内にとどめるよう努力しているとか。

 

 

アーモンドアイ、三浦寮に所属する中等部2年生。

文武両道にしてスター性兼備、あらゆる方面で完璧な超絶優等生。 ただしそれは彼女が『超』が9個ほどつくレベルの『負けず嫌い』であるからこその結果。 負けん気が強すぎて完璧主義のきらいがあったり、体力以上の無茶をしがちなのが玉にキズ。

 

 

ブラストワンピースがなぜこの様な奇行に及んだか、少し時間を遡ってみよう。

 

 

 

その日の昼前…

 

 

 

ブラストとのLANEのやり取り画面———

 

swapオルフェ 「今暇かゾ?」

 

ブラスト 「今は忙しいけど、授業が終わったら昼の休み時間があるから会えるゾ!」

 

swapオルフェ 「じゃけん昼食べ終わったら迎えに行くのでLANEよこしやがれ下さいね」

 

ブラスト 「分かったゾ」

 

———————————————————————

 

 

 

授業中にLANEをいじった事には誰も突っ込まない…

 

 

 

そして時代は流れる(30分後)

 

ピローン!(通知音)

ブラストワンピースから通知が来る。

 

 

 

「うひょい。」

 

 

"近道"を使って食堂に行く。

 

 

 

ブラスト 「お〜い!ここだゾ〜」

 

 

ガヤガヤ…

 

昨日のドタバタをみていた一部のウマ娘達がざわつき始める。

 

 

swapオルフェ 「…」

 

 

ブラストを掴むやいなや、そそくさと食堂から出る。

 

 

ブラスト 「ちょお!?そんな急がなくても!」

 

「…というか、どこに行くつもりだ?」

 

 

swapオルフェ 「…体育館裏かな、こっちに近道があるんだ、ついてきて。」

 

 

ブラスト 「え、こっちは体育館とは逆の方向だゾ?」

 

 

階段の裏をくぐり(瞬間移動)、体育館裏に着く。

 

 

「え!?」

 

 

swapオルフェ 「ほら、もう着いた。」

 

 

ブラスト 「…昨日の3人は居ないのか?」

 

 

 

swapオルフェ 「ああ、今回の事はブラスト君にしか頼めない…というかできないからね。」

 

 

ブラスト 「??」

 

 

首を傾げるブラスト。

 

 

swapオルフェ 「君に覚えてほしい言葉がある。」

 

 

ブラスト 「この前と同じヤツだな、やるやる!」

 

 

swapオルフェ 「いや、この前皆にやったのはヒミツの特訓、今回ブラスト君にするのは"ヒミツのヒミツの特訓"だよ。」

 

 

ブラスト 「私にしか教えないのか?」

 

 

 

swapオルフェ 「イグザクトリー!」

 

 

そして…、淫夢語録を語呂よく繋げて、呪文のように唱える練習をひたすらした…。

 

 

「言葉は完璧だね、後はポーズだ。」

 

「姿勢はそのままで、両腕を上げて、手を頭の後ろに乗せてみ?」

 

 

ブラスト 「こうか?」

 

 

実際にはジャージで隠れているが、脇を見せるポーズを取る。

 

 

 

swapオルフェ 「いいね、最高だよ。」

 

「もう私から教えることはない、合格だ。」

 

 

 

ブラスト 「やったぜ、いいゾ〜コレ。」

 

 

 

swapオルフェ 「(嬉しすぎて涙が)で…出ますよ。」

 

 

swapオルフェ達が嬉々としている中、一連の流れをこっそり見ているウマ娘がいた。

 

 

 

ライラック 「」

ブラストさんが『予定がある』なんて言うからどこに行くと思うたら…、何やねんこの会話、何やねんあのポーズ…、え、淫夢っちゅうのは何の事なんや…?

 

 

調べる。

ポチポチポチポチ…(やわらかスマホ)

 

 

「ッ……(絶句)」

アカン!コレは絶対にアカン!こんなの人前で言うたら笑いものにされるで、ウチが…辞めさせたる…!(使命感)

 

 

淫夢を止める者は、淫夢に染まらないといけない、ラッキーライラックの進もうとしている道は、茨の道だ。

 

 

ウチはそれでも…一向に構わへん!

 

 

 

 

そして、swapオルフェが次に向かったのはタマモクロスたちの所だった。

 

 

 

イナリ 「おう、オグリ、タマ!」

 

 

タマ 「お、イナリか。どうや、アイツの事なんか分かったか?」

 

 

イナリ 「それが…、な~んも分かんなかった。というか、知ったことで余計に分からなくなったんでぃ!」

 

 

どうやらイナリワンにswapオルフェをつけるよう言ったのはタマモクロスだった。

 

 

 

タマ 「さよか、まあ…そもそもの話、だいぶめちゃくちゃな奴やからな、しゃーない、ありがとな手伝ってくれて。」

 

 

イナリ 「あ、ありがと…な(照れ)」

 

 

 

swapオルフェ 「やあ。」

 

 

3人 『!!』

 

イナリ 「ウワサをしたら早速現れやがった!」

 

 

swapオルフェ 「私の話してたの?やっぱ好きなんすね〜、それよりタマ達久しぶり、最近会えてなくて心配したよ〜」

 

 

オグリ 「最近は食事の時間を少し遅めに取っているんだ、次の授業の準備と予習をやっていてな…」

 

 

swapオルフェ 「あっ、そっかぁ…(安心)」

 

 

「それより3人ともさ、これ興味ない?」

 

 

 

ウマホアプリの一つ、ウマチューブ (YouTube)を見せる。

 

 

タマ 「興味って言われてもなぁ…、これがどうかしたんか?」

 

 

swapオルフェ 「これ、動画撮って投稿できるんでしょ?私、人気者になる方法知ってるんだ。」

 

 

イナリ 「それなら自分でやればいいじゃねぇか、アンタの超能力ならそういうのも出来るんだろう?」

 

 

swapオルフェ 「(でき)ないです。」

 

 

オグリ 「どんな動画を撮りたいんだ?」

 

 

swapオルフェ 「まぁ…、ジャンルで言えば劇かな…芝居って言った方がいいのかな。」

 

 

タマ 「確かに、演劇は一人じゃでけへんよな…。」

 

 

オグリ 「分かった、やってみよう!」

 

 

swapオルフェ 「流っ石オグリン、ノリがいいね、じゃ準備出来たら連絡……連絡先持ってないや、そこで待ってるね。」

 

 

しばらくして、オグリキャップ達が来る。

 

 

 

オグリ 「待たせたな、では行こう。」

 

 

一階の階段の踊り場に向かう。

 

 

swapオルフェ 「こ↑こ↓」

 

 

 

そして、動画の内容をざっくりと説明する。

 

 

 

タマ 「…無茶なシチュエーションやし、オチも無い、こんなんで大丈夫なんか?」

 

 

swapオルフェ 「大丈夫、誰にも邪魔はさせないし、絶対に人気者になれるから安心してちょ。」

 

 

オグリ 「寿司を食べられるんだな…(独り言)」

 

 

swapオルフェ 「はいはい、ネタバレはそこまで、それじゃ、明日か明後日に期待しているよ。」

 

 

イナリ 「まかしとき!バッチェ映すからな!」

 

 

 

 

swapオルフェは再び何処かへ向かった、その先は…

 

 

 

タイシン 「ハヤヒデ、目の隈よくなったじゃん。」

 

ハヤヒデ 「ああ、あの時から、早く寝るようになってな、体調も万全だ。」

 

 

ヒュン!

swapオルフェ 「うわぁあー、耳の中に…耳が入ってしまったー(迫真)」

 

「私はぁ……君のぉ財布をぉいただきたい……から。」

 

スッ…(仕切り直し)

 

「やあ」

 

 

チケット 「……」

 

いつも喋っているチケットが黙るほどの大滑りをかましたswapオルフェ。

 

 

swapオルフェ 「端的に要件を話すと…」

 

 

タイシン 「いや、今のは何なのよ!」

 

 

思わずツッコミをいれるタイシン。

 

 

swapオルフェ 「別に?それより3人ともさ、ちょっと私に付き合ってくれないかな?」

 

 

ハヤヒデ 「先に内容を聞かせてもらおう、話はそれからだ。」

 

 

swapオルフェ 「コレを見て。」

 

 

ウマチューブを見せる。

 

 

タイシン 「それに出ろって?」

 

 

swapオルフェ 「うん!(歓喜)」

 

 

ハヤヒデ 「…何が目的なんだ?」

 

 

swapオルフェ 「君たちを有名人にするのが目的だよん。」

 

 

チケット 「私達を?でも私たち元々人気者だと思うけどな。」

 

 

swapオルフェ 「インターネットの、世界中の人達にまで知れ渡っているとは限らないだろう?でもコレをやれば間違いなく君たちの事を知ってもらえるんだよな〜。」

 

 

タイシン 「ネタとか無いんだけど。」

 

 

swapオルフェ 「ネタは私が提供するよ、3人はそれを演じればいいだけ。」

 

 

ハヤヒデ 「劇をするのか?」 

 

 

swapオルフェ 「そうだよ(便乗)」

 

「とりあえずついてきて。」

 

 

 

言われた通りついていく。

 

 

タイシン 「どこに連れてくつもり?」

 

 

swapオルフェ 「裏山。」

 

 

タイシン 「は?」

 

 

突然の申し出に驚くタイシン。

 

 

ハヤヒデ 「まだ放課後前だ、校外へは出られ無いぞ?」

 

 

swapオルフェ 「大丈夫、こっちに"近道"があるから。」

 

 

チケット 「ねぇ、こっちはトイレだけど…」

 

 

トイレに入った瞬間に"近道"をして、裏山に着く。

 

 

swapオルフェ 「ほら、もう着いた。」

 

 

3人 『っ……!!』

 

 

あまりの超常現象っぷりに、驚きを隠せない3人。

 

 

タイシン 「はぁ!?なんで裏山に着いてるのよ!?」

 

 

ハヤヒデ 「なるほど…タキオンの所で見せたあれは、こういう事だったんだな。」

 

 

 

ここで撮影する事を一通り話す。

 

 

 

ハヤヒデ 「…それは……、少し恥ずかしいな…私はもうそんな歳では無いし……。」

 

チケット 「なんか私不審者みたいだよぉぉぉ!」

 

タイシン 「カメラとか…、あんまり触った事無いけど…、いいわけ?」

 

 

swapオルフェ 「うん、(その方が3人の仲の良さも伝わるし、ネタ的にも)美味しい!」

 

「てことで後よろぴく〜。」

 

 

3人を連れてトイレに近道をする。

 

 

 

2日後、ウマチューブ上に3本の動画がアップされた、そのうち2本はタマモクロス達の動画、もう1本はハヤヒデ達が上げた動画だ、この3つの動画がなんなのかを軽く説明する。

 

 

 

まずタマモクロス達、チャンネル名は〈オグタマイナリ〉

1本の動画とそのオフショットを動画にした物の2本があり、動画の内容を分かりやすく説明すると…

 

 

動画のタイトルは【第二のいなり女】

 

寿司屋の淫ら(見習い)のオグリキャップ(ジラーチ(18歳))は、寿司を届けるために階段を登っていた、だが途中でお腹が空いてしまい、寿司桶を開け、中に入っていたいなり寿司を食べてしまう、そして寿司の依頼主(タマモクロス)の部屋へ着き、寿司を渡すも、いなり寿司が入っていない事を指摘され、最終的には土下座してでも親方にこの事を内緒にするよう頼まれ、一緒にいなり寿司を作ったら内緒にするという条件の元で家に上がると、突然催涙スプレーを掛けられ倒れてしまう……という所で動画は終了している。

 

 

 

2本の動画のタイトルは【第二のいなり女・オフショット集】

 

これは、上記の動画のオフショット、すなわちNG集を1本の動画にしたものである、具体的なNGシーンは、明らかにわざとらしかったり、言葉が詰まったり、笑ってしまったりなど…

 

撮影場所は学園内であり、撮影のために階段は一時的に立ち入り禁止となった(手回ししたのはswapオルフェ)

 

 

 

 

 

 

次に、ビワハヤヒデ達、チャンネル名は〈BNW〉

動画のタイトルは【ろりぴょい!】

 

内容は、小学生の少女(!?)ビワハヤヒデ(この作品では〈大地ちゃん〉)が歩いている所を、ウイニングチケット(この作品では〈平野〉)が盗撮しているところから始まる、後ろから声をかけ、「私の家(トレセン学園の空き部屋)で遊ぼうよ」と誘われる、最初は疑いがあったが、2人で自己紹介をして、知り合いになったので遊びに行くことに。平野がお菓子とジュースを用意し、それを飲み食いしている大地ちゃんを隣でじっと見つめ、ジュースのおかわりを要求された時に、こっそり睡眠薬を入れて眠らせて、帽子を撮って頭を撫でる……ここで動画は終わる(ちなみにカメラマンはナリタタイシン)

 

 

撮影場所は裏山であり、移動はswapオルフェが協力のもと撮影が行われ、トラブルもなく終了した。

 

 

 

 

1週間後に、この動画達がウマチューブで810万回再生、11万4514高評価、ウマッター(Twitter)では、4545万ウマいね(いいね)

ウマトック(TikTok)・ウマスタグラム(Instagram)でも1919万ウマいねを記録し、直近1週間での動画再生率が上位0.721%を記録し、ウマいね数でも、あの可憐ちゃん(有名なウマトッカー・ウマスタグラマーのウマ娘)や、ワガハイちゃん(ウマチューブで有名なウマチューバー)を一時的に追い抜くほどの人気を獲得することは、まだ誰も知らない……

 

 

 

そんな事も知らないswapオルフェは、ネオユニヴァースに連絡をいれる。

 

 

 

 

——————————————

 

swapオルフェ 「今暇かな?」

 

 

ネオユニ 「アファーマティブ、ネオユニヴァースは"対話"したい」

 

 

swapオルフェ 「迎えに行くから場所教えて」

 

 

ネオユニ 「私は図書室にいるよ」

 

——————————————

 

 

 

ヒュン!

 

swapオルフェ 「おっす(悟空)」

 

 

??? 「!!?」

 

 

ネオユニヴァースの隣で、swapオルフェが突然現れたことに驚くこのウマ娘はゼンノロブロイ。美浦寮に所属する中等部2年。

 

トレセン学園の図書委員を務める愛書家。物静かだが、胸の内には英雄譚の主人公になりたいという熱い想いがある。何事も器用にこなすものの目立たないタイプだったが、野良レースで勝った際に「ロブ·ロイのような英雄になりたい」という小さな夢が萌芽した。

 

 

 

swapオルフェ 「君はなんて名前なのかな?」

 

 

ロブロイ 「はいっ…!ゼンノロブロイです…!」

 

 

swapオルフェ 「いい名前だ(知らない)」

 

「じゃあネオユニヴァース、行こうか。」

 

 

ネオユニ 「ここで、話したい。」

 

 

swapオルフェ 「いいゾ〜これ。」

 

 

ネオユニ 「…君に触れた時、私はそっちの世界の記憶を見た…。"QОAX"は真実を教えてくれたよ。」

 

 

swapオルフェ 「…真実?私の知らない事があるのか?」

 

 

ネオユニ 「うん、『僕』は君を、『オルフェーヴル』の事を大切にしていた、でもそれは、家族では無く "ZEER"として…。」

 

 

swapオルフェ 「……??」

 

 

過去にネオユニヴァースとの付き合いがあったswapオルフェですら正直何を言っているのか分からない…

 

 

ネオユニ 「ネオユニヴァースは"告白"をするよ、君は、『僕』によって創られたコアの材料"だった"。」

 

 

衝撃の事実を知るswapオルフェ。

 

 

swapオルフェ 「…は?私がアイツに…創られた…?そんな訳……」

 

 

ネオユニ 「『オルフェーヴル』は他の『ヒト』には無い、変わった力がある、『僕』が君を創ったのは、コアの"ハイパーゴリック推進剤"にするためだった…」

 

「だけど…『僕』は君に対して、愛が芽生え始めた…予定よりも、計画は大きくスイングバイしていった…。」

 

「既にもう、『僕』の中には『オルフェーヴル』を燃料にする"CONT"は無かった……『僕』は、自分のすべき事のために、君に妹を創ってあげた、『ドリームジャーニー』、我ながら『お気に入り』だよ。」

 

 

swapオルフェ 「………続けてほしい…。」

 

 

ネオユニ 「…"SISR"は…長くは続かなかった、…『僕』は、コアに自ら飛び込んだ、電源を付ける為に。『オルフェーヴル』は、その瞬間を見ていたんだ。」

 

 

swapオルフェ 「……ああ、今でも覚えているよ…、アイツが死んだあの日のこと…!」

 

 

ネオユニ 「"AGET"…『僕』はそれを選んだ、でも、今『ぼく』は『やすらぎ』をしているだけ、"FOBN"、だけど、そこに居る。」

 

「"LYBL"、後は…『僕』に直接聞いてみる。」

 

 

 

ネオユニヴァースが両手を上げて、ゆらゆらと揺らし始める。

 

しばらくすると、急に手を下ろす。

 

 

「コネクトを拒否された…。」

 

 

swapオルフェ 「…いや、もう大丈夫だよ、知りたい事は知れたし、…本当は私が君に色々教えなきゃいけない筈だったのに、コネクトする事で過去が視えるとなると、私の事は全部筒抜けか。」

 

「じゃあね2人とも、また何処かで。」

 

 

swapオルフェは立ち上がり、奥の方の本棚へ向かう。

 

 

ロブロイ 「あのっ、そっちは出入り口じゃ無いですよ!?」

 

 

ネオユニ 「swapオルフェーヴルは『神出鬼没』、心配は"NOST"。」

 

 

ロブロイ 「…だと良いんですが…」

 

 

 

正直さっきの会話が全く理解できておらず、頭の中で「だいたいこんな会話だっただろう」という推測で、一つずつ当てはめるので手一杯なゼンノロブロイだった。

 

 

 

 

そして、冒頭のブラストワンピースの奇行を経て、特に午後は何事も無く、日も暮れた……

 

 

 

夜の9時頃だったか、swapオルフェが遅番から上がろうとしていると…

 

 

 

たづな 「swapオルフェさん、今から帰りですか?」

 

 

swapオルフェ 「うおっ…」

 

 

突然現れたたづなに驚くスワオル。

 

「帰りですけど…それが何か?」

 

 

たづな 「今から飲みに行きませんか?もちろん、お金は私が払うので。」

 

 

swapオルフェ 「マジで?やったー!(幼稚)」

 

 

たづな 「いい店を知っていますから、付いてきてください。」

 

 

たづなの後を付いていく。

 

 

裏山の近くとは違い、人の声で賑わいを見せる商店街エリアに突入する。

 

 

swapオルフェ 「」

 

凄いな…こんなに人が居る所は初めてだ…

 

 

愛木や、他の3人の警備員以外で人間を見たことが無いswapオルフェにとって、商店街とは斬新で新鮮な気分にさせてくれる場所だった。

 

 

近くの居酒屋さんに寄る。

 

 

店主 「らっしゃーい、何名様で?」

 

 

たづな 「2名です。」

 

 

店主 「お好きな席にどうぞ〜。」

 

 

swapオルフェ 「……」

 

こんな時間に、こんな狭い空間に、人間が大勢居ることに窮屈感を覚えるswapオルフェ。

 

 

とりあえず席に座る。

 

 

たづな 「私はもう決まってるので、先にswapオルフェさんから選んでください。」

 

 

そう言うと、たづなはメニューを渡してくる。

 

 

swapオルフェ 「ん〜…」

 

ジャーニーのパスタと、スイーピーのクッキー&チョコマフィン、エアグルーヴの所にあるポテチくらいしか食べたことが無いswapオルフェにとって、おでんや枝豆は未知の食材で味も分かっていない。

 

 

「これもうわかんねぇな、なんかオヌヌメとかある?」

 

 

たづな 「では、私と同じ物を頼みましょう、すいませーん、いつもの2つと、大ジョッキ2つお願いします。」

 

 

店主 「あいよ!」

 

 

swapオルフェ 「…っていうか、たづなさんも酒呑むんですね。」

 

たづな 「ええ、たまに。」

 

 

しばらくして、頼んでいた物が届く。

 

 

 

〈3種のおつまみセット〉

枝豆・ミニおでん・鮎の素揚げの3点セット、酒のオトモに欠かせない、食べ物の揃った初心者から常連まで頼む、この店でかなり人気のメニュー。

 

 

〈大ジョッキ〉

説明不要

 

 

 

swapオルフェ 「はぇ^〜すっごい…」

 

たづな 「それじゃあ……乾杯♪」

 

 

かんぱ〜い♪

 

 

ンゴ…ゴク…ゴク…

 

黄金色の液体を喉に流し込む。

 

 

swapオルフェ 「かぁ〜ぁぁ!しみるぅぅ!」

 

 

たづな 「…向こうの世界ではどのくらいお酒を飲んでたんですか?」

 

 

swapオルフェ 「ほぼ毎日だね、抜いても1日くらいで、もう酒漬けですよ。」

 

 

たづな 「お酒、強いんですか?」

 

 

swapオルフェ 「どうだか、酒呑むっつったって大量に飲むわけじゃないし、なんならこれくらいだからさ。もう飲んだら1時間以内には寝てるから多分弱いかも。」

 

 

大ジョッキを見せる。

 

 

たづな 「あら、残念です、酔いが回ってきたら、向こうの世界での暮らしとか聞きたかったんですけどね…。」

 

 

swapオルフェ 「一杯一杯をゆっくり飲めば私は良いですから、…それで…向こうでの暮らしですか…。」

 

「…まあ、既にアンタ達に言った通り、退屈な生活でしたよ、いわゆる"日常"ってヤツ?こっちに来てからは全てが新しくて、飽きの来ない暮らしさせてもらってますよ。」

 

 

グビ…グビ…

 

たづな 「そうでしたか…、馴染んで居るようで何よりです♪」

 

「……あの…ここで聞くことでも無いと思うのですが…。今、このトレセン学園で行方不明者が居るって話は聞いていますか?」

 

 

swapオルフェ 「ああ、ジャーニーの事だろ?オルから聞いたよ、探してやれると良いんだけど、如何せん手がかりが0だからね…。」

 

 

たづな 「?、あの、つかぬ事を聞きますけど…ジャーニーさんの事を、その…一人のウマ娘として知っているんでしょうか?」

 

 

swapオルフェ 「どゆこと???」

 

 

たづな 「あ…いえ…、なんだか、名前の言い方がすごくカジュアルだったので…」

 

 

swapオルフェ 「そりゃあジャーニーは私の妹だからね。堅っ苦しく呼ぶ必要なんか無いでしょ。」

 

 

たづな 「!!?」

 

 

swapオルフェ 「あ〜、勘違いしないでね?私の世界での話だから、…アイツは人一倍気が強いんだ、傲慢でアクティブで、でも人一倍周りに気を遣うんだ、困っている人がいたらその場でなんとかしようとするし、私がサボってた分の仕事も、なんやかんや一緒にやってくれる、最高にイケてる"暴君"ってとこかな…。」

 

たづな 「…その妹さん…なんだかオルフェさんにそっくりですね…というか…そのままのオルフェさんじゃないですか。」

 

 

swapオルフェ 「分かっちゃいます?本っ当にこの世界のオルにそっくりで、姉として、守ってやらなきゃって、…でも、オルの本当のお姉さんは別に居て、…はぁ〜あ、人生って残酷だなぁ…。」

 

 

たづな 「ふふ…、大丈夫ですよ、オルフェさんの反応をみる限り、彼女はあなたの事を大切な人だと思っていますから。」

 

 

swapオルフェ 「っはは、そりゃ嬉しい事だ、しかしまあ、行方不明なんて……。ジャーニーさんは、どこでどういうタイミングで居なくなったんですか?」

 

 

たづな 「…はい、オルフェーヴルさんが最初にあなたにあったあの日以降、姿を見ていないらしく。」

 

 

swapオルフェ 「じゃあ私はジャーニーさんと"入れ替わる形"でこの世界に来たと、つまりジャーニーさんは私のいた世界に居る…?」

 

「もしそうなら、ちょっと厳しいな……ここには物資も人員も、何より私が居るから転移装置は作れそうだけど、向こうのは足りないものが多すぎるからな…帰りたいってなっても、果たしていつになるか…。」

 

 

たづな 「…まだその考えになるのは早いと思います、何処か遠くへ行っているだけというのも…」

 

 

swapオルフェ 「私があの時目覚めたのは若干遅めの朝、話の文脈的に私が来る前日には居たと、夜になってから私が来るまでの数時間でそんな遠くに行けるわけないだろう。電話とか掛けたの?」

 

 

たづな 「はい、オルフェさんが何度も掛けたそうなんですが…なんでも……」

 

「"雑音"しか聞こえなかったそうです、実際に私の前でも掛けてくれて…その時も雑音だけが聞こえていました。」

 

 

swapオルフェ 「雑音…ねぇ…。あのさ、その雑音ってもしかして、こういう音?」

 

 

swapオルフェがケータイでどこかに電話を掛けると、耳に残る様な奇っ怪な雑音が鳴り始める。

 

 

たづな 「!、それです!何か知っているんですか!?」

 

 

swapオルフェ 「知ってるも何も…はぁ…これはネオユニヴァースが残した"留守電"だ。」

 

 

たづな 「留守…電…?」

 

 

swapオルフェ 「そう、留守電、アイツ関連の事で、…というか、異なる世界から私のいた世界に電話を掛けると決まってこの音が鳴るようになっているんだ。」

 

 

「ちなみに、この留守電を言語化すると…」

 

 

『ハロー ネオユニヴァース だよ 今忙しいから メッセージを 残して 後で連絡を するよ』

 

 

 

swapオルフェ 「とまあ、ジャーニーさんが私の居た世界に居るのは確実になったとして…」

 

たづな 「理事長に連絡して、すぐにでも転移装置を…!」

 

 

swapオルフェ 「待てぃ!」

 

 

そこそこ大きな声で、たづなを止める。

 

 

たづな 「え…、どうしましたか?」

 

 

swapオルフェ 「私に計画がある、アンタには話せないが、もうその計画は進んでいるんです、下手に手を加えられても困りますし、何より理事長、そしてたづなさんにできる事は何もありません。どうか…干渉しないで頂けませんか?」

 

 

たづな 「そんな身勝手な事…!」

 

 

swapオルフェ 「大丈夫、私の介入もあって、この計画はスピーディーに進んでいます、必要になったらまた声を掛けますので、それで手を打ってくれませんか。」

 

 

たづなには、目の前のこの女性が、あれだけはっちゃけていたswapオルフェがとても真面目な顔をしているように見えた、たづなは…信じてみることにした、彼女を、元の世界への帰還を夢見て、警備員として学園に尽くしているswapオルフェーヴルの事を。

 

 

 

たづな 「…分かりました、swapオルフェさん、あなたに全てお任せします。その代わり、いつでも頼って下さいね?」

 

 

swapオルフェ 「ええ、もちろん。」

 

 

そして…、ちょっとした雑談も交えて、時刻はあっという間に12時を回った…。

 

 

 

自分の何倍も酒を飲んでいるたづなが全然酔ってなさそうなのを見て少し引いたswapオルフェ、この後普通に2人とも家に帰り、翌朝なんてこと無い顔でまた会うのだった…

 

 

 




2025年9月9日 午後6時頃、元競争馬のハルウララが息を引き取りました…。享年29歳、疝痛が死因とされています。今までありがとう、ハルウララ。向こうでキングヘイロー達と、どうか元気に。

偉大なる名馬の旅立ちに、敬礼。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。