swapオルフェーヴルとトレセン学園   作:ヨルダン東海岸

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前回のあらすじ
swapオルフェーヴル&ジェンティルドンナvsDustジャーニーの戦いは始まった…、ここで彼女を食い止めなければ、もはや絶望の未来しか待っていない。この世界の命運は、swapオルフェ達に掛かっている!






vsDustジャーニー その2

 

 

 

 

場面が変わり、ラモーヌに視点が移る。

 

 

タッタッタ…!

理事長室へ急いで向かうラモーヌ。

 

 

たづな 「きゃあ!?」

 

 

同じ頃に下へ降りて、様子を伺おうとしに行ったたづなと、曲がり角で鉢合わせになる。

 

 

ラモーヌ 「た…、たづなさん!すぐに校内放送で生徒全員に避難勧告を!」

 

「下で一体何が起きているんですか!?」と焦りながら尋ねるたづな。

 

「戦いよ!swapオルフェさんと、ジャーニーさんの偽物との…!!」

 

 

たづな 「戦い?偽物…?どういうことですか?」

 

 

ラモーヌ 「今日の朝会に出てたジャーニーさんは偽物で、理事長の言っていた殺人鬼があのジャーニーさんなのよ!!」

 

 

たづな 「…!!…分かりました、すぐに準備してきます!」

 

 

たづなは放送室へ向かう、ラモーヌが向かうのは……

 

 

タッタッタ…!

バン!

勢いよくドアを開く。

 

 

ルドルフ 「ノックくらいしたら……って…、ラモーヌじゃないか、どうしたんだ?そんなに息を荒げて。」

 

肩で息をし、見たことの無い表情のラモーヌが私を見てきた。

 

 

ラモーヌが向かったのは、生徒会室だった。

 

 

ラモーヌ 「良かったわ、貴方が居て。直ぐに避難するのよここから!」

 

 

やけに焦っているメジロラモーヌに、疑念を隠せないルドルフ。

 

ルドルフ 「避難?まさか、さっきの音と揺れが関係しているのかい?」

 

 

ラモーヌ 「そうよ!もうすぐたづなさんからの避難勧告も発令される筈だけど、貴方には真っ先に避難してもらいたいのよ。」

 

「今は事情を説明していられないの、急いで頂戴!」

 

 

ルドルフ 「…分かった、君がそこまで言うならすぐにでも。」

 

 

ラモーヌの催促で、2人でいち早くトレセン学園の正門へ向かう

 

 

タッタッタッ…!

 

ラモーヌ 「」

swapオルフェさん…貴方だけが頼りでしてよ…!!

 

 

しばらくして、校内に放送のチャイムが響き渡る。

 

ピンポンパンポン!

 

 

やよい 『生徒一同!職員一同!只今、学園の敷地内に不審者が侵入したとの通報が入った!至急避難を開始するよう!』

 

 

食堂にて…

 

 

スペ 「?」

 

突然の避難勧告に、思わず動きが固まる。

 

キング 「何をボーっとしてるのよ!早く避難をしないと!」

 

 

グラス 「職員一同って、警備員も含まれているんですかね。あの人、不審者に立ち向かって、そのまま居なくなればいいんですが(不謹慎)」

 

 

冷静にとんでもない事を言い始めるグラス。

 

 

セイ 「あのさぁ…(呆れ)」

 

グラス 「ただ嫌いなだけですよ!(豹変)」

 

バン!

机を叩き、勢いよく立ち上がるグラス。

 

 

エル 「ぐ…グラァス…?今のは流石に言い過ぎデェス!エルもあの人のことは好きじゃありませんが、この学園から居なくなって欲しいってだけデ…!」

 

 

グラス 「お仕置きされないと…ダメなんですよあんな人は…!」

 

 

避難の列に並びに行く。

 

ウララ 「ダメだよ!こんな時にケンカなんて!」

 

 

キング 「…ケンカじゃ…無いのよ、…ただ…。」

 

「…とにかく、今は避難が先よ。」

 

 

キング達も避難の列に並ぶ。

 

 

……

 

 

その頃swapオルフェは……

 

 

 

ヒュバババ!!

 

 

ギュイィィン…

ダァァァァァ!!

 

 

ヒュンヒュン!

 

飛んでくるニンジンとブラスターを捌くので手一杯で、攻撃の余裕がないswapオルフェ。

 

 

swapオルフェ 「」

ハァ…ハァ…!くそ…、まるで隙が視えない…!というより、隙になり得る部分を"何か"がカバーしている…!ケツイで無理やり体を動かしているが…、このままだとあとどれくらい持つ…!?

 

 

PhantomオルフェがDustジャーニーに密着して、攻撃のカバーをしているため隙がほぼなくなっている。

 

 

Dustジャーニー 「もう一人の方はもう動けないみたいですね、貴方も後どのくらい持つか、…せいぜい粘ってくださいよ?」

 

 

ヒュヒュヒュン!

大量のニンジンを飛ばす。

 

 

swapオルフェ 「…ああァっ!!」

 

 

こちらも負けじとニンジンとブラスターを召喚し、抵抗する。…視点が遠ざかり、swapオルフェ達の戦いは巻き上がった砂埃で外から見えなくなっていた…、時々映る光の筋だけが、戦いの苛烈さを物語る…。

 

 

 

ドンナに視点が移る。

 

 

ドンナ 「」

 

ジェンティルドンナの精神世界にて……

 

う…痛い……、今にも…死んでしまいそうですわ…。こうして意識が持つのも…時間の問題…。わたくしは…も…もう…だ…ダメみたい…ですわね…。最期に…お父さまとお母さま、姉や弟に…別れの言葉も言えないなんて…、実に…惨めな…人生でしたわ……__

 

 

意識が徐々に遠のいていく……

 

 

__いえ……、ここでわたくしが死んだら、我が家の次期当主は誰になりますの…?「この家で最も強くなったならば」……、ウマ娘として…私よりも劣る姉ではなく…、このままでは…弟が当主になって…しまいますわ…、まだ幼く、貴族の嗜みもままならない弟に…当主の座は重すぎる…!それに…わたくしはまだ、死ぬわけには行きませんわ……、私の夢…トリプルティアラはまだ、この手に収まっていませんもの…!!己が道を塞ぐものがあるなら、この手で…この力で砕き、突き進むまで…!それが私……「ジェンティルドンナ」ですもの!!

 

 

※ジェンティルドンナは ケツイで満たされた。

 

 

ムクリ…!

 

淡い光のオーラを纏ったその体が起き上がる。

 

 

「……」

 

 

直ぐ側にあった大きな瓦礫の一部を持ち、swapオルフェの所へダッシュで向かう。その動きは、従来のウマ娘のものとは一線を画す物だった、疲れすらも感じさせない、全くブレのないフォームのまま、顔色も変えず走り続ける。

 

 

swapオルフェ 「ハァ…ハァ…っ。」

 

 

ケツイの効果も切れ、もはや少しも体を動かすことのできない。

 

 

Dustジャーニー 「よく粘った方ですよ、ですが残念でしたね、私に挑んだ時点で、既に貴方の敗北は決まっていたんです。」

 

 

ギュイィィン!

大量のブラスターが敷かれ、swapオルフェを取り囲む。

 

 

swapオルフェ 「ッ…!!」

 

ここまで…か…!

 

 

ブラスターからレーザーが射出されかける。

 

 

 

ダッダッダッ!!

 

ドンナ 「ッ__」

ここッッっ!!

 

 

ビュオッッ!!

砂埃が落ち着き、Dustジャーニーの姿が見えたところで、全身全霊を込めて、持っていた瓦礫を投げ飛ばす。

 

 

ゴォォォォ!!

 

 

Dustジャーニー 「では、さような…」

 

 

ドゴッッ!!

ドンナの投げた瓦礫が、Dustジャーニーの頭部に命中し、周囲には鈍い音が響き渡る。

 

それと同時に、大量のブラスターも消える。

 

 

Dustジャーニー 「…らッ__!!?」

 

 

ドサ…!

その場にへたり込む

 

「あっ…あっ…っッ……!!」

 

 

瓦礫の当たった部分を抑えて、悶絶する。その痛みはあの時、人間に斬りつけられた痛みと、何ら変わりの無いものだった。

 

 

swapオルフェ 「!!?」

 

 

Dustジャーニーの後ろから、少し離れたところにいるドンナを見て、彼女が投げたものだと理解した。

 

 

ドンナ 「やりました…わね…っ、…後は…頼みますわよ……ゲホッ…」

 

 

ドサ…

血を吐いて、その場に倒れ込んでしまう。

 

 

swapオルフェ 「ドンナっ!!」

 

 

Dustジャーニー 「あっ……あの女っ…!どこにそんな力が残って……ッ!」

 

 

あまりのダメージに、いまだ立ち上がることすら叶わない。それもそのはず、彼女が瓦礫を当てたのは頭なのだ。どれだけ経験値を取り込んで強くなったウマ娘でも、頭にダメージを負えば動けなくなる。

 

 

swapオルフェ 「」

くそ…!ここでドンナが作ってくれた時間を無駄にするわけには…!

 

 

そうは言っても、swapオルフェにはトドメを刺す様な物は持ち合わせていない。ブラスターやニンジンが致命傷になるとは考えにくい。

 

 

ザザ…!

ウマホから突然、雑音が聞こえ始める。

 

「!?」

 

 

タキオン 『やっと完成したねぇ!今から君の手元に転送の御札が送られる!それを敵に貼り付けろ!避難は完了している、思う存分に戦いたまえ!!』

 

 

タキオンからの通信が切れるやいなや、手元にそれらしき御札がワープしてくる。

 

 

「これは…!!」

 

 

直後確信する、これがタキオン達が、私達が長い時間をかけて完成させた転送装置、もとい転送札だと。

 

 

キン!

青攻撃でDustジャーニーを固定する。

 

 

Dustジャーニー 「ぐっ…!?」

 

 

普段ならば、この程度の拘束ならすぐに解けるが、大ダメージを負った後のDustジャーニーには、かなりの拘束力を発揮する。

 

 

swapオルフェ 「元の世界にぃ!帰れぇェ〜!!」

 

 

ビタァァ!!

御札を相手の顔面に、叩きつける様にして貼る。直後Dustジャーニーの周りにエフェクトが出現する。

 

 

Dustジャーニー 「くあぁぁぁ!?こっ…こんな負け方…あっては行けません…!!」

 

 

ギュイィィン!

ギュイィィン!

 

無数のブラスターが、あらゆる角度で乱雑に敷かれる。

 

 

swapオルフェ 「!!?」

この軌道…まさか無差別攻撃…!?

 

 

Dustジャーニー 「最後のあがき…見せてあげましょう…!!」

 

 

ヒュン!!

 

「ッッこのっ!」

 

 

ブラスタを発射される前に、瞬間移動でブラスターの前に移動する。

 

 

ダァァァァァァァ!!!

 

ボゥ…!

 

ニンジンを大量に召喚し、着弾地点を予測して防壁にする。ついでに、倒れているドンナにはとびきり頑丈なニンジン防壁を作る。

 

 

ダァァァァァ!!

 

 

「ハァ…ハァ…!!」

 

 

ボガァァン…!!

 

 

戦いの疲弊で、全てのブラスターを防ぐことは出来なかった。いくつかはあらぬ方向に飛び、いくつかは学園を直撃する。

 

 

ダァァァァ!

ダァァァァ!

 

「しまっ…!」

 

 

swapオルフェの逃したブラスターのレーザーが、学園の崩れた部分を上手くすり抜け、生徒達が避難している校門前に飛んでいく。

 

 

その頃…

 

 

キング 「…もうここから離れましょうよ!?今理事長室を抉ったビームがここに飛んでくるかもしれないのよ!?」

 

 

スカイ 「別に平気でしょ、スワオルさんだってそれは分かってるはずだし、何らかの方法で防ぐでしょ。」

 

 

たづな 「…swapオルフェさん…貴方だけが…この世界を救え__」

 

 

ゴォォォッ!!

ほぼ目の前に、レーザーが迫る。

 

 

「ッッッ__」 

 

 

愛木 「それ。」

 

 

ギュオォォ…!

 

横を通った愛木が、合気を使ってレーザーの軌道を上に変えた。

 

 

生徒多数 「!!」

 

 

たづな 「あ、愛木さん…!大丈夫ですか!?」

 

 

愛木 「…なーに、あの一発だけだから捌けただけだ、2発だったら…俺らはとっくに……。」

 

 

今のをみて、その場でへたり込むウマ娘が多数を占めていた…

 

 

スカイ 「……飛んで…」

 

スペ 「…来ましたね……。」

 

スカイ 「やっぱり飛んできたじゃない!このへっぽこ!(涙目)」

 

 

 

Dustジャーニー 「ククク、…これで…終わりだと思わないで下さいね…?」

 

 

ビュンッッ!!

Dustジャーニーは完全に転送された__。脅威は、この世界から完全に消滅した!

 

 

swapオルフェ 「ハァ…ハァ……。」

 

 

その場でへたり込み、LANEを開き、タイキシャトルに連絡を入れる。

 

ピローン!(連絡音)

 

タイキ 「…?」

 

 

LANEを開く

————————

 

 

swapオルフェ 『ぜんぶ…おわった』

 

 

————————

 

 

タイキ 「っ!!」

 

「やりましタ!swapオルフェさん、勝ちましタ!!」

 

 

タイキのはしゃぎっぷりに、他のウマ娘も思わず大喜びをする。

 

 

ワイワイ

エジェエジェ

 

ブラスト 「いいゾ〜これ。」 

 

オルフェ 「…やったか…。」

 

ラモーヌ 「終わったのね…。…そうだわ…!」

 

 

ラモーヌやルドルフは、校庭に居るであろうswapオルフェの様子を見に行く。

 

 

タッタッタ…!

「swapオルフェさん!」

 

 

地べたに横になっていたswapオルフェをゆっくり起こす。

 

 

swapオルフェ 「…女王さま…、終わったよ…。」

 

 

ゼェゼェと、息を切らしながら報告をする。

 

 

ルドルフ 「…フフ…、君という人は__」

 

 

swapオルフェ 「__いや…!!」

 

 

ヒュン!

 

バッ、と体を起き上がらせると、ドンナを仰い被さるニンジンの前まで移動する。よく見てみるとかなりボロボロで、数発の被弾があったものと思われる。

 

 

ニンジンを全て崩し、中の様子を確認する。

 

「ドンナっ!!」

 

 

何事も無かったものの、元がもとなので心配で駆け寄る。

 

 

ラモーヌ&ルドルフ 「ッッ…!!」

 

 

ラモーヌとルドルフがその姿を見て、思わず絶句する。

 

 

ドンナ 「……あら…。酷い顔を…していましてよ…。」

 

 

意識が朦朧とする中で、私は言葉を絞りだした。

 

 

swapオルフェ 「…!」

 

よかった…、この傷なら何とかなりそうだ…

 

 

ドンナ 「フフ…、その様子だと…私は助かるのでしょう…?」

 

swapオルフェさんの態度に、今まで無意識に力んでいた身体が、ふと軽くなった。

 

 

swapオルフェ 「ああ…、だからもう喋るな、傷が開くぞ…。」

 

 

いくら助かるとは言え、これ以上傷が広がれば何があるか分からない。そんな思いを短い言葉で伝える。

 

 

ドンナ 「ふふ…、それでは…1つ、お願いを聞いてもらっても?」

 

 

swapオルフェ 「お願い…?なんだ、言ってくれ!」

 

 

 

ゴニョゴニョ……

 

 

 

……

 

 

 

……

 

 

 

swapオルフェ 「……分かった。」

 

 

ヒュン!

swapオルフェがジェンティルを連れて、何処かへ瞬間移動する。

 

 

ルドルフ 「…ッ!どこへ…!?」

 

ラモーヌ 「…まさか……!」

 

 

2人が何処かへ移動したのを、心配するラモーヌ達。しばらくして、swapオルフェだけが戻ってきた。

 

 

「…ジェンティルさんは…?」

 

 

swapオルフェ 「……ッ。」

 

 

眉にシワを寄せ、俯いて目を逸らす。

 

 

ルドルフ 「…彼女は…どうしたんだ。」

 

 

swapオルフェ 「ドンナは……ッ。」

 

 

その口から放たれた言葉を、私達は聞く前から分かっていた。だが、認めたく無かった。しかしこうして、現実は希望をズタズタに引き裂いて来るのだ。

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

日をまたぎ、雨の降る墓地にて…

 

そこには、swapオルフェーヴル、ゴールドシップ、オルフェーヴル、メジロラモーヌやシンボリルドルフ、理事長室にたづなさん、そしてジェンティルドンナの家族の姿が……

 

 

全員喪服姿で、哀愁と悲観な空気が漂っている…。皆の集まっている墓石には「ジェンティルドンナ」と刻まれている。

 

 

swapオルフェ 「ッ………。」

 

 

オルフェ 「く……貴様とも…あろう者が…っ。」

 

 

ゴルシ 「………。」

 

 

珍しく静かなゴールドシップ、流石にこの雰囲気では、はっちゃけられない…

 

 

ジェンティルの父親 「ジェンティル……お前は…この家で最も強くなると言っていた…。…なのに…ッ、うぅ…!」

 

 

墓石の前で、泣きながら膝から崩れ落ちる父親。

 

 

ジェンティルの姉 「っ……、ジェンティルは…もっと偉大で…優秀なウマ娘になるはずだったのに…!…アンタのせいよ!」

 

 

swapオルフェ 「!」

 

 

swapオルフェに言い寄り、胸ぐらを掴みかかる。

 

 

ジェンティルの弟 「よせっ姉様!みっともない。」

 

 

ジェンティルの姉 「でもっ…!」

 

 

ジェンティルの弟 「いいから…!」

 

 

弟に諭され、手を離す姉。だが…

 

 

ジェンティルの弟 「……っ!!」

 

 

ドゴッッ!!

無言で腕を引いて、思いっきり殴り倒す。その光景に、全員の開いた口がふさがらない。

 

 

swapオルフェ 「ぐっ…!!?」

 

 

ドバジャッ!

ジェンティルの父親 「っ!!」

 

 

swapオルフェの倒れた時の音で、咄嗟に振り向く。

 

 

ジェンティルの弟 「お前のせいで!ジェンティルは死んだっ!!何で守れなかった!?すぐ近くにいたのに、それでも警備員なのかよ!!」

 

 

倒れたswapオルフェの胸ぐらを掴みながら、皆が思っているであろう言葉を吐き出す。

 

 

ジェンティルの弟 「全部お前のせいだっ!責任は取れるのか!!」

 

 

swapオルフェ 「っ……」

 

 

ジェンティルの父親 「よせ…!」

 

 

殴ろうとする手を止め、swapオルフェの腕を引き、その勢いで立ち上がらせる。

 

 

ジェンティルの父親 「すまない…、君は充分責務を全うしたのだろう?それに…聞いた話では、ジェンティル自身も、勇敢に立ち向かったそうじゃないか。彼女の努力が無かったら…他の大勢の人が、ウマ娘が犠牲になっていたかもしれない…。だから許すという訳では無いが、私達は君を責める事ができん…。」

 

 

swapオルフェ 「……親父さん…。」

 

 

ジェンティルの父親 「…最期に……彼女は何と言っていた…?」

 

 

悲しみに声を震わせながら尋ねる。

 

 

swapオルフェ 「…想いを、託されましたよ、私に…。」

 

 

"生きろ"と。

 

 

ジェンティルの父親 「…そうか…。」

 

 

やがて、悲しい雰囲気を吹き飛ばすかのように雨もやみ始め、雲の隙間から陽の光が刺し始める…。

 

 

ブルゥゥン…!

 

そして、空が晴れるのを待っていたかのように、わりかし近くで車が止まる。

 

 

 

??? 「ええ、ここで宜しくてよ。」

 

 

ガチャン…ブルゥゥン…!

 

車が出発する。

 

 

トコ…トコ…

「あら。みなさんお揃いでお墓参りでして?さぞかし名のあるウマ娘が眠っているのでしょうね?」

 

 

オルフェ 「貴様、なんだその態度は、ここは貴様の様な輩が来る場所では……、っ……!!」

 

 

オルフェの反応を気にせず、そのまま墓石に近づく。

 

 

??? 「…それで、コレは誰のお墓でして?」

 

 

ゴルシ 「…誰って…っオメェの墓に決まってんだろっ!!」

え…っ?

 

 

全員がその女性に目を向ける。

 

 

??? 「私のお墓ですって?どうやらいつの間にか、死人扱いされてしまったみたいですわね。生きてここに居るというのに。」

 

 

バァーン!

枠が引かれて、ジェンティルの全身が映される。

 

 

オルフェ 「ジェンティル…っ!!」

 

 

やよい 「驚愕!一体何が起きているのだ!?」

 

 

たづな 「っ!!?」

 

 

突然のジェンティルドンナの登場に、全員が動揺を隠せない。

 

 

ゴルシ 「まさか…化けて出てきたのか!?」

 

 

ジェンティルの父親 「ジェンティルっ…、…本当にお前なのか……?」

 

 

 

ドンナ 「…どうやらこの反応ですと、上手くいったようですわね。」

 

 

ジェンティルの姉 「"上手く"って…どういうことよ!?」

 

 

突然の出来事が重なりすぎて、上手く状況を整理できない姉。

 

 

ドンナ 「…そろそろネタばらしと行きましょう?swapオルフェさん?」

 

 

swapオルフェ 「…はいはい…。」

 

 

swapオルフェが、どこからともなく看板を二つ持って来て、片方をドンナに渡し、二人でその場の全員に見せつける。

 

 

swapオルフェ&ドンナ 『ドッキリ大成功〜!♪』

 

 

ジェンティルの父親 「…ドッキリ…だと…?」

 

 

 

ドンナ 「…ドッキリ、とは言いましたが…。」

 

 

服をめくってお腹を見せる。そこには、切り傷を縫った後が残っていた…。

 

 

「大怪我を負ったのは…事実でしてよ。」

 

 

ジェンティルドンナがなぜ生きているのかについて軽く説明すると、まず傷を負ったジェンティルにケツイを投与し延命、次に、近くの病院であれやこれやをしてもらい現在に至る。

 

 

ゴルシ 「うおぉ〜!ドンちゃん心配かけさせるなよ〜!!」

 

 

たづな 「本当に…っ、生きていてくださってよかったです…!!」

 

 

その場の全員で、ハグしたり、喜んだり。反応はマチマチだが、ジェンティルが帰ってきた事に、全員が歓喜するのだった。

 

 

swapオルフェはその人だかりから逃げるように墓地を後にし、ウマ娘の主題歌である「うまぴょい伝説」をバックに、初めてこの世界に来た時からのswapオルフェの軌道が演出される。

 

 

 

〜♪

オルフェーヴルに警戒される、初期のswapオルフェ

 

 

 

ナレーション)swapオルフェーヴルがいたから楽しかった。

 

 

 

たづな、理事長、シンボリルドルフとの出会い

 

 

 

……

 

 

 

旗楽、愛木、その他警備員との出会い

 

 

 

……

 

 

 

ネオユニヴァースとの出会い

 

 

 

……

 

 

 

ゴールドシップ、フェノーメノ、ナカヤマフェスタとの出会い

 

 

 

……

 

 

 

ウララちゃんとの出会い(満面の笑みが写し出される)

 

 

 

 

一旦、swapオルフェの顔が映る

 

 

 

 

swapオルフェがビルを解体したシーン

 

 

 

……

 

 

 

タマモクロス、オグリキャップと食堂で会話しているシーン

 

 

 

……

 

 

 

swapオルフェと、ブラストワンピース達の秘密の特訓のシーン

 

 

 

……

 

 

 

ネオユニヴァースの事を殴りつけるシーン

 

 

 

……

 

 

 

ピンチのメジロラモーヌの元に駆け付けたシーン

 

 

 

……

 

 

 

swapオルフェがDustジャーニーに、御札を貼り付けたシーン

 

 

 

等々…

 

 

 

……

 

 

 

ナレ)ドジで明るくて、優しくて…

 

 

「いいゾ〜コレ。」

 

 

墓地で全員がジェンティルにハグを迫るシーン

 

 

 

あらゆる角度でswapオルフェを映す

 

 

 

ナレ)そんなswapオルフェーヴルが、みんな大好きだったから…!!

 

 

召喚したブラスターの口に加えてもらって空へ浮き、"こちら"に向けて、指で敬礼した後、ニンジンを取り出し、大きく手を振りながら…

 

 

ナレ)…これで、swapオルフェーヴルとトレセン学園の物語は、おしまい!!

 

 

 

swapオルフェは、ブラスターの上に乗って空の彼方に消えていった……

 

 

 

 

            THE END

      ——————おしまい——————

 

 

    長きに渡るご愛読、ありがとうございました!

    ヨルダン東海岸の次回作にご期待ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴルシ 「おいおい!何勝手に終わらせてるんだよ!?まだアイツ帰ってねぇじゃねぇか!」

 

オルフェ 「そうだ余(便乗)」

 

 

しかし終わらないのであった!

 

ちなみに、この後swapオルフェとジェンティルは、めちゃめちゃ怒られたそうな。その内容が詳しく語られるのは、まだ先のお話…。

 

 

 

そして、時代は流れる(一日後)

 

 

現在、トレセン学園は休校状態にある、Dustジャーニーが残した破壊の跡の修理をするためだ。よって生徒達はその間、実質学校を休んでいる状態になる。だが逆を言えば、空いた時間をトレーニングに回せるので、悠々と休日を過ごすウマ娘は多くなく、これはトレセン学園に勤務している者にも例外では無い。ただし、イレギュラーは存在する…。

 

 

トレセン学園、屋上にて…

 

 

誰もいない屋上に、swapオルフェと、連れ出してきたジェンティルドンナが居座っていた…

 

 

swapオルフェ 「…なぁドンナ、昨日何か言われたか?」

 

 

ドンナ 「言われたも何も、こっ酷く叱られましたわ、「時間が無駄になった」とね。」

 

 

 

あの後2人は、かなり怒られていて、その内容を話している。

 

 

 

swapオルフェ 「身内に掛ける言葉か〜?それ。貴族ってのは大変だなぁ、年相応の振る舞いもさせてくれないなんて。」

 

…思えばラモーヌ女王様だって、向こうではあんな威厳があったのに、こっちではそこまでオーラを感じなかったのも、育った環境で振る舞いが縛られちゃうからなのかもな…。

 

 

チュ~…

紙パックの野菜ジュースを飲み始める。

 

 

ドンナ 「まあ、こんな物は本来、力を得るうえで何の役にも立ちませんから、忌み嫌われるのも当然ですわ。私が一人だったら、こんな事はしなかったでしょう。あなたのおかげでしてよ?」

 

 

swapオルフェ 「…それは…楽しめたって事で良いのかな?」

 

 

ドンナ 「…ふふ、どう捉えようとあなたの勝手ですわ、ただ少なくとも、私にとってプラスの出来事だったという事は確かよ。」

 

 

ドンナの態度をみるに、喜んでいるようだと感じたswapオルフェは、「そっかぁ…」と呟いた。

 

 

「ところで、今の話し方だと、貴方も誰かに叱責を?」

 

 

swapオルフェ 「そうだよ(便乗)アイツら私を何だと思ってるんだ、私は学園を救った英雄だゾ〜?」

 

「こんな事なら、札を渡された時点で私だけ元の世界に帰るんだった。それかいっそ、今からでもこの手で学園をぶっ壊してやるけど、どうすっかな〜私もな〜。」

 

 

唐突にえげつない事を言い出すswapオルフェ。

 

 

ドンナ 「あらあら…ほほほ…。物騒な事は言うものじゃ無くってよ、…特に、私の前では。」

 

swapオルフェ 「まー、ドンナは敵に回したくないな、人脈広いし、強いし。」

 

 

ドンナ 「でしたら、私がいる間は安心ですわね。」

 

 

swapオルフェ 「間違い無いな。」

 

 

2人でほのぼのとした会話が繰り広げられていた…

 

 

しばらくして…

 

 

「しばらく学校休みだけど、ドンナは何すんの?」

 

 

純粋な疑問を問いかける。

 

 

ドンナ 「私はもちろんトレーニングに勤しみますわ。…swapオルフェさんは?」

 

 

swapオルフェ 「そうですねぇ…、…やっぱり私は、王道を征く…休系(休憩)ですかね。」

 

 

ドンナ 「休憩って…あんな事が起きて、何か自分の中で変わろうって思ったことは無いのかしら?」

 

 

swapオルフェ 「無いかな〜、まあ強いて言うなら、そろそろ持ち金が底を尽きそうだから節約しようって事くらいかな。」

 

 

さらっと言うが、これは死活問題である。給料日まではまだしばらくあるので、もしかしたら2・3日食べ物を食べれない瞬間が来るかも知れない。

 

 

ドンナ 「…お金の使い方が杜撰なんじゃありませんの?」

 

 

swapオルフェ 「毎日夜はコンビニ飯だからってのと、趣味に使うお金が多いからね、仕方ないね。」

 

 

ドンナ 「…自炊くらい、億劫せずにしたらどうですの?(正論)」

 

 

swapオルフェ 「(自炊する機械が)ないです。」

 

 

ドンナ 「…あなた、どうやって今日まで生き延びてきたの?(素)」

 

 

どうにも話がかみ合わない。

 

swapオルフェ 「あれ、ドンナには言ってなかったっけ、私は異世界から来たから、所持金ゼロスタートなんだよね。」

 

 

ここに来た経緯をあらかた説明する。

 

 

ドンナ 「…それですと、どうやってお金を確保したのでしょう?」

 

 

swapオルフェが、解体業でビルをその日の内に2軒も解体したことを話す。

 

「まあ、解体業を…!ふふ…。あれだけの事が出来るんですもの、ここよりも天職なのでして?」

 

 

swapオルフェ 「天職な物か、向こうは大人しか居ないんだ。話し相手が居ると居ないじゃ全然違うゾ〜これ。」

 

 

swapオルフェーヴルの秘密その2、実は、グイグイ来られるのは嫌だが、誰も構ってくれないのもすごく嫌。

 

 

「…っよし、じゃあドンナ、移動しようか。」

 

 

ドンナ 「あら、もう休憩は終わりでして?」

 

swapオルフェ 「やる事はまだある、ここじゃできないから移動するのよ。」

 

 

続けて、「どこに寄りたい?」と尋ねるswapオルフェ。

 

 

ドンナ 「…では、寮室へお願いしますわ、準備するものがありましてよ。」

 

 

swapオルフェ 「いいっすかぁ〜?はーい。」

 

 

ト…

ヒュン!

ドンナに軽く触れ、寮の前まで"近道"をし、ここで別れる。

次にswapオルフェが向かったのは、タキオンの所だった。

 

 

ヒュン!

「やほ。」

 

 

 

シャカール 「よゥ、英雄さン。」

 

 

ライツ 「よくアレを追い払えたものだな。」

 

 

校内への立ち入りが禁止されているのにも関わらず、なぜかみんな揃っている。

 

 

swapオルフェ 「英雄だって。くぅぅ〜っ、たまらない響きだね。」

 

 

ゴソ… ピ…!

ウマホを取り出し、録音をする。

 

「もう一回言って。」

 

 

シャカール 「言うかよバーカ。」

 

 

swapオルフェ 「ちぇ〜…。」

 

「で、なんで居るの?」

 

 

喜びと困惑を織り交ぜた疑問を問う。

 

 

シャカール 「なンでって…それだよ、それ。」

 

 

シャカールが指を差す、そこには、真っ白に燃え尽き、デスクと一体化しているアグネスタキオンの姿が…

 

タキオン 「…やあ、元気かな?」

 

 

swapオルフェ 「おかげさまで、そっちは?」

 

 

タキオン 「元気そうに見えるかい?」

 

 

swapオルフェ 「見えない。」

 

「なんでこんな白くなってんの?」

 

 

ライツ 「「燃え尽き症候群」…の一種だと思う、タキオンさんはここしばらく、あの札の研究にほぼ全ての時間を注いでいたからな。」

 

 

swapオルフェ 「燃え尽き症候群って比喩表現の一種でしょ?本当に燃え尽きてる奴があるかよ。」

 

 

結局なんで3人がここにいるのかと言うと、結論から言えば閉じ込められているからだ、燃え尽きたタキオンを運び出そうとしている途中で学園が封鎖されてしまった為、出ように出られないのだ。

 

 

swapオルフェ 「寮まで送ろっか?」

 

シャカール 「頼む。」

 

 

ヒュン!

タキオン、シャカールを寮まで"近道"させ、スワオルだけ戻ってくる。

 

 

swapオルフェ 「……さて…、アナタは?」

 

 

ライツ 「…私は学園の外まで飛ばしてくれれば自分で帰れる。」

 

 

swapオルフェ 「さいですか。」

 

 

シュガーライツを外まで送り、誰も居ない理科準備室で一人佇むswapオルフェ。

 

「…ほんじゃ、私も戻ろうかな。」

 

 

誰に言うわけでもなく呟き、自室へ近道をしていった……

 

 

 

……

 

 

 

……

 

 

 

それから、1週間が経過した、学園は活動を再開し、Dustジャーニー襲来前と変わらない景色を見せていた。この日はswapオルフェは仕事だった、だが持ち前のサボり癖で、裏山へのんびりしに来ていた。すると、そこには見慣れない小柄なウマ娘が立っていた。

 

 

「何してるのこんな所で、早く帰らないとお母さん心配しちゃうよ?」

 

 

一人佇むウマ娘に声を掛ける。

 

 

??? 「あれ?君は…、…ああ、ジャーニーの妹か、君こそこんな時間に何しているのかな?もう授業の時間は過ぎているだろう?」

 

 

swapオルフェ 「いや、本物のオルは今授業を受けているよ。」

 

 

??? 「…っというと、アンタは偽物…と。」

 

 

swapオルフェ 「まあ…そうだよ(若干否定)」

 

 

 

??? 「…ジャーニーがこの事を知らないはずがないし、考えられるのはジャーニーが何らかの方法で無力化された…ってとこかな、…まあ、なんにせよ……。」

 

「もうここに近づくのは辞めたほうがいいぜ?」

 

 

ゴゴゴゴゴ…!

 

 

swapオルフェ 「!!!」

なんて圧だ…!あの時のDustジャーニー以上の気迫だ…!体中がピリピリするっ…!

 

「落ち着け、言葉の綾だ、今の話を聞いたところ君は、学園で起きていることを知らない感じだな?」

 

 

刺激しないよう、冷静に対処する。

 

 

??? 「そうだね、何も知らないかな。」

 

 

順を追って説明する。自分が何者なのか、トレセン学園で何が起きていたのか。

 

 

「ふ〜ん、…ってことはジャーニーがいない間、君はお姉ちゃんってわけだ。」

 

 

swapオルフェ 「うーん…まあ、そう。」

 

「君の名前を聞いておこう。」

 

 

ステゴ 「……ステイゴールド、よろしくね。」

さて……実際はどうなんだか。真実を話しているのか、それとも相当な嘘つきなのか。理事長やたづなさんに聞いてみなきゃな。

 

 

swapオルフェ 「」

ステイゴールド……この女、一体何者だ…?一応警戒しておこう…

 

 

ステゴ 「まあ、立ち話もなんだ。ここ、座んなよ。」

 

 

座るよう催促され、隣に座るswapオルフェ。

 

 

「お互いの事を話したほうが良さそうだね。私はトレセン学園の生徒なんだ。」

 

 

生徒が出せるオーラなのか、これが?

swapオルフェ 「私はトレセン学園で警備員やってまーす。」

 

 

ステゴ 「なら、明日以降も君に会えそうだね、よろしく頼むよ。」

 

思いの外フレンドリーなステイゴールドの言葉に、「おっす」と返事をするswapオルフェ、彼女とは仲良くなれそうだ。

 

 

ステゴ 「それじゃ、目的地は同じなんだ、一緒に行こうか。」

 

 

swapオルフェ 「いいゾ〜コレ。」

 

「あ、そうだ、ステゴさんさ、私学園までの"近道"知ってるんだけど…使ってかない?」

 

 

ステゴ 「ステゴ呼びは辞めてほしいな、…そうだな……、気さくに"アネゴ"とでも呼んでくれたまえ。」

 

「…で、近道というのは?」

 

 

swapオルフェ 「こっちっすアネゴ!」

 

 

すぐそこにある掃除用具小屋に2人で入って近道をし、理事長室のタンスから出てくる。

 

「はーい英雄swapオルフェーヴルで〜す(呑気)」

 

 

やよい 「驚愕!せめてドアから出てきてくれ!」

 

「…っと、君は…!」

 

 

ステゴ 「ただいま、理事長。」

 

 

やよい 「swapオルフェ殿、彼女をどこで?」

 

 

理事長の言葉に、「裏山」と返すswapオルフェ。

 

 

ステゴ 「…何か、嫌な予感がして帰ってきたんですよ、それで…ジャーニーが行方不明、というのはどういう事ですか。」

 

 

やよい 「…swapオルフェ殿から聞いた通りだ…進展が全く無い、不甲斐ないばかりだ…。今だ目撃情報すらも上がってこない、無事かどうかも……!」

 

 

珍しく感情を顕にして慌てる理事長。

 

 

swapオルフェ 「その事についてなんだが…」

 

 

swapオルフェの言葉に、2人とも頭に?マークが浮かぶ。

 

 

「彼女は今…、私の居た世界に転移されている…!!」

 

 

ステゴ&やよい 「っ…!!?」

 

 

突拍子も無い告白をするswapオルフェ、はてさて、この先どうなりますことやら……。

 

 

 

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