swapオルフェーヴルとトレセン学園   作:ヨルダン東海岸

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swapグルーヴ 「ぜ、前回のあらすじ…!」

「前回、この世界にDustジャーニーっていう、異世界の殺人鬼が現れちゃったんだよね。どうしよう…あれに対抗できるのはオルフェーヴルか、最近改良したドトスタトン(※)だけ…、でもドトスタトンはまだテスト段階だし、オルフェーヴルも帰ってきてない…。…そういえば、最後に現れたNeоジャーニーって人は誰なんだろ…?」







闘争

 

 

 

 

Dustジャーニー 「お前は……誰だッ!」

 

 

Neоジャーニー 「私はドリームジャーニーでも、ネオユニヴァースでもない。貴方を倒す者です。」

 

 

ヒュ!!

ゴンッ!

高速でDustジャーニーの目の前に移動し、顎に垂直に蹴りを入れる。

 

 

Dustジャーニー 「ゲッッ_」

 

 

蹴られた反動で体が浮き上がる。

 

 

ドゴォ!

そのままNeоジャーニーは体を一回転させて、前蹴りでDustジャーニーを吹き飛ばす。

 

 

 

ズザッッズザザァァ…!

 

「何…だ…、コイツの強さは…!?私は経験値を取り入れてるんだぞ!?アイツの様な、ケツイで無理矢理体を動かしている訳でも無い、ジェンティルの様に無尽蔵のパワーがある訳でも無い!コイツはなんなん__」

 

 

 

再びNeоジャーニーが高速で目の前まで移動し、そのままの勢いで顔を掴み、地面に押し付ける。

 

 

「だッ__」

 

 

 

ドゴォォォン!!

 

 

 

swapジャーニー 「…!!」

 

 

ドリジャの豹変ぶりと、Dustジャーニーを圧倒する姿に声が出ない。

 

 

 

Neоジャーニー 「…貴方は、別の世界から来た存在の様ですね。」

果たして元の世界に戻すべきか、それともここで倒すべきか。

 

 

『ここで倒していいよ。』

 

 

融合したネオユニヴァースが語りかける。

 

 

「分かりました、では…」

 

 

 

ブラスターを構えて、放とうとする。

 

 

 

Dustジャーニー 「ニィ…」

 

 

ダァァァァ!!

 

Dustジャーニーが、先にブラスターを構えていて、Neоジャーニー目掛けて放たれる。

 

 

Neоジャーニー 「!」

 

 

ヒュバ!

 

咄嗟に回避する。

 

 

Dustジャーニー 「調子に乗るな!どうやってあの攻撃を受けて立っていられるのか分かりませんが、私に勝てるなんて思わないで下さいね!!」

 

 

ブラスターを召喚しぶっ放す、それと同時にニンジンを召喚してNeоジャーニー目掛けて放つ。

 

 

 

Neоジャーニー 「はは…」

 

 

ヒュン!

Dustジャーニーの後ろに移動する。

 

 

『遅すぎる、速さが"ミッシング"。』

 

 

 

Dustジャーニー 「っ!」

 

振り向きざまにニンジンを数本地面からNeоジャーニー目掛け生やすも、目にも留まらぬ速さで回避する。

 

 

刹那、Dustジャーニーに近づき強烈な打撃を加えて吹き飛ばす、その威力は、周囲の木々が揺れるほどである。

 

 

 

ズザァ…!

 

Dustジャーニー 「っ…!」

 

 

ギュィィィン…!

ダァァァァ!

 

吹き飛ばされた先でブラスターをぶっ放すDustジャーニー。

 

 

 

Neоジャーニー 「…」

 

 

パチン…!

ダァァァァ!

 

一瞬その場から離れて回避したあと、再び同じ地点に現れ、指を鳴らしてブラスターを構えて、放たれると同時に移動する。

 

 

Dustジャーニーはそのブラスターをニンジンで防御する、刹那飛んできた無数のニンジンを回避する。

 

 

クン…!

 

 

Neоジャーニーが手首を軽くひねると、再び大量のニンジンが召喚されDustジャーニー目掛けて飛んでいく。

 

 

シュバッ!

 

 

ニンジンを空に飛び上がって回避し、そのままブラスターを召喚して飛び乗り、ブラスターをぶっ放す。

 

 

ダァァァァァァ!!

 

 

 

Neоジャーニー 『どうして彼女は必要のない事をするの?』

 

「はて…」

 

 

 

ヒュン!

 

Dustジャーニーの召喚したブラスターに飛び乗り、そのまま彼女にブラスターをぶっ放す。

 

 

シュバ…!

 

ブラスターから降りて回避し、地上に降りたDustジャーニー。

 

 

ヒュン!

 

Neоジャーニー 『どこを見ているの?』

 

 

Dustジャーニー 「っ!!」

 

 

 

バッ!

キン…!

 

Neоジャーニーに青攻撃を仕掛け、身動きを取れなくする。

 

 

Neоジャーニー 「あ…」

 

 

グンッ!!

 

背面の雪の塊に叩きつけられたあと、2機のブラスターからレーザーを照射し命中させて吹き飛ばす。

 

 

吹き飛んだ先にDustジャーニーは先回りし、再び青攻撃でNeоジャーニーを地面に叩きつける。

 

 

下からニンジンを生やして攻撃するが、間一髪でNeоジャーニーはそれを浮き上がって回避し着地する。

 

 

 

「何です?今のは。あれで私が殺せると思ったんですか?」

 

 

やや呆れた様な顔で尋ねる。

 

 

Dustジャーニー 「…コイツ…頭に脳みそが入っていないのか…?」

 

 

ヒュバ!

ガギンッ!!

 

直後Neоジャーニーが長めのニンジンを手に持って近接戦を仕掛けてくる。

 

 

Dustジャーニーも応戦し、しばらく近接戦が続いた後、Neоジャーニーに吹き飛ばされた瞬間に、後ろにブラスターを召喚し、放とうとする。

 

 

Neоジャーニー 「…」

 

 

ザンッッ!

 

Dustジャーニーが召喚したブラスタを横半分にカットする。

 

 

ヒュン!

 

Dustジャーニー 「アナタは本当に他の誰よりもうっとおしいですね。」

 

 

Neоジャーニー 「褒めてくれて嬉しいですよ。では私からも一言。」

 

『後ろを見たらどう?』

 

 

 

Dustジャーニー 「!!」

 

 

ダァァァァァァ!!!

 

既に召喚されていたブラスターがDustジャーニー目掛け照射される、Neоジャーニーはその間に別の場所に移動する。

 

 

 

ヒュン…!

 

Neоジャーニー 「!」

 

 

ガギンッ!

ギュィィィン…!

ダァァァァ!

 

飛んできたニンジンをガードし、着後後ろに現れたブラスターも飛んで回避する。

 

 

ギュィィィン…!!

ダァァァァァァァァ!!

 

滞空中、空中に5機のブラスターが召喚され、Dustジャーニーの合図と共に放たれる。

 

 

ヒュン!

 

Neоジャーニーが一瞬Dustジャーニーの前に現れ、ブラスターを置いて、別の場所に移動する。

 

 

ギュィィィン…!

 

Dustジャーニーもブラスターで応戦し、威力を相殺する。

 

 

 

ボガァァン!!!

 

 

 

Dustジャーニー 「…」

 

Neоジャーニーが移動した先に、ニンジンを地面から勢いよく生やす、一瞬突き刺さった様に見えたが、咄嗟の判断で避け、衣服の損傷だけで済んだ。直後下から生えたニンジンを回避する。

 

回避する途中でも無数のニンジンがこちらに放たれ、それらを回避し、Dustジャーニーの前まで移動した後、ブラスターを構えて召喚する。

 

 

バア!

 

 

Dustジャーニーはそれを、地面から生やした大きめのニンジンで防御した後移動する。

 

移動した先から、Neоジャーニー目掛け地面から無数のニンジンを生やす。

 

 

Neоジャーニーもそれを地面から生やした大きめのニンジンで防御し、回り込んできたニンジンを回避する。

 

直後Dustジャーニーは大きなトライデントをNeоジャーニー目掛けて大量に発射する。

 

 

Neоジャーニーは再び大きなニンジンを地面から生やして防御する。

 

 

ドガガガガ…!!

 

 

 

Dustジャーニー 「フフフ…。」

 

 

ドドドドド…!

 

Dustジャーニーが軽い笑みを浮かべると、左右に大量のブラスターを召喚する。

 

 

「どれだけ強いか、どれだけ速いかは関係ありません...。」

 

「この攻撃から身を守る術は無いということだけです!!」

 

 

 

ダァァァァァァァ!!!

 

全てのブラスターが一斉に照射される。

 

 

 

ゴゴゴゴゴ…!!

 

 

 

Neоジャーニー 『彼女は正しい事を言っているよ。』

 

「ではその場合…。」

 

 

キン…!

 

Neоジャーニーの左目が黄色く光る。

 

 

 

バッ!

 

ボガァァン!!!

シュー…

 

手を前にかざし、ブラスターの威力を相殺する。

 

 

 

Dustジャーニー 「…一体何が…、…っ!」

 

 

 

Neоジャーニー 「ふふ…」

 

 

バチバチ…!

 

エネルギーが迸る両手を左右に広げ、前に突き出す。

 

 

キュイィィィン…!!

『ファイナルフラッシュ!!』

 

 

 

Dustジャーニー 「っっ!!」

 

 

パァン!

 

手から出たのはクラッカーで、何の攻撃でも無かった。

 

 

「……??」

 

 

Neоジャーニー 「元の世界に帰っていただけるのなら、倒す必要は無いでしょう。」

 

「もっとも、この世界に滞在して、何をしようと、私には関係の無いことですが。」

 

 

スタ…スタ…

 

 

そのまま傷ついたswapジャーニーの肩を右手で支えて持ち上げる。

 

 

swapジャーニー 「おいジャーニー…!まだ戦いは終わっていないんだぞ!ヤツが攻撃してきたらどうするつもりだ!」

 

 

Neоジャーニー 「…」

 

 

Dustジャーニーが生きている事に、Neоジャーニーは特に何の反応も示さなかった。自分と同じ顔だからという情けなのか、何を考えているのかswapジャーニーには分からなかった。

 

 

スタ…スタ…

 

 

Dustジャーニー 「」

 

こっ…コイツ…!!私を蚊帳の外にっっ……!!こんな屈辱許せない…!……お前はッ…お前は私に…ッ…!

 

 

「殺されるべきなんだぁぁ!!!」

 

 

ギュィィィン…!

ダァァァァァァ!!

 

大きめのブラスターをNeоジャーニーとswapジャーニー目掛けて放つ。

 

 

swapジャーニー 「っ!おいジャーニー!!」

 

 

ゴゴゴゴゴ…!

 

 

Neоジャーニー 「…っ…!」

 

 

バッ!

ドギュゥウゥン!!

 

振り向きざまに、使ってない左手で体内エネルギーを照射する。

 

放出したエネルギー波がDustジャーニーのブラスターのレーザーを掻き消しながら進む。

 

 

 

Dustジャーニー 「っっ!!!?」

 

「あああぁァァァァ゙ァ゙ァ゙__」

 

 

 

ドゴォォォォン!!

 

巨大な爆発が起きる。煙が晴れて残っていたのは、Dustジャーニーが身に付けていたオルフェーヴルのマントだけだった…。

 

 

 

swapジャーニー 「…!!や、やったぞ!倒したぞ!」

 

 

Neоジャーニー 「……うん。」

 

 

あまり浮かない顔で答えるNeоジャーニー、Dustジャーニーを倒した事の何処かに後悔があったのか、もう自分が普通のウマ娘で無くなった事に対しての懸念なのか、はたまた別の何かなのか、それは彼女にしか分からない…。

 

 

swapジャーニー 「…ところで、腹の傷は大丈夫なのか!?」

 

 

衣服をめくると、傷のない綺麗な肌が顕になる。

 

 

Neоジャーニー 「ええ、痛みも無いですし、大丈夫ですよ。」

 

『"スイングバイ"、私は、Dustがここに来る前の世界へ向かうよ。』

 

 

swapジャーニー 「何だと?それはつまり、世界をまたぐということか!?」

 

 

Neоジャーニー 「…ええ、この力があれば、私は元の世界にも戻ることが出来ます。ただ、突然居なくなるのは迷惑だと思うので、最後に皆さんに別れの挨拶をしてから行くことにします。」

 

 

 

ヒュン!

直後swapジャーニーの目の前からNeоジャーニーが消える。

 

 

swapジャーニー 「消えたっ!?一体どこに…?」

 

 

 

 

……

 

 

 

ヒュン

 

Neоジャーニー 「どうも、ナカヤマさん。」

 

swapナカヤマ 「ん?何だ…って、いつもと服装が違うな、なんかあったのか?」

 

 

Neоジャーニー 「ええ…、それで、お話がありまして…。」

 

 

自分がこれからこの世界から居なくなることを話す。

 

 

swapナカヤマ 「…そうか、そりゃあ、良かったじゃねぇか。もう楽出来ないのは残念だが、アンタの事を待ってるヤツが向こうにいんだ。ただいまって、言ってやれよ。」

 

 

Neоジャーニーは「はい」と答えると、再び何処かへ瞬間移動する。

 

 

 

……

 

 

 

ホットランド、エアグルーヴの研究所にて…。

 

 

ヒュン!

Neоジャーニー 「どうも。」

 

 

swapグルーヴ 「えっ!!?今入って来てた!?どうやって入って来たの!?なんか服装もいつもと違うし…。」

 

 

Neоジャーニー 「…まあ、色々とありまして…、それよりも、お話があります。」

 

 

 

カクカクシカジカ……

 

 

 

swapグルーヴ 「え、てことは転送装置は作る必要が無いってこと?やった!これで別の研究を進められる!」

 

 

絶妙にそうじゃない事を言い始める。

 

 

Neоジャーニー 「……」

 

 

swapグルーヴ 「あ、いや…、もちろん貴方が元の世界に帰れる事に対しての喜びだよ…?あの記憶の中にいたウマ娘達…、何より、妹さんの所に早く帰ってあげて。」

 

 

 

Neоジャーニー 『』

君がスポ魂なら、彼女はスタ魂だね。

 

「」

ええ、全く、その通りですよ。

 

「では、私はこれで、今までお世話になりました。」

 

 

 

swapグルーヴ 「うん、向こうでも元気でね!」

 

 

ヒュン

再び何処かへ瞬間移動する。

 

 

swapグルーヴ 「え、消えた!?」

 

 

ほんの少しして、部屋から誰かが出てくる。

 

 

ガション ガション!

 

ドトスタトンNEO 「誰が来たんですか?」

 

ドトスタトンNEO、ドクター・グルーヴ(swap)が作り上げた、最強の発明品。試験段階ではあるが、既にステータス及びバトルパフォーマンスの大幅な上昇が確認されている。

 

 

swapグルーヴ 「うん…、彼女、元の世界に帰ることになったみたい。」

 

ドトスタトンNEO 「えぇ〜!?じゃあこの美しいボティはお披露目できないって事ですかぁ!?」

 

 

swapグルーヴ 「そうだけど…、でも、他の沢山の人がドトスタトンを見てくれるよ!」

 

 

ドトスタトンNEO 「それもそうですよね。それじゃあ博士、この前言ったフライングスーツの発明、お願いしますよ?」

 

 

swapグルーヴ 「もちろん!空いた時間で色々開発出来ると思うから。」

 

 

別れの雰囲気に似つかわしくない、悲しみのない言葉、その場くらいシリアスな雰囲気になってもいいだろうに、2人の会話をこっそりと聞いたNeоジャーニーはそう思うのだった。

 

 

 

Neоジャーニー 『今ならバリアを破壊できるよ。』

 

 

次にNeоジャーニーが来たのはウォーターフェル……ではなくお城、ここにはこの国の女王であるメジロラモーヌが暮らしている。

 

 

 

玉座の間にて…

 

 

 

swapラモーヌ 「…どうしたのかしら、花が笑っているなんて…、こんな事は初めてだわ。」

 

 

ヒュン!

 

Neоジャーニーがやって来る。

 

 

「…あら?」

 

「この花が「解放してくれる」と言ったのはあなたのことかしら?」

 

 

Neоジャーニー 「どうも、…恐らく初めましてでしょうか?」

 

 

swapラモーヌ 「…ええ、でも名前は知っているわよ。異世界から来たドリームジャーニーさんですわよね?」

 

 

Neоジャーニー 「ええ、…それで、ここに来たのには話があるからでして。」

 

 

 

元の世界へ帰ること、そして"バリア"の事について話す。

 

 

swapラモーヌ 「…!!」

 

「…そう、分かったわ…。」

 

「…」

 

「準備ができたら、この先の部屋に来なさい。」

 

 

ラモーヌ女王は玉座の後ろの通路へ向かい、Neоジャーニーも付いていく。

 

 

「緊張しているかしら?大丈夫よ…、歯医者さんに行くようなものよ。」

 

 

横の通路に進むラモーヌを追いかけるNeоジャーニー。

 

 

「準備は出来たかしら?」

 

「強がらなくてもいいわ…。私だって心の準備ができていないもの。」

 

次の通路に入ろうとした時、ラモーヌが一言添える。

 

 

 

 

部屋に2人で入っていく。

 

 

 

ゴゴゴ………!

そこには、巨大な半透明の壁が広がる空間が広がっていた。

 

 

 

「これがバリアよ。」

 

「我々ウマ娘を地底に閉じ込めている封印よ。」

 

 

Neоジャーニー 「…これが……。」

 

圧巻の光景に、空いた口が塞がらないNeоジャーニー。

 

 

 

swapラモーヌ 「……もし、もしこの世界でやり残した事があるのなら、ここで引き返しなさい。」

 

 

Neоジャーニーは、一歩前に進んだ…

 

 

「……そう。じゃあ、始めましょうか?」

 

「…あら…?」

 

 

swapラモーヌが後ろに体を向けると、Neоジャーニーは居らず、ふと横を見るとそこにNeоジャーニーが居た。

 

 

「何をしているの…?」

 

 

Neоジャーニー 『…』

ス…

 

 

パリィィィン!!

Neоジャーニーがバリアに触れると、バリアを完全に破壊する。

 

 

 

※バリアが 消えた。

 

 

 

swapラモーヌ 「っっ……!!?」

 

 

Neоジャーニー 「バリアは破壊しました、ですが、バリアの外の状況までは分かりません。他の方々には、もう少し経ってからか、少し濁しを入れてこの事を話してください。」

 

 

ヒュン!

瞬間移動で、別の場所に移動する。

 

 

swapラモーヌ 「っ……!!」

 

「…ふふ、もしかしたら、この国の予言に語られる、天から舞い降りる救世主というのは、あなたの事だったのかもしれないわね…。」

 

「…ひとまず、この事をルドルフに話さないと。」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

ウォーターフェルにて…

 

 

ヒュン!

 

Neоジャーニー 「どうも。」

 

 

パール 「…結局、お隣のウマ娘には会わなかったのね。」

 

 

Neоジャーニー 「おや、私が元の世界に帰ることをご存知でしたか。…いろいろあって、そのウマ娘、…オジュウさんには、会えそうにありません。」

 

 

パール 「そう、…でもがっかりしないで、アナタがあのウマ娘と会う日は……」

 

 

一瞬間が空いたと思ったら、シーキングザパールの体と服装が灰色に昇華し、一言。

 

 

「もう、間近に迫っているわ。」

 

 

ピロロピロロピロロピロロン…(電子音混じりの高速消滅音)(dim.)

 

 

Neоジャーニーの前で、パールが跡形もなく消滅する。

 

 

 

Neоジャーニー 「ヒッ…」

 

 

たまらず後ろに下がる。

 

「……はぁ…、なぜこんな時にまで怖がらなくては…、…"もう間近に迫っている"、どういう意味でしょうか。」

 

「…まあ、いいでしょう。せっかくここに来たのだから、トランセンドさんにも声を掛けておきますか。」

 

 

 

左のエリアに入り、店に入店する。

 

 

swapトラン 「やっほー、って、あれ?君この前の…!なんか雰囲気変わった?」

 

 

Neоジャーニー 「ええ、色々とありまして…。」

 

 

これから元の世界に帰ることを話す。

 

 

swapトラン 「へー、君別の世界のウマ娘だったんだ。短い出会いだったけど、そこそこ楽しかったよ。でも寂しいなぁ、せっかく話し相手ができたと思ったのに…。」

 

 

Neоジャーニー 「はぁ…それは…。…では、私はこれで…、っ、そうですね…一つ貰いたいものがあります。」

 

 

そう言うとNeоジャーニーは、曇ったメガネを購入した。

 

 

「私とあなたの、思い出の品にさせてもらいますね。」

 

 

swapトラン 「くぅ〜、アンタ最高!ウチも絶対君の事忘れないから!」

 

 

Neоジャーニー 「ええ、ではこれで。」

 

 

店を出ようとすると、トランセンドが「ちょっと待って!」とNeоジャーニーを止める。

 

 

「どうかしましたか?」

 

 

swapトラン 「思い出したんだよ、私が女王の事を「ラモちゃん」って呼ぶ理由!」

 

 

Neоジャーニー 「はあ。」

 

 

この話を聞くことにした。

 

 

swapトラン 「あれはお城で毎月行われる演説の時だった。皇子様が一通りしゃべり終えて…」

 

「女王さまにマイクを渡そうとしたんだけど、うっかりマイクを持ったままこう言ったんだよ。」

 

「「ほら、ラモちゃん、君の番だよ。」」

 

「それを聞いた国民は大爆笑でさwww、皆に聞こえていたと気づいて、皇子様も笑い出したんよ。」

 

「しばらくすると、女王がおもむろに両手を上げて、国民達は静まりかえった。」

 

「女王はマイクに近づいた、真顔でね。」

 

「そして、言ったんだ。「我が王国の民よ、よく集まってくれたわ。では、早速このラモちゃんより、いくつか話を…」ってね!」

 

「以来、みんな女王様をラモちゃん様と呼ぶようになったんだ。」

 

 

 

Neоジャーニー 「そんな由来が…、ふふ…、皇子様のセンスと、乗ってくれたラモーヌさんには感謝しないと行けませんね。」

「では、今度こそ私はこれで。」

 

 

swapトラン 「ばいばーい!」

 

 

 

店から出た後、そのまま直進する。

 

 

 

Neоジャーニー 「やはり、ここにいましたか。」

 

 

洞窟を反響した声が、swapタキオンの耳に入る。

 

 

swapタキオン 「やあ、…おや?その服装……。…ああ、"そういう事"か。さしずめ、お別れの挨拶をしに来た所だろう?」

 

「私からは一言。元の世界に帰っても、しっかりと周りを頼ることだよ。辛かったり、嫌なことがあれば、もういっそ「ぬわあああああん疲れたもおおおおおん!!」とでも叫んでみるがいいさ。」

 

 

Neоジャーニー 「ふふ、なんですかソレ。…お別れとは遠い空気になってしまいましたよ。」

 

 

swapタキオン 「これくらいしょっぱい方が今風だよ、それに私は切ない別れが好きじゃなくてね、君もそう思うだろう?」

 

Neоジャーニー 「…まあ、あまり好きな方ではありませんが。」

 

swapタキオン 「そういう事だ、今まで楽しかった、向こうでも頑張ってくれたまえ。…あぁ、そうだ一つだけ、…"彼女"とは、仲良くしてくれよ?」

 

 

Neоジャーニー 「…はい、ではこれで。」

 

 

 

ヒュン!

 

 

 

スノーフルに戻り、swapジャーニーのもとに行く。

 

そこには、swapジャーニーから話を聞いたのか、swapスイープとswapシャカールが来ていた。

 

 

 

swapスイープ 「わあ!?アンタ今どこから現れたのよ!…ねえ、元の世界に帰るって聞いたけど、本当なの!?」

 

 

swapシャカール 「オマエが居なくなると寂しくなるな!特にエアグルーヴなんか、「貴重なデータがぁ!」とか言ったりしてな!クハハハ!」

 

 

Neоジャーニー 「」

シャカールさん、概ね事実ですよ、残念ながら…。

 

 

swapジャーニー 「嫌だ〜!」

 

 

swapジャーニーが抱き付いてくる。

 

 

「余から離れるな!貴様が一人になったら余は心配で堪らん!!」

 

 

swapスイープ 「…単純にアンタが寂しいだけでしょ…。」

 

 

swapジャーニー 「違う!…とにかく余を一人にするなぁ〜!!どうしても帰りたいのなら、余も連れていけ〜!!頼む余〜〜!!」

 

 

子どもの様に泣きじゃくる(泣いてはいない)swapジャーニー。

 

 

Neоジャーニー 「それは…」

 

 

swapスイープ 「いいんじゃない?連れて行ってあげても。」

 

 

swapシャカール 「この一ヶ月とちょっと、ジャーニーの面倒を見ていたのはオマエだったもンな。それに、必要な時に好きなだけ戻れンなら、別にジャーニーがそっちに行っても問題ねェンじゃねぇのか?」

 

 

Neоジャーニー 「…では…しばらく、ジャーニーさんをお預かりしてもよろしいでしょうか?」

 

 

swapスイープ 「ええ、でも、怪我とかさせたらタダじゃ置かないわよ!」

 

 

swapシャカール 「手のかかるヤツだが、オマエなら安心だ、よろしく頼むぜ。」

 

 

 

swapジャーニー 「本当か!?余も連れて行ってくれるのか!?」

 

 

Neоジャーニー 「ええ。」

 

お人好しなのか、違和感が無いのか、いずれにせよ、なぜ自分の知り合いが異世界に行くことを止めないのでしょうか……?

 

 

「では、私はこれで、今までお世話になりました。」

 

 

 

バ…!

バチバチィ…!

ゴゴゴゴゴ…!!

 

手を前に出すと、時空に裂け目ができる。

 

 

swapジャーニー 「では行ってくるぞ!」

 

 

swapシャカール 「じゃあな〜!」

 

swapスイープ 「向こうでも元気でいるのよ〜!」

 

 

 

ゴゴゴゴ…!

ヒュンヒュン!!

 

 

2人が裂け目に触れると、光の粒子となって裂け目に吸い込まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、トレセン学園にて…

 

 

swapオルフェ 「ふああああ疲れたもおおおおん。」

 

 

ドンナ 「…ふふ、確かに100kg、10数えるまで持ち切れたわね。合格でしてよ。」

 

 

嬉しさのあまり、「やあったぁぁ〜!!」の声とともに目からレーザーを放つ(威力0)

 

 

「あらあら、そんな子どもの様にはしゃいで、ふふ、可愛らしいこと。」

 

 

swapオルフェは、ジェンティルの課した試練をクリアしていた、もちろんズルは使わずに。これも努力の賜物だな。

 

 

swapオルフェ 「うし、この調子でじゃんじゃん試練クリアして、次の侵略者をぶっ飛ばしてやるゾ〜。」

 

 

ドンナ 「案内は私がしますわよ。」

 

 

ジェンティルの気遣いに「頼むよ〜」と受け入れるswapオルフェ。

 

 

 

しばらく歩いて…

 

 

ドンナ 「お待たせしましたわね、フラッシュさん。」

 

 

フラッシュ 「いえいえ、基礎トレーニングですもの、時間は掛けることに越したことはありませんよ。」

 

エイシンフラッシュ、栗東寮に所属する高等部2年

ドイツからやってきた、真面目で凡帳面な留学生。何事も予定を立て、寸分の狂いもなくこなす。趣味はお菓子作りで、計量ミスの許されない一面が、周到な性格を育んだようだ。ー方、予想外の出来事に弱く、トラブルが発生するとおたおた慌ててしまう。

 

 

swapオルフェ 「弱そう(小並感)」

 

 

ジェンティルドンナとは違い、覇気が無いせいか最初からswapオルフェは調子に乗り始める。

 

 

フラッシュ 「試練の内容を聞けば、そうは思わなくなりますよ?」

 

 

フラッシュの脅し(?)に「ほんとぉ?」と若干舐めた態度で挑発するswapオルフェ。

 

 

ヒュオッッ!!

フラッシュが、プラスチック製のエペをswapオルフェの耳元あたりに突き立てる(というか刺す)

 

 

swapオルフェ 「っっ……!!」

 

剣の軌道が見えなかったぞ…!?

 

 

「は…外れてやーんの…(震え声)」

 

 

フラッシュ 「"外した"んですよ?本番はしっかり当てる気でいますからご安心を。私が貴女に課す試練は、これを100回避けることです。」

 

 

デデドン!(絶望)

 

 

swapオルフェ 「ドンナぁ…!助けて…」

 

 

ドンナ 「では頼みますわよ。」

 

 

フラッシュ 「はい!」

 

 

ジェンティルは来た道を戻っていった。

 

 

「では早速…、と言いたい所ですが、アナタにいくつか聞きたいことがあります。」

 

 

何時に起き、朝支度にどれだけ時間がかかるか、ここに来るまでの時間、夜寝る時間など、根掘り葉掘り聞かれた。

 

 

swapオルフェ 「ねぇこれって何の試練なの?」

 

 

フラッシュ 「まだ何もして無いですよ。それより、これを。」

 

 

スケジュール帳を渡される。

 

swapオルフェ 「え、何これは(困惑)」

 

 

フラッシュ 「swapオルフェさん、朝起きてからここに来るまでに30分掛かっていますね、この時間は具体的には何をしているんですか?」

 

 

swapオルフェ 「何って…、髪溶かして…あれこれやって…、まあ15分あれば終わるよ。」

 

 

フラッシュ 「残りの15分は何をしているんですか?」

 

 

swapオルフェ 「現実から目を背けてる(憂鬱)」

 

 

フラッシュ 「その15分、無くせますよね?」

 

 

swapオルフェ 「(無くせ)ないです。」

 

 

フラッシュ 「もうジェンティルさんのトレーニングは終わったんですよ?変わりに私がトレーニングコーチになりましたが…。」

 

 

swapオルフェ 「なおさら現実から目を背ける時間伸びそう(他人事)」

 

 

フラッシュ 「(一瞬目からハイライトが消えてすぐ戻る)…まあいいでしょう。とりあえず、明日からよろしくお願いしますよ。」

 

 

フラッシュの一言に「ふぁい」と情けない返事をするswapオルフェだった…

 

 

 

 

 

警備の仕事に戻り、昼休み……

 

 

 

食堂で食事をしているハルウララに後ろから抱きつき一言。

 

 

swapオルフェ 「がわ゙い゙い゙な゙ぁ゙ヴラ゙ラ゙ぢゃ゙ん゙〜。」

 

 

ムギュ…!

 

ウララ 「わわっ!どうしたの悪フェちゃん?」

 

 

swapオルフェ 「チカレタ…頭撫でながら膝枕して…」

 

 

ウララ 「うん…いいけど…。」

 

 

 

少し空間を開けて、膝枕してあげる。

 

 

 

キング 「ちょっとウララさん!?ほんとにやるの!?」

 

 

ボフ…!

 

 

swapオルフェ 「はあぁぁ〜ん♡(こぶし)」

 

ウララ 「疲れちゃったんだよね!よしよし…。」

 

 

ナデナデ…

 

 

キング 「ちょ、ちょっと…!」

 

スカイ 「お〜?キング、嫉妬してるの〜?」

 

「まずうちさぁ、膝元空いてんだけど、寝てかない?」

 

 

キング 「結構よ!」

 

 

swapオルフェがしばらくウララを堪能していると……

 

トコ…

 

オルフェ 「ウララよ。」

 

ウララ 「あー!オルフェちゃん!」

 

swapオルフェ 「おっ、オル〜元気〜?」

 

 

オルフェ 「何をしているのだ…、……まあ良い、ウララよ、今日の放課後、余とトレーニングをする。ゆめ忘れぬことだ。」

 

 

ウララ 「うん!よろしくね〜!」

 

 

swapオルフェ 「……」

 

 

オルフェが去るところを、怪しい眼差しで見つめる。

 

 

オルフェは再び何処かへ行ってしまった。

 

 

「…あ〜スッキリしたぁ!昼食うゾ〜。」

 

 

ウララから降りて、お茶漬けを頼みに行く。

 

 

 

スペ 「ウララさんとスワオルさんって、いつからあんなに仲がいいんですか?」

 

 

スペシャルウィーク的には、スワオルはあまり人付き合いが得意じゃないイメージがある、人に甘えるなんてもっての他、という認識を目の前で崩されて、たまらず尋ねる。

 

 

ウララ 「最初に会った時からだよ!あの人すっごく面白い人なんだぁ!」

 

キング 「面白いというか……常識知らずというか…。こんな事言うと失礼だけど、変よねあの人(今更)」

 

 

スカイ 「でもいいじゃん?学園にいい影響も与えたし、世界の危機を救ってくれたし、何より、グラスと仲直りしたんだし。」

 

 

エル 「そうデ〜ス!」

 

 

グラス 「……」 

 

 

無口なグラスワンダーに、「どうしたんですかグラァス?」と尋ねるエル。

 

 

トコ…

誰かが来る。

 

 

??? 「スカイさん、こんにちは。」

 

スカイ 「おお〜、フラワーじゃん、どうしたの?」

 

ニシノフラワー、栗東寮に所属する中等部1年。

大人しくて愛らしい、純真無垢な少女。まだまだ咲きはじめで自信もなく、一人前めざして準備中である。一方でよく気が利き、たとえ自分のことで手一杯でも、周りへの思いやりを忘れない優しい心根の持ち主。いつか大輪の花を咲かせるため、頑張っている。

 

 

 

フラワー 「スカイさん…、実は、とある人から、スカイさんに関する悪い噂を聞いたのですが…。」

 

 

スカイ 「私の悪い噂?自覚はないなぁ、どんな噂なの?」

 

 

フラワー 「…この学園で流行している、あの不思議な語録を、スカイさんが多用しているって噂なんですけど…。」

 

 

ピクン

スカイの表情がこわばる。

 

 

スカイ 「えー…、あー…、…フラワーは、なんで私にその事を話したの?」

 

 

冷静を装っているが、口調があからさまに変わっている。

 

 

フラワー 「だって、…もし本当だったら…その…、気持ち悪いなって。」

 

 

パリン!!

スカイの中の、大切な何かが砕け散った。

 

 

スカイの頭のなかで、フラワーボイスで「気持ち悪いなって」という言葉が何度も反復する。

 

 

 

スカイ 「ななな なんで」

「ウソななんなななんうそちょ待って待って」

「ちょ待ってえななななんななんな待って」

「ちょなんでなえななんで」

「ななんなんでななんな待ってなんでなんで待って」

「ななななななんななななんでななんななんで」

「ななんななななんななんな」

「待ってちょななんなちょちょなな」

「ななんなちょえななんでえ」

「うそちょ待って」

「ちょえななんなんでちょ」

「うそえな」

「ななんで待ってなんで」

「ななんちょうそななななな」

「ななんななんな」

「ななな」

 

 

スゥ〜…

突然落ち着いたと思えば、手をたたいて深呼吸をする。

 

 

「ななななん」

「え待って」

「ちょななんななんなななな」

「え待ってえ」

「ちょ待ってえちょななんな待って」

「待ってななんなななんな」

「なんななんな」

「ちょ待ってちょななんなななんなちょ」

「待ってなななちょなな待って」

「ななんちょちょな」

「待ってなえ待ってえなんななんな」

「なな…ななな」

 

 

「その噂、誰から聞いたの!」

 

「学園の生徒?警備員?ウマッターとか!?」

 

 

一気に詰め寄る。

 

 

フラワー 「それは教えられません…、それで、この噂は本当なんですか…?」

 

 

スカイ 「もちろん違うよ?あんな気持ち悪い語録なんかセイちゃんは使わないよ(矛盾)」

 

 

フラワー 「そうですよね!良かった、じゃあ私がこれから、その噂は間違っていますって伝えて来ますね。」

 

 

堂々と嘘をつくスカイの言葉を鵜呑みにするフラワー。

 

 

スカイ 「じゃあついでに伝言を頼もうかな。」

 

フラワーが「何を伝えればいいでしょうか?」と尋ねると、スカイが一言。

 

 

 

「後ろに気をつけてね…って。」

 

 

 

フラワーはそれを聞いて特に何も思わず、そのまま行ってしまうのだった…。

 

 

 

フラワーの姿が見えなくなり、スカイが話し始める。

 

 

「グラスさぁ…、流石に今のはちょっと良くないんじゃないかな、思っても無いこと言わせるなんて。」

 

 

グラス 「なんの話でしょう?」

 

 

スカイ 「とぼけるのが下手だなぁ、あれだけフラワーがグラスの事チラチラ見てて、私が気付かない訳ないじゃん。」

 

 

スカイは見抜いていた、話し方も少しもじもじしていたし、慌てていた時も何度もグラスの方をチラチラ見ていたことを。

 

 

グラス 「…だからどうしたと言うんですか?私はスワオルさんを許しただけで、彼女の残した語録を許した訳ではありません。」

 

「それにスカイさん言ってましたよね?「そういう人達を根絶できるくらいしないと、追い出すのは無理だと思うよ」と、荒療治ではありますが、仕方ありません。」 

 

 

スカイ 「ッ……(引き)」

 

 

グラス 「彼女は特効薬なんです、このトレセン学園に蔓延する淫夢語録というウイルスに対しての、あんな子に「気持ち悪い」とか「やめてほしい」と言われたら辞めるしか無いでしょう?」

 

スカイ 「それさ、フラワー自身はどう思ってるの?」

 

 

話をそらす形で尋ねる。

 

 

グラス 「彼女はこの件について、中立の立場を選びました。」

 

スカイ 「じゃあなんで_」

 

グラス 「ですが。」

 

 

グラスが言葉をかぶせる形でスカイが話すのを中断させる。

 

 

「ですが、「これ以上感染が拡大して欲しくは無い」とは言っていました、彼女がアナタに言った事、そしてスワオル信者に杭を刺すのは、彼女自身が選んだ行動です。」

 

 

スカイ 「ッ__」

 

 

グラス 「トレセン学園は、これで平和になります。もう大元は潰したんです、後は彼女が第二の感染源達に杭を刺せば、元のトレセン学園に戻ります。」

 

 

これが、グラスがとった最終手段だった、事実これで、第一パンデミックは幕を下ろす、そう、"第一"は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画面が変わり、白黒で強いフェードの掛かった場面に切り替わる。

 

??? 「ほなまず、年齢を教えてくれるかいな?」

??? 「っと、24歳です。」

 

 

 

……

 

 

 

……

 

 

 

??? 「君、名前はなんていうの?」

 

??? 「ぼく ひで」

 

 

奇妙な二つの演出が出た後、場面は暗転し、そのまま消えた…。

 

 

 

 





※旧 メイショウドトン →新 ドトスタトン
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