swapオルフェーヴルとトレセン学園   作:ヨルダン東海岸

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タマモ 「前回のあらすじ!」

「前回、行方不明になっていたジャーニーが、向こうの世界のネオユニヴァースと合体して「Neоジャーニー」っちゅう新しい存在に生まれ変わってな、ほんで、タキオンがやらかして送ったDustジャーニーと衝突して見事、Neоジャーニーは勝ったっちゅうところや、後はまぁ、学園の方は特に何事も無く…ってところやな。」

「一応、swapオルフェが何をしていたかを言うと、ジェンティルに散々しごかれて、ほんで次はフラッシュにこれからしごかれるってとこまでいったんよな。」

「あらすじ終わり、ほな本編楽しんでな〜。」







ケツイと忍耐の修行

 

 

 

 

トコ…トコ…

 

ニシノフラワーは、とある人物の元に近づいていた…。

 

 

ブラスト 「イキスギ!イクイク!ンアー!」

 

 

タイキ 「枕がデカすぎマース!」

 

 

??? 「コラ!やめろタイキ!淫夢はトレセン学園では恥ずかしい事なんだぞ!(寮長の鑑)」

 

 

2人で布教活動(?)していると、あるウマ娘に注意される。

 

彼女の名前はヒシアマゾン、美浦寮に所属する高等部2年。

何かとタイマンで勝負したがる、熱血肌の姐御。野蛮に見られがちだが、相手が勝てば、その強さを称える潔さも持っている。美浦の寮長で血の気が多い反面、料理洗濯掃除も大得意。あらゆる場面で頼りがいのある存在である。雷や幽霊にはからっきし弱い。

 

 

 

タイキ 「お、大丈夫デスカ大丈夫デスカ?淫夢はトレセン学園で流行ってるって、はっきりわかんですネ!」

 

 

アマゾン 「やめなって言ってるだろ!!」

 

 

タイキ 「!」

「ヌゥン!ヘッ!ヘッ!

ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛

ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!

ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!

フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!

フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真)」

 

 

 

ブラスト 「アマさん……」

 

 

泣き出したタイキの頭を胸に寄せ、手で撫でながら、ブラストがジト目でボソリと呟く。

 

 

アマゾン 「だって…、ご…ごめんな…?」

…ちょっと待て、なんでアタシが謝ってるんだ?

 

 

自分が悪者扱いされている事に、心の中で冷静に突っ込むヒシアマゾン。

 

 

そうこうしている内に、フラワーが現れた。

 

 

フラワー 「こんにちは、タイキさん。」

 

 

タイキ 「Оu!フラワー!こんにちはデース!」

 

ムギュ…!

横から現れたフラワーを見ると、すぐに泣き止み、フラワーを抱きかかえる。

 

 

フラワー 「タイキさん…、今のって…。」

 

タイキを腕で引きながら呟く。

 

 

タイキ 「そうデース!フラワーもやっぱ淫夢が好きなんですネ!」

 

 

ガバ!

満面の笑みで再びハグをしようとするタイキ。

 

 

フラワー 「違います…!私、そんな事してるタイキさん、すごく嫌です!」

 

 

デデドン!(絶望)

 

 

タイキ 「フラワーヒドい事言いマス!!」

 

この反応を予想していなかったタイキは、ショックを受けて動揺する。

 

 

アマゾン 「それで、辞めるのかい、辞めないのかい(便乗)」

 

 

ブラスト 「(Now loading...)…えーでもタイキ先輩ステラな人だし……、swapオルフェさんも優秀だって言ってたゾ?」

 

 

タイキ 「うぅ…、わ…私は、どうすれば…!」

 

 

友情を取るか、快楽を取るか。葛藤の末、彼女が選んだのは……

 

「ブラストさん、私、もう淫夢はしまセン。」

 

 

彼女は友情を選んだ、というよりも、彼女の中に宿る魂、ウマソウルがそれを望んだ、ニシノフラワーとの関係や、寮長であるヒシアマゾンとの関係、淫夢では作り出せないものが、そこにはある。

 

「…だから、ごめんなさいデェス、ブラストさん…。」

 

 

ブラスト 「お、いいゾ〜これ。」

 

 

フラワー 「ブラストさんもですよ。」

 

 

魔の手は、ブラストにも襲い掛かる。

 

 

ブラスト 「でも私はフラワーの事好きだゾ(告白)」

 

フラワー 「えっ…」

 

 

突然の告白…というか、予想しなかった反応に困惑するフラワー。

 

 

ブラスト 「もちろんヒシアマさんも、タイキさんもみんな好きだゾ〜。だけどみんな勘違いしてるゾ。」

 

‌「淫夢は地域コミュニティに則ったインターネット語録なんだゾ。人を不快にさせるものじゃなく、歴とした話術で、コミュニケーションの枠を広げる魔法の言葉なんだゾ。TPOをわきまえて使えば大丈夫だって、はっきりわかんだね。」

 

 

急に博識になるブラスト。

 

 

フラワー 「でも、今私が…」

 

 

ブラスト 「まぁ、多少はね?でもそれって文化の違いがお互いに触れた時によく起こる事だからね、仕方ないね。」

 

「クソデカスケールで見れば、そんな事どこでも起きてる訳だし、もう少し馴染み深くなれば受け入れられるかもって、スワオルさんも言ってたゾ〜これ。」

 

 

swapオルフェの特訓の成果を惜しみなく発揮するブラストワンピース。

 

 

フラワー 「えぇ…(困惑)」

 

アマゾン 「それとこれとは話が違うだろ!(正論)」

 

 

ブラスト 「おっそうだな(適当)。あっ、そうだ、タイキ先輩!この辺にぃ、美味いラーメン屋の屋台、来てるらしいですよ、行きませんか?」

 

 

話の方向性を思いっきり逸らすブラスト、真の淫夢厨は無駄な争いなどしないのだ。

 

 

タイキ 「ラーメンですカ?いいですネ!行きましょう!」

 

 

ブラスト 「(2人も)行きませんか?行きましょうよ。」

 

 

フラワーとアマゾンにも尋ねる。

 

 

アマゾン 「」

こ…これも淫夢語録の一つなのか…?すごい応用力だな、学園中に広かったのも納得できるな…、もう知ってるとは思うが、フジにも報告しておくか…。

 

 

フラワー 「私は遠慮しておきます、今絞ってるので…。」

 

 

アマゾン 「あたしもダメだな、寮長が門限過ぎに学園を出るなんてできない。」

 

 

ブラスト 「あっ、そっかぁ…(残念)、タイキ先輩、じゃけん夜行きましょうね。」

 

 

タイキ 「イエース!」

 

 

ブラスト 「じゃあアマさん、外出の許可証が欲しいんですがそれは大丈夫なんですかね?」

 

 

アマゾン 「…ああ、だけど、早めに帰ってこいよ?最近変な事が多いからね、早く帰ることに越したことは無いよ。」

 

 

淫夢厨は博識だって、はっきりわかんだね。

 

 

 

その頃オルフェ…

 

 

コンコン…

オルフェ 「入るぞ、研究の民よ。」

 

 

部屋に入ると、タキオン以外はどこかに出かけているようだった、残ったタキオンも眠っていて、話せるような状態ではない。

 

 

「」

寝ているのか、尚の事都合が良い…。

 

 

ケツイが用意されている皿に手を伸ばし、一つ取る。

 

 

「」

これがあれば、ウララを……

 

ガラガラ…!

何かを企んでいる様な顔で出ていく。

 

 

 

 

その日の夕方…

 

ダッダッダッダッ!

ハルウララがトレーニングに明け暮れていた。

 

ウララ 「はぁ…はぁ…、オルフェちゃん、どう?」

 

 

オルフェ 「良いぞウララよ、記録も伸びてきている。」

 

 

オルフェーヴルは、ハルウララの面倒を見るついでにトレーニングをさせていた。今やっているのは、タイムを測って、どこでどのくらい縮められるかの特訓(小並感)だ。

 

 

ウララ 「ほんと?やったやったぁ!これって、練習の成果が出てるって事だよね!」

 

 

オルフェ 「うむ、今後も励む事だ、……して、ウララよ、そなたに褒美を遣わす。」

 

 

ポケットに手を伸ばし、昼頃取ったケツイを出そうとすると…

 

 

swapオルフェ 「オル。」

 

 

オルフェ 「!」

「…何用だ。」

 

突然現れたswapオルフェに焦るが、冷静に尋ねる。

 

 

swapオルフェ 「オルが今取り出そうとしていたのは何かな?」

 

 

これまでのふんわりとした雰囲気から、一気にシリアスな空気になる。

 

 

オルフェ 「…これは甘味だ、ウララへの褒美のな。」

 

 

swapオルフェ 「ふ〜ん…、これが褒美、ねぇ…。」

 

 

手を少しいじったと思えば、指でケツイを摘んでいる。

 

 

オルフェ 「っ…!」

 

慌ててポケットの中を確認するも、入っていたはずのケツイが無くなっていた。

 

 

「何をすr」

 

コンッ!

 

オルフェが顔を上げると、既に目の前にswapオルフェがおり、おでこにデコピンをする。

 

 

「るっ…!?」

 

「ぐっ…」

 

 

そのデコピンは痛かった、人よりも頑丈なウマ娘が痛がる程のパワーがあった。

 

 

swapオルフェ 「オルは、これをウララちゃんに使おうとしていたの?」

 

 

オルフェ 「そうだ…、その力があれば、ウララはレースに勝てる、周囲のライバルに差を付けるのも容易…!」

 

 

自分がケツイを初めて見てから思っていた事を話す。

 

 

swapオルフェ 「…オルは間違っているよ、こんな事して勝ったレースは、本当にウララちゃんの実力なのかい?」

 

 

オルフェ 「…!」

 

 

swapオルフェ 「確かにケツイの力を使えば、レースで一着を取るなんて簡単だ、でもこれは一時的にケツイの力を与えるだけで、その効果は永続じゃない、この意味が分かる?」

 

「ウララちゃんがこれを使えば、間違いなく"壊れる"、ケツイの効果が切れて、レースに勝てなくなった時、「もっとケツイがほしい」とね…。」

 

 

swapオルフェの正論にぐうの音も出ないオルフェ。

 

 

「私はこの世界に居続けるつもりはない、即ちケツイも有限だ、考え直すんだ。」

 

 

オルフェ 「…だが…。」

 

 

swapオルフェ 「まあ、別にレースにケツイを使っちゃ行けない訳じゃないからさ、人から貰ったケツイで勝負するなって事だよ。」

 

 

オルフェ 「…ウララが自らの手でケツイを生み出し、使用したのなら、問題ではないのだな…?」

 

 

swapオルフェ 「もちろん。でもケツイの習得は難しいよ?ドンナが匙を投げるぐらいなんだから。」

 

 

オルフェ 「当然だ、ジェンティルは才能でここまでのし上がったヤツだ、今更努力が必要だとなれば、習得が困難なのも必然。だがウララは違う、ウララは努力だけでここまで来た、ケツイの習得など容易い。」

 

 

オルフェはウララの努力を買っているようだ。

 

 

swapオルフェ 「よし、じゃあ(知識を)ぶち込んでやるぜ。」

 

 

swapオルフェは、ジェンティルの時の様にやり方を教える。

 

 

ウララ 「大切な人〜…ん〜、キングちゃんでしょ、オルフェちゃんでしよ、スペちゃんにセイちゃんに……、あと、悪フェちゃんもみんな大好きだよ!」

 

 

オルフェ&swapオルフェ 「(#´ω`#)(顔文字)」

がわ゙い゙い゙な゙ぁ゙ヴラ゙ラ゙ぢゃ゙ん゙!!

 

 

オルフェ 「どうだウララよ、何か変化はあるか?」

 

 

ウララ 「ん〜、みんなの事を考えると、心が暖かくなるの!」

 

 

そのままswapオルフェが立て続けに「元気とか、やる気みたいなのは湧いてきた?」と聞く。

 

 

「うん!今だったら新記録出せるかも、オルフェちゃん!もう一回記録測って!」

 

 

ウララに促され、もう一度タイムを計る、その結果は…

 

 

 

swapオルフェ&オルフェ 「……」

 

 

タイムは縮みはした、だがそれはほんの微々たる差だった、あの時ジェンティルがした様な走りもしておらず、走り終わったウララは息を切らしているようにも見えた。

 

 

ウララ 「ハァ…ハァ…、どうだった…?」

 

 

膝に手を着け、肩で息を吸うウララ。

 

 

swapオルフェ 「」

ケツイは発動していなかったな…でも確かにエネルギーは感じた……。…そういえばスペが言ってたけど、ウマ娘はレース中、稀に"ゾーン"っていうのに入る事があるらしい。掛かりとはまた違う、正確に進むべき道を見いだして的確に脚を進める状態がある、ウララがなりかけたのはそれなのかもしれない。

 

 

ウララがケツイを習得するのは、まだ先になりそうだ……

 

 

 

……

 

 

 

……

 

 

 

翌朝、体育館にて…

 

 

フラッシュ 「Guten morgen。今朝はよく眠れましたか?では改めて…、今日からアナタのトレーニングを担当するエイシンフラッシュです、よろしくお願いします。」

 

 

swapオルフェ 「こんな時間からトレーニングしたくなかったswapオルフェーヴルでーす。」

 

 

ジェンティルのトレーニングの時よりも元気の無い声で、皮肉交じりの自己紹介をする。

 

 

フラッシュ 「ちゃんと遅刻せずに来てくれて嬉しいですよ、…では、特訓は58秒後に始めます、準備を始めてください。」

 

 

swapオルフェ 「準備も何も…、何も持ってきてないんだけど…。」

 

 

58秒後…

 

 

フラッシュ 「では始めます、回避の姿勢をとってください、私は当てるつもりで突きますので。」

 

 

ヒュオ!

そう言うとフラッシュは、エペを構えてswapオルフェを突く

突く瞬間に、威力はそのままにペチンっと叩く。

 

 

swapオルフェ 「痛あァ゙っ!!」

 

頬を押さえてしゃがみ込む。

 

 

フラッシュ 「流石にそのまま突くのは危ないので、突く瞬間に剣先で叩く事にしました、さぁ、立ってください。」

 

 

swapオルフェ 「」

くそ…、油断した…。こいつ強ぇぞ…!

 

「っ…もっかい!!」

 

 

ヒュオッ!

再びフラッシュがエペで突く。

 

 

「」

顔…!

 

 

ヒュッ!

ペチン!

顔を横にずらして避けたかと思ったら、一瞬で腹にエペを叩きつけるフラッシュ。

 

 

「あぁう…!」

 

 

叩かれた箇所を手で押さえるswapオルフェ。

 

 

フラッシュが構え直す。

 

 

フラッシュ 「準備は良いですか?」

 

 

swapオルフェ 「ちょ、ちょっと待って!」

 

「早くない?ちょっと休憩させて?」

 

 

フラッシュ 「ダメです、敵は待ってくれませんよ?」

 

 

エペをスワオルの顔に突き立てる。

 

 

swapオルフェ 「っ…!…ふぅ〜…」

 

 

息を整え、集中する。

 

キラン…!

※swapオルフェーヴルは ケツイで 満たされた。

 

 

黄色のオーラに包まれたスワオルは、立ち上がって不敵な眼差しでフラッシュの事を見る。

 

 

フラッシュ 「…ケツイ、ですか。やる気があるようで何よりです。…では、続けますよ?」

 

 

ヒュン!

ヒュン!

 

続けざまに突くフラッシュと、それを的確に回避するスワオル。

 

フラッシュ「…!」

 

 

ヒュンヒュンヒュン!!

ペチン!

 

 

swapオルフェ 「…ッ!」

 

 

放たれた5発の突きの5発目に当たってしまう。

 

 

「もっかい…っ!」

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュ!

ヒュヒュヒュ!

ベチン!

 

再び当たってしまうスワオル。

 

 

「っ…もっかい!」

 

 

…その後も、しばらく同じようなことが続き…

 

 

フラッシュ 「…もう8時ですね、今日の特訓は終了です。」

「初めてにしては、かなり上出来だと思いますよ、流石は英雄と謳われた方です。」

 

 

フラッシュは他の荷物などをまとめると、「では」といって体育館を出ていった。スワオルはしばらく疲労で動けなかった、その最中、「クリアするまでずっとこれが続くのか」と、打ちひしがれていた。

 

 

 

 

その日の昼頃…

 

 

 

swapオルフェ 「ぬわああああん疲れたもおおおおん!」

 

 

ウララ 「お疲れ!悪フェちゃん!」

 

 

昨日に引き続き、食堂でウララに膝枕してもらっているスワオル。

 

 

キング 「あなた…ここ公共の場よ?もう少し違う場所でやりなさいよ(正論)」

 

 

ウララ 「え〜でも悪フェちゃん疲れてるし…。」

 

 

スカイ 「お〜、何キングぅ、もしかしてスワオルさんに嫉妬してる?セイちゃんでよければ膝枕してあげるよ?」

 

 

キング 「そういうことじゃ無いわよ!」

 

 

swapオルフェ 「…ウララちゃん、そろそろその「悪フェ」って呼び方変えない?(提案)」

 

 

ウララ 「呼び方?ん〜…、スワオルちゃんとか?」

 

 

swapオルフェ 「あ〜^いいっすねぇ〜(歓喜)」

「…ウララちゃん、ちょっと強めにぎゅ~ってしてくれる?」

 

 

ウララ 「こう?」

 

 

手を使ってswapオルフェの顔を制服にめり込ませる。

 

 

スゥー…

思いっきりウララのニオイを嗅ぐ。

 

 

swapオルフェ 「あ〜^たまらねぇぜ!(興奮)」

 

 

 

キング 「っ……(ドン引き)」

 

エル 「人のニオイで喜ぶなんて変態デース!」

 

 

ス…

どこからともなくフジキセキが現れる。

 

 

フジ 「そういえば、いい香りがする人とは__」

 

 

ス…

同じくどこからか現れたフジキセキのトレーナーに連れてかれる。連れて行かれるフジキセキはどこか不満気な顔をしていた。

 

 

 

スペ 「えぇ…(困惑)」

 

 

swapオルフェ 「よし、回復したゾ〜。」

 

 

スワオルはいつもの特大お茶漬けを買って食べ、再び仕事に戻るのだった…

 

 

 

 

……そして、時代は流れる(18時間後)

 

 

 

 

フラッシュ 「では、始めます。」

 

 

コオ…!

 

swapオルフェ 「うす!」

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュ!

ヒュヒュヒュヒュ!

ペチン!

 

「っ……!」

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュ!

ヒュヒュヒュヒュヒュ!

ペチン!

 

 

 

 

……

 

 

 

 

フラッシュ 「今日はここまでです、お疲れ様でした。」

 

 

特訓が終われば、そそくさと荷物を片付け、その場を去っていく。

 

 

swapオルフェ 「ってて…、叩かれるこっちの身になってくれっての。」

 

 

 

 

更に翌朝…

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ!!

ペチン!

 

 

swapオルフェ 「イ゛ったい!アーォ…」

 

 

フラッシュ 「kち来てくださいよ…ホr…」

 

 

swapオルフェ 「イッタi…あ゙ーはぁ゙ーんモ゙ー…」

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

特訓が終われば、いつも通り警備の仕事に戻り、昼ご飯を食べる。

 

 

ウララ 「ねえスワオルちゃん、その傷どうしたの?」

 

エペで打ち付けられた傷が、くっきり体に浮かび上がっている。

 

 

swapオルフェ 「これ?転んで怪我しちゃった☆」

 

 

ウララを心配させないために、嘘をつく。

 

 

 

……

 

 

 

そして、昼休憩が終われば業務に戻り、その後何事もなく帰宅する。

 

「ふわあああ疲れたもおおおおん」

 

 

 

ボフン…!

スピー…

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ!

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ!

ベチン!

 

 

swapオルフェ 「イッッったい!!」

 

 

フラッシュ 「痛いではありません(冷酷)」

 

 

 

swapオルフェ 「アア゙イッ!!」

 

 

フラッシュ 「さぁ…さぁ…。」

 

 

ヒュヒュヒュヒュ×5!

ベチン

 

swapオルフェ 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛もうイッタい!」

 

 

「もう嫌だ」と言わんばかりに、たまらずフラッシュから距離を取るスワオル。

 

 

フラッシュ 「さあ、どうしたんですか?」

 

 

swapオルフェ 「痛いのに…この人おかしい…(小声)」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

「ウララちゃ〜ん…」

 

 

ウララ 「ねえ…、怪我、減るどころか増えてない?」

 

 

swapオルフェ 「そんな事無いよ〜…」

 

 

スーハースー…

 

 

2人の会話を見ていたキングは…

 

 

キング 「…スカイさん…?」

 

 

スカイに耳打ちするキング。

 

 

スカイ 「うん、私も同じこと言おうと思ってた。」

 

 

2人 『絶対何か隠してるよね…』

 

 

キング 「そうよね…、同じ事を思っていて良かったわ…。…でも…。」

 

 

2人はこの事を、あえてスペシャルウィーク達には共有しなかった。sスワオルがウララに隠し事をしているということは、相当知られたくない事なんだろうと、そう結論付けることにした。

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

swapオルフェ 「お休み、今日もよく頑張った私!明日も頑張りたくないけど頑張ろう!!(鼓舞)」

 

 

 

zzz…

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュ×7

ベチン!

 

 

swapオルフェ 「痛いんだよおおおおおお!も゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!(マジギレ)」

 

 

フラッシュ 「エペ痛いのは分かっているんですよ!」

 

 

ヒュヒュヒュヒュ×9

ベチン!

 

 

swapオルフェ 「痛い↑痛い→痛い↓」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

その日以降、スワオルは食堂にすら顔を出さなくなった、怪我が結構目立ってきて、流石に嘘を突き通せないと思ったsスワオルは、裏山で食事を取っていた。

 

 

「まずいな…、真剣にお金の事を考えないと、所持金がもう…すっげぇキツいゾ…」

 

……明日休みだし、理事長に相談してみるか。

 

 

風そよぐ木々に黄昏るスワオルだった…

 

 

 

警備に戻ると…

 

 

 

 

愛木 「よう、お前さん、なんか俺らに隠しとるだろ。」

 

 

愛木が突然、スワオルに声を掛ける。

 

 

swapオルフェ 「え?いや…。」

 

 

突然の掛け声に、中身の無い返事をしてしまう。

 

 

愛木 「諦めろ、俺に嘘は通用せん。」

 

 

スワオルが何かを隠している事だけは分かっている愛木。

 

 

 

swapオルフェ 「…」

 

 

黙り込むswapオルフェを見た愛木は、無理に聞き出す事はせず一言。

 

 

愛木 「ま、言いたくねぇなら言わなくていい、だけどいつでも相談しろよな。俺は待ってっからよ。」

 

 

swapオルフェ 「 」

じいさん…、違うんだよじいさん。これは相談したら解決する話じゃないんだよ…、じいさんの言いたいことは分かるけど、今はただ何も言わないでくれ…。

 

 

 

なんやかんや業務が終わって、その日の夜…

 

 

 

ボケェ~…

 

「はぁ〜、なーにやってんだろ私。ハァ…、ジャーニー、会いたいよ…、私、辛いよ…!」

 

 

swapオルフェは、こっちに来て始めてまともな弱音を吐いた、ジェンティルとフラッシュの特訓が、かなり神経を削っていたのだろう、それに加え、しばらく酒もタバコも摂取していない、現実に向かってばかりで、逃げる手段が一つもない。スワオルは今、初めて絶望した、ふざけたものでは無く、真剣に。

 

 

なんて小難しい事を考えていたらすっかり寝ていたようで、あっという間に朝になっていた。

 

 

 

「お〜…、今日休みか……。」

 

 

二度寝する。

 

 

 

 

……

 

 

 

 

「ヌッ!」

 

次に起きた時、時刻は11時45分14秒を示していた。

 

 

…行くか、理事長の所…。

 

適当に着替え、近道で理事長室に向かう。

 

 

ヒュン!

 

 

コンコン…

「あ、お邪魔しまー。」

 

 

私服姿のまま理事長室に入る

 

たづなは居ないようだ、だがこの状況は私にとって好都合だ。

 

 

やよい 「疑念!君は確か、今日は休みだったろう?」

 

 

格好のことは特に気にしないやよい。

 

 

swapオルフェ 「おっしゃる通り、休みですよ。…ここに来たのは、理事長に話があるからです。」

 

 

やよい 「協力!私にできる事なら何でも相談してくれ!」

 

 

swapオルフェ 「じゃあ単刀直入に言いますね…。」

 

 

やよいの座っている机の前に移動し、手を机に置く。

バン!

 

「お金をください。」

 

 

やよい 「…安堵…、ようやくその話をしてくれたか…。」

 

 

怒ったり驚くどころか、なぜか安心する理事長。

 

 

swapオルフェ 「ようやく?金の話するのを待ってたの?」

 

 

待っていたかのような返事に、呆気に取られる。

 

 

やよい 「当然、君は異世界から来たのだ、だからこの世界のお金は持っていない。一文無しの状態で生きることは不可能だ、swapオルフェ殿、一体今までどうやって生きてきたのだ?」

 

 

スワオルが最初にこの世界に来た時、ビルを解体して現ナマで20万円入手していたことを話す。

 

「初日…となると、私が契約書を渡した後にそんな事をしていたのか。…本来なら処罰対象だが、死活問題故に免除する!」

 

 

やったぜ。

 

「そして!君に賞与として1000万円を授ける!」

 

 

イッセンマ~ン(オノマトペ)

 

 

swapオルフェ 「1000万!?うせやろ!?」

 

 

やよい 「否!事実だとも、Dustジャーニー撃破の件は、学園のウマ娘…強いては世界中の人間、ウマ娘の危機を救う快挙だ!私が国の首相に相談して、予めお金は確保していた。」

 

「だが、いつ渡すかが問題だったのだ、近頃、君は随分と疲れている様子だったからな、我々の方から声を掛けるのは負担が大きいと思い、申し出せなかった、申し訳ない!」

 

 

swapオルフェ 「はぇ〜、すっごい…。でも1千万なんて持ち切れないんですがそれは大丈夫なんですかね?」

 

 

やよい 「心配無用!これから君の部屋に金庫を設置しに行く!お金の出し入れはそこで行うと良い!」

 

 

そういうのって相場は銀行に振り込むものじゃないの?と、疑問に思うも口にはしないスワオルだった。

 

 

 

 

……

 

 

 

 

ピンポーン!

 

その日の夕方、理事長とたづなが中くらいの金庫を持ってスワオルの部屋に入って来た。

 

 

 

扉 『ガチャン!ゴンッ!(迫真)』

 

 

たづな 「こんばんは〜」

 

 

swapオルフェ 「入って、どうぞ。」

 

 

やよい 「お邪魔するぞ!」

 

 

swapオルフェ 「✝悔い改めて✝(いいよ上がって)」

 

 

2人とも上がり込む。

 

部屋の様子を見るや否や、たづなが口を開く。

 

 

たづな 「あなたの事ですので、部屋も相当散らかっていると思いましたが……。」

 

 

やよい 「意外!これでは持ってきた掃除用具も意味が無いな!はっはっは〜!」

 

 

swapオルフェ 「バカにしてんのか?」

 

 

やよい 「そんな事は無いぞ!それよりも、例のモノをもってきた!早速設置させてもらうぞ!」

 

 

そう言うと2人は、金庫を空いている所に設置した。

 

 

ドスーン…!

鈍い音が部屋に響く、どうやら金庫自体も相当重たい物らしい。そして、1000万円の姿が見当たらない以上、この金庫の中に入れて持ってきたと踏んだスワオルは、少し冷静に質問をする。

 

 

swapオルフェ 「え、金入れた状態で持ってきたの?でも重いでしょ、金庫。」

 

 

たづな 「ピンキリですよね、でもね(確信犯)」

 

 

swapオルフェ 「」

前から思っていたけど、こいつら本当に人間かゾ?

 

 

やよい 「では、我々はこれで失礼する!」

 

たづな 「明日も遅刻せずに来てくださいね?」

 

 

 

そう言うと2人は帰っていった……

ガチャン…

 

 

swapオルフェ 「」

お前らは私が何をしてるか知らないからそんな事が言えるんだ。

 

 

心の中で文句を言いつつ、金の心配が無くなったスワオルは、安心して残りの時間を過ごすのだった……。

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

翌朝…

 

「あ〜〜嫌だぁぁぁぁ〜!!」

 

「特訓なんてしたいやつだけがすればいいんだぁぁ〜!!」

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」

 

 

 

朝からキチゲを解放するスワオル。

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュ×8

ベチン!

 

 

swapオルフェ 「ね~もう痛ッいよも゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

 

 

フラッシュ 「昨日はお休みしたでは無いですか。さ、続けますよ?」

 

 

ヒュヒュヒュヒュ×10

ベチン!

 

 

swapオルフェ 「あー痛ったい痛い痛゛い゛!!!!!!」

「ネイッタイ、チョットモウイッタイナモウ…」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

ピロッピロッ(コンビニから出る音)

 

 

「今日はちょっと派手にやられたなぁ…。」

 

 

手に持っているビニールには、昼ご飯の他に消毒液と絆創膏が入っていた。

 

 

裏山の一番上にて…

 

「っ…てて…。」

 

 

傷口に消毒液を塗って、ひどい所は絆創膏を貼る。

 

 

パク…パク…

 

「…あ〜あ、タキオン回復したかなぁ…、オルにも全然会ってないし、ウララちゃんにも…。」

 

 

ス…

おもむろにウマホを取り出し、ブラストに連絡する(矛盾)

 

 

 

LANEのやり取り画面

 

————————

 

 

swapオルフェ 「にょっす」

 

 

ブラスト 「久しぶりだゾ〜コレ、元気してるかゾ?」

 

 

swapオルフェ 「ぼち」

 

 

ブラスト 「じゃけんタイキさんとタキオンさんにも声かけときますね」

 

「あっ、そうだ、この前、美味いラーメン屋の屋台に食べに行ったんだけど、写真上げとくゾ」

 

 

(写真がアップされる)

 

 

swapオルフェ 「結構美味しそうじょん、どこに来てるの?」

 

 

ブラスト 「学園のすぐ側に来てたんだけど、不定期だから何とも言えないゾ、でも近い内にまた来るとは言ってたゾ」

 

 

swapオルフェ 「おっ、いいゾ〜コレ」

 

 

ブラスト 「次来た時にそっちに連絡入れようと思っているんですがそれは大丈夫なんですかね?」

 

 

swapオルフェ 「連絡してくり〜」

 

 

ブラスト 「かしこまり!」

 

 

————————

 

 

 

昼が終われば業務に戻り、業務を終えれば家へ帰って寝る。

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュヒュ×11

ベチン!

 

 

swapオルフェ 「ねわかったわかったわかったよもう!」

 

 

フラッシュ 「立って下さい。こっちをしっかりと見て下さい。」

 

 

ヒュヒュヒュヒュ×15

ベチン!

 

 

swapオルフェ 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛もうイッタい!」

 

 

フラッシュ 「ほら、どうしたんですか?」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

swapオルフェ 「あ〜〜……」

 

そろそろ真面目に無理かもしれない、多分私、明日ぶっ壊れるわ。

 

 

 

丸ごと一日すっ飛ばし…

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュヒュ×16

ベチンっ!!

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛も゛う゛や゛だ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

 

「や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛も゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!」

 

「ヘアッハ…やっ…ハッーーハッハッハッハッハwww…」

 

 

swapオルフェの人生で、最も情けなく、最も悲痛な叫びが、体育館中を駆け巡る。

 

 

フラッシュ 「起立。」

 

 

そんなスワオルに、すぐに立つよう促す。

 

 

swapオルフェ 「あ^~もう…ハァ…ハァ…ハァ…」

 

 

疲れたアピールをするスワオル。

 

 

フラッシュ 「気を付け。私に見せてください。」

 

 

swapオルフェ 「あーツモッ、うームリィ、うー☆、うー☆、あ゛あ゛!であああ」

 

 

 

ヒュヒュヒュヒュヒュ×17

ベチン!

 

 

 

 

……

 

 

 

 

……

 

 

 

 

「___」

 

たまった疲労感は、ケツイでも回復が遅く、もうスワオルは限界に近かった、だが実のところ、もう少しでフラッシュの試練は終わるのだ。今日で避けた攻撃の回数が80回を超えた。もう終わりは近いのだ、頑張れswapオルフェーヴル!負けるなswapオルフェーヴル!

 

 

 

同じ頃、スワオルと同じでボケェ〜…っとしているウマ娘がいた。

 

 

食堂にて…

 

 

 

タマモ 「………(上の空)」

 

オグリ 「…どうした?タマ。」

 

普段、活気溢れるタマモクロスがここまでボケっとしているのを見て心配するオグリ。

 

 

イナリ 「…もしかしてあれかぁ?この前の…その…淫夢っちゅうやつと関係あるか?」

 

 

タマモ 「…ああ、あれからウチら、大した事しとらんやろ?なんや落ち着かないっちゅうか、物悲しいっちゅうか、いきなり消そうなんて、2人が納得する以前に、ウチが納得できひん。あぁ…、もう一度やりたいねんな。」

 

 

オグリ 「だがタマ、もうswapオルフェーヴルは淫夢には協力してくれ無いぞ?どうするつもりなんだ?」

 

 

食い気味(物理)に質問するオグリに、イナリが変わりに答える。

 

 

イナリ 「…なあ…!後輩にいただろ、そういうの見せてくれるウマ娘!名前は確か……」

 

 

イナリの言うウマ娘の元へ向かう3人。

 

 

フクキタル 「ハイッ!マチカネフクキタルデス!(高音音割れ)」

 

 

 

タマモ 「…確かにフクキタルなら出来そうやけど……」

 

 

フクキタル 「あ、タマモクロス先輩!ウマチューバーデビュー、したんですね!?おめでとうございます!」

 

 

ドトウ 「祝福しますぅ〜!」

 

 

タマモ 「いやいや、もうやめてしもうた、あれは一種の気の迷いっちゅうか…」

 

 

フクキタル 「な…なんで辞めちゃったんですか!?あの動画、トレセン学園中で流行ったんじゃ無いんですか!?」

 

 

タマモ 「それが問題なんや!…ウチはよう分からへんけど…とにかく辞めるよう言われたんや。」

 

 

フクキタル 「はあ…、残念です……。…ところで、皆さんは何をしに私の元へ?」

 

 

イナリ 「淫夢のネタをじゃんじゃん提供してほしいんでぃ!」

 

 

フクキタル 「…はい?」

 

 

淫夢はもうしない、という認識で彼女たちの話を聞いていた為、10秒で矛盾したイナリの言葉に情けない声がでてしまった。

 

 

 

タマモ 「だから、また始めるんや、今度はウチらの意思でな!」

 

 

意気揚々と答えるタマモクロス。

 

 

フクキタル 「…!そういう事ならお任せください!!」

「…あ〜、何か、その人にまつわる物とかはありますかね?」

 

 

提供してほしいなんて言われても、その人の名前や、出演している作品のタイトルが分からなければ写しようがないのだ。

 

 

タマモ 「これやで!」

 

 

タマが写真を見せる、そこにはしたり顔でこちらを見つめる男性がデカデカと写っていた。この男性は巷では、「野獣先輩」だとか「田所浩二」と言われているが、本当の名前は定かでは無い。

 

 

フクキタル 「では、この人が出演している作品を適当に映しますね…」

 

「フンニャカイキスギー…ハンニャカイクイク〜…」

「イキスギイクイクヌンヘッヘ!!」

 

 

ピカァ…!

 

水晶玉から薄い光が放たれる。

 

 

「で…でますよ。」

 

 

しばらくその作品を見た後…

 

 

タマモ 「うしっ!次のネタはこれで決まりや!」

 

 

テントから出る。

 

 

イナリ 「けどよタマ、本当にあれで前みたいに人気になれんのかい?」

 

 

タマモ 「それをなんとかするのがウチらやで!」

 

 

 

3人は万バズを夢見ながら教室へ戻っていった…。同じタイミングで、フクキタルの元にとある人物達がやって来る。

 

 

 

ファサ…

 

 

ハヤヒデ 「フクキタル君、君にお願いがあるのだが。」

 

 

フクキタル 「…?どうしたんですかハヤヒデ先輩?」

 

 

チケット 「私達も居るよ〜!!」

 

 

タイシン 「デカい声で話すなバカ!」

 

 

おなじみBNWの3人がフクキタルの元へ訪れていた。

 

 

ハヤヒデ 「早速で悪いのだが、この人物、あるいは同じ様な役で出演したことのある作品がないか視てほしいのだが…。」

 

 

ハヤヒデのウマホの画面には、満面の笑みを浮かべた、どう見ても大人のガタイした男性がランドセルと帽子を被っている画像が写されている。

 

 

フクキタル 「っ……(絶句)」

 

「な…なんですか、これ…。」

 

 

ハヤヒデ 「詳細は今は話せない、とにかく見せて欲しいんだ。」

 

 

グイグイ迫るハヤヒデ。

 

 

フクキタル 「フタチマル…(二つもある)」

 

 

何がとは言わないが、デカい物が二つ、私の視界に覆い被さる。

 

 

「分かりました…!占ってみましょう!」

 

「ホラホライキスギ〜…ホラホライクイク〜…」

 

「この人物に近い人を映したまえ〜!」

 

 

 

ピカァ…!

 

「で…でますよ…。」

 

 

しばらく見た後…

 

 

 

タイシン 「…これ、大丈夫なの…?」

 

チケット 「なんで私こういう役しかできないのォ゙ォ゙!!」

 

 

ハヤヒデ 「仕方ないだろう、私が小学生役で、タイシンがカメラマンなんだ、それに、今回は大きな声も役に立ちそうだしな。」

 

 

チケット 「うぅ…私頑張るよ…。」

 

 

3人はテントを出る。

 

 

意外な所からネタを仕入れ、実行する6人、事実この後、彼女達が行うネタが、第二次パンデミックを引き起こす要因になったのは、まだ誰も知らないお話…

 

 

 

 

 

 

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