「"ABCC"は 濃度を 増していく」
「影は 次第に "DEEP"に染み入る」
「フォトンの 数値は マイナス表示」
「次なる 実験」
「これは」
「じつに」
「じつに」
「"GENY"」
「…君たち2人 は どう思う?」
ピロロピロロピロロピロロン…(電子音混じりの高速消滅音)(dim.)
場面は再び切り替わり…
サボり(本人は真剣に元の世界への帰還を目指している)から帰還したswapオルフェは、普段通りに仕事に戻り、その後特に何事も無く1日を終えて、従業員用の部屋で寝るのだった…。
ピピピピ…ピピピピ…
swapオルフェ 「ん……」
目覚ましの音で起きるとまだ外は仄かに暗く、布団の暖かさの名残り越しに寒さが伝わる。
「6時………二度寝しよっ…」
何をするわけでも無く再び眠りについた。そして時代は流れる(1時間後)
「んん……」
カーテンの隙間からの陽の光が目に刺さり、堪らず目が覚める。
「朝だ……」
あらゆる身支度を整え、スーツに着替える。時刻は7時20分、警備員の立場で考えればやや遅刻気味ではあるが、そんなこと彼女には関係無い。
トランシーバーと部屋の鍵、職員カードを雑にポケットに詰めて部屋を出る。
ガチャ
愛木 「よう。」
swapオルフェ「!!?!!?」
外に出るや否や目の前に愛木のじいさんが立ってるものだから驚くswapオルフェ。
「なんでアンタがここに……」
愛木 「何でって…また遅刻でもされたら困るからってのと、理事長から頼まれてんだ、見張っとけって。」
あのクソガキめがぁ…、私の事を受け入れるんじゃなかったのかよ…(憤怒)
swapオルフェ 「はぁ〜〜(クソデカため息)」
「まあ…行きましょうか…。」
しばらく移動する。
やはり、この時間だと生徒が全く居ない。おそらく自主練なのか、トラックを走っているウマ娘は何人か居るが、私の知っている顔では無いから興味ないね。
それから、この時間にはもう生徒会の人達は活動しているらしい、無尽蔵のやる気の持ち主なのか、…あるいは彼女たちも「アレ」を使えるのだろうか……
そんなこんなで理事長室前に着いた。
「えぇ…(困惑)ここで点呼取るの…。」
コンコン
たづな 「入って、どうぞ。」
愛木 「待たせたな。」
swapオルフェ 「✝悔い改めて✝」
周りを見渡すと理事長とたづな以外に見知らぬ人が3人いる、そのうち一人は女性だ。
やよい 「では早速だがswapオルフェーヴルよ!改めて自己紹介を頼んでもいいか!」
swapオルフェ 「アッハイ」
彼女にしてはややぎこちない動きで前に出る。
「今日からお世話になります、swapオルフェーヴルです、今後ともよろしくお願いします。」
swapオルフェの律儀な挨拶に他の3人も応える。
内田 「俺の名前は内田一だ、よろしく頼むよ。」
藍川 「僕は藍川真守です、これからよろしくお願いします。」
渡 「渡有美よ、よろしくね。」
愛木 「そして、俺が愛木道だ、改めてよろしくな。」
お前はいいよ、などとは雰囲気的に言えないswapオルフェだった。
たづな 「では…、今日も1日よろしくお願いします。」
全員 「よろしくお願いします。」
swapオルフェ 「よ…よろしくお願いします…。」
少し遅れて礼をする。
さて…今日の担当場所は……
業務表には、自分の名前の右側に『中央廊下周辺』と書かれてある。
ああ…寮と教室を隔てるあの廊下か…
チラチラ…
ヒュン!
たづなとやよい以外が居ないことを確認し、中央廊下付近のトイレにワープする。
「この辺なら朝以外は大して人通り少ないし楽でいいね。」
あくびが出るほど退屈な時間が続き……
「…写真でも撮ってみるか。」
気分転換にその辺にあるものを撮ろうとする
ス…
ウマホを使い撮影しようとする。
「うおっ!?(野太いおっさんの声)」
ドン
カメラの画角に、見知らぬウマ娘がダブルピースをしながら写っているのを見て、あまりの驚きに尻もちをつく。
マーチャン 「こんにちは、アストンマーチャンです。」
彼女の名前はアストンマーチャン、栗東寮所属の中等部2年。
マーちゃん人形を携えて、カメラがあれば寄ってくる。趣味はボイスメモ録音と何ともヘンテコなウマ娘。そんな彼女の夢は世界を股にかけるマスコットになること。雲みたいにふわふわした言葉の裏には、なにか願いがありそうな気も・・・・・・?
「カメラを構えていましたが、何か珍しいものでも見つけましたか?」
swapオルフェ 「いやいつから居たのさ、というか授業は?こんな所にいたら遅刻するよ?」
珍しくマトモなアドバイスを言うswapオルフェ。
マーチャン 「授業と授業の間には休み時間があります、なのでまだ大丈夫です。」
「せっかくなので、マーチャンとお話しませんか?」
swapオルフェ 「(お話しし)ないです。」
「残念ながら当職にそんな時間ありません(おまいう)」
マーチャン 「…分かりました、ではマーチャンは消えますね。」
ゆっくりと振り向き、おそらく来たであろう道を進むマーチャン。
swapオルフェ 「ぁ…」
swapオルフェの中には違和感があった、このまま彼女を行かせたら、多分もう戻ってこない様な、何か尋常じゃない罪悪感が体中を駆け巡った。
swapオルフェ 「待って!!鼻塩塩!(話をしよう)」
マーチャン 「…はい☆」
swapオルフェ 「」
なんだろう、ものすごくハメられた感がある…まいっか、どうせ暇だし。
マーチャンが戻ってくる。
マーチャン 「写真を撮っているなら、マーチャンの事も撮ってくれませんか?」
swapオルフェ 「あぁん?なんで?(レ)」
マーチャン 「マーチャンは誰にも忘れられないウマ娘になりたいんです、私が居なくなっても、写真をみればマーチャンのことを思い出してくれるように、だから撮って下さい。」
swapオルフェ 「はいはい…」
ウマホを構える。
「はいチーズ」
パシャ!
綺麗な1枚を撮ることが出来た。
「これでいい?(呆れ)」
マーチャン 「はい、ありがとうございます、…では、今度こそマーチャンは行きますね、また会いましょう。」
swapオルフェ 「あっ、オイ待てィ(江戸っ子)」
マーチャン 「?」
swapオルフェ 「キミ…誰にも忘れられたくないって言ってたよね、あるよ、誰からも忘れられない方法。」
「ハイこれ、私の連絡先、今日昼ごはん食べたら連絡して、お迎えに行くから。」
マーチャン 「…!(歓喜)はい、楽しみにしています☆」
マーチャンと一時的な別れを告げたswapオルフェ。そしてそのまま特に何事も無く、昼休憩の時間に…
swapオルフェ 「あれぇ?」
タイミングが悪かったのか、食堂を覗いてもオグリキャップの姿が無い。ひとまずいつも通り超特大のお茶漬けを頼んで、どこで食べようか悩んでいると…
ヘリオス 「パマち〜ん…お嬢が塩いのぉ〜!」
??? 「あっはは…大丈夫、その分私とバイブスぶち上げていこ?」
ヘリオス 「それな!イェ〜イ!」
あの青い髪した子、どこかで聞いたことのある声だ、あれはいまから36万……いや1万4000年前だったか。…まあいい、私にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとっては…多分、"明日"の出来事だ。
回想
ヘリオス 「お嬢〜大丈夫〜?」
ルビー 「…では、これで失礼します。」
回想終了
ああ、ルビーを呼んでたあの…
近くまで寄り、話しかける。
swapオルフェ 「こんにちは、隣、いいかな?」
ヘリオス 「いいよいいよ〜、座っちゃて!」
??? 「ふぅ〜♪ヘリオス人気者じゃ〜ん!」
コイツの名前はヘリオスって言うのか…
swapオルフェ 「いきなりで悪いけど、2人で自己紹介してくれないかな。」
ヘリオス 「オッケー!ウチはダイタクヘリオス!」
ダイタクヘリオス、栗東寮に所属する高等部2年。
調子乗ってる?ノったもん勝ち!うるさい?んじゃもっと盛り上がってこ~ぜ♪……な、お喋り大好きギャル。笑ってないとかありえんてぃ、遊びに誘われたら秒でOK!とにかくなんでも楽しもうとする彼女の周りには、いつだって最高のグルーヴが生まれている。
??? 「アタシはメジロパーマー!よろしくね♪」
メジロパーマー、栗東寮に所属する高等部2年。
メジロ家のご令嬢……だが、社交的で親しみやすいムードメーカー的なウマ娘。他人のちょっとした変化にも気づけるいいヤツだが、優秀な親戚たちと自分を比べ悩んでいた過去も。そんな彼女が見出した道は……逃げること!ポジティブに逃げまくれば、いつか道は切り開けるさ。
swapオルフェ 「ヘリオスにパーマーね、それで、今何か話してたみたいだけど?」
ヘリオス 「そうそう!お嬢が塩くてガチ辛ミザワなの〜!」
swapオルフェ 「あ〜、まぁあの子はもう雰囲気から他の子と違うからねぇ〜…仕方ないところはあるよ。」
ヘリオス 「え!?オルちん、お嬢にもう会ってたの?」
なんだよオルちんって…
swapオルフェ 「そうだよん。」
ヘリオス 「どこで?どこで会ったん?」
swapオルフェ 「トイr……中央廊下だよ、昨日見回りしてたら会ったんだ。」
ヘリオス 「ふ〜ん、あっ、そうだ(唐突)ねぇオルちん、昨日不思議な事が起きたんだよね。」
パーマー 「不思議な事?なにそれ初めて聞いたけど…」
ズゾゾゾゾ…
swapオルフェ 「なに?」
お茶漬けを食べ始める。
ヘリオス 「昨日お嬢がトイレに行ってた時なんだけど…」
急に雰囲気がシリアスになる。
「お嬢が中々帰ってこないから様子を見に行ったんだ、そしたら、鍵のかかった個室があって、そこにお嬢がいるって確信したんだ、…でもね、突然鍵が開いて、ウチ思いっきりドアを開けたんだ、そしたらさ…誰も居なかったんだよね……!」
パーマー 「ヒェ〜…それ、ガチの心霊現象じゃん…」
ヘリオス 「ウチお嬢が、どこの個室かは分からないけどあのトイレに入ったのは見てたから絶対にいるはずなのに…どこにもお嬢の姿は無かったんだ…」
パーマー 「神隠しとか…そういう類のものじゃないの…?ほら、ジャーニー先輩の件もあるし、たづなさんに言って調べてもらったら…?」
ヘリオス 「いや、そう言うのじゃない感じなの…、それで次にお嬢に会ったのは放課後で、話を聞いてみたら、「誰も関与はしていませんので、大ごとにはしないで下さい」って…、お嬢に瞬間移動とかそういう能力があるわけが無いし、でも誰も関わってないってめちゃくちゃ変な話だよね…」
swapオルフェ 「………」
言えない、それやったの私ですなんてとても言えない。つーかルビーがトイレ行くところ見てたって言ってたけど、コイツ相当ヤバいヤツなんじゃないの…?ルビーがというか、誰だってそんなのされたら塩対応どころか普通に引くよ?相手してくれてるだけルビーちゃん優しいくね?
愛の重い(?)ヘリオスに対してマトモな感想を抱くswapオルフェと、その事について特に何も言及しないパーマー。
ヘリオス 「…ねぇ聞いてる?」
swapオルフェ 「あーうん、勿論聞いてたよ?『イナリが入ってないやん!』って話だったよね?」
??? 「てやんでい!(小声)」
ヘリオス 「は?」
swapオルフェ 「」
まずい、パリピにこのネタは良く無かったか、Hmm…大人しく聞いてなかったって白状する?否!無理やり話を押し進める!
ズゾゾゾゾ…
「冗談だよん、ちゃんと聞いてたよ、ヘリオスはルビーの事が好きなんだね。」
ズゾゾゾゾ……
あっという間にお茶漬けを食べ終える。
「ごめんよ、この後重要な用事があるんだ、君たち2人に会えてよかったよ、また明日ね。」
ヘリオス 「バイビー!お仕事頑張ってよ〜」
パーマー 「…」
苦笑いしながら無言で手を振るパーマー。
パーマー 「ねぇ…ヘリオスさ、なんかあの人…正直言って変じゃない?そりゃもちろん、ウチらがこんなノリだから合わせづらいってのはあるだろうけど…」
ヘリオス 「どゆことパマちん?ウチは別になんも感じなかったけど、あ〜…まぁ、あんまりバイブスぶち上げたことの無い人なんだなってくらい?」
パーマー 「うーん……、なんか…私達に話しかけてきたのには意味があると思うんだよね。別にここ以外にも席は空いてるわけだし私達……というか、ヘリオスが居たから来た、みたいな。…ねぇ、ヘリオスってスワオルさんと面識あったりする?」
ヘリオス 「いや、多分ないけど?」
パーマー 「じゃあルビーさんにヘリオスの事聞いたとか?」
ヘリオス 「それも無いかな、お嬢関係ない所で関係ない人の話とかしないし、実はパマちん見てここ来たんじゃない?」
パーマー 「いや私もあの人とは面識ないし、……ねぇ、…もしだけどさ…」
「…もしさ、ルビーさんが一瞬行方不明になったのと、ジャーニー先輩の行方不明事件が繋がってるんじゃないかって言ったら変だと思う…?」
ヘリオス 「…オルちんが関係してる……ってこと!?」
パーマー 「だってさ、ヘリオスはスワオルさんに会ってないのに向こうがヘリオス知ってるのって、誰かから聞いたって事だよね?それでスワオルさんがここで会ったウマ娘の中でヘリオスの話をするのはルビーさんくらいしか居ないんだよ?もう黒だよね完全に。」
ヘリオス 「ん〜…確かにそれならお嬢とオルちんが何か別の場所で会ったことがあるって証明にはなるけど、ジャーニー先輩の件とは繋がらないんじゃないかな、そもそもオルちんがお嬢に何したのかも分からないし…。」
パーマー 「今度あの人に会ったら聞くっきゃないっしょ!?」
ヘリオス 「それな!」
この二人は二人で盛り上がっていた…。そして、この一連の会話を聞いていたウマ娘が居た…。
??? 「……あいつか…新人警備員、swapオルフェーヴル…、任しときタマ!あたしがアイツの謎を解き明かしてやんでぃ!」
いなせなウマ娘はそう言うと立ち上がり、swapオルフェの後を追いかける。
そして…
swapオルフェ 「危ない危ない、ルビーと二人でトイレに居たなんてヘリオスにバレたらどうなってた事か…さて…昼食も食べたし、…タイキとブラスト君に連絡を入れないと(使命感)」
ウマホをいじる。
タイキとのLANEのやり取り画面
————————————————————————
swapオルフェ 「こんにちわぁ」
タイキ 「こんにちわ〜、昨日ぶりですネ!」
「ウマホを手に入れられたんですネ」
swapオルフェ 「まあね、それよりも今時間ある?20分くらい」
タイキ 「ハーイ!もちのろんデース!」
swapオルフェ 「じゃけんグラウンドに集合しましょうね」
タイキ 「何をするんですカ?」
swapオルフェ 「ヒミツの特訓をしたいんだ、だから集まってほしいな」
タイキ 「分かりましタ!着いたらまた連絡しマース!」
————————————————————————
swapオルフェ 「よし、次は…」
ブラストとのLANEのやり取り画面
————————————————————————
swapオルフェ 「ぬわあぁぁん疲れたもおぉぉぉん」
ブラスト 「お疲れ様だゾ」
「ウマホを手に入れられたんだな!よかったゾ!」
swapオルフェ 「そうだよ(便乗)」
「今日はもう…すっげぇ疲れたゾ…」
「あっ、そうだ、ブラスト君この後20分くらい時間ある?」
ブラスト 「あるけど何かするのか?」
swapオルフェ 「ヒミツの特訓をしたいからグラウンドに集まってて欲しいんだ、タイキ君も居るはずだからそこに居て欲しい」
ブラスト 「今から向かうゾ!」
swapオルフェ 「ありがとナス!」
————————————————————————
「よし、後はマーチャンからの連絡を待つだけ……おや?」
誰かからつけられている、気配で分かる。はぁ…適当な所で撒くか…
そのままトイレに向かう。
??? 「そっちは密室、この勝負、あたしのもんでい!」
いなせなウマ娘もトイレの方に向かう。
「さぁ…あたしにどんな反応するか見ものだ。」
いなせなウマ娘がトイレに入った直後…
swapオルフェ 「やあ。」
??? 「!!?!!?」
やばっ?!いつバレたんだ!?ひとまず逃げねぇと…!
振り返って逃げようとすると。
swapオルフェ 「悪いけど逃さないよ。」
青攻撃でいなせなウマ娘の体を硬直させる。
「なっ…!?体が動かない……!」
ト…
swapオルフェが硬直している彼女に軽く触れて、校舎裏に瞬間移動する。
「あぁ!?」
なんでさっきまでトイレに居たのに校舎裏に移動してんだ…!?
swapオルフェは寸分の迷いもなく、いなせなウマ娘の手を背中に回して地面に伏せさせて押さえつける。
「ッ…なにすんでいッ…!」
swapオルフェ 「何が「何すんだ」だ、人の事つけてきたヤツが言える言葉じゃないだろう…!」
「それより、抵抗はやめて私に自己紹介をしろ。」
イナリ 「ぐ……イナリワン、あたしの名前だ…!」
イナリワン、美浦寮に所属する高等部3年。
いなせな江戸っ子ウマ娘。東京の下町で、おっちゃんたちと丁丁発止やりあい、駄菓子やベーゴマにまみれて育った。小さくて腕白で曲がったことは大嫌い。ハレのレースで粋な走りを見せるが、空回りすると豪快に檜舞台から転げ落ちる。好物はおいなりさん。
swapオルフェ 「そうかい、よし。」
手を離して自由に身動きが取れるようにする。
イナリ 「追っかけ回してたのは悪かったよ、知り合いからアンタの事を聞いてね、一体どんなヒミツ抱えてるのか気になったんだ。」
swapオルフェ 「ふーん。」
ピローン!
ウマホの通知音が静寂に広がる。
「!」
アストンマーチャンとのLANEのやり取り画面
———————————————————————————
マーチャン 「こんにちは、お昼を食べ終わりました、お時間よければ今から迎えに来れますか?」
swapオルフェ 「いいゾ〜コレ」
マーチャン 「はい、マーチャン待ってます」
swapオルフェ 「(今行くから周り)見とけよ見とけよ〜」
———————————————————————————
swapオルフェ 「あ〜〜…イナリ君もやる?ヒミツの特訓(謎の倒置法)」
イナリ 「ヒミツの特訓だぁ?一体何をしようって言うんだい。」
swapオルフェ 「いや、もういいやこのまま連れてく、表でてその辺でぶらついててくれ、私迎えに行ってくるから。」
イナリ 「迎えにって…誰を迎えにいくのさ?」
そそくさと歩いていくswapオルフェを止めようとイナリは向かっていく。
「あ、オイ待てィ(江戸っ子)その辺でってどの辺だy…」
グラウンドに出ると既にswapオルフェの姿は無くなっていた
「あぁ!?どこに消えたんでぃ!?」
当然近くに曲がり角は無いし、死角に入るような狭い場所でもない、イナリワンにはswapオルフェがどうやって突然消えたのかさっぱり分からなかった…。
その頃swapオルフェ…
マーチャンのいる、中等部2年の廊下のトイレに瞬間移動する。
廊下をぶらついてると、早速マーチャンを見つけた。
swapオルフェ 「おーい、お待たせ。」
マーチャン 「いえいえ、では行きましょう。」
ひとまずマーチャンをさっきのトイレに連れ込む。
「あの?どうしてトイレに…?」
ト…
マーチャンに軽く触れて瞬間移動する。
「!!」
普段は露骨に感情を表には出さないアストンマーチャンだが、あまりにも日常からかけ離れている現象を前にして驚きを隠せていない。
タイキ 「あ!スワオルサァン!こっちデェス。」
ブラスト 「おっ、来たゾ来たゾ、どこに行ってたんだ?」
マーチャン 「こんにちは、私も"ヒミツの特訓"に参加させてもらいます。」
タイキ 「よろしくデース!」
swapオルフェ 「あれ一人足りなくね。」
ブラスト 「他にも誰か呼んでるのか?」
swapオルフェ 「イナリ(ワン)が(カウントに)入ってないやん、どうしてくれんのこれ(憤怒)」
ブラスト 「いやそんな事(私達に言われても)…」
イナリ 「お〜い!」
イナリワンがこちらに向かって走ってくる。
swapオルフェ 「どこ行ってたの?」
イナリ 「いや、アンタがあたしのこと置いてったんだろう!?それで「どこ行ってたの?」はナシだろうがい!」
swapオルフェ 「あっ、そっかぁ…(池沼)」
口を開けて上の空なswapオルフェ(間抜け面)
イナリ 「…それで?これがそのヒミツの特訓をするメンバーなのかい?」
swapオルフェ 「そうだよ(便乗)」
タイキ 「Ou!イナリさんでしたカ!よろしくお願いしマース!」
イナリ 「」
参加したいって言った訳じゃ無いんだけどな……、…いや、もうこうなったらとことんやるっきゃねぇ!ドンと来いだ!
swapオルフェ 「それじゃ全員揃ったみたいだし、これからヒミツの特訓を始める。」
「君たちに教えるのは"話し方"だ、人は顔、身なり、そして話し方で相手がどんな人かを判断する、話し方一つ変えれば場を盛り上げることもできる、…そんな子に君たちにはなってもらいたい。」
マーチャン 「話し方…という事は言葉遣いを改めるということでしょうか?」
swapオルフェ 「違うね、君たちには私が今から言う言葉を全て覚えてもらい、適切な場面で使えるようにしてもらいたいんだ、大丈夫、5分もあればできる。」
タイキ 「どんな言葉か楽しみデース!」
ブラスト 「私頑張るゾ〜!」
マーチャン 「お〜、です。」
イナリ 「一体何を覚えさせられるんだか……」
イナリはあまりこの特訓にプラスの出来事を予想できないようだ…
そして時代は流れる(20分後)
swapオルフェ 「ヨシっ!君たちはマスターになった!もう私から教えることは無い!各自体得した知識を思う存分に振る舞うといい!解散!!」
4人 「オス!」
4人は一体、何をswapオルフェに教えてもらったのだろうか、そう考えているのは、遠くからこの一連の動きを生徒会室で監視していたシンボリルドルフだった。
ルドルフ 「ふむ……警備員として、申し分ない働きをしているそうだが…、…どうにも今日の彼女はいつもと違う…、何かろくな予感がしないんだ。」
エアグルーヴ 「そうですね…普段の自由気ままな振る舞いとは打って変わって、今回は何か計画性のある動きをしているような…」
ルドルフ 「やはりエアグルーヴもそこに目を付けたか、…そうだな…この学園、ひいては彼女たちのためになるモノだといいのだが、…そうではない場合…。」
エアグルーヴ 「そうではない場合…?」
ルドルフ 「エアグルーヴ、明日以降彼女たちのトレーナーに、何か変わったことが無いか聞いてきてはくれないだろうか?もちろん時間があれば私も積極的に参加するつもりだが…」
エアグルーヴ 「分かりました。」
彼女たちの名前をメモする…
ルドルフ 「済まないね…私はいつもキミに頼ってばかりだ…」
エアグルーヴ 「いえ…会長の激務具合は常々承知しています、少しでも負荷を軽くするのが我々生徒会メンバーの役割ですから。」
ほのぼの(?)した会話をしているルドルフ達であった…
そして、その日の放課後…
今日は一通りの授業自体は早く終わり、多くのウマ娘はトレーニングに励む
??? 「……」
俺はタイキシャトルのトレーナー、最近の苦労は担当バ…タイキの距離感が異常に近い事だ、このままだと俺はタイキを卒業させる前に理性が吹っ飛んでしまうかもしれない…
ガラガラ…!
タイキ 「ハウディー!トゥレイナーさん!」
タイトレ 「ああ、お疲れタイキ、今日はいつもより元気そうだけど、何かいいことあったの?」
タイキ 「イエス!ヒミツの特訓のおかげでコンディションはバッチリデェス!」
ヒミツの特訓…?一体何をしてきたんだ?
タイトレ 「じゃあ、早速特訓の成果を見せて欲しいな。」
タイキシャトルの自信満々様子に、早く見たいという感情を抑えきれないタイトレ
タイキ 「ハァイ!見たけりゃ見せてやりますヨ!」
タイトレ 「…え…?」
タイキシャトルからどこかで聞いたことのあるとんでもない言葉にショックを受け、同時に嫌な予感が走るタイトレ。
タイキ 「あっ、そうデス(唐突)トゥレイナーさん、さっき私が着替えてる時チラチラ見てましたヨネ?」
タイトレ 「え…え…?」
嫌な予感が的中し困惑を隠せないタイトレ。
「い、いや見てないよ。」
だって俺はこの部屋から出てないし、そもそも彼女がどのタイミングで着替えるかすらも知らないんだから、見たいかどうかは別として…
タイキ 「嘘つけ絶対見てましタ。」
タイキの回想———————————————————————————
swapオルフェ 「まずは初級から、これはどんな状況からでも繋げられる言葉だ、リピートアフターミー。」
「あっ、そうだ(唐突)おい〇〇、お前さっき△△が着替えてる時チラチラ見てただろ」
4人 「…?」
swapオルフェ 「この〇〇と△△はそれぞれ相手の名前と自分の名前を指している、今からお前たちが気持ちを伝えたい相手という定で私に話しかけてみろ!」
タイキ 「あっ、そうダ!おいトゥレイナー!お前さっき私が着替えてる時チラチラ見てたダロ。」
swapオルフェ 「う〜ん…硬いな、別にコレに合わせる必要は無くて、自分らしさを出していいんだ、さあもう一度。」
タイキ 「イエス!」
タイキの回想終了———————————————————————————
どうしてタイキが淫夢語録を知っているんだ…!?まさかヒミツの特訓ってそういう…一体誰に教えてもらったんだ…!それはともかく、今はタイキを落ち着かせなきゃ。
タイトレ 「いや そんな事は……」
タイキにここまで言われて少し弱腰になるタイトレ。
再び回想
swapオルフェ 「相手が弱腰になったらトドメを刺す!タイキ、君がトレーナーに見せたいものは何だ!」
回想終了
タイキ 「見たけりゃ見せてやりマース!」
制服の裾を思い切りまくしあげ、自身のダイナマイトボディを見せつける。
タイトレ 「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
タイトレの悲鳴は学園全体で聞こえるほどだったそう…
同じ頃…
??? 「今の声は…タイトレさんか…?」
僕はブラストワンピースのトレーナー、最近同じ境遇に遭っているタイトレさんとLANEを交換して担当バ…ブラストワンピースの近すぎる距離感から出る余計な感情をお互いに吐き捨てている。
ガラガラ…!
ブラスト 「トレーナー!さっき私が着替えてる時チラチラ見てただろ(フライング)」
ブラトレ 「!!?」
今彼女はなんと言ったんだ…!?どこで習ったのか知らないけど辞めさせなきゃ(使命感)
「なあブラスト、誰に教えて貰ったのか分からないけどあんまり人前でそれは言わないほうがいいよ。」
ブラスト 「嘘つけ絶対見てたゾ(強行突破)」
ま…まずい…、このまま彼女はあのセリフを言って裾をまくしあげてくる!どうにかして辞めさせないと……!
ブラトレ 「…ねぇブラスト…?落ち着いて?そんなことしたら僕はきっとトレーナー免許を剥奪されちゃうから…!それでも続けるの…?」
ブラスト 「そうだよ(便乗)」
「見たけりゃ見せてやるよ、ホラ」
ブラトレ 「うわァァァァぁぁぁ!!」
叫び声は2度学園をこだました…
swapオルフェ 「お、この声は、…誰が最初に差したんだろう?」
私は何も知らないなんて顔で警備に戻るswapオルフェだった…
今更だけど、基本的にswapオルフェがメインの話にはほぼ必ず淫夢語録が出てきます、逆にドリジャがメインの話に淫夢語録は出てきません。(ただの不快な小説だと思われないための逃げ口)