オーバーロード マイペースすぎるプレイヤーと素のモモンガさん   作:eriza7170

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なんか愛が重すぎてこわい

「はぇー、ここが闘技場かぁ、えっ俺いきなりリンチされるの?」

 

 

闘技場と呼ばれる場所まで転移させられた俺は七人の人の形をしたものと対峙していた、無論、平和的な対応をするためだ。

褐色の性別逆転服装のダークエルフが二人、黒髪悪魔美女、オレンジスーツの細見男、ロリパッド巨乳ゴスの白肌、なんかデカい青色の蟲人武者、なんかセバスと呼ばれたヤツは今外にいるらしい。

 

そういやうちのギルドハウスはどうなっていることやら、NPCの愛がここまで重いとなる俺のソロギルドハウスも心配やなぁ。

NPCとか、とあるワールドアイテムの力でよく傭兵として貸し出してたけど、うん?ということは自立してる?いやこのNPCたちも自立行動してるか。

 

 

「とりあえず君のギルドについて聞きたいね」

 

「うちのギルド?」

 

「アインズウールゴウンの同盟者なのだからさぞかしすごいギルドハウスをお持ちでありんすよねぇ?」

 

 

あっこいつ皮肉なんて使いやがったぶっころ……落ち着け自分、いつの間にか姿がアルファリウスからワールドイーターになっているゾ☆

そして目の前のNPCたちが瞬間的に武器を持っているゾ☆

 

 

「すまん、うちのギルドを馬鹿にされたような気がしてとっさに姿が変化してしまった、あとそういう言い方は自分たちの……あれだ、俺から親御さんたちへの好感度を減らすからやめといたほうがいいぞ、自分たちのせいで親御さんの」

 

「そうですね、シャルティア、彼は私たちの同盟者なのだから失礼な物言いはよしたまえ」

 

「デミウルゴスがそういうなら……」

 

「まぁそーいう時はこいつはいつか利用価値があるかもしれないからな、と思っておくとプライドが擦り減らなくていいぞ」

 

「ふむ?納得はできるでありんすね」

 

「そーいうこった、そーやって社会人はのし上がっていくんだ、そして堕落する」

 

「えっ」

 

「まぁそれはいいとしてうちのギルドかー、今存在してるかもわからないけど」

 

「消滅、ということかね?」

 

「いや、自動入金システムにしてたから存在しているとは思うんだが、まぁそれはいいや、おーいそこのドラゴン人間とそこそこな蟲、ホワイトボードとかない?」

 

「えっ」

 

 

おそらく隠れていたのであろうしもべモンスターが見つかったことに驚愕している様子のオレンジスーツと男装ロリダークエルフを後目に、しもべモンスターがホワイトボードを持ってくる、ダメ元でお願いしたけどあるんだ。

というか集まった面々もあるんだという顔をしている。

 

 

「えーっとまず地表がここね」

 

「「「えっ」」」

 

「そして俺の拠点が大体この辺」

 

「空の上にあるというのか!?」

 

「うんそう、んでNPCレベルがー」

 

「待て待てそこまで語るのか?」

 

「だって同盟者だし、隠してたらなんか突拍子もなくお前敵対するつもりだな?って言われそうだし……」

 

 

黒髪悪魔美女の眉がコンマ数秒揺れ動く、あ、こいつそんなこと思ってたな。

 

 

「まず勢力図から語るか、まず俺の名前が渾沌四神っていうんだが、これは俺が四柱の邪神から力を受け継いだことを意味する、ちなみにユグドラシルとは全く関係ない神だ。」

「んでー、一つ一つがその神々の力を一柱ずつ受け継いだ部隊が……」

 

(ふむ、四柱の神々ということは四部隊……いや、隠している可能性も含めて六部隊ってところかしら?)

 

(四柱なら四部隊でありんすかねぇ)

 

「カラーパターンも含めたら千くらいか?」

 

 

ズルっとゴスロリがずっこけた

 

 

「四部隊じゃないでありんすか!?」

「複数の迷彩パターンによるかく乱作戦か、なるほど」

 

「いや、見た目がかっこいいし同じカラーリングと見た目からだと俺が飽きるからだけど」

 

 

オレンジスーツがずっこけた

 

 

「服装ということでありんすか?」

 

「うんにゃ、スキルから職業レベルから召喚可能な雑兵の種類までいろいろ変えたねぇ、あ、中身の設定までは変えてないけど」

 

「私もペロロンチーノ様にいろいろな服装を与えてもらったでありんす!」

 

「それなら私もぶくぶく茶釜様にいろいろ貰ってる!」

 

「可愛がられてたんだな」

 

「んん!それで、君の拠点の規模はどれくらいなのかね?」

 

「んー、どれくらいだっけな……ちょっとまってくれ」

 

 

亜空間、インベントリに手を入れるとあーでもないこーでもないと言いながらとある物品を探す

そうして見つけたのは紙切れだったが、それは見た目だけである、その正体はデータクリスタルの見た目だけを変更したものである。

 

紙を広げる、そうすると空中に映像が広がり、戦艦が現れる、それを見て脅威を感じ取ったのはアルベドとデミウルゴスだけであったが。

 

 

「エンペラー級、名前はー……確か虐殺宇宙号だったかな、まぁNPCは全員カルマ中立だけど」

 

「私らとは違うんでありんすね」

 

「まぁそこはPKKギルドと傭兵ギルドの違いだなぁ、良い悪いで貸し出し許可不許可とかはしなかったな」

 

「あら?つまり昔は金次第でこちらを裏切っていたということかしら?」

 

「んー?それをしないためにアインズウールゴウンが同盟組んだんだぞ、俺のギルドはソロギルドの中ではって範囲ならそこそこイケてたからな、アインズウールゴウンの……誰だったかな、えーっと大学教授の……」

 

「死獣天朱雀様ですね?」

 

「あーそうそうその人、リアルの世界で居酒屋で酒飲み交わしてたのがたまたまその人でさー、同盟組まん?って誘われてそのまんま組んだんだよね、あの時のモモンガさんの顔ビックリしてたな」

 

「人?死獣天朱雀様様は鵺のはずですが」

 

「え?リアルの世界じゃみんな人間だぞ、何言って……あー」

 

「は」

 

「まぁそれはいいとして」

 

「よくないのだが!?」

 

「まぁそれはあとでモモンガさんと一人ずつと話すから、それに会議が逸れていくのは本意ではないだろ?」

 

「た、確かにそうですね、それは後々会議を取りましょう」

 

 

場の空気がかなり凍ったが、オレンジスーツの悪魔、デミウルゴスは本題を聞くほうがこの場においては重要だと考えを切り替えた。

真の意味で切り替えることができたのはデミウルゴスのみであったが。

 

 

「大きさは大体10km、ナザリックと同じくらいか?それが空を飛んでる」

 

「空中要塞といったところかな?」

 

「いや、宇宙戦艦だ、地上に向かって砲撃もできるぞ、発射したことは二度くらいあったか、予想だがシャルティアさんかアルベドさんくらいしか耐えれねぇんじゃねぇかな」

 

「ふむ、外の世界がどの程度かはまだ不明だが、ナザリックの外のモンスター程度なら優位になりそうだね」

 

「あのころにゃ、一定の場所にしか動けなかったが、この世界じゃどういうことになってることやら」

 

 

ガハハと笑う渾沌と比べ、知恵者であるデミウルゴスは提示された同盟ギルドの総合戦力を考えていた。

レベル90台が三千人というバグみたいな戦力に冷汗を流す、ここにはクラフター職なども含まれるとしても、この戦力がナザリックと仮に敵対していた場合を考えてしまっていた。

数の暴力であろうとアインズ・ウール・ゴウンが負けることはないだろう、だが痛み分けで終わる、今はモモンガ様しかいないとはいえだ。

過去の全盛期には四十一人の至高の方々がいた、それと同等のギルドがただ一人で作られたという事実は彼に油断と偏見は死ぬという新しい考えを浮かべた。

これはナザリックのNPC、それが成長するきっかけでもあっただろう。

 

 

そんなことをあーだこーだと話しているとモモンガがシュンっと現れる。

 

下僕であるナザリックのNPC全員が膝をつく、真似しようかと思ったが同盟であって下ではないので渾沌四神はそのまま立っていた。

 

 

「なんかあった?」

 

「渾沌さん!聞いてくださいよ!さっき外出たらすごい空が綺麗でして!……あ、んん!!!渾沌と守護者たちよ、聞くがいい」

 

「自然体のほうがギャップ萌えがあっていいと思うんだけどなぁ」

 

「んもう!空気壊さないでくださいよ!」

 

 

ぷんすこな骸骨という本来であれば見れることがないであろう景色を見ることができたのは、ここでは渾沌だけである、ほかの守護者たちは全員臣下の礼をしていたからだ。

だが声からわかるモモンガの喜び様はNPC達に嬉しさのようなものを与えた、だが同時に思う。

何故言葉使いを変えようとしているのだろうか?と、そしてソレをNPCである自分たちにだけ何故変えようとしているのかと。

きっと何か考えがあるのだろうと、そう思うしかなく、嫉妬という感情を抑えることにしかならなかった。

 

 

「んん!セバス、報告せよ」

 

「はっ!モモンガ様」

 

 

そうして始まるセバスの報告は、驚く情報ばかりであった。

 

周りはほとんど森であること、モンスターは野犬程度であり、それも一桁くらいのレベルであること。

 

 

そして空から空飛ぶ鉄塊がやってきて、こちらにいる渾沌四神を出せ、そんな要求であった。

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