レギオンと共に行くヒーローアカデミア   作:珈琲紳士

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【受難】じゅ・なん

さて、今自分の目の前には動くビルが居る。

 

本当に何を言っているのか分からないと思うが、表現の仕方がそれしか無いんだよ!!余計な事にリソース割けるか!!!!

何故こんな事になっているのか、それは大体約7分前の試験前にまで遡る。

 

 

 

俺は実技試験にていつでも動ける様に準備を終わらせ集中を高めて行く

俺の個性レギオンは簡単に言うとそれぞれ違う特徴を持った5体の青いモンスター【レギオン】を呼び出す事が可能であり顕現中は身体能力が向上し黒髪は青髪とか変わり両目も青色に変わる。

 

これだけ聞けば割と強個性とも言えるだろうが、実際には色々な制約が多いのだ

まず1つとしてレギオンと俺はそれぞれ鎖で繋がれており俺の方は左手首、レギオン側には首輪の様に繋がれており鎖は呼び出すレギオンに寄っては俺から最大20mまでしか動かせない。

 

次に、レギオン達には話せばしないがそれぞれ自我がある

そしてそのレギオン達に認められれば手足の様に自由に操り、その能力を最大に発揮する事が出来るが、認められなければ髪も目の色も変わらない所か身体能力も上がらず猛獣と猛獣使い程度しか操れない

寧ろ此方側にも危害を加えてくる時もしばしば………

 

そして1番の問題点はレギオンの顕現時間

 

実はレギオンはずっと顕現させる事が出来ないのだ、出来ても最大10分なのだが基本的にはレギオンが被弾しダメージを受ければ顕現時間も短くなる。

その為呼吸する様にレギオンをキューブに戻して左腕に戻さなければならないのだ。

 

まあ、そこら辺の訓練はよく義父と職場の人達によく鍛えられているので訓練を忘れずに挑む事が出来れば

 

 

「ハイスタートー!」

 

 

ッ!スタート!?始まったのか!!!

足に力を込め駆け出すのと同時に左腕を前に突き出し名を呼ぶ

 

 

「ソード・レギオン!!!」

 

「GAAAAa!!!」

 

 

目の前にいる受験者達の上を飛ぶようにソレは鎖に繋がれながら進んで行き限界まで鎖が伸び切った所でレギオンが首に繋がれている鎖を思いっきり引っ張り人混みを避け誰よりも早く演習場に踏み入れた。

その姿は青色の肌に白の装甲が被せされたかの様な姿をしており顔は白い仮面で隠された目は薄く青色に光っていた。

 

 

「ん?ってなんだこの青い奴!?」

 

 

いきなりのスタートで戸惑っていた受験生の1人がレギオンを見てそう叫んでいた、てかどうやら他の人は俺以外動いてすらいない様だ。

 

一瞬フライングなのか?と焦ったがすぐにプレゼントマイク先生から際は投げられているとアナウンス?が入り俺の後を続く様に慌てて走り出していた。

 

 

「標的捕そ」

 

「遅い!!!」

 

 

目の前に現れた1pの仮想敵(ロボット)に対してすぐにソードを向かわせる。

 

ソード・レギオンは両手の白い籠手から刃を出現させ袈裟斬りにて斬り伏せる

 

 

「仲間!ヤラレタ!!」

 

「本体、本体狙エ!!」

 

 

戦闘音を聞きつけてからなのか、どんどんと集まっておりその中には2〜3pも混ざっていた。

 

 

「流石雄英のロボット、俺の個性に対して本体を狙ってくるとは、まあなんて事ないんだがな」

 

 

四足歩行の様なロボットの尻尾?の薙ぎ払いを軽く避け走り抜けざまにその首に鎖を巻き付けレギオンと共に思いっきり引っ張る。

金属音にしては鈍い音を立てながら他のロボットを軽く巻き込み怯んでいる間にレギオンを呼び戻し姿を変える。

 

 

「アロー・レギオン!狙い放て!!」

 

「 AHHHh!!」

 

 

その姿はソード・レギオンから足を無くし代わりにスカートの様な装甲が付いた様な姿だったが何よりも違うのはその両手に出現させている弓だろう。

 

両手の弓からは青い矢が連射で放たれロボットの装甲を貫き壊して行く。

 

 

「金属音にして鈍いと思えばコレ金属じゃ無くてカーボンか、いや3pのは矢の音からにして多少脆いが金属だな」

 

 

俺はその後ロボットを見つけてはソードで斬り、アローで狙っては持っている警棒で受け流したり叩きつけたりなどしてどんどんと撃破しポイントを集めていた。

 

 

「36p…ふぅ、周辺はコイツで最後か」

 

 

穴だらけになり黒煙をあげて倒れる3pロボットから視線を外しアロー・レギオンを呼び戻しクールダウンさせる

割と制限時間を使っているがこまめに休ませればこの10分間なんて事は無いだろう

 

 

「あと6分2秒〜」

 

 

もう少しで半分か…さて、素早く移動してロボットを探さないとって、あの白髪の女の子の後ろに居るロボットに気付いてない!?

 

この距離じゃソードは届かない、しかも角度的に多少重なってる!?

守るには、制限時間を早めてしまうがアローの精密射撃でやるしか無い!!

 

 

「アロー・レギオン、エイムモード!」

 

 

アロー・レギオンを呼び戻し両手の弓を一つにまとめ長弓に変え俺に寄り添う様に近づけレギオンとの目線を合わせ右手で矢を引く様な動作をする。

 

エイムモードではアロー・レギオンから流れるエネルギーを使い集中力を高め周りの景色が遅く感じるレベルにまた思考力を上げる事が出来る。

その分顕現時間を多く消費するので乱用は出来ないのだが……やるしか無い!!!

 

 

「フゥ……シッ!!!」

 

「隙有リ!ブッ殺!?」

 

「しまっ、キャア!?」

 

放たれた矢は的確に頭部部分を貫き貫通した矢も女の子に当たる事なく無事に終わった。

 

危なかった……幾ら共鳴出来るレギオンだとしても操作性はまだまだだな、1発だけとはいえエイムモードはやっぱりスタミナ食うな

 

 

「おい!大丈夫か!?当たらない様に狙ったが破片とかで怪我してないか?」

 

「い、いや大丈夫、ありがとう…後気付いてなくてウラメシかった」

 

「恨めしい?」

 

「いや、ごめん怖いって意味なの」

 

 

あーなるほど、てっきり俺がポイントを獲得して恨めしく思ってるかと思った〜

 

 

「あ、そうなのか良かった…それじゃ自、俺はこれでお互いに頑張ろう!!」

 

 

思わず人前で自分って言う所だった……え?なんでかって?

 

・・・・・正直割とタイプな子だったからですけどなんですか!?

 

いや、近くで見ると白髪と銀髪の丁度いい色してるし髪で隠れてはいるがそこから見える顔もめっちゃ美人

 

正直言って自分は異性にあんまり耐性が無い、それこそ妹の心晴ぐらいしかあんまり話した事は無い。

正直個性の制御やレギオンに認められる様に訓練ばっかりだったってのは言い訳に過ぎないか……

 

 

「うん、助けてくれてありがとう」

 

 

その言葉とほぼ同時に全ての演習場で轟音が鳴り響いた。

 

 

「うわっ!?今度は何!?またウラメシイのは勘弁なんだけど」

 

「爆発!?っていやいやいや……ここまでするのかよ雄英」

 

 

約50メートル先、ビルとほぼ横並びする程の仮想敵(0p)が現れた。

 

マジかよ、こんなにデカいとなると俺では対処がかなり難しい………俺の個性は言うとタイマンや多対一にはかなり強いが、ここまで大きな敵となると出来る事がかなり限られる。

 

此処は逃げて他の仮想敵を狙うしか…………

 

 

「いや、それは違うよな」

 

「ちょっと!何してるの!?早く逃げないと」

 

「いや、俺は逃げない……俺はヒーローで警察官なるならこれくらい超えないと!!」

 

 

足に力を込め、持っている警棒を強く握りしめて走り出して行く

 

 

「あ、ちょ!!ウラメシくないの!?」

 

 

そういえばプレゼントマイクも言っていたな

 

 

「GAAAAAAAA!!!!」

 

 

大きく右腕を振り上げた仮想敵(0p)はただそれを振り下ろすだけでちょっとした建物なんてクッキーみたいに粉々にしてしまうだろう。

 

怖くない(ウラメシ)のかって?怖いに決まってるだけど今此処で逃げて受かったとしても、自分は自分の夢を胸を張って言えなくなる。

 

ズガァーーーン!!!

 

演習場の全てを揺らしているのでは無いかと錯覚する程の叩きつけを避け、衝撃と飛んでくる瓦礫はソード・レギオンを顕現させ守ると同時に瓦礫を斬り伏せる。

 

くっ!?顕現時間が削られた!!やっぱりダメージを受けたか、それでもチャンスは今しか無い!!!

 

 

「レギオン!!チェインバインド!!!」

 

 

振り下ろされた腕をレギオンは地面を滑る様に一周し鎖を重ねる

 

重ねた鎖の箇所を繋げ切り話した途端、腕に巻き付けられた鎖は輪になり4箇所からは鎖が生成され地面に繋ぎ止める。

 

チェインバインドは文字通りレギオンと自分を繋げる鎖で拘束する技、制限時間もあまり消費しないが一定時間しか繋げられず今回見たいな敵だと持って5秒が良い所だろう。

 

俺はレギオンを顕現させたまま繋ぎ止めた腕になり駆け上がって行く

 

正直時間も余裕無いしクールダウンさせたいが、顕現させた状態の身体能力じゃ無いと間に合わない

 

仮想敵(0p)の頭部を目指して駆け上がって行きそして、大きく跳躍する。

 

ソード・レギオンから流れるエネルギーを持っている警棒に流し込む、流し込まれた警棒は青いポリゴンが走り始め50センチ程の警棒は1m程に伸びていた。

 

 

「ハアアアァァァァァァ!!!!」

 

 

レギオンと共にX字を頭部を付けたが、それでは傷が浅く足りない……ならば!!!

 

 

「アロー・レギオン!!エイムモード・チャージショット!!!」

 

「 AHHHHHHh!!!!」

 

 

切り付けた隙間に向けてアロー・レギオンと共に矢を放つ、エイムモードは集中力を上げる他にもう一つ、放つ矢のエネルギーを溜め炸裂矢に変える事が出来る。

 

隙間に撃たれた炸裂矢は内部にて爆発し誘爆、破片が飛び散り更に誘爆を繰り返すうちに一際大きな爆発を起こし行動不能になった。

 

一先ず目の前の脅威は過ぎ去った

 

ただ一難去ってまた一難という言葉がある様に俺のピンチは終わってなかった。

 

 

「っ!顕現時間食い過ぎた!!」

 

 

今俺のいる場所はこのビルと並ぶ程に高い位置にある仮想敵(0p)の頭部と同じ高さに居るのだ。

 

当初の案では倒した仮想敵(0p)の体に飛び乗って安全に着地する筈が想像以上に破壊したせいで着地がままならない、頭部だけに止めたが……これはアレだな、デカいと言っても試験は試験、ある程度は脆く出来ているって事か…………いやピンチなのは変わらねーけどな!?

 

 

『レギオンを引っ込めて少しでもクールダウンさせて地面ギリギリの時に顕現して受け身を取るしかないか!?』

 

 

博打の様な案しか思い浮かばない中、1mくらいの大きさの仮想敵の破片がこちらに飛んで来ていた。

 

 

「それに乗って!!!!」

 

「!?、ソード・レギオン!」

 

 

落ちて行く中破片に向かってソード・レギオンを飛ばし掴み、まるでターザンの様に鎖を振り地面に着地した。

 

 

「終了〜!!!!」

 

 

あっぶねぇ!?顕現時間めっちゃギリギリ!?

もう1秒も出してられないな

 

 

「ハァハァ……ふぅ〜、助かったよありがとう…えっと」

 

「それはお互い様でしょ、私は柳 レイ子」

 

「俺はハワード 陽、本当に助かった……正直着地出来るか微妙だったから」

 

「………ウラメシ知らずなの?」

 

 

疲れながらも笑みを浮かべ丁寧に異議申し立てをしながら演習場を後にした。

 





プレゼントマイク風に紹介!!

ハワード 陽 “個性“ レギオン

青色のモンスターを呼び出す事が出来る!!
呼び出したモンスターは左手首から出てある鎖によって首輪をつけられているぞ!!



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