「うーん、心操のトレーニングメニューか……どうしたものか悩むな」
俺は今自室にて心操に渡す様の白紙と睨めっこしながらそんな事を呟いていた。
体が細いからな……いや、平均的なレベルではあるがヒーローを目指すとなるとあれでは厳しいだろう。
となると基本的な運動、筋肉と体力を伸ばす運動が1番だな、自分も義父からは
『警察もヒーローもな筋肉と体力が肝心なんだ…個性ばかりに目をやると痛い目に遭うぞ!!!』
と言いながら俺を投げ飛ばしたり、地面に叩きつけたり、木刀(もはや太刀レベル)で叩き飛ばされたり………あの頃はまだ未熟、いや、今も割と同じだな。
どうやってレギオンとの連携攻撃すら有効打にならずに的確に自分の体に攻撃を叩き込んでくるのか………
軽くトラウマを思い出し体を震わせながらも紙にに書き込んでいった。
◆◇◆
「って事で、これを心操に渡してくれ」
「いいけど、スマホで連絡でよかったんじゃ無いの?」
「まあ、それでも良いけど…やっぱりこういう目標になる物は形あったものの方がいいだろ?」
「あー…………少し分かるか、も?」
「疑問形だな、それじゃよろしくな」
そうして俺はいつもより早く家を出て学校に向かった。
妹と一緒に登校するとマスコミに絡まれた時に妹の方にまで行くかもしれない、その為俺だけ早く登校する事にしたのだ。
まあ、インタビューされるのはヒーロー科の生徒のみだと思うから関係ない様な気がするのだが………まあ、可能性が無いわけではないし、実際にかなり迷惑で遅刻しそうになった生徒も居たらしいから用心に越した事はないな。
と、思っていたら雄英高校の校門前にマスコミの姿は全く居なかった………どうやら前の侵入した出来事で警察から注意され流石に反省したのか安全に登校出来た。
「ま、まぁ…用心に越した事は、無いし」
「どうしたんだ、ハワードくん?朝から疲れた目をしているが……」
「いや、杞憂に終わった出来事だから大丈夫だ……しかし、今日のヒーロー基礎学はなんだろうな」
「ならいいんだが、そうだな……法律関係の勉学は昨日やったからな」
と雑談をしていたらドアから相澤先生が入ってきて早速今日のヒーロー基礎学の授業を始めた。
「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイトそしてもう1人の3人体制で見る事になった」
「ハーイ!なにするんですか!?」
「災害水難なんでもござれ
レレスキュー訓練か、となると俺の個性では………いや、出来る事をドンドンと増やしてこその訓練だ
今ここで考えるのも大事だがそれだけに囚われてはいけないな
その後、他のみんながワイワイとし始めた所相澤先生…いや、イレイザーヘッドの眼光により一気に静かになった。
さて、コスチュームに着替えて早速バスに乗っての移動だ。
「デクくん体操服だ、コスチュームは?」
「戦闘訓練でボロボロになっちゃったから…修復をサポート会社がしてくれてるらしくてね、それ待ちなんだ」
「確かにボロボロだったな……うーんもうちょっとコスチュームを弄ってみたらどうだ?増強系だから…サポーターとか付けるのもありだと思うが」
「あ、いや……あんまり弄りたくはないんだ、お母さんの手作りだから」
「そっか……確かにそういう思い入れがあると心強いから「バスの席順でスムーズにいくよう番号順に二列で並ぼう」……な」
「飯田くんフルスロットル………!」
はぁ、台詞が被るのはこれは本格的に心晴のせいでは無くて自分自身が悪いのかもしれない。
あ、ちなみにバスの中は市営バス見ないな感じでした。
「こういうタイプだったくそう!!!」
「イミなかったなー」
「ドンマイ、飯田」
うん、いい事あるって……多分
と雑談に入ろうとした中クラスメイトの1人がとある発言をした。
「私思った事なんでも言っちゃうの緑谷ちゃん」
「あ!?ハイ!?蛙吹さん!!」
「梅雨ちゃんと呼んで………あなたの個性オールマイトに似てる」
あー……言ってることは分かる。
「そそそそそうかな!?いやでも僕はそのえー」
「待てよ梅雨ちゃん、オールマイトはケガしねえぞ似て非なるアレだぜ」
「まあ、増強系って点は似てるからな……蛙吹さんの言ってる事も「梅雨ちゃんと呼んで」……梅雨ちゃんの言ってる事も分からなくはないよ」
「あー、でもよ増強型のシンプルな個性はいいな!派手で出来る事が多い!」
「俺の硬化は対人じゃ強えけどいかんせん地味なんだよなー」
「僕はすごくかっこいいと思うようプロにも十分通用する個性だよ」
「そしてハワードちゃん、あなたの個性もなんだか常闇ちゃんとも似てるわ」
「それは俺も思っていた……俺のダークシャドウと同じ様に戦う姿…そして何より鎖で繋がれているレギオンという其れ等との連携、何処か通ずる物を感じる」
「あー、確かに何かを出してそれと共に戦うもしくは任せるってのは似ているな」
「ふむ、そして何より気になっているのが姿だ……ソフトボール投げと50m走では違う姿をしていた」
気になるよなぁそこ……まあ普通に話すか
「そうだな、レギオンの名前に対して少し名前負けているかもしれないが両手から剣を出すことが出来るソード・レギオン、そして両手に弓を作り出して放つアロー・レギオンが居るからな」
「あー!なんか足があるのとないのがあったよね〜」
「ま、まあ…簡単な見分け方はそれだな……」
とワイワイと話していたら相澤先生から注意されました。
まあ、そんなこんなで訓練場に着いたのだが………めっちゃ広い、いやすげぇな………ぱっと見土砂災害?と水場、多分水難か?そして建物が倒壊した場所もあり本当になんでもござれだな
「あらゆる事故や災害を想定し僕がつくった演習場です……その名も
いやいや、その名前はやばいでしょ………というか、この先生もヒーローなのかな?
そんな疑問を浮かべていると、ヒーローオタクが解説をしてくれていた。
「スペースヒーロー13号だ!!災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
「わーー!私好きなの13号!」
へぇ、麗日さんも知ってるとなるとメジャーとまではいかないけどそれなりに名前が上がる有名なヒーローなのだろう。
「えー始まる前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…………皆さんご存知だとは思いますが僕の個性はブラックホールどんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
あ、ごめんなさい……無知でした。
…………うん、雄英高校の先生達は現役ヒーローだし、これを機に覚えとかないと
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
「ええ…しかし簡単に人を殺せる力です、皆の中にもそういう個性がいるでしょう」
そう、だな……ソードの刃は簡単に人を切り裂けるしアローですら簡単に人を貫くことも出来てしまう。
何より他のレギオン達も同じで首を絞める等の命令をすればそれぞれ特有の何かをしなくても人を殺せてしまう。
今でこそソードの刃の切れ味を自由に調節可能になったおかげで斬撃から見た目刃の打撃にすることも出来るしアローの矢はエネルギーの塊な為硬さを弄って当たった瞬間に霧散させる様にしてる。
これらは全て義父から念入りに指導してもらっていた。
「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います、この授業では…心機一転!人命の為に個性をどう活用するのかを学んでいきましょう………君たちの力は人を傷つける為にあるのではない助かる為にあるのだと心得て帰って下さいな、以上!ご静聴ありがどうございました」
「ステキー!」
「ブラボー!!ブラーボー!!」
「よし!守る為にも、助ける為にも……この個性を」
そう、そうだ……人々を守る其れすなわち人々を助ける事にもつながる。
守るだけがヒーローではない………この授業、しっかりと学び糧にしなければ
そんじゃあまずは…………?、っ!!!一かたまりになって動くな」
そう、人を救う授業にてソレは起こったのだ。
中央にある噴水近くに黒いモヤの様なものが渦を巻いて現れたかと思ったらドンドンと広がり始め……そこからどんどんと人が現れ始めていた。
あのヒリヒリと感じるプレッシャー……何より相澤先生の焦り様、まさか!?
「13号!!生徒を守れ!!!」
「何だアリャ!?まあ入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」
「動くなあれは
「っ!!思い違いじゃないのか……!!」
勘違い、思い違いであって欲しかった。
いや、覚悟は出来ているんだ………なんのために、何の為に訓練を、雄英を、義父を……やって目指して…その背中を追っているのか
ただ、その道の難しさを、茨の形を知らなかった。
棘があるとしか知らなかった。
「13号に……イレイザーヘッドですか…先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが…」
「やはり先日のはクソ共の仕業だったのか」
「どこだよ…せっかくこんなき大衆引きつれてきたのさ…オールマイト…平和の象徴……いないなんて………子どもを殺せば来るのかな?」
っ!!これが……義父いや、ヒーロー達が相手にしている存在
何より全身に手の造形?を身に付けているヤツからのソレは充分異質に感じる。
「先生侵入者用センサーは!」
「もちろんありますが…!」
「現れたのはここだけか、学校全体か…何にせよセンサーが反応しねぇなら向こうにそういうことが出来る
「13号避難開始!学校に連絡試せ!センサーの対策も頭にある
「っス!………こっちも駄目です!!」
ノイズが走るじゃ無くて鎖骨辺りにある通信機からはノイズすら聞こえない……妨害?いや、というより遮断に近いのか?
「先生は!?1人で戦うんですか!?あの数じゃいくら個性を消すっていっても!!……イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ正面戦闘は……」
ああ、緑谷の言う通り……義父から聞いた限りでは殆ど奇襲もしくは何かしら意表を突いた上での戦闘……しかもドンドンと敵は出て来ている。
「一芸だけじゃヒーローは務まらん、13号!任せたぞ」
その言葉と同時に相澤先生は捕縛武器を展開させつつ一気に階段を飛び降り手前2人に捕縛武器を絡ませ頭をぶつけ無力感させた。
その後は徒手空拳を混ぜつつも捕縛武器、そして個性を消しつつまるで一騎当千の活躍をしていた。
「すごい…!多対一こそ先生の得意分野だったんだ」
「おい緑谷!!早く行くぞ!!!」
「そうだ!!分析している場合ではない!!早く避難を!!」
「させませんよ」
その瞬間、1番先頭にいる13号先生達の前に黒いモヤの
コイツ、瞬間移動…いや!あのモヤが現れてから大勢の
「初めまして我々は敵連合、せんえつならがら…この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは…………平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして…本来ならここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが何か変更があったのでしょうか?まあ…それとは関係なく…私の役目はこれ」
その瞬間目の前の
切島の拳と爆豪による爆破が叩き込まれる。
「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか!?」
だが、それは……その行為は最悪の一手とまでは行かなくとも愚策なのは間違い無かった。
「危ない危ない……そう…生徒といえど優秀な金の卵」
「ダメだどきなさい二人とも!」
「散らして嬲り殺す」
黒いモヤが広がりみんなを飲み込んでいく中飯田がこちらを見た。
「ハワー「自分じゃない!!他を守れ!!!」っ!!」
悪い、こんな言い方で…でもコレなら伝わるだろ?
俺、じゃ無くて自分ってこの“言い方"なら……
そして自分の意図を読んでくれたのかすぐに飯田の近くにいたクラスメイト2人を抱えてモヤの外に飛び出そうとして……そして自分の視界はそこで終わった。
そしてモヤが無くなると……地面は土に変わっていた。
よく見れば木々や建物が土の中に埋まっている様な……いやコレは土砂崩れか
そして自分の近くには白と赤の髪を持つ…轟が居た。
いや、轟だけじゃ無い自分達の周りには囲む様に
「轟、後は任せてくれ」
「ああ……」
「アロー!!放て!!!」
轟の右足から氷が伝わっていき周りの地面、倒木や建物そして
自分はアロー・レギオンを呼び出し両手に弓を生成させ轟の後ろにいる
「子ども二人になさけねぇな、しっかりしろよ大人だろ?」
「子どもってもヒーローの卵だけどな、お互い」
しっかし、轟一人でも良かったんじゃ無いかな……多分自分が居たせいで後ろの
「散らして殺す…か言っちゃ悪いがあんたらどう見ても"個性を持て余した輩以上には見受けられねぇよ」
「その割にはオールマイトを殺すっておまえらのリーダー?は言ってたみたいだが……何かあるのか?」
「こいつら…!!移動してきたとたんに…本当にガキかよ……いっててて…」
「なあ…このままじゃあんたらじわじわと身体を壊死してくわけなんだが、俺もヒーロー志望そんな酷え事はなるべく避けたい」
いやいや、ひでぇのなんの……まあ、ここは敢えて乗るのが一番かな…轟の考えは多分
「ハワードの言っていた事だが、オールマイトを殺れるっつう根拠…策って何だ?」
「まあ、お前が答えなくても他が居るからな…知っているヤツは少なくともこの中には居るだろう?」
威圧感を出す為俺は警棒を取り出し遠心力を使い展開させる。
そして、俺と轟による楽しい楽しいお話し合いが始まった。
「あの最初に現れた3人、特に黒くてデカい
「しかも信じられないって言ったヤツを見せしめに殴り殺すデモンストレーション………」
胸糞悪い話…だが、それでこれだけの奴らを集めたって事はその光景はよっぽど悲惨だったのだろう。
「大勢で攻めているが…実際は少数精鋭で目的を達成するって訳か……」
今俺達2人は
ちなみに
「俺は中央に戻って先生達と合流してぇ…ハワード、お前はどうする?」
「……そうだな、早く合流する為に飛ばされる前の場所に戻るのは賛成だが……クラスのみんなが気になる」
「そうか?コイツら程度なら問題ねぇだろ」
「いや、じぶ、俺も大丈夫とは思うが……これは実戦、何よりも個性による相性もあるからな」
「なら二手に分かれるか?」
「…轟なら大丈夫か、それで行こう」
そうして自分と轟は二手に分かれ移動を始めた。
この場所から近いのは……倒壊ゾーンと山岳ゾーンって、あの光は……電撃?となると上鳴か!?
そして俺は土砂ゾーンの柵をレギオンを使い飛び越えほぼ遠回りをせずに山岳ゾーンの電撃が走った場所に向かっていった。
山岳ゾーンは小さい山と大きい山と言っても高さは変わらないがその2つが橋で繋がれている場所だった。
自分は小さい方の山から登り頂上を目指して居た。
『走り込みはしてたけど、レギオン使いながらの移動はまだ慣れてないな………ちょっとした移動ならほぼ問題無いんだが………って!?』
登りきって電撃が走った場所、つまり橋を渡った先には多分だが八百万さんと耳郎さんそして
っ!いや、こう言う時こそ冷静に……レギオンと共鳴しているからこそ激情的にレギオンを扱えば動きが雑になり無駄も増える。
親父と同僚の人から口酸っぱく言われたことを思い出さなければ…………よし
「アロー・レギオン………エイムモード…!」
「AHHh!」
アローを呼び出し大弓を生成し、自分の目線とアローの弓を合わせていき矢を生成する。
チャージショットだと捕まっている上鳴に当たる可能性がある為、通常のエネルギー矢で的確に当てなれければならない……距離は大体60〜70m、届かないなんて事はないが訓練とは違う実戦というプレッシャーは確実に自分の心を蝕んでいた。
焦るな、焦るな!…心を落ち着かせてアローの精密射撃を成功させないと!!!
『いいか少年、狙撃ってのはな集中力じゃねェ、冷静でもねぇ……覚悟だ』
『覚悟、ですか?その2つも必要って前言ってませんでしたか?』
『違わねぇが違うんだ、いいか?狙撃はタイミングが命だ……どのタイミングで撃つか、必ず無力化出来るタイミングを選ぶ覚悟が必要なんだよ。
それまで焦っちゃいけねぇ、数あるタイミングの中から選ぶ覚悟こそ百発百中の道なのさ』
『はい、ナガンさん!!』
タイミングを選ぶ覚悟…今かもしれない、2秒後かもしれない、もっと後かもしれない…………その中から選ぶ覚悟
そういえば、登っている際中にものすごい音がUSJの入り口からした。
遠くでハッキリとは見えなかったけれど今もかなりの音と風が来る……こんな事出来るのはオールマイトぐらいだろう。
決めた、このタイミングで撃つ覚悟を……絶対に守ってみせる。
◆◇◆
「手ぇ上げろ"個性"は禁止だ、使えばこいつを殺す」
「上鳴さん…!!」
「やられた……!!完全に油断してた………」
「ウェ…ウェ〜〜〜〜〜イ……」
私としたことが、上鳴さんの電撃で皆んな倒したと油断してしまいこんなことに………いえ、今は後悔している場合じゃありませんわ
どうにかしなければ、やるのよ百、このでやらずして何がヒーロー科の推薦入学者ですか!!
そんな時、激しい揺れと共に轟音が響いた。
見ればUSJの天井に大きな穴が空いておりポロポロと瓦礫も落ち始めて居た。
そして視線を
「な、ん……」
「ウェ!?」
あ、あの青い矢は…そうですわ!!ハワードさんの個性!!
矢が放たれたであろう方向を見ればこちらに向かって走ってくるハワードさんの姿が見えた。
「よ、よかったぁ……」
「え、えぇ、助かりましたわ」
「おい!3人とも大丈夫か!?」
その姿はヒーローそのものだった。
◆◇◆
なんとか精密射撃を成功させることが出来た。
オールマイトが戦っているのは登っている最中に聞こえていた。
ただ戦闘があまり長いようにも感じアローと繋がっている鎖からエネルギーを使って視力を上げ見てみれば轟と聞き出した
とてつもないラッシュを見た時、このラッシュの終わりと共に矢を放つことを決めた。
途轍もない賭け、博打も良いところではあるが……それはただのヒーローだった場合だ。
No. 1ヒーロー オールマイトに限ってその博打のような作戦は無意識を狙える作戦と変わる。
オールマイトが
勿論威力も弱めてはいるが中々の衝撃だった事には変わらない為おきたとしても脳震盪でフラフラな事は間違いないだろう。
その後、他の先生方も到着しUSJ事件は幕を閉じた。
「16…17…18……両脚重傷の彼を除いて……ほぼ全員無事か」
「尾白くん…今度は燃えてたんだってね、一人で…強かったんだね」
「皆一人だと思ってたよ俺…ヒット&アウェイで凌いでいたよ…葉隠さんはどこにいたんだ?」
まじか、かなり人数がそれぞれのゾーンに振り分けられて居たと思うから………それを考えると尾白の戦闘能力はかなりのものだろう。
「土砂のとこ!轟くんとハワードくんクソ強くてびっくりしちゃった」
…………え?居たの!?あの場所に!?
「な、なぁ、轟……気づいてたか?」
「いや、気づいてなかった………凍らすところだったかもしれねぇ」
「自分も、アローの矢当ててたかもしれない……」
うん、葉隠さんのステルス性能かなり高いな……思った以上にダークホースなのかも知れない。
「うん?轟くんもハワードくんもどうしたの?」
「いや、なんでも」
「なんでもねぇ」
声が聞こえてたのか葉隠さんがこちらを見て聞いてきたが、そこは2人で共闘した仲だ……息のあったコンビネーションで話をずらす。
「ふーん、そうそうハワードくん………私の体スレスレに矢が飛んできてたんだけど…………何か言う事あるんじゃない?」
あ、無理みたいですね。
そうして自分は皆んなが集まって警察も連行されている敵が見ている中、すぐに土下座をして葉隠さんに許しを貰っていた。
代償は食堂のデザート2回で許してもらえた。