「はぁぁぁ…、マジ卍。怠いわぁ」
太陽ひとつ出ていない空のもと、頭上にあるその天気と似た暗鬱な気持ちを心中に満たしながら私は自身の私物であるタバコをじっくりと吸っていた。
「先輩、マジ卍ってなんですか?」
「ん、『クソだりぃなオイ、仕事ばっくれてパチンコ行きたい』という意味を縮めた素晴らしい言葉だ」
キラキラした目をした後輩に適当に答えながら、久しぶりに吸えたタバコをじっくりと吸う。
あァー、骨身にしみる〜。
コンクリートの縁石に腰掛け、タバコの煙を肺に溜め、後輩の話を聞きながら、眼前に映る景色は灰色のビルがいくつも写っていた。
灰色のビルはその体に目の如き幾つものガラスを携え、灰色の肉体は崩さぬ健剛とした鉄筋という骨を持っている。
空には雲以外にもいくつかの飛行物体を見てとることができた。
現代社会としてごく普通に、かつ日常的に見れるであろう飛行機。そして幼子が見たのであれば目を輝かせるであろうヘリコプター。それらの情報からはここの付近に飛行場と病院があるということがよくわかるだろう。
私たちが踏みしめるそのコンクリートには、少しばかりヒビが入りながらも十分鉄の箱が走れる丈夫さを誇っていた。
そして歩道には涼むこと等々を目的として植えられた、いくつかの樹木が生えている。
また、視界の中には日常でなき『異常』が映っていた。
「分類・内部情報は何だ!?」
「グローバル東京ビル、内部!分類『結界構築型』、強度はⅡです!」
「内部偵察式神、消息不明!原因不明ですが現在調査中!途中までの情報に関しては資料にまとめ上げます!」
黒服を着たインテリ系の職員らが警察の緊急車両のような、車内に電子機器があり現場指揮ができるようなところ。まぁなんか刑事ドラマで見るようなアレ。車やテントの中で電子機器を使って情報整理を行なっている彼ら、その周りを警護するように屈強な男らや剣呑とした眼光を放つ女性たちが立っていた。
「皆さん大変そうですねー。…何か手伝うことないか聞いてきます!」
「絶対追い返されるからやめとけ」
いや、もう後輩ちゃん元気すぎて嫌になりますわ。
こんなのは言われた仕事だけ適当にこなしとりゃあええの。給料分しか出ないんだし。
「いえ、でも皆さんが頑張っている中私たちだけ休んでるのは…!」
うっお、すっげえ真面目。
眩しさで目が潰れそう。
「後輩、君は勘違いしている」
「ッ!勘違いですか!?」
緊急車両の方へと目線を向けていた後輩ちゃんはこちらへと目線を向け直す。
縁石に座らずにいますぐ動きたそうに立っていた後輩ちゃんはこちらを見下ろすような形でいながらも、敬語を外さぬまま私の言葉に答える。
「あぁそうだ。彼らは情報を解析して、精査し、考えるのが仕事。たいして今回の任務、君が命じられているのはなんだ?」
「…なんでしたっけ」
「…」
そうだ、こいつ純粋かつバカだった。
直感はすごいけど脳筋バカ後輩だった。
「後輩ちゃんに与えられている任務は突入だよ」
「あ!そうでした!」
「そうだ、だから今彼らの業務をしてしまえば、突入の時に十分な体力で突入することができない!」
「でも、私体力だけは自慢があるんですが…」
…まぁこいつ何やっても疲れた姿見せたことないけど。
人差し指と中指の間に挟んでいたタバコから、灰がコンクリートの地面へと落ちていく。短くなっていくタバコを味わい直すように咥えなおしながら言い訳を考えた。
「しかしだ、体力については絶対に減る。だからこそ!今ここで十分休憩するべきなのだ!」
「なるほど!わかりました、全力で休憩します!」
よぅし、これで私も働かんですむ。
後輩が動いている時に私が働いていないとかイメージクソ悪だし。これが一番一番。
「はぁ〜タバコうまい…」
「休憩休憩休憩休憩休憩…」
後輩ちゃんがコンクリートの上で正座をしながら、『休憩』という任務をしているのを横目に短くなったタバコを吸っていると眼鏡をかけた黒服の内一人がこちらに歩いてきた。
「珠耀調査官、月城調査官。お時間です」
手には小綺麗に纏められたファイルを持ちながら、パリッとしたスーツを着こなす姿は熟練の戦士のような雰囲気を醸し出している。ファイルと共にタブレットを持った彼は、緊急車両から少し離れたところに座る私たち二人に話しかけてきた。
彼は上唇をあげ、鼻に皺を寄せたままにこやかに立っていた。
「あー、はいはい仕事の時間ね。後輩ちゃん行くよー」
「休憩休憩休憩休憩休、はっ!」
意識を戻した後輩ちゃんがついてくるのを確認した後、タバコを口に咥え目的のビルへとゆっくり歩く。
先ほどまで情報整理を行なっていた人間や警護をしていた人間たちがこちらに目を向けているのを、その身に感じながら。
「で?今回のは何なのよ?」
「こちらです」
そう言って黒スーツ眼鏡はこちらにタブレットを渡してきた。
えーと、分類・元となった建築物とかはいいとして…。あー、今回そういう感じね。対処に関しては楽な分類だ。えーと特記事項に関しては…。
「うげ、避難遅れた人居んのかよ。最悪じゃん」
「はい。一名だけです。ですが素早い対応をお願いいたします」
しかめながらタブレットを見つめ、道路のさらに向こう、歩道に沿って立つビル。その側面である壁には一枚のガラス扉があった。それは一般的には『自動ドア』と呼ばれるものだろう。
主成分をガラスで製造されたソレは、本来ビルの内側を透かし通す役割を持っていたはずであった。
しかし今はどうだろうか。
本来の役目を忘れたかのように佇むそれは、内部を見せぬばかりか、ガラスに映るのは波打つような模様であった。
「歪んでるってことは内部空間ごちゃ混ぜなのは確定っと。めんどくせぇ」
「珠輝調査官」
「あー、はいはい真面目にやるから。現場処理よろ」
咎めるような黒服メガネ君を軽くあしらいながら、タバコを握りつぶす。
煙が名残惜しくもあれど、さすがに仕事中に吸うほどヤニカスではないつもりだ。間違ってでも取り出さぬようしっかりとタバコの箱をポッケの中にしまい、後輩ちゃんを連れてビルの真ん前まで辿り着く。
「さーて、お仕事頑張っちゃうぞい」
そう言いながら私はタバコを口に咥え、火をつけた。
「珠輝調査官、タバコ…」
「あ」
1世紀ほど前、事件は起きた。
『突如として東京スカイツリーに化け物が現れました!なんか、もう、こう、やばいです!』
いかなる時も冷静沈着でお茶の間の人気なテレビキャスターが慌ててしまうほどの事件。一般市民たちがほっこりとする合間もなく、自衛隊の調査の結果としてネットに流出した映像は、すぐさまテレビへと流れ、衆目の元に写しだされた。
人型に歩き出す鉄筋とボルトの塊、黒いカラスのような機械、望遠鏡のような目を持った獣。
ソレらは人々に驚愕を与えるとともに、非日常をもたらしたことを表していた。
日本、東京の異変を皮切りとして地球全体で異変は起き出した。
ピラミッド内部にミイラやスフィンクスが蠢き出す。ホワイトハウスに丸24時間入れなくなると思えば、そのまま消え去る。いつの間にか太平洋に奇怪な塔が聳え立つ。
七大陸、七大海、六つの大州、ありとあらゆる世界遺産、地震雷火事親父。
世界中の各地で異変は起きていた。
現代科学のもとでは理解できぬコレらの現象。お偉いさん方はめんどくさいなっがい名称を定めたらしいが、一般、それも日本の若者の周りをはじまりとしてこの名前が付けられた。
ー『ダンジョン』と
ダンジョンはいくつもの利益をもたらした。しかしいくつもの混乱をもたらすこととなった。
貴重な資源を巡り戦争は各地で勃発し、戦争の残火が蝕み技術の進化は停滞し、国家が衰弱し犯罪は各国で激化した。
ここ10年で沈静化されてはくれど、その痕跡は未だ残っていた。
数十年前に文字通り
ダンジョンが現れたメリットの一つ、ソレが魔術。
奇跡、魔法、ちくわ大明神*1とも呼ばれるこの技術は、一般人にも普及し始めた。日常生活は幾分か豊かになったと言えるだろう。
しかし、ダンジョンはソレ自体がこの世界の異物。
予測は極めて難しく、場所時間も全くもって選ばぬ害悪そのもの。日本国内だけでもダンジョン年間発生件数は100を超え、地球上では10000を軽く凌ぐ。
地球上に住む誰しもがその身に降りかかる可能性を秘めうる災害。
しかし彼ら彼女らは理性ではその事実を理解していながらも、感情面では『自分だけは大丈夫』だと、うっすらとだが思っていた。
結果、訪れてしまった災害に、私は身を縮こませるしかなかった。
ヒタヒタヒタ…
カチャカチャ
コツコツコツコツコツコツ
Aaaaaa,aaaa
キィキィ、キキキキキキ
人が出した声、物音とは思えぬ周囲の物音。
薄暗くなったオフィスの中で、ソレらを聞きながら私はデスクの下で頭を抱えながら何かに見つからぬよう祈りながら息を殺していた。
(何で何で何で。ヤバい、ヤバい、ヤバいよぉ…。スマホ忘れたからって少し逃げるのを躊躇ったからだ。それとも途中でヒールが折れちゃったからかなぁ…。あぁーもう、ほんとドジだ私)
私はウジウジとした気持ちの中、見つからないようにデスクの奥へと隠れるように身を縮こませていた。
するとデスクの前、そこを変なやつが通った。
「ヒィッ」
声を少し出してしまった私は、ソレが気づいていないことを祈る。
そいつはスーツを着ていた。しかし人間とは思えなかった。ゾンビのような足取りで歩き、スーツのズボンは敗れ切っていた。靴は擦り切れ、破れた服の合間から見えるその素肌は青白かった。
一瞬止まったソイツは、気づかれたかと思ったがそのまま歩き続けた。
(フゥ…)
心の中で一息つく。
早く救助が来ないかと待ちながら、気を紛らわすためにも考え事をしていた。
(はぁ、先輩に心配かけちゃったなぁ…。無事に帰れたらいいんだけ「ミツケタァ」ッ!?」
先ほど通りかかった個体。デスクの下で隠れていた私に気づかなかっただろうと思っていたソイツは目ざとく私のことを見つけ出した。
「ザンぎょウしましョ、いツ死ょにサぁ」
「い、いや」
「ネェーえぇ!いっ死ょにぃぃいはタらこお」
青白い顔をしたソイツは私に話しかける。
恐怖に染まりきった私は声を漏らすことしかできなかった。
「だ、だれか、助け」
「はたラぁ苦ゾォ!ナァ!イッ死ニィねェ…!」
血走った目で叫び出すソイツは、汚く伸びきったその爪を私に向けながら、その手を振り翳した。
絞り出せる声も出さす、脳内には私の一生が走馬灯として流れ出した。ゆっくりとその爪が目元へと迫り。
「ガウァァア!」
そのままソイツは吹き飛ばされた。
ガシャンと飛ばされた先のデスクにぶつかる音がする。そして先ほどまでソイツがいたところには一人の女性がいた。
その人は銀色の美しい短髪を靡かせながら、2本の足でしっかりと地面を踏み締めていた。
白色のワイシャツを腕までまくりボタンを少し外している彼女の肉体は、格闘家フェチかつボクシングマニアの私には垂涎ものの引き締まった筋肉。そしてよだれが落ちそうなくらい整った大きくも小さくもないおっぱ、胸筋を誇っていた。
筋肉とおっぱ、胸筋にばかり目がいってたが少し冷静になれば彼女の全貌が否応にも目に入った。
頭部には人間のものではない獣の耳、ふさふさとした毛並みの良いオオカミのような尾、そして両足と両腕は白銀の毛で覆われ、そしてその手には鋭く美しい爪が生えていた。
その美しくも気高い姿、つまるところ銀髪ケモミミクール系美少女という存在に私はよだれが垂れそうになっていた。
「お前、臭い!汚物!腐肉!不健康!寝不足!」
青肌のそいつへと暴言を吐きながら爪を構える。
その声に惹かれるように、周囲の怪物たちがケモミミ少女の方へと向かっていく。
「前三つはわかるけど、後ろ二つは違うんじゃないかなぁ…」
すると後ろからポツリと声を漏らしながら、一人の美人がやってきた。
振り向いて彼女を見れば、その黒い長髪が視界のうちに入った。
先ほどのケモミミ少女よりも人間らしい姿の彼女は、唯一人間らしくない赤い目を薄暗いオフィスでこちらを向いていた。ケモ耳少女とは違ってスーツをしっかりと着こなす彼女からは少しばかり煙の匂いを漂わせていた。
「怪我とかはないのか?」
「…あっ、はい」
地面にへたり込みながら、息を整え答える。
少し小さい方を漏らしたような気がしながらも、ケモミミ少女の方を見る。
彼女は恐ろしいまでの動きをしながら、化け物たちを圧倒していた。
「ワゥゥウウウ!!」
爪を振るい、足を動かし、体を捻る。
デスクの上を駆け抜けながら、まるでかの源義経の八艘飛びのように華麗に化け物の攻撃を避けながら、攻撃していた。
青白い皮膚のゾンビもどきはその汚き爪を振るえど弾き返され、機械類が固まって獣のような姿となっていた化け物の突進はかすりもせずに避けられ、まるでミミックのように動くデスクは意に介されず踏み台とされた。
その光景に夢中になっていると、黒髪の彼女から話しかけられた。
「警視庁公安部*2異常対策課の珠輝調査官です。私の後輩、月城調査官が掃討を終えればここから避難を始めます。準備をしてください」
そう言う彼女の後ろから、ゆっくりと黒色のゾンビもどきが迫っていた。
少し遅い速度であれど、青白ゾンビもどきに比べれば格段に早いソイツは足音を一切出さずに背後から赤色の爪を振り翳した。
「う、後ろっ!」
そう告げてももう遅い。
しっかりと赤い爪が彼女の肉体に迫りーーー
バンッ!
その音と共に、後ろまで迫っていた黒色ゾンビもどきはオフィスの床に倒れ伏した。
彼女は銃を持っていなければ、背後を見てすらいなかった。一瞬赤い何かが目に移った気がしたが、よくわからない。彼女もまた異常なる存在を扱えるものだと思えた。
「先輩、全部、倒した」
「月城、お疲れさん。早く護送して脱出するぞ」
無数の化け物たちに対しての無双を終えた彼女を見れば、その肉体と服には一切の汚れもついていなかった。爪からは青と赤、そして黒色の液が滴り落ちていた。そのまま爪を振るい、液体を全て落とした彼女は「先輩」と呼ばれた人物に報告した。
私は先ほど黒髪美人さん、珠輝調査官が言っていたことを思い出し、すぐさま立ち上がる。
二人の美人を視界におさめ、しっかりと匂いを感じとりながら深呼吸をし、息を整える。
芳しき匂いを鼻腔中におさめ、カフェインの如き集中力とリラックスを得た私は気合を入れて走り出す準備をする。
すると背後から悍ましい気配を感じた。
「SHiiiiiiigotoooOOoollllo!!haaaAAaataRAkeeEeeEEeeee!!」
奥の方にあった閉ざされた扉の中から現れたソイツは、太った巨人だった。
だらしない腹をしながらもその両腕は逞しく太い巨木のような見た目をしていた。右手に巨大な酒瓶を持ったソイツは怒鳴り散らすような、そして相手を萎縮させるような声を上げながら、ドシンドシンとオフィスの床を鳴らしながらこちらへと迫ってきた。
ソイツが放つ威圧感に私は思わず、悲鳴をあげそうになるが二人を見て安心する。
彼女らは完璧な自然体であった。
「月城、行けそう?」
「ん」
ケモミミ少女は爪を振るい悠然とソイツに向かって歩き出した。
「さて、逃げますよ」
「え、でも置いてっていいんですか!?」
ケモミミ少女が歩くのを見ていた私は、彼女がいった言葉に少し驚く。
しかし、彼女が言ったのは信頼の言葉だった。
「彼女が負けるとは思えませんし…、あなたが余波で怪我して仕舞えば元も子もありません。早く逃げますよ」
「は、はい!」
黒髪美人さんが後ろに着きながら階下へと降る階段へと向かう。
すると黒髪美人さんはケモミミ少女へと一声かけてから、階段へと向かった。
「後輩ちゃ、月城、一段階解除」
少しばかり気が逸れていたからわからないが、彼女がつぶやいた後、ケモミミ少女の姿が変貌し始めた。
最後に私が聞いたのは、気高く咆哮を上げるオオカミの声だった。
「珠輝調査官、到着しました!」
「一般人も同行しています。目視では怪我などはありません。至急検査のため救急車を…」
階段を降りてたどり着いた先には、たくさんの黒服の人たちがいた。
彼らは電話を行いながら、一部は私たちの方へと近づいてくる。
「珠輝調査官。無事で何よりです。それで月城調査官はどちらに?」
「あぁ後輩は中でまだ戦っている。もう直ぐ終わるでしょ」
そう彼女が告げた瞬間、背後のガラス扉が軋み、割れる音がした。
ガラスが体に刺さるかと思ったが、一向に刺さらない。
ふと目を開けると黒髪美人さん、珠輝調査官が立つところを境として、それより手前には一切のガラス片が落ちていなかった。
まるで魔術か何かを使ったかのように。
扉の向こうからケモミミ少女が歩いてくる。キラキラとした結晶を空気中に舞わせながら、ケモ耳・尾・爪が消えていく。
その姿を少し残念に思いながら、私は無事にここから出れたことを再確認した。
「1522突入、1554救出完了、同時刻攻略完了…」
珠輝調査官が腕時計を見ながらそう呟く。
ケモミミ少女、否、月城調査官だっただろうか。彼女もまた鼻息荒く珠輝調査官の隣に立つ。
「えー本官、じゃねえな警視庁公安部異常対策課所属の珠輝調査官及び月城調査官二名の突入により、攻略完了を宣言します」
そう、彼らはダンジョンに対する機関として設立された対抗策。
テロ組織等への対策を旨とする公安警察に属し、異常現象全般に対応する専門機関。所属するものたち全員が異能・魔術を使うことのできる戦闘集団。一つの課でありながらも自衛隊・警察とさえ武力で並ぶとされる、独立組織。
彼らの名は警視庁公安部異常対策課。
日々異常に対して行動する国家公務員である。
お久しぶりの人はお久しぶり。初めましての人は初めまして。「産地直送の焼き鳥」です。今後も頑張りますので温かい目で読んでください。