ありふれた癌   作:Matto

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07:奈落の底

 長い階段を昇り切り、無事に脱出した一行は、ホルアドの宿屋に戻ったきり、何をする元気もなく部屋に入った。幾人かの生徒は話し合ったりしているようだが、ほとんどの生徒はまっすぐベッドに潜り、そのまま深い眠りに落ちた。

 檜山大介は、宿の外にいた。

 町の一角にある目立たない場所で、膝を抱えて座り込んでいた。顔を膝に埋め微動だにしない。もしもクラスメイトがこの姿を目撃していれば、激しく落ち込んでいるように見えただろう。

 

 

「ヒ、ヒヒヒ。ア、アイツが悪いんだ。雑魚のくせに……無能のくせに……ちょ、調子に乗るから……て、天罰だ。……お、俺は、間違ってない……」

 

 

 檜山は光を失った眼窩で、ひたすら自己弁護を繰り返していた。

 この状況を作り上げたのが誰か――本人だけは、きっちり覚えていた。忘れたくても忘れられない。あの窮地に追いやったのは他ならぬ彼で、それをもたらしたのは少々の我欲で――その果てに、穂崎は目の前で落ちていった。

 元々、気に食わない奴だった。いつも超然として、すまし顔で周囲を見下して、自分なんか歯牙にもかけない、そんな面をしてやがる。そんな奴が死んだところで、何ともない――そう何度も、自分に言い聞かせていた。腹の中の臓器を丸ごとひっくり返すような恐怖心も罪悪感も、一向に止まなかった。

 

 

「やっちゃったねぇ、檜山クン」

「っだ、誰だ!?」

 

 

 慌てて振り返る檜山。そこにいたのは、見知ったクラスメイトの一人だった。

 

 

「お前――」

 

 

 だが、違う。決定的に違う。こんな奴じゃなかった。こんな雰囲気じゃなかった。

 

 

「それで、感想はどうだい?」

「……なに?」

 

 

 その人物は、けろりとした顔で問うた。

 

 

「聞かせてよ、同級生を死に追いやった感想って奴をさ」

「――お前……お前……」

 

 

 人物の問いに、檜山は愕然とした。こいつは、覚えている。この事件の発端を、覚えている!

 

 

「今はみんなショックで気づいてないだろうけど、そのうち思い出すよ。『誰のせいでこんなことになったか』ってさ」

「……お、俺は悪くない!」

 

 

 檜山は必死になって叫んだ。目の前の人物は揺らがなかった。まるで意味がなかった。

 

 

「あんなトラップがあるなんて知らなかった! あんなバケモノが出てくるなんて知らなかった! 俺は悪くねぇ! 俺のせいじゃねぇ!」

「……ここまで開き直ると、いっそ潔いよねぇ」

 

 

 あまりに浅ましい自己弁護に、さしもの人物も呆れ顔を浮かべるしかなかった。()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「でも、みんなはきっとそう思わないよ。そのうち冷静さを取り戻して、何が起きたかを思い出すよ。『()()()()が不用意にトラップを起動させたせいだ』ってことをね」

「……それが、お前の本性なのか?」

 

 

 呆然と呟く檜山に、人物は馬鹿にするような態度で嘲笑った。

 

 

「本性? そんな大層なものじゃないよ。誰だって猫の一匹や二匹、被っているのが普通だよ。

 そんなことよりさ……このこと、皆が思い出したらどうなるだろうね?」

 

 

 にやりと笑いながら突き付ける人物の言葉に、檜山は憔悴を加速させた。どうする。どうする。どうする。どうしたらいい。

 

 

「きっと口をそろえて君を糾弾し始めるよ。『お前のせいだ』って。――白崎香織に聞かれたら、どう思うだろうね?」

「――!」

 

 

 決定的な言葉に、檜山は言葉を失った。頭が真っ白になった。

 

 

「手伝ってあげようか」

 

 

 そこに滑り込むその言葉は、まさに悪魔の囁きだった。

 

 

「な、なにを……」

「君の罪を隠してあげるよ。今の()の魔法じゃ、記憶を曖昧にする程度のことしかできないけど」

「で……できるのか?」

「大丈夫、手はもう打ってあるんだ。

 何なら、いずれ記憶を書き換えてあげてもいいよ。例えば、他の誰かに押し付けるとかさ」

 

 

 『他の誰か』――檜山の脳裏に、ある人物が浮かんだ。

 アイツさえ消えれば。アイツさえいなくなれば。罪を擦り付けるには、ちょうどいい。

 

 

「……ど、どうしろってんだ?」

「うん? 心外だね、まるで僕が脅しているようじゃない?

 ――ふふ、別に直ぐにどうこうしろってわけじゃないよ。取り敢えず、僕の手足となって従ってくれればいいよ」

「そ、そんなの……」

 

 

 実質的な奴隷宣言だ。檜山は反射的に拒否しそうになったが、人物の方が一手早かった。

 

 

「白崎香織、欲しくない?」

「――!? な、何を言って……」

 

 

 図星を突かれたように、檜山は激しく動揺した。そんな檜山の様子をニヤニヤと見下ろし、人物は誘惑の言葉を続ける。

 

 

「僕に従うなら、いずれ彼女が手に入るよ。本当はこの手の話は南雲にしようと思っていたのだけど……まぁ、彼より君の方が適任だとは思うし、結果オーライかな?」

「……何が目的なんだ。お前は、何がしたいんだ!?」

 

 

 きゃらきゃらと笑う人物の不気味さに、檜山が声を荒らげる。

 

 

「ふふ、君には関係のないことだよ。僕は僕で、欲しいモノがあるだけさ。……それで? 返答は?」

 

 

 小馬鹿にした態度の人物に苛立ちを覚えるものの、檜山に選択肢などない。何より、人物の変貌ぶりに対する恐怖が圧倒的に勝っていた。

 

 

「……し、従、う」

「アハハハハハ、それはよかった! 僕もクラスメイトを告発するのは心苦しかったからね! まぁ、仲良くやろうよ、人殺しさん? アハハハハハ」

 

 

 楽しそうに笑いながら踵を返し、宿の方へ歩き去っていくその人物の後ろ姿を見ながら、檜山は呆然と立ち尽くした。

 上手く立ち回らなければならない。自分の居場所を確保するために。もう取り返しがつかないのだ。今更立ち止まれない。あの人物に従えば、消えたと思った可能性――香織をモノにできるという可能性すらあるのだ。

 

 

「ヒヒ、だ、大丈夫だ。上手くいく。俺は間違ってない……」

 

 

 再び蹲り、ぶつぶつと呟く檜山。今度は誰の邪魔も入ることはなかった。

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 時間を遡る。

 

 

「“光球”! “風波”!」

 

 

 落ちゆく慧斗は、すぐに思考を切り替えた。頭上に光を灯し、手近な岩塊を探し出し、衝撃波で跳んだ。

 

 

「――っと!」

 

 

 その上にしがみつくと、離れないように剣鉈を突き立てた。

 ――曰く、物体の重力加速度には限度がある。

 重力自体の強さ、空気抵抗などの関係で、物体の落下速度は必ずどこかに上限が存在するらしい。例えば蟻などはたった高度10cmで上限を迎え、しかもその衝撃に耐える体構造をしているため、落下死をすることは決してないのだとか。

 つまり、こうして一番大きな破片の上にしがみつき、空気抵抗を最大化させた状態でぎりぎりまで待っていれば――その衝撃を減らすことができる。あとは、着地の瞬間に合わせて上に跳び、慣性を少しでも和らげる。

 姿勢を整えつつ、慧斗は待った。まだ――まだ――闇は深い。周りが見えない。ベヒモスはどうなった。どこまで落ちる。落ち着け。焦るな。一瞬が命取りだ。光球を大きくした。岩壁が見えるが、底はまだ見えない。焦るな、必ずどこかに落ちる。

 奈落の奥底に、きらりと反射するものが見えた。あれが地面か!

 引っかけていた剣鉈を引き抜き、慧斗は上に跳んだ。

 

 

「――“風波”!」

 

 

 ついでに衝撃波を起こし、無理矢理に落下を遅らせる。

 重力と反作用する衝撃で内臓が捲れ上がるような気持ち悪さを覚えながら、慧斗はざばんと落下した。どうやら下はため池になっていたようだが、そんなことは綺麗さっぱり吹き飛んだ。全身余すことなくしたたかに打ち付けられ、慧斗は水中で絶叫した。

 

 

()っだァァーー!)

 

 

 周囲を満たす冷たさに、骨を砕かれなかったのは幸いだろう。慧斗は慌てて藻掻き、何とか浮上した。重装備が仇にならなくてよかった。

 

 

「ああ、くそ……生きてるだけマシってか……?」

 

 

 そのまま岸に這い上がると、慧斗は悪態をつきながら立ち上がった。五体に異常はない。骨は折れていないし、肉離れや脱臼も起こしていない。幾本かの投げナイフを除けば、装備もほぼ無くなっていない。

 幸いにして、目の前には通路がある。緑光石の灯りもある。慧斗は何とか歩み出そうとして、

 

 

「……やっぱり()てえ……」

 

 

 全身を襲う痛みに蹲った。しばらくは休んだ方がいいかもしれない。

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 やがて元気を取り戻した慧斗は、恐る恐る通路を歩き出した。

 岩や壁があちこちからせり出し、通路自体もくねくねと歪んでいる。上層とは段違いの広大な通路の端を、慧斗は慎重に歩いていた。

 やがて、巨大な四辻に出た。一旦岩の陰に隠れ、慧斗は注意深く三方を見やった。

 

 

(さて、どう行くかな)

 

 

 どんな魔物が出てくるか分からない。一頭だけとも限らない。警戒を怠るな――そんな慧斗の視界の先、正面の通路の先に、白い毛玉が見えた。

 白い毛、長い耳――兎である。

 ただし、『下層に行くほど強い魔物が出現する』というこのオルクス大迷宮にあって、ただの兎が居ようはずもない。何より大きさが中型犬くらいあり、後ろ足が異常に発達している。そして白い体毛の下からでも分かるほど、赤黒い線が血管のように身体中を走っており、どくんどくんと心臓のように脈打っていた。

 

 

(絶対拙い。関わっちゃダメなやつだアレ)

 

 

 その直感は正解だった。

 

 

「グルゥア!!」

 

 

 獣の唸り声と共に、白い毛並みの狼のような魔物が兎目掛けて岩陰から飛び出したのだ。二股に別れた尻尾から延びるように、赤黒い線が身体中を走って脈打っている。一体目が飛びかかった瞬間、別の岩陰から更に二体の二尾狼が飛び出した。

 狼に狙われたら、兎は逃げるもの。そんな大前提は、この場で何の役にも立たなかった。

 

 

「キュウ!」

 

 

 兎は可愛らしい鳴き声を洩らしたかと思うと、空中でくるりと一回転して、その太く長い足で一体目の二尾狼に回し蹴りを炸裂させた。

 ぼかん、とおよそ聞いたことのない轟音が響き、二尾狼の頭蓋をかち割った。ぎょっとする慧斗の視線の先で、ウサギは回し蹴りの遠心力を利用して更にくるりと空中で回転すると、逆さまの状態で()()()()()()()()地上へ落下し、着地寸前で縦に回転。着地点にいた二尾狼に、強烈な踵落としを炸裂させた。

 べきん、と再び轟音。頭蓋が粉砕される音とともに、あっという間に狼二匹が蹂躙された。

 それだけではない。さらに奥から飛び出した二頭の二尾狼に向かって、兎は竜巻蹴りを繰り出した。異常な脚力と遠心力が衝突し、二頭は一気に吹き飛ばされ、断末魔すら上げられずに動かなくなった。

 最後の一匹が、グルルと唸りながらその尻尾を逆立てる。すると、その尻尾がバチバチと放電を始めた。

 

 

「グルゥア!!」

 

 

 咆哮と共に電撃が兎目掛けて乱れ飛ぶ。

 高速で迫る雷撃に対し、しかし兎は華麗なステップで右に左にと躱していく。そして電撃が途切れた瞬間を狙い、一気に踏み込みその顎にサマーソルトを叩き込んだ。断末魔ひとつ許さないまま、兎は二尾狼の群れを蹂躙した。

 そして、その赤い瞳がぎょろりとこちらを捉えた瞬間、慧斗は遮二無二走り出した。

 

 

(うおおお来た来た来た来た!? 何だよウサギが狼に勝つって!? つか何だよあれ固有魔法!?)

 

 

 背後からぼかんぼかんと爆音を鳴らして迫りくる死の気配に、慧斗は涙目になりながらジグザグに走った。もう前方の安全どころではない。後ろに冗談みたいな機動力を発揮する狩人がいる今、その殺意から逃れる可能性を少しでも上げるためには、ひたすら動き回り的を絞らせない方法しかない。

 そうやって走る慧斗に、道筋などという意識はなかった。前方注意などという意識はなかった。ただ足を止めないように、捕捉されないように走るのが精一杯で――

 ――ざわり、と背筋が震えた。

 いつの間にか、慧斗は立ち止まっていた。背後の爆音も止んでいた。一人と一羽は、目の前の巨大な熊を見上げていた。二メートルを優に超える巨体、白い毛皮、赤黒い線、そして異常発達した前足に、これまた異常に長い爪。

 絶対的な死が、そこにいた。

 最初に動いたのは蹴り兎だった。それまで二尾狼を蹂躙し、そして慧斗の襲撃に用いていた後ろ足を、初めて逃避に使った。まさに脱兎のごとく駆け出した蹴り兎に向かって、大爪熊はぶおんと前足を振るった。

 ぶおん、と風を斬る音がした。初動を取り、その爪先から逃れたはずの蹴り兎は――ずるり、とその身を両断され、夥しい血を吹き出しながら絶命した。

 慧斗は絶叫を上げながら横に飛んだ。最初に仕留めた獲物に執着することを祈った。大爪熊はこちらを向いていた。慧斗は咄嗟にグレートソードを構えた。防御のつもりだった。大爪熊がその前足を振るった。

 

 

「――ぐああっ!?」

 

 

 グレートソードの隙間を突くように風の刃が飛び、装甲越しに慧斗の身体を引き裂いた。辛うじて両断されなかったのは、大爪熊から視線を逸らさず、後ろに跳ぶように逃げていたためだろう。奇跡と言って差し支えなかった。

 ひとつ、どちらにとっても不幸だったのは――ちょうど慧斗の足元の岩盤が脆くなっており、尻餅をついたと同時に崩落したことだ。

 

 

「うえっ!?」

 

 

 足元の浮遊感は一瞬。がらがらと崩壊していく足元とともに、慧斗は背中から転げ落ちた。

 何メートル分落ちたのか、ごろごろと転がり落ちる慧斗には分からなかった。どさどさと轟音とともに慧斗は開けた空間に吐き出された。からり、と岩盤の破片が顔に当たり、転げ落ちていった。辛うじて分かるのは、大爪熊が追ってこないこと。鼻を突く鉄臭い匂いが、自分から発せられていること。

 全身が痛い。斬られた胴が痛い。足が痛い。腕が痛い。頭が痛い。

 

 

(ちくしょう。ちくしょう。ちくしょう。ちくしょう。ちくしょう――)

 

 

 すっ転げたみっともない姿勢のまま、慧斗は泣いた。家業の稽古でも久しく泣いたことのない慧斗の、久々の落涙だった。痛さに、悔しさに、情けなさに、寂しさに泣いた。泣けば泣くほど、命が削られていくような気がした。それでも涙は止まらなかった。

 ――ひやり、と慧斗の後頭部を濡らすものがあった。それに気付いた慧斗は、泣きながら首を巡らせた。視線の先に、青白く発光する鉱石を見つけた。どうやら、この水はあの鉱石から漏れ出ているらしい。慧斗は半ば本能的にその水を啜った。

 効果は覿面だった。全身の痛みが、胴の激痛が、見る見るうちに引いていく。涙と血と謎の水で顔をべしょべしょにしたまま、慧斗はひたすらに啜り続けた。

 

 

 ――慧斗が知る由もないことだが。

 “神結晶”と呼ばれる秘宝がある。歴史上でも最大級のそれは、既に遺失物と認識されている伝説の鉱物。

 大地に流れる魔力が千年かけて魔力溜りとなり、その魔力そのものが結晶化した代物。更に数百年をかけ、内包する魔力が飽和状態になることで、液体となって溢れ出す。その液体は“神水”と呼ばれ、飲んだ者はどんな怪我も病も治るという。飲み続ける限り寿命が尽きないとさえ言われており、そのため不死の霊薬とも言われている。かつて神水を使って人々を癒すエヒト神の姿が、神代の物語に語られているという。

 そんな奇跡の遺物だとは露知らず、慧斗は必死になって神水を啜った。どんな戦士よりも情けない、惨めな醜態だった。

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 やがて活力を取り戻し、起き上がる気力を取り戻した慧斗は、しかしただ蹲ることしかできなかった。

 

 

(――……これから、どうしたらいい)

 

 

 目の前の水は、傷を癒す。疲労を癒す。だが、それだけだ。この奈落を這い上がる術はなく、外で闊歩する魔物たちを乗り越える術はない。つまり、いつまで保つか分からないこの水が枯れてしまえば、それが慧斗の終末だ。

 

 

(考えろ。何ならできる。何なら進められる)

 

 

 激しい飢餓感と格闘しながら、慧斗は必死に考えた。

 

 

(……腹が減った)

 

 

 あっさり負けた。ぐうと大きな音を鳴らす胃腸が、慧斗の思考を吹き飛ばす。いかな神水といえど、所詮は水。腹を満たすにはまるで足りなかった。

 

 

(なんか食べたい。――……何を?)

 

 

 そこで思考が止まった。外にあるのは、魔物だけ。食べられる植物を探すより、魔物に食べられる可能性の方がずっと高い。よしんば魔物を狩ることができたとして、その肉は猛毒とされる。とても食えたものではない。

 堂々巡りに俯いた慧斗の目に、謎の水こと神水が映った。慧斗の脳裏に、ひとつの閃きが芽生えた。

 

 

(混ぜて食えば、どうなる?)

 

 

 傷さえ癒す神秘の水。それに、別の効果があるとしたら。それを以て、魔物の毒を中和することができるとしたら。

 分の悪い賭けだ。得体の知れない謎の水を信じて、解り切った毒を呷る。十人中十人が、首を横に振る選択肢だろう。

 

 

(やるしかない)

 

 

 やらなければ、どのみち飢えて渇いて死んでしまう。そうなる前に、博打を打ってみるのもいいだろう。

 慧斗はゆっくりと立ち上がった。飢餓感と孤独感で、正常な思考を失ってしまったことは否めない。

 

 

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