その逃げた先にあるエデンは   作:月山 白影

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好評だったら続けるにょ〜ん


2回目 懐かしき友人

 

 

 

 

 

 

 ???『――ル!!ラル!ラル!!』

 

誰か呼ぶ声がする

どこか懐かしい声だ

俺の重い瞼は勝手に開く

 

 ???『まったく!やっと起きたのね!』

 ラル「え……?」

 

目の前には友人のアルカが居た

 

 ラル「アルカ……?」

 アルカ『何よ?私で何か悪いわけ?』

 ラル「いや、全然」

 

俺は周りを見る

そして、俺はすぐに気づく

卒業後の教室だと

 

 アルカ『遂に私たちも高校1年生なるのね……』

 アルカ『なんだか寂しくなるわね』

 ラル「あぁ」

 

懐かしい

走馬灯のように記憶が流れ込む

 

 アルカ『何泣いてんのよ』

 ラル「え……?」

 

俺は涙袋付近を触る

そこには冷たい液体があった

 

 アルカ『あ〜もしかして卒業して私と離れるから悲しいんでしょ〜?』

 

アルカはからかうように俺に言ってくる

 

 ラル「あぁ、まぁな」

 アルカ『っ……//』

 アルカ『そ、そう』

 ラル「お前はどこの高校に行くんだ?」

 アルカ『ロクドウ学園よ』

 ラル「ロクドウ学園か……」

 アルカ『あんたはどこに行くのよ』

 ラル「俺は第一希望のアビドス高校かな」

 アルカ『アビドス……』

 

 ラル「てか、今廃校になってないと良――」

 アルカ『ねぇ』

 

俺の言葉を遮るようにアルカが話しかけてくる

 

 ラル「んあ?」

 アルカ『あんたもロクドウ学園に来ない?いや、来たほうが良いよ絶対』

 ラル「いや、そんな急に言われても困るんだが……」

 アルカ『そこは私がなんとかするから』

 ラル「なんとかって……」

 ラル「そんな簡単な事――」

 

 アルカ『あんた忘れたの?私が財閥令嬢って事を』

 ラル「っ……」

 アルカ『金で解決できるわよ』

 アルカ『だから行こ?』

 アルカ『大丈夫よ』

 

最低だなこいつ……

良いやつだと思ってたのに

金で解決って……

反吐が出る

もう、言っちまうか

 

 ラル「アルカ」

 アルカ『何よ?何か不満があるわけ?不満があるなら言ってみて?全部私が解け――』

 ラル「最低だな

 アルカ『え……?』

 ラル「そんな奴だとは思わなかった」

 ラル「でも、今のでよく分かった」

 ラル「金に困ってる奴を煽るのがそんなに好きなのか」

 ラル「そうかそうか。ならもう満足だろ?もう一生関わらないでくれ」

 アルカ『え?ちょ、なんの冗だ――』

 ラル「今言っただろ。関わらないでくれと!!」 

 

俺は冷たく言い放ち、その場を去る

背後からは泣き声が聞こえたが、俺は無視をする

こんな事をしたのは人生で初めてだ

誰の泣いてる姿を無視するのは

俺は足早にその場から離れる

 

 

 

 

 

 │ラルの自室

 

明日からアビドス1年生になるのか……

とてもそうとは思えない気持ちだ

何かポッカリと心に大きな穴が空いた気分は無くならない

もう、分かっただろ……

あいつと俺は相性が悪かった

ただそんだけだろ




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