廣井きくりとの甘い生活   作:どこかの超電磁砲

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SHINJUKU通信 

 

 

「たく、きくりさんめぇ……眠たい」

 

「あれ、隼人どうしたんだ?」

 

 

とある学校の教室……金髪の男子生徒、小田切隼人が眠気を堪えていた。彼の友人である茶髪の青年 白銀圭一は隼人を心配する。

 

「ん?いや、昨日知り合いのお姉さんに付き合わされてな。これだから酒呑みは……」

 

「ははは……そういや隼人は彼女と仲直りしたのか?」

 

「ああ。今度あの常夏コンビにはたっぷりと礼をしなきゃな」

 

「おぉ、怖い怖い」

 

 

白銀圭一は何処にでもいる普通の青年だ。隼人とは中学の頃から知り合いで何かと隼人の相談に乗る事も多い。他愛もない話をしていると、隼人がチケットを取り出す。

 

「圭一今日暇か?」

 

「うん、暇だけど……」

 

「なら新宿に行かないか?その酒呑みお姉さんからチケットを2枚貰ってな。ライブなんだが行くか?」

 

「え……それなら彼女さん誘いなよ」

 

「ひとりは無理だったんだ。だから、我慢してお前と行くわ」

 

「我慢は余計だろ……まあいいや。ライブなら見に行こうか」

 

 

そして時間は過ぎて放課後。二人は電車を乗り継いで新宿へやって来た。そしてライブハウス”新宿FORT”へやって来た。隼人と圭一はそのまま中へ入ろうとするが、隼人に声を掛ける者がいた。

 

 

「あー!隼人君だー!ちぃーす!」

 

「だああァァァ!酒臭!?」

 

「(え……な、何この人……や、やばい人?)」

 

 

 

肩に流した三つ編みに大きなリボンを結んだガーリーなヘアースタイルに、キャミワンピにスカジャンを羽織り、下に下駄を履いた酔っ払い…廣井きくりだ。

 

 

「どんだけ飲んでるの!?身体壊しますよマジで……」

 

「うへへへ、酒がないとやってられないよ〜!あれ?君は隼人君の友達ィ?」

 

「は、はい……白銀圭一です」

 

「宜しくねー!」

 

「圭一、色々情報が混乱しているだろうが一応この人は今日ライブするバンドのベースボーカルの廣井きくりさんだ」

 

「いえーい!」

 

 

傍から見れば明らかに危ない匂いを漂わせている廣井きくりに圭一は顔が引き攣る。圭一の周りには今までこんな大人など居なかったので、どう対応しようかと迷う。きくりと別れて、隼人と圭一は席へ着く。

 

 

「なあ隼人……あの人大丈夫なのか?」

 

「まあ初見は混乱するよな。だけど、きくりさんのライブはスゲーぞ?」

 

「そうなのか?」

 

「きくりさんはチャランポランに見えるが音楽に対する情熱は本物さ。まあ見てみりゃ分かるよ」

 

「廣井きくりさんか……」

 

 

そしてライブが始まる。隼人はいつも通りに聞いていた。圭一は最初は戸惑いを見せていたがいつの間にか彼女に魅了されていた。そしてライブ終了後……

 

 

「廣井きくりさん……僕と付き合ってください」

 

「へ?え!?ええぇ!?」

 

「何がどうなってるの……」

 

 

圭一はきくりに告白し、隼人は困り顔になる。

 

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