「ま、待ちましたか?きくりさん……」
「い、いや!ぜ、全然待ってないよー!」
デートの日。ビシッと決めた圭一は待ち合わせ場所に来ていた。きくりもまたイライザや星歌のアドバイスで服装は可愛いワンピースを着用していた。そしてそんな2人はカラオケへ向かう。
「ま、圭一だから信用してるが……今の内に仕留めておくのもありか。郁代、ちょっと土台になれ」
「ちょっと待ってェェェ!!なんでスナイパーライフル構えてるのかな!?完全に殺る気満々だよね!?」
「止めたんですけど、隼人君聞かなくて……」
白銀圭一の命を狙う者。スナイパーライフル(玩具)を構えて殺る気満々の隼人はサングラスを掛けて狙いを定める。郁代はそれを止めようとし、ひとりは困っていた。
「いいか!男はなァ、羊の皮を被った狼なんだよ!きくりさんの純潔を守る為にどうすればいいか考えた。そしたら銃撃しかないって考えたんだ」
「色々考え過ぎだから!!隼人君、少し落ち着こうよ!?」
「誰が隼人だ……俺は女の子の味方隼人13だ」
「何処の殺し屋!?」
「あ!お姉さん達がカラオケに入りますよ!」
ひとりの視線の先……圭一ときくりはカラオケ屋へ入る。隼人達も後を追い掛ける。圭一ときくりはフリータイムを選択して、部屋へ入る。
「(どうしよう……マジで2人っきりだよ……先輩やイライザの言う通り清楚にしてみたけど…変じゃないかな)」
「きくりさん」
「な、何かな!」
「今日の格好……とても綺麗ですね。美しいです」
「そうかな…わ、私、オシャレとかわかんないから不安だったけど……圭一君がそう言うなら……大丈夫だよね」
「自信を持ってください!!きくりさんは綺麗なんですよ!?俺…いや、僕は全てを含むきくりさんが大好きです」
「ふぇ!?だ、大胆過ぎるよ……だ、大好きなんて」
圭一の発言に別の意味で顔を赤くするきくり。モジモジする彼女はまさに恋する乙女のよう。一方隣の部屋を借りた隼人達は壁に耳を傾けていた。
「いいか!もしきくりさんの悲鳴が聞こえたら突入する。そして容赦なく圭一を撃ち殺せ」
「分かりました……お、お姉さんの為にも」
「いやいや!ひとりちゃん、特攻を決めた兵士みたいな表情しないでよ!?……で、でも圭一君だよ?そんなに警戒しなくても」
「甘いぞ郁代。そんな甘い考えだから水虫が治らないんだぞ?」
「いや!水虫じゃないから!?」
「こういうカラオケはまさに危ない。密室に2人…これはよくギャルゲーであるパターンだ!!」
「進◯ゼミ!?」
ひとりもまたぼっち13となりスナイパーライフルを担ぐ。波乱のデートはまだ始まったばかり。