エヴァ様は今日も死なない! 〜不死身系お嬢様がダンジョン配信でバズリ散らかした話〜   作:あるふぁせんとーり

18 / 33
おまけなので超短いです


【お嬢様】おまけ【競馬】

「さて、と。切り抜きまとめってこんなものかしら」

 

「良いんじゃないですか?素人にしては上々でしょう」

 

 

 配信者生活6日目は、一日通して生憎の雨模様。

 

 私は慣れないながらも、収益化の条件である「動画投稿3本以上」を満たすため、パソコンに向かってカタカタカチカチと作業に励んでいた。

 

 

「エヴァさ〜ん!私の方もショート動画出来ました〜!」

 

「良い手際じゃない。お疲れ様」

 

 

 そして私もぐぐっと背伸びして、同じく作業していたミーヤ、チャンネルのSNSをチェックしていたリリィに「少し休憩にしましょうか」と声を掛ける。

 

 二人は「しますします〜!」「エヴァ様にしては気が利きますね」と作業の手を止めた。

 

 

「リリィ、私アップルティーが飲みたいわ」

 

「はぁ、ご自分でどうぞ」

 

「あら、お湯でも溢して肌に傷でも残ったら大変じゃない。私まだ嫁入り前なんだから」

 

「はいダウト。傷なんて残りませんしエヴァ様に結婚へのモチベーションなんてものは1qmもありません」

 

「わ〜、ちゃんとSI更新されてる〜」

 

「ふふっ、今日も良い切れ味じゃない。一安心ね」

 

 

 そんなことを言いながら私は買い込んでおいたおやつの山から堅焼きポテトチップス(甘口醤油味)(BIG)を手に取り、壁掛けテレビの電源を入れた。

 

 

「『それでは本日のメインレース、G1エクリプスダートダービー、本馬場入場です』」

 

「ああ、今週もG1ですか」

 

「ええ。ストックウェル競馬場の6週連続G1開催第四弾。来週がエクリプスオークスで再来週がエクリプスダービーね」

 

「競馬か〜、何度かパパに連れてってもらったな〜」

 

「あら、そうなの?」

 

「そうなんですよ〜、昔から一口馬主とか結構ガッツリやってて、最近は個人にも手を出したとかで……あ、一口ですけど、最近も結構大きいレースとか勝ったみたいですよ」

 

「へえ、なんて子?」

 

「ええっと……確か……トワイライト……」

 

「……トワイライトスタードリーム?」

 

「あ、それ!そんな名前でした!」

 

「いや、トワイライトスタードリームって……いや去年の年度代表馬よ!?主な勝鞍牝馬二冠に牡馬相手のセントレジャー、挙句の果てにジュビリーマイル、エンペラーズカップ、エクリプスグランプリの秋の各路線の大レース三連勝、国際レーティング137で引退した歴代最強牝馬筆頭じゃない!!」

 

「あの子そんなに強かったんだ〜。あ、家に蹄鉄とかもありますよ。最後に使ったやつとか言ってたんですけど……」

 

「あるの蹄鉄!!?しかも引退レース!!?」

 

「エヴァ様ストップです。これ以上は分かりにくくなるので」

 

「は?何がよ。そんなものよりトワスタの蹄鉄じゃない」

 

「いやネーミングの関係でここで競馬の話するのってめちゃくちゃ分かりにくくなるんですよ。なのでストップでお願いします」

 

「……で、その蹄鉄って」

 

「エヴァ様」

 

「というかトワスタって今年付け」

 

「エヴァ様」

 

「ああ何よもう!!分かりにくいとかリリィの都合じゃない!!」

 

「いえ私の都合ではないのですが?」

 

「知らない知らない!!そんなものよりトワスタよ!!」

 

「っ、かくなる上は──」

 

 

◇◇◇

 

 

 ……、あ、まさか……。

 

 

「リリィ貴女場面転換したわね!?」

 

「ほら、そんなことよりレース終わってますよエヴァ様」

 

「そうよ何やっ……あ、プラネットダイバーズ勝ってる〜!!」

 

「チョロ」




楽しいわよね、競馬
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。