やっぱり、打撃力って強ければ強いほどいいと思うんだよね。
と、いうわけで…久々に建造をしようと、工廠にやってきた。
「おーい妖精さんたち、建造を頼めるか?」
「もちろんです!」
「さいきんはしごとがおおくてうれしいです」
「こんかいはどんなこをけんぞうしますか?」
「うーんと、特に型の指定とかはないんだけど…」
「とりあえず、攻撃力が高い娘で、最大速力は20kt以上あって…」
「アルミがあまりないから空母はなしで…真珠湾まで無補給で行けるくらいの航続距離が欲しいかな」
「…ようきゅうがむちゃすぎないですか?」ボソッ
「ん?何か言った?」
「いえ、なんでもないです」
「じゃあ、けんぞうしちゃいましょう」
こんな性能要求で出来るんだ…
「あ、バーナーも使っちゃってくれ」
「わかりました!」ゴォォォォォ
ゴォォォォォ
「できましたよ!」
「相変わらず早いねぇ…」
「さてさてどんな娘かな…?」
「Nice to meet you!アタシはオハイオ級SSBNの8番艦、SSGN-733 Nevada!」
「君が提督?…ま、よろしく!」
「ああ、よろしく…ネバダ、ね」
ようやく名前が長くないアメリカの娘が…
「まあとりあえず、執務室に行こうか」
********************
「…じゃあ改めて、自己紹介と装備紹介をお願いできるかな?」
「Ya, of course!アタシはSSGN、USS Nevada!」
「オハイオ級の8番艦さ!」
「21inch torpedo tubeを4基に、7連装Tomahawk発射機を22基装備!地上攻撃なら、アタシに任せな!」
「7連装を…22基?ってことは、154発!?」
「何驚いてンだよ、それがstandardだろ?」
「ええ…?」
「ま、まあ、それは置いておいて…」
「近々、南方―ニューギニアで、作戦が行われる予定でな。先に向かっておいてほしいんだが…大丈夫か?」
「ああ、もちろん!それがアタシの仕事だからな」
「そうか、助かる。じゃあ、部屋を用意しておいたから、出撃まで休んでおいてくれ」
「用意してくれたのか?thank you, admiral!」
「じゃ、launcherの整備でもしてくるよ」
「Have a nice afternoon, admiral~」
「お、おう…」
ていうかちょっと待って?あの娘の艦種聞いてないぞ?
…あ、でも、torpedo tube…ってことは潜水艦か?主砲とか積んでないしな…
…ん?トマホーク154本積めるって言ってたよな?
「潜水艦に154本もトマホーク積むってどういうことだよ…?」
登場人物紹介その4&用語解説その5
□Nevada(SSBN-733,この世界ではSSGN-733)
オハイオ級SSBNの8番艦。
艦名はそのまんま、ネバダ州に由来する。
現実ではSSGNになったのは1~4番艦だけなのだが、この世界ではいろんな事情でSSGNにとして建造されている。核攻撃はちょっと…ね?
□SSBN
Strategic Submarine Ballistic Nuclear powered(戦略ミサイル原子力潜水艦)の略。
その名の通り核弾頭搭載(主に多弾頭型)の弾道ミサイルをたくさん積んでいる。
アメリカ以外のSSBNは大体12~16発搭載(これでも小国を余裕で吹き飛ばせる)なのだが、オハイオ級は24発搭載。うーん、メリケンを感じる
□SSGN
Submersible Ship Guided missile Nuclear powered(巡航ミサイル原子力潜水艦)の略。
その名の通り巡航ミサイルをたくさん積んでいる。
SSGNはアメリカとロシアしか保有していない。
ちなみに、ロシアのSSGNのミサイル(P-700)は威力がトマホークの1.5倍以上あるのだが、オハイオ級SSGNのミサイルの搭載量はロシアのSSGNの6.4倍なので…まあ、はい。