「よしっ、着岸まであと1分だ!お前ら、装備の最終点検をしろ!」
「特に九九式を入念に点検しておけよ!」
「九九式が故障すれば待つのは死のみだ!」
「まあ故障しなくても死が待ってるかもしれないがな!」
「着岸まで30秒!」
「着岸まで30秒ぉ!」
「鉄帽はちゃんと被ったな!?」
「降りたらとにかく前進せよ!いいな!?」
「「「「了解!」」」
「着岸まで10秒!」
「着岸まで10秒ぉ!」
「行くぞぉ!」
「「「うぉぉぉ!」」」
「…あれ?」
「…ん?」
「どうした!?早く進め!」
「しょ、小隊長殿…敵がおりません」
「何だと…?敵が居ない!?」
「は、はい…」
「そうか…小隊、散開しつつ浜に展開せよ。警戒を怠るなよ!」
「「「了解!」」」
「敵が居ない…?どういう事だ…」ボソッ
********************
「余りにも順調で逆に恐ろしいですな」
「ああ、全くだ。このまま島を掌握出来れば良いが…」
「支隊長どの!」
「どうした?何かあったか?」
「ポポンデッタに送った大隊より連絡が!」
「読み上げろ」
「は!えー…」
『ポポンデッタノ北東4キロノ地点ニ敵永久陣地ヲ認ム。至急支援ヲ乞フ』
「以上です!」
「永久陣地だと…」
「…現有戦力でどうにか出来るか?」
「陣地の大きさにもよりますが…」
「現状使える火砲は機動九〇が2門と八九式重擲が6門のみです…正直厳しいかと」
「ふむ…では、海軍に連絡を」
「はっ!」
「海軍?海軍が援護してくれるのですか?」
「知らなかったのか?」
「ええ…どんな娘が来ているのですか?」
「私も詳しくは知らんが…パラオ泊地から来ているらしい」
「パラオ、ですか…」
「不満か?」
「いえ、私もパラオにはお世話になりましたし…ですが、十分な支援をしてもらえるのかと思いまして」
「まあ、私もそこは心配しているのだが…」
「海軍から返信です!」
「おお、読み上げてくれ」
『了解シタ。支援ハ8分後ニ到着。』
「以上です!」
「…随分簡潔な返信ですな」
「そうだな…まあ、支援を待つとしよう」
********************
「まだ支援は来ないのか!?」ドガァァン
「もうすぐ来るはずです!」ドガァァン
「さっきからずっともうすぐ来るって言って「ドガァァァン!」
「「うおっ!」」
「あ、危なかったな」
「ええ、全くです…寿命が縮みましたよ!」ドガァァン
ボババババババ…
「な、何の音だ!?」バババ…
「!小隊長、後ろ!」バババババ…
「な、何だあれは!?」バババババ…
「え!?何て言いました!?」ババババ…
ボボボバババババ…シュオーンシュオーンシュオーン
ドカァァンドカァァンドカァァン…
ウィブrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrオオン…
ウィブrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrオン…
バババババババババ…シュオーンシュオーン
ドカァァンドカァァン…
ウィブrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrオオン…
シュオーンシュオーンシュオーンシュオーン…
ドカァァンドカァァンドカァァンドカァァン…
ウィブrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrオン…
ウィブrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrオオン…
バババババババババ
ウィブrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrオン…
ボバババババババババババババババ…
「「………」」
「「え?」」
「な、何が起こった…?」
「か、海軍は随分高性能な航空機を保有しているようですね…」
「高性能…高性能で済むものなのか…?」
「って、こんな事を話している場合ではないな。ポポンデッタに急がねば」
「ああ、そう言えばポートモレスビー攻略が主目標でしたね…」
「よし!小隊、散開しつつ敵陣地を制圧せよ!」
「「「了解!」」」