「welcome back, admiral!」
「ああLew、ただいま。…とりあえず、現状報告をお願いできるか?」
「了解しました。臨時の防空指揮所がありますので、ひとまずそちらに」
「おお…手際がいいな」
「いえ、当然のことです。…現状、パラオは灯火管制下にありますので、足元にお気を付けください」
「分かった。…もう灯火管制を敷いているのか。だからやけに暗かったのか」
「ところで、さっき飛行場に見慣れない機体がいたような気がしたんだが…」
「ああ…そちらも、後でご説明いたします」
「と…着きました。こちらが仮設の防空指揮所です」
「仮設にしては随分立派だな?」
「ええ…妖精さんに頼んだらこうなりました」
「…まあ、丈夫なのは良いことだな」
「ええ…どうぞ、お入りください」
「B1F、B2Fが倉庫、B3Fが指揮所です」
「ほうほう…まあ、とりあえず報告を聞かせてもらおうかな?」
「了解しました、Admiral。ではまず、接近中の敵部隊について報告いたします。」
「まず昨日の午前、中部太平洋方面艦隊より、パラオに機動部隊が向かっているとの情報が入りました」
「敵艦隊の陣容は?」
「不明です」
「現在、MQ-4C並びにRQ-4による偵察を行なっています」
「なるほど…対策は?」
「防空部隊及び地対艦ミサイル部隊を展開しました」
「基地航空隊に関しても、常に基地上空に1コflightを展開しています」
「また、勝手ながら艦隊より任務部隊を編成し、出撃させました」
「編成は?」
「空母1隻、巡洋艦1隻と駆逐艦6隻です」
「空母…空母か。ついに我が泊地にも空母が…」
「はい。…続いて、admiralがご不在だった間のことをご報告いたします」
「ああ、頼む」
「まず、戦闘艦を8隻、補助艦を2隻建造しました」
「内訳としては、空母2隻、巡洋艦1隻、駆逐艦5隻、補給艦2隻です」
「…え?空母もう一隻いるの?」
「はい。まあ、搭載数は控えめですが…」
「…まあ、空母なんてなんぼあってもいいからな。…それで?」
「えー…次に、装備を多数開発しました。一覧表をご用意いたしましたので、どうぞ」ワタシ
「どれどれ?」ウケトリ
「まずF/A-18が60機に、F-35が35機…」
「MH-60SとSH-60Lを15機ずつにMH-60L DAPを6機…」
********************
「…いやー、こんなに開発してよく資源が持ったもんだな?」
「ええ、妖精さんがなんとかしてくれました」
「……それで、今は偵察の結果待ちか?」
「はい。もうじき、網にかかると思うのですが…」
❝失礼します!緊急のご報告です!❞
「何だ?」
❝MQ-4Cが、敵艦隊を捕捉しました!❞
「おお、そうか。敵艦隊の陣容は?」
❝大型艦が約20、小型艦が約70〜80隻です!❞
「随分大雑把だな?もう少し詳しく分からないか?」
❝MQ-4Cでは、これ以上近づくと撃墜される恐れがあり…❞
❝なので、今P-1がASM引っ提げて急行しています❞
「ほう…ASMって何だ?」
「空対艦ミサイルのことですね」
「ああ、あれASMっていうのか。…というか、あんなデカい機体を偵察に出して大丈夫なのか?」
❝まあ、多分大丈夫でしょう❞
「さいですか。ところで、聞いてなかったが敵艦隊との距離はどれくらいなんだ?」
❝東南東におよそ650海里ほどです❞
「「…ゑ?」」
「…ヤバくね?それ」
❝ヤバいですね❞
「なんでそんなに冷静なの!?」
「もう偵察機なんか出してる場合じゃ無いですね…」
「…Admiral、一つ進言してもよろしいでしょうか?」
「ああ。何だ?」
「この戦闘が終わるまで、指揮権を私に頂けないでしょうか?」
「ふむ…まあ、確かにその方が良さそうだな。そうしよう」
「ありがとうございます。では、早速…」
「主任妖精さん、直ちにFS-02に出撃命令を出してください」
※FS-02:FighterSquadron-02,第2戦闘飛行中隊。F/A-18Fを装備している部隊
❝了解しました❞
「お願いします」
カチ
「…全部隊へ、こちらCP。敵機動部隊を発見しました。DEFCONを1に引き上げます」
「直ちにCRに移行し、AAWに備えてください。Out」カチ
『…CP,こちらTF.E-2が敵機の発艦を確認。数は250機以上、over』
間に合わなかったか…!
「CP了解…直ちに対抗策を。Over」
『TF了解、out』
「…Lew、一体何が起こってるんだ?」
「Admiral…敵機の発艦を許しました。直ちに防空戦闘に移行します」
「え、敵艦隊はどうするんだ?」
「FS-02とTomahawkでどうにかします。それより…妖精さん、全戦闘機にスクランブル命令を」
❝了解しました!❞
…と、言うわけで、次回は防空戦闘です。半分くらいパイロット視点で書くつもりなので、お楽しみに。