Weigh Anchor!   作:Bataillon

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❝❞で書いてあるのは妖精さんです。


第20話 - パラオ大空襲(中編)

 

 

「welcome back, admiral!」

 

「ああLew、ただいま。…とりあえず、現状報告をお願いできるか?」

 

「了解しました。臨時の防空指揮所がありますので、ひとまずそちらに」

 

「おお…手際がいいな」

 

「いえ、当然のことです。…現状、パラオは灯火管制下にありますので、足元にお気を付けください」

 

「分かった。…もう灯火管制を敷いているのか。だからやけに暗かったのか」

 

「ところで、さっき飛行場に見慣れない機体がいたような気がしたんだが…」

 

「ああ…そちらも、後でご説明いたします」

 

「と…着きました。こちらが仮設の防空指揮所です」

 

「仮設にしては随分立派だな?」

 

「ええ…妖精さんに頼んだらこうなりました」

 

「…まあ、丈夫なのは良いことだな」

 

「ええ…どうぞ、お入りください」

 

「B1F、B2Fが倉庫、B3Fが指揮所です」

 

「ほうほう…まあ、とりあえず報告を聞かせてもらおうかな?」

 

「了解しました、Admiral。ではまず、接近中の敵部隊について報告いたします。」

 

「まず昨日の午前、中部太平洋方面艦隊より、パラオに機動部隊が向かっているとの情報が入りました」

 

「敵艦隊の陣容は?」

 

「不明です」

 

「現在、MQ-4C並びにRQ-4による偵察を行なっています」

 

「なるほど…対策は?」

 

「防空部隊及び地対艦ミサイル部隊を展開しました」

 

「基地航空隊に関しても、常に基地上空に1コflightを展開しています」

 

「また、勝手ながら艦隊より任務部隊を編成し、出撃させました」

 

「編成は?」

 

「空母1隻、巡洋艦1隻と駆逐艦6隻です」

 

「空母…空母か。ついに我が泊地にも空母が…」

 

「はい。…続いて、admiralがご不在だった間のことをご報告いたします」

 

「ああ、頼む」

 

「まず、戦闘艦を8隻、補助艦を2隻建造しました」

 

「内訳としては、空母2隻、巡洋艦1隻、駆逐艦5隻、補給艦2隻です」

 

「…え?空母もう一隻いるの?」

 

「はい。まあ、搭載数は控えめですが…」

 

「…まあ、空母なんてなんぼあってもいいからな。…それで?」

 

「えー…次に、装備を多数開発しました。一覧表をご用意いたしましたので、どうぞ」ワタシ

 

「どれどれ?」ウケトリ

 

「まずF/A-18が60機に、F-35が35機…」

 

「MH-60SとSH-60Lを15機ずつにMH-60L DAPを6機…」

 

 

  ********************  

 

 

「…いやー、こんなに開発してよく資源が持ったもんだな?」

 

「ええ、妖精さんがなんとかしてくれました」

 

「……それで、今は偵察の結果待ちか?」

 

「はい。もうじき、網にかかると思うのですが…」

 

❝失礼します!緊急のご報告です!❞

 

「何だ?」

 

❝MQ-4Cが、敵艦隊を捕捉しました!❞

 

「おお、そうか。敵艦隊の陣容は?」

 

❝大型艦が約20、小型艦が約70〜80隻です!❞

 

「随分大雑把だな?もう少し詳しく分からないか?」

 

❝MQ-4Cでは、これ以上近づくと撃墜される恐れがあり…❞

 

❝なので、今P-1がASM引っ提げて急行しています❞

 

「ほう…ASMって何だ?」

 

「空対艦ミサイルのことですね」

 

「ああ、あれASMっていうのか。…というか、あんなデカい機体を偵察に出して大丈夫なのか?」

 

❝まあ、多分大丈夫でしょう❞

 

「さいですか。ところで、聞いてなかったが敵艦隊との距離はどれくらいなんだ?」

 

❝東南東におよそ650海里ほどです❞

 

「「…ゑ?」」

 

「…ヤバくね?それ」

 

❝ヤバいですね❞

 

「なんでそんなに冷静なの!?」

 

「もう偵察機なんか出してる場合じゃ無いですね…」

 

「…Admiral、一つ進言してもよろしいでしょうか?」

 

「ああ。何だ?」

 

「この戦闘が終わるまで、指揮権を私に頂けないでしょうか?」

 

「ふむ…まあ、確かにその方が良さそうだな。そうしよう」

 

「ありがとうございます。では、早速…」

 

「主任妖精さん、直ちにFS-02に出撃命令を出してください」

 

 

※FS-02:FighterSquadron-02,第2戦闘飛行中隊。F/A-18Fを装備している部隊

 

 

❝了解しました❞

 

「お願いします」

 

カチ

 

「…全部隊へ、こちらCP。敵機動部隊を発見しました。DEFCONを1に引き上げます」

 

「直ちにCRに移行し、AAWに備えてください。Out」カチ

 

『…CP,こちらTF.E-2が敵機の発艦を確認。数は250機以上、over』

 

間に合わなかったか…!

 

「CP了解…直ちに対抗策を。Over」

 

『TF了解、out』

 

「…Lew、一体何が起こってるんだ?」

 

「Admiral…敵機の発艦を許しました。直ちに防空戦闘に移行します」

 

「え、敵艦隊はどうするんだ?」

 

「FS-02とTomahawkでどうにかします。それより…妖精さん、全戦闘機にスクランブル命令を」

 

❝了解しました!❞






…と、言うわけで、次回は防空戦闘です。半分くらいパイロット視点で書くつもりなので、お楽しみに。
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