くにさき達の強行輸送によって、かなりの量の資源を得ることができた。
資源が溜まったら次は出撃ということで、深海棲艦に対する攻撃計画を練っていたところ、哨戒中のあさひから緊急電が入った。
…ガッ
「こちらあさひ、提督、聞こえますか?」
「ああ、聞こえている。どうした?」
「敵の大規模な航空機編隊を探知しました。数はおよそ100機前後です。どうやらパラオに向けて飛行しているようです」
「!遂に敵襲か…!了解した」
「しらぬい、あさひと合流できるか?」
「ええ、勿論可能です」
「よし、パラオ在泊の艦は直ちに出港、対空戦闘用意!」
「了解、緊急出港!」
「「Copy that!」」
********************
「まもなく、目標が
「了解…攻撃準備を」
「了解、ESSM、攻撃用意!」
「VLS1番セルから6番セルまで…用意!」
「目標捕捉…距離およそ26海里、射程圏内です」
「全艦、攻撃はじめ!」
「了解、セルハッチオープン!ESSM、発射!」
「Open fire!」
「よし…発射終了、到達まであと数十秒」
「頼むぞ…」
「まもなく交差…3…2…1…」
「…命中弾多数、されど討ち損じが少々…」
「Darn it!
「Stay calm, sis…まだ敵編隊との距離は27マイルある、ESSMで対処できる」
「7、8番セル用意…目標捕捉、fire!」
「あっ、ちょっと…まあいいか」
「あと10 seconds…」
「…よし、全弾命中」
「これで敵編隊壊滅、ですね」
「あさひからパラオへ、敵編隊を殲滅。この後はどうしますか?」
「おお、もう終わったのか…」
「そうだな、とりあえずあさひとしらぬいは哨戒を継続で」
「他の三隻は帰投してくれ。みんな、よくやった」
「了解しました!」
「了解」
「Copy that.」
ふう…無事に攻撃を撃退できたか。
今回はうまくいったが、防衛体制の見直しが必要かもな…
********************
その後、大規模な空襲を受け、それを撃退した、と
あとついでに、アイライ飛行場の拡張のための資材と人員も要求しておいた。
返答は、資材は送るし人員も派遣するが、船団はお前らが護衛しろ、というものだった。
なので護衛のためにステラ達を派遣することにした。
あさひとしらぬいが哨戒から帰ってきた後に、臨時で会議を開いた。
「よし、全員いるな。では始めよう」
「今回集まってもらったのは、今後の戦力増強に関して、皆の意見を聞きたかったからだ」
「偵察能力の強化と、防空能力の強化を今のところ考えているのだが…」
「自由に発言してもらって構わない」
「偵察能力の強化ならば、RF-4EJはどうでしょうか?」
「あれはいささか古すぎるのでは…?」
「なら
「まだ運用開始から10年も経ってない新型だよー?」
「MQ-4、ですか…まあ、それが一番合理的かもしれませんね」
「でしょー?じゃあ決まりー」
またよく分からない装備が出てきたぞ?
RF-4EJ?MQ-4?うーむ、分からん!
「そのMQ-4ってのは何機あればいいんだ?」
「うーん、6機くらい?」
「6機か…分かった。じゃあ、防空能力の強化に関してだが…」
「防空と言えば…まあ
「まあ、そうですね」
「同意」
「そうだね~」
ふむ、AEWとイージス艦か…まったく聞いたことがないぞ!
「AEWならE-2CかE-2Dかな?ただ―」
「パラオから運用するとして、航続距離足りるのかな?」
「あれ、航続距離たぶん2500kmくらいだったよね?」
「…確かに、そうですね」
「なら、もっと足が長い機体がいいですかね?」
「…なら
「ふむ」
「私はそれでいいと思います」
「賛成」
「じゃあAEWはE-767にするとして…イージス艦をどれにするか、ね」
「
「あれは運用コストが嵩むのでは?」
「ならガルベストン級とか…」
「古すぎじゃないですか?そもそもあれイージス艦じゃありませんし…」
…議論はとても白熱していた。言っていることが何一つ分からなかったが。
結局、アーレイバーク級というものに決まったようだった。
「で…E-767だっけか?はどれだけあればいいんだ?」
「3機あれば必要最低限、4~5機あれば十分という感じだと思います。」
「じゃあ~4機用意しておくよ」
「皆、意見を聞かせてくれてありがとう」
「今日はゆっくり休んでくれ」
明日、開発や建造が失敗しないことを祈りながら眠りについた。
用語解説
□発展型シースパロー(ESSM)
1960年ごろ、個艦防空用のミサイルを欲していた米海軍が、AIM-7 スパローを魔改造して艦載化した初期型のシースパロー(RIM-7E)…を改良したシースパロー(RIM-7F,RIF-7M,RIF-7P)…を更に改良したシースパロー(RIM-7T)…を基に開発されたのが発展型シースパロー(ESSM)である。(制式名称はRIM-162)
シースパローと同様に、主にMk.41 VLSから発射される。1セルにつき4発搭載することができる。
シースパローと比較して、若干最高速度が向上しているほか、射程が2倍弱まで延長されいている。
□RIM-116
1970年代中盤から開発が開始し、1980年代後半に量産が開始されたミサイルシステム。
海上自衛隊にも、RIM-116とCIWSのキメラみたいなSeaRAMが配備されている。
□MQ-4C トライトン
主にアメリカ空軍に配備されている
有人哨戒機たるP-8を補完する目的で運用されている。