Weigh Anchor!   作:Bataillon

7 / 25
現在のパラオ泊地の戦力
□艦娘
あきづき型 あきづき
あさひ型 あさひ
  〃 しらぬい
コンステレーション級 コンステレーション
〃 コングレス
アーレイ・バーク級 ルイス・H・ウィルソン・ジュニア
おおすみ型輸送艦 くにさき


□航空機
多用途無人機 MQ-1C×2
無人偵察機 RQ-4×4
〃 MQ-4C×6
有人哨戒機 P-3C×1
〃 P-1×1
早期警戒機 E-2C×2
〃 E-2D×4
早期警戒管制機 E-767×1
輸送機 零式輸送機×1

□ミサイル
いっぱい


第6話 - 東方打通作戦(前編)

 

 

 

「よし、皆集まったな。先ほど、遂に南西方面艦隊(G K F)から作戦命令が下された。」

 

「今から読み上げる。」

 

 

――――――――――――――――――

 

 

発:在マニラ 南西方面艦隊司令部

 

宛:パラオ泊地

 

 

先日大本営より発令された大海令第六十一号に基づき、我が艦隊は総力を挙げトラック島、およびウェーク島の奪還作戦を実施する。

 

貴艦隊は、トラック島、ラバウル、および旧ショートランド泊地に対する偵察を実施せよ。

 

なお、ラバウル・ショートランドに敵艦隊若しくは敵補給基地が確認された場合、これを撃滅せよ。

 

どんな手段を用いてでも作戦目標を達成せよ。司令部は吉報を期待している。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「と、言うことらしい」

 

「要するに、トラックとショートランドにいる敵部隊を叩け、ということですね?」

 

「ああ、そういうことだな」

 

「早速、MQ-4Cの出番ですね!」

 

「ま、そうだな…とりあえず、偵察を出して…攻撃はどうしようか…艦砲か?」

 

「Admiral?このBGM-109 BlockVa(トマホーク)なら、1000mile先の敵部隊も叩くことができますよ?」

 

「…1000マイル?何海里だ?」

 

「およそ…870海里ほどですね」

 

「870海里!?本当か!?」

 

「本当ですよ、admiral。Would I lie to you?」

 

「ええ…?大和ですら最大射程22海里だぞ…?」

 

うーむ…俄かには信じがたいな…まあいいか。彼女がそう言うならまあそうなんだろう。

 

「まあその話は置いておいて…偵察にはどれ位かかる?」

 

「巡航速度なら…about six hours、最高速度ならfive and a half hoursくらい…だと思います」

 

「ふむ…それで、攻撃可能位置に着くまではどれくらいかかる?」

 

「…例えばこの辺りなら、20ktで36時間ほどかと」

 

「この辺りからならラバウルまで540海里、ショートランドまで810海里ほど、十分射程内です」

 

「なら偵察した後出撃でも、攻撃まで2日と掛からないか」

 

「そうですね」

 

「よし、じゃあ偵察機をトラック、ラバウル、ショートランドに飛ばすか…」

 

「あきづき、妖精たちに伝達を頼めるか?」

 

「了解しました、司令!」

 

「失礼します!」

 

カチャ

 

パタン

 

「…あそうだ、聞いてなかったけど、E-767ってどうやって運用するんだ?」

 

「基本は作戦海域上空を周回させる運用ですね」

 

「空中給油機があった方が本当は良いんですが…まあ無くてもどうにかなると思います」

 

「ふむ、なるほど。分かった。」

 

「じゃあ…lew、ステラ、コングレス、あさひ、しらぬいは出撃準備を!」

 

「roger!」

「了解!」

「了解」

「I copy!」

「r,roger!」

 

 

  ********************  

 

 

コンコン

 

「入れ」

 

「失礼します!司令、偵察結果が出揃いました!」

 

「もうか…早いな。それで…?」

 

「はい、こちらがトラック諸島の偵察写真になります!」

 

「ふむ…これは…春島の飛行場か?」

 

「はい、恐らくは。中小合わせて60機ほどが確認されました」

 

「続いて…こちらの竹島、楓島にはそれぞれ40機強が展開していました」

 

「また…燃料貯蔵庫や倉庫と思わしき建物も多数確認されました」

 

「ふむふむ…」

 

「また、敵艦隊ですが―大規模な艦隊が確認されました」

 

「…具体的には?」

 

「はい、こちらの写真をご覧ください」

 

「…!これは…」

 

「空母が大小合わせて9隻、戦艦が6隻、巡洋艦が35隻前後、小艦艇が90隻ほど停泊しています」

 

「また、泊地外には哨戒艇と思わしき艦艇が10隻程、確認されました」

 

「ふーむ…なるほど…これは…聯合艦隊でやれるのか?」

 

「…正直、難しいでしょうね」

 

「…まあ、作戦実行の判断は上に任せよう」

 

「で…ラバウルはどうだ?」

 

「はい、こちらがラバウルの偵察写真になります」

 

「ラバウルには大規模な飛行場と―多数の燃料貯蔵庫及び格納庫が確認されました」

 

「ふむ…」

 

「露天駐機だけでも大小合わせて300機ほど、実際は700機ほどと思われます」

 

「艦艇は?」

 

「哨戒艇が数隻のみです」

 

「なるほど…ショートランドはどうだ?」

 

「巡洋艦2隻、駆逐艦8隻からなる警備部隊が停泊していました」

 

「航空機は?」

 

「飛行場や水上機等は特に確認されませんでした。ただ―」

 

「ただ?」

 

「隣接するブーゲンビル島、ブインに中規模の飛行場と、数棟の倉庫が確認されました」

 

「およそ90機ほどの小型機が駐機していました」

 

「ふーむ…ショートランドの方は大した脅威でもなさそうだが…ブインが厄介だな」

 

「はい、そうですね」

 

「…よし、司令部には私が連絡しておく。あきづきは出撃の指示をしてくれ」

 

「了解しました、司令!」

 

 

――――――――――――――――――

 

 

発:パラオ泊地

 

宛:南西方面艦隊司令部

 

 

航空偵察の結果、トラック諸島、ラバウル、ショートランド、及びブインに於いて敵勢力が確認された。

 

以下、判明した敵戦力を記す。

 

・トラック諸島

空母9、戦艦6からなる計120隻程の大艦隊

 

150機前後の航空隊

 

その他、地上設備多数

 

 

・ラバウル

大規模な飛行場

 

露天駐機の大型機60機強、小型機250機前後

 

多数の航空機格納庫及び燃料貯蔵施設

 

多数の対空砲

 

数隻の哨戒艇

 

 

・ショートランド

巡洋艦2、駆逐艦10からなる警備部隊

 

 

・ブイン

中規模の飛行場

 

若干の倉庫及び燃料貯蔵施設

 

若干の対空砲

 

露天駐機の小型機90機前後、輸送機数機

 

 

――――――――――――――――――




用語解説その3

□トマホーク(制式名称BGM/RGM/UGM-109)
1980年ごろより量産が開始された、亜音速巡航ミサイル。大きく対地攻撃型と対艦攻撃型に分けられる(例外あり)。
制式名称が三つもあるのは、1986年まではBGM-109であり、1986年からは水上発射型がRGM-109、潜水艦発射型がUGM-109となったからである。
多数の派生型、発展型が存在しており、初期型のBlockIと数年前に運用が開始されたBlockVは、名前は同じトマホークでも、中身がほぼ別物になっている。
対地専用のBlockVは射程1600~2400キロ、射程の短い対地・対艦両用のBlockVaでも少なくとも700km程度あるとされている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。