雄英の炎の快男児 作:グランダルメの一兵卒
まだ肌寒い冬の日、日本でトップの教育機関である雄英高校の入試が行われていた。
『俺のライブにようこそー!エヴィバディセイヘイ!!』
試験官であるプレゼントマイクの声に受験生は静まり返る。
そんな中、他の教師たちは雑談をしていた。
「見事に滑っているわね」
「はぁ……非合理的だ」
『こいつァシヴィー!受験生のリスナー!今から実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!アーユーレディ?YEAHHH!』
「HAHA!滑っても気にしないのがプレゼントマイクの良さだよ!」
受験生からの質問にも答え、実技試験の説明終える。
そして最後に、プレゼントマイクは受験生たちに激励の言葉を送った。
『俺からは以上! これからはリスナーに、雄英の校訓をプレゼントしよう!かのナポレオン・ボナパルトは言った!真の英雄とは、「人生の不幸を乗越えていく者」であると!
Plus Ultra!!
それでは、良き受難を!』
説明を終えて受験生はそれぞれの受験会場へ移動し、仕事を終えたプレゼントマイクが教師たちの居る部屋へ戻って来た。
「お疲れ様」
「お疲れ」
「お疲れさん」
「おう!ありがとうな!」
そのまま自分の席に付こうとするプレゼントマイクに1人の教師が後ろから肩を組んだ。
「山田先輩!さっきのは俺に対する当てつけですか!?」
「ちょ!山田も先輩も言うな!大筒!」
「自分だって俺の事大筒って言ってるじゃないですか!」
じゃれ合う2人の間に小汚い男……イレイザーヘッドが仲裁に入る。
「こんなところで騒ぐな。大筒のヒーロー名が大胆不敵なのは昔からだろ」
「そうだぞ大筒!」
「相澤先輩が言うんなら……」
諫められて大人しく席に着いた大筒と呼ばれた男に隣に座るミッドナイトが話しかける。
「貴方たちも毎回毎回飽きないわねぇ……」
「まあ学生時代からこうなんで変えようがないですね!」
「その性格のお陰でイレイザーと違って貴方にはファンも多いのよね。大砲ヒーロー『ボナパルト』?」
「今そう呼ばれると恥ずかしいんですが!」
大砲ヒーロー・ボナパルト……大筒炎児は恥ずかしい様子を微塵も見せずにそう言った。
彼はミッドナイトから2つ、イレイザーヘッドたちから1つ後輩であるが全く遠慮を見せない。
「そろそろ試験が始まるから静かにしろ」
「はぁい」
「分かりました!」
そうして試験と採点が終わり、クラスの振り分けに入る。
「レスキューポイント0で1位か……」
「試験後半も動きが鈍らずに撃破し続けた。戦闘センスやスタミナ管理がしっかりできているな」
「こっちの子は対照的にレスキューポイントだけで7位ね」
「途中までは完全に不合格者の動きだったけど、0ポイントヴィランを倒しているな」
「とはいえ7位の子は自傷が酷いな……保健室からは?」
「リカバリーガールが治したそうだ」
特に注目を集めた2人の受験者を中心に話が進む。
「ボナパルト、お前はどう思う?」
「俺の自傷とは原理が違うな……俺の場合は本来の想定以上の火力を出した結果だが、コイツはそもそも個性に体が適応しきれてない」
「ふむ……イレイザーヘッド、お願いできるか?」
「分かりましたよ……1位の方もウチでいいですか?」
そうしてクラス決めを終え、合格通知の撮影に入る。
この1年間に訪れる数多の苦難を、教師たちはまだ知らない。
ライフルが居るなら大砲が居たっていいよね!
今のところ設定のみですが、主人公含めて複数のオリキャラ……というかFateモデルキャラが居ます。
エンデヴァーの本名と漢字が一文字違いで名前の読みが同じなのは偶然。
大筒炎児のCVは勿論、FGOでナポレオン・ボナパルトを担当している日野聡さんのつもり。
続きません。