なのに…クラスのみんなはポッキーの日のほうのイメージが強くて放課後になるまで彼女には何もなかった。ようやく放課後になって部室に向かう。
TwitterのTLの梓みて、突然書きたくなりました。
12日にならないうちにささっと書き上げました。
3年生の梓です。
Highschoolのほうの登場人物が出ます。
斉藤菫(さいとうすみれ)
奥田直(おくだなお)
では、どうぞ♪
こんにちは。平沢憂です。
今日は11月11日。なんと、梓ちゃんの誕生日~!!
私より先に18歳になっちゃったのです。いいなあ~
文化祭も終わって軽音部の部室に行くことがなくなったかな、と思ったんだけど去年同様受験まで3年生は居座ることに決定しました。
ということで、もちろんスミーレちゃんや
文化祭前と変わらず、放課後になると3人で向かう軽音部の部室。一つだけ変わったことがあるとすれば、楽器を持ってこなくなったことです。私たちも気づけばあと数か月で受験。もたもたしている暇はありません。
「お腹空いた~」
「部室に行くまで我慢。憂がいつものように準備してくれるよ」
部活をする前は、おいしいお茶とお菓子を食べるのが軽音部の伝統です。
「教室ではみんなポッキー食べてたもんね~」
「そうだよ! あんなおいしそうなにおいがするとお腹が空くじゃん!」
「誰に怒ってるの……」
梓ちゃんの誕生日であるとともに、今日はポッキーの日。クラスのみんなポッキーを持参して食べていました。私と純ちゃんはというと、食べていません……でもいいんです。この後に5人で楽しいことが待ってますから。
「そういえば2人はポッキー食べてないの?」
「すっかり忘れてたんだ~」
「私は憂が持ってくると思って何も用意しなかったのに!」
「自分で用意しなさい」
そういった会話をしているうちにあっという間に部室に着きました。
入る前に私と純ちゃんはポケットに手を入れて準備をします。
「もう2人とも来てるかな?」
「いつも私たちより早いから来てるんじゃない?」
梓ちゃんはそう言いながらドアを開ける。私たちは少しドアのところで待機。
「2人とも今来たところ?」
予想通り机のところには2人ともいました。
「はい、そうです」
「梓先輩!!」
4人でアイコンタクトを取って、一斉に取り出します。そして ー
パン パン パン パン!
クラッカーをならします。
「「「「お誕生日おめでとう(ございます)梓(ちゃん)(先輩)!!」」」」
梓ちゃんが声にならない声を出しながら私や純ちゃんたちのほう、そしてスミーレちゃんや直ちゃんたちのほうを交互に見ながら驚いています。これは、どっきり? 大成功ですね!!
「びっくりした~みんなありがとう♪」
「早いですね、梓先輩が18歳だなんて」
「それはどういう意味だ」
ストレートな感想を言った直ちゃんに何か裏があると読んだのかほっぺたをつねる梓ちゃん。そういう照れちゃっているところとかも可愛いんだよねー。
「梓が18か~うんうん」
「意味深だなあ純は……ところで純っていつが誕生日なの? 憂は2月でしょ。それは知ってるんだけどそういえば純の誕生日知らない」
「A secret makes a woman woman」
どこかに怒られないかな。大丈夫かな……
「じゃあ早速パーティーだね!」
「そんなの企画してたの!?」
「当然! 今日は勉強のことなんかきれいさっぱり忘れちゃおう!」
受験生らしからぬ発言かもしれないけど…今日くらいはいいよね!!
「じゃーん、私はいつもより豪華なケーキを作ってきました~」
いつもより大きめのカバンから取り出したケーキの箱。途中で梓ちゃんにバレないか心配でした。
『おお~』
「スミーレ、お茶の用意をよろしく!」
「わかりました」
私がケーキを準備する間、スミーレちゃんがお茶の用意、純ちゃんと直ちゃんがお皿やフォークの準備をします。
「私、何もしなくていいの?」
「今日は主賓だからおとなしく座ってていいんだよ」
「そ、そう? わかった」
今まで部長を頑張ってきてくれたご褒美でもあります。
「はい、準備できましたよ~」
「憂、ろうそく18本もあったの?」
「大丈夫! 大きいの1つと小さいの8つあるから」
それだけはさすがに自分で作るのは難しいから買いに行きました。
「じゃあ、火をつけるよ」
「カーテン閉めてきますね」
全部つけ終わると、部屋が真っ暗な中ケーキのところだけろうそくの光で明るいです。
「このあとどうするの?」
「え、えーっと決めてなかった…純ちゃんが何か言って」
「わ、私? うーんそうだなあ……」
準備はしっかりしてきましたがここまで考えてませんでした。
「梓の誕生日を祝って!! せーの!」
『はっぴばーすでーとぅーゆーはっぴばーすでーとぅーゆー
はっぴばーすでーでぃあ梓(ちゃーん)(先輩)
はっぴばーすでーとぅーゆー』
私たちが歌い終わると梓ちゃんは一息で一気にろうそくの火を消したのです。
「おおっ流石!」
「おめでとう~」
「ありがとみんな!!」
暗闇で見えないけど涙ぐんでいるのは声で分かりました。
「じゃあ、カーテン開けますよ」
スミーレちゃんと直ちゃんがカーテンを開けに行く間、私は火の消えたろうそくを1本ずつ取って、包丁でケーキを8等分に切ります。
「これ、店で買ってきたんじゃないんだよね」
「私が作ったよ?」
「憂はすごいなあ」
お姉ちゃんがいる時はずっと作ってたからかもしれません。
「はい、これでみんな行き届いたよね」
「それでは早速!!」
『いただきまーす』
今日のケーキは一段と美味しかったです。特別な日に食べるケーキって本当においしいです。
「憂の作ったケーキはさすがだよ!」
「ありがと梓ちゃん」
「梓~ほっぺたにクリームついてるぞ~」
「へっ!? ウソ!? どこどこ?」
梓ちゃんに喜んでもらえて私は幸せです。
「あ、とれた」
「全く子どもなんだから。18とは思えない」
「うるさい!」
「そうだ。私たちからもプレゼント渡さないとね」
「へ? これだけじゃなかったの?」
「なーに言ってるの。みんなちゃんとあるよ。これはケーキ」
私たちは一斉にカバンの中をごそごそ探して梓ちゃんへのプレゼントを取り出す。
「梓、おめでと。中身は帰ってからのお楽しみ~」
「ありがと純。へ、憂からもあるの? ケーキだけじゃ」
「ちゃんとあるよ~ケーキはみんなから。はい、おめでと」
「憂ありがと。嬉しい!」
「私たちもプレゼントです」
「梓先輩おめでとうございます」
「菫、直ありがとう!!」
右手で目をこすりながらお礼を言う梓ちゃん。こんなに喜んでもらえて私たちも嬉しいよ。
「みんなありがと。ホント嬉しい!!」
「梓~涙もろいなーこの前も文化祭終わって泣いてたぞ~」
「じ、純だって泣いてたくせに!!」
「なんのことやら」
梓ちゃんを見ていると、私まで嬉しくって涙が出てきそうです。
バタン
『あ~ずにゃ~ん!!』
突然ドアが開いたかと思うと、梓ちゃんの元に駆け寄ってくる人が。
「ゆ、唯先輩!?」
声ですぐにお姉ちゃんとわかりましたが……
「お姉ちゃん、どうしてここに!?」
お姉ちゃんは大学にいるはずなのです。
「今日はあずにゃんの誕生日でしょ。み~んなでお祝いにきたんだ~」
お姉ちゃんが勢いよく開けたドアの方から、澪さん、律さん、紬さんが歩いてやってきています。
これは私たちですら驚くサプライズゲストです。
「あずにゃん会いたかったよ~」
「梓、お誕生日おめでとう」
「とうとう18か梓も~」
「大人の仲間入りだね」
1つ上とは思えないすごい先輩方です。そういえば、先輩方の私服って久しぶり見ました。やはり可愛いです。
「み、澪先輩が目の前に!!」
純ちゃんは澪さんのことを尊敬しています。同じベーシストとして以前から。
「ここここの方たちが先輩方のまた先輩なんですね」
「すごい可愛いです」
そっか。スミーレちゃんと直ちゃんは実際に会うの初めてだね。
「意外にも初めてだったかしら、『放課後ティータイム』と『わかばガールズ』が一堂に会するのは」
さわ子先生も4人の後ろにいました。お姉ちゃんたちに驚きすぎて気にしてませんでした。
「梓1人軽音でどうなるかと思ったけど、ちゃんとやっていけてるみたいだな」
「憂ちゃんも純ちゃんも入ってくれて、1年生も2人、ね」
(澪先輩に名前覚えられてた!!)
律さんは元部長としてでしょうか。ちゃんと部のことも気にかけてくれてたみたいです。
「菫、楽しいでしょ?」
「はい、おねえちゃ ー 紬お嬢様」
「ここはそんな堅苦しい場所じゃないでしょ」
「菫のお姉ちゃんかあ」
「琴吹紬です。菫がお世話になってます」
「あ、いえこちらこそ…」
お嬢様が頭を下げてる。紬さん優しいなあ。
「梓~部長としてちゃんとやれてたのか~このこの~」
「やめてくださいよ律先輩。やれてましたよちゃんと」
いつもの通り?スキンシップを図る2人。お姉ちゃんが私のほうに寄ってきたので梓ちゃんは律さんのものに。
「憂、元気だった?」
「うん、元気だよ。お姉ちゃんこそ大丈夫だったの?」
「大丈夫!! バリバリ元気!!」
お姉ちゃんが出て行ってさみしいけど、澪さんや律さん、紬さんがそばにいるから安心です。
「こんにちは。ベース頑張ってる?」
「は、はい!!」
「今度演奏を聞かせてね」
「ありがとうございます!!」
純ちゃんは憧れの澪さんとおしゃべり。
「そういえば!! 私たちもあずにゃんに誕生日プレゼントをあげないと」
「忘れてた。再会に気を取られてたな」
「え、先輩方まで…」
「大切な後輩だろ」
「そうよ梓ちゃん。遠慮はいらないわ」
4人の先輩からも愛されているなあ梓ちゃん。
「せ~の!」
『お誕生日おめでとう梓(ちゃん)(あ~ずにゃん)』
一斉にプレゼントを梓ちゃんに渡します。いっぱいいっぱいの梓ちゃんですが幸せそうです。
「ありがとうございますみなさん!!」
「おや~あずにゃん泣いてる?」
「泣き虫だなあ梓は」
「ないて…にゃいですよお~」
泣いてる。梓ちゃんにとって特別な先輩たちだもんね。嬉しくないわけがないよ。
『放課後ティータイム』のメンバーを初めて見たスミーレちゃんも直ちゃんもその様子を黙って笑顔で見ていました。
「じゃあそんなあずにゃんにはこうだ!!」
お姉ちゃんは梓ちゃんの後ろに行って思い切り抱き付きました。わ~気持ちよさそう。いいなあ梓ちゃん。
「よ~っし私たちまで!」
律さんの声掛けで澪さんも紬さんも梓ちゃんに抱きつく。
私はそのシーンをカメラに収めた。後で梓ちゃんにあげないと。宝物だろうなあ。
「って、私空気になっていないかしら!?」
さわ子先生がなにやら大声を出したみたいだけど、私たちも梓ちゃんに抱きつきにいってたからよく聞き取れなかったです。
あずにゃんおめでとう!!
勢いに任せて書いちゃった。
憂視点っていうのもなかなか難しかった。
この学年での話ってなかなかないですから挑戦してみました!!
collegeとhighschoolのあわせて3期とかないかなあ。
けいおんの好きなキャラベスト3が、梓憂純なんだけど。
コメントいただけたら嬉しいです♪