ペルソナRE   作:うどん米

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まだ主人公のペルソナは出てこないですよ~


第3話・危険迫る時

 

 

 

大剣がその場を去った後、物陰から姿を出し更に奥まで進んで行った。

道中で曲真くんに謎の怪物について、伝えたがどうやら彼が進んでいた時には見なかったらしい。

 

(さっきにはいなくて、今はいる――何もないといいんだけど、いや何かは起きたか)

 

あの大剣の怪物に鉢合わせないように慎重に進んでいると、真っ赤な通路の奥に妙に開けた場所を見つけた。

 

「アポロさんこの場所、見たことがあります。ここで、転んで――あっ!あれ!」

(――普通、こんなところで転んだらおかしいって思うと思うんだけどな)

 

突っ込みどころがある曲真君の発言にとっかかりを覚えるも彼の視線の先には落としたという母親からもらった財布らしきものが落ちていた。彼の反応を見るに間違いないらしい。

 

「あれって曲真くんの財布だよね」

「はい、そうです!ありがとうございます、見つけてくださって」

 

ちょうど、段差を下って少しくぼんだ場所に財布は落ちていた、おそらく転んだ拍子に落としてしまったのだろう。

その落ちた財布に駆け寄っていく曲真くんを見送りながらここの部屋の異様さに驚く。

 

(なぜ、ここだけ道じゃなくて広場なんだ?元はただの道のはずなのに――本当に異空間と考えた方が良いだろう)

「アポロさん!この先に、出口があるはずです、行きましょう!」

 

ホッとした表情で財布を抱える曲真くんを見て、こちらも少しほっと胸を撫でおろしたが俺の目は確かに違和感をとらえていた。

 

「相変わらず無線はつながらないか――やっぱり、これって足跡だよな、でも明らかに俺達の物じゃない――」

 

ぽつぽつと曲真君が指さす手口があろう先に続いているその足跡。あの大剣には足は無いし、そもそも浮いているため足跡が付く余地はない。つまり――

 

(俺達以外に誰かいる?)

 

それくらいしか考えられないが、それだとあの剣型の怪物に襲われている可能性がある。それはそれでマズいのだが、どう考えても普通じゃないこの空間――もしかすれば犯罪組織のアジトとして使われている可能性もある。

 

「おーい、アポロさん!大丈夫ですか~!」

 

阿歩炉のすぐ目の前で手を振る曲真くんに気づき急に顔を上げる。

 

「っ――ああ、ごめんごめん。行こうか」

 

しかし、結局のところ俺たちが優先すべきはここからの脱出だ、もし本当に誰かがいて救助を望んでいるならまず曲真君を避難させてから行けばいい。

更に俺達は奥へ進んで行った、広場ですら全てが赤いこの空間、そういえば空も赤い――そうそう、月も赤い

 

(月?――月ッ!?)

 

目を見張る、少なくとも入ってきた時刻は14時前後月が見える時刻なわけがない。異世界だとは思っていたが――月まで見えるとは。

 

 

 

出口を知っているという曲真君の案内の元少し進むと、曲がり角の先から光が出てきているのか道が照らされていた。

 

「アポロさん!この先出口です!」

「光が差し込んでるな――ッ」

 

アポロはそれを確認するとすぐに曲真君の腕を引っ張りその場から離れる。

 

「ど、どうしたんですか!?」

「足音が聞こえた、それに光が弱くて見にくかったが影も見えた、あそこには私達以外の人がいる可能性がある」

 

端的に理由を話す、もしもその人物が俺達を救助してくれたなら万々歳なのだが。明らかに、俺達より先に入ってきたことやそもそもこんなところに入ってきている時点で怪しい。

 

(――もう何が出てきても驚かない自信があるが、今度はゾンビとか来るんじゃないのか?)

 

 

あそこに隠れられそうな場所があれば身を潜めたのだが、生憎本当にただの一本道の為出くわすのは確実。

なら、ここは安全策を取るべきだ。出るのは、物陰に潜んで敵か味方か判別してからでも遅くはないだろう。

 

「あっ――」

 

担いでいた、曲真くんから声が漏れる。後ろを振り向くと、財布が落ちていた。

 

「くっ」

 

急いでそれを回収するために屈む――。

だが、起き上がった瞬間つけられていた足跡の主が現れた。

目と目が合った時、俺の脳みそに昨日の記憶がフラッシュバックする。

 

(黒マントにでかいとんがり帽子)

 

装いは完全に――

 

「仮面神教!!」

 

それも二人もいる。最近、一斉放火事件を起こした宗教団体の装いと完璧に一致していた。

 

「何者だ、貴様らここが神降誕の御前と知っての狼藉か!」

 

仮面神教の団員の一人が、俺達に向かってそう叫ぶ。よりにもよって手段がわからない放火集団と鉢合わせることになるとは――冷汗をかきながらも警戒を緩めない。

 

「――そちらこそこんな路地裏で何をしているんですか?場合によっては話を聞かせてもらおう」

「貴様、警察官か――ふんっ社会の犬め!貴様らに話すことなどない――いや、元よりここから生かして立ち去らせるつもりもない!!」

 

社会の犬と愚弄され、少し頭に血が上ったが相手の人数は二人、こっちは拳銃と警棒を装備はしているが――拳銃は初めての実践だ過信しすぎない方がいいだろう。

 

 

警戒すべきは相手の武装だ、流石にバカであろうと丸腰で警察官と戦うアホはいない。

だというのに、こいつは何も臆することなく啖呵を切った。間違いなく、何かある!

 

「曲真くん、下がってて――できれば怪物の見つからない物陰とかに」

「で、でも!アポロさんが――相手は二人もいるし――」

 

涙目になりながらも俺を心配してくれる曲真くんの頭に手を置く。確かに人数では二対一はかなり不利だ。それでも、後ろに曲真君がいる以上負けるわけにはいかない。

幸いにも俺が最初に出てきたせいか警戒は俺一人に注がれ曲真君はそこまで警戒されていない。

 

 

「大丈夫だ、言っただろ?諦めるのがダメだって――俺を信じて、俺を信じるのを諦めないでほしい。あと、もしもチャンスがあれば君だけでも先に逃げるんだ、いいね?」

「っはい――」

 

短くそう言い残し、曲真くんは先ほどまでいた道を戻っていった。

 

「来い!」

 

沸き上がる恐怖で震える下唇をかみしめながら構える。叫んだ言葉は自身の恐怖と裏返しでもあったが同時に自分自身を鼓舞する言葉でもあった。そのおかげもあってか体の震えは少し消えた。 

 

「ふんっ、貴様には要などない我らが要があるのは先ほどの少年だ」

「へぇ――だったら、何で待ってくれたんだ?律儀だな!生憎、公務執行妨害で逮捕する!」

 

鼻で笑う、仮面神教団員に対してこっちは法律で対抗する。幸いにも、口は回ってくれている、後は震えている足を何とかするだけだ。

 

「彼は選ばれしものなのだ、貴様のような弱者ではない」

「その、弱者によってたかって二体一って恥ずかしくないのか?」

「黙れ」

 

すかさずの口撃は忘れない、冷静さを奪ってせめて曲真くんだけでも逃がせるチャンスを探すのと、怒ってる方がカウンターは決めやすい。

と言うのもあって阿歩炉の口は回り続けたままだった。

 

「――負け犬の遠吠えになるぞ、まあいい冥途の土産に見せてやろう!これが我らの―――」

 

仮面神教団員の懐から現れたのは何と血染めのように赤黒い拳銃だった。だが、そのフォルムと塗装から警察官が持っているような型ではないことが伺える。

 

「なっ」

 

だが、あろうことか奴らは己のこめかみに拳銃を押し当てたのだ。制止するために自身も威嚇射撃のために拳銃を取り出すが――

 

「――おもちゃ、だと」

 

確かに曲真君と一緒に財布を探しに出るまでは腰に下げていた拳銃が白銀の拳銃と言う全く別の物に代わっていた。まるでおもちゃのようなその風袋に思わず絶句してしまう。そのうちにも奴らは引き金を引こうとしている。

 

「ばかっ!やめろ!」

「もう遅いわ!!」

 

自殺かと思い、制止に向かうが仮面神教団員の不敵な笑みに違和感を覚える。その表情に寒気を覚えついには止めようとした足が止まる。

 

「「いでよ!ペルソナ!!」」

 

引き金を引く、だが弾丸で仮面神教団員が真っ赤に染まることはなく代わりに現れたのは、全身が黒く染められた西洋甲冑を着込んだ騎士だった、その手には禍々しいという文字が書いてあるくらい似合う黒い西洋の剣。

 

「――悪魔?」

『――あなたは悪魔を信じますか?』

 

先ほどの大剣、そして目の前の騎士。思わず、そう形容するのが一番理に適っているように感じたのだ。ついでに、昨日謎の言葉を残して去っていった少女の言葉が浮かび上がる。内心、信じたくなかったよと答えたいが信じざるをえない状況に冷汗が垂れたのを感じた。

 

「悪魔ではない、これこそ神の代行者!これこそ我らに与えられたペルソナ『ティルヴィング!』」

「ティルヴィング?」

「しかり、我らの祝福の元に消えるがいい」

 

ティルヴィングと言えば北欧神話に登場する魔剣のはずだ、確か破滅の呪いがうんたらかんたら――と聞いたことがある。

その真っ黒な見た目からどう見ても悪魔、神の代行者と奴らは語ったが天使の羽も生えていないし地獄への使者と言ったとこではないだろうか。

 

(ごめん曲真くん、俺大丈夫じゃないかも)

 

その迫力で思わず、先ほどですら笑っていた膝がさらに悪化している、だけど頭は妙に冷静だった。きっと“あの時”の津波に比べれば、死が近くないと判断しているんだ。

 

「ふぅ――警棒一本でどうにかなるか?」

「――そんなおもちゃが神の加護を得た我らに効くわけないだろう!」

(明らかにあの悪魔は飾りじゃない。あの剣に当たったら切り裂かれるかもしれない――拳銃は完全におもちゃだし)

 

重みから違うその姿――ただ塗装が変わっただけだと思いたかったがそもそも銃の種類から変わっているのでそれもあり得ない。一応、弾が込められているかくらいは確認したがそもそも出るように作られていない。

 

「――やるしかないか」

 

相手は完全に臨戦態勢、こちらも丸腰ではいけないと警棒を勢いよく振り伸ばす。阿歩炉の能力値は全体的に突出した部分がなく柳教官からも『成績は可もなく不可もなく――』と言われるほどである。

悪く言えば平々凡々、しかし裏返してみれば特に悪い部分もないためこういう不測の事態には強いということでもある。

 

「そんなただの棒で我らに傷をつけられるとでも思っているのか――」

「やってみなきゃわからないだろ!」

 

攻撃は最大の防御だとまるで槍のように構え向かって行く。相手はまだ動かない――だが、ティルヴィングと呼ばれた悪魔はゆらっと動きだした。すると、奴はその赤黒い剣を手放す。

 

「なんのつもり――ッ」

 

 

 

瞬間、奴らの背後に控える悪魔の一体の姿が視界から消えた。声が途切れ、視界が二転三転しビルの壁に全身を打ち付けたのがすぐにわかった。瞬間、まるで全身の電源が切れたような感覚がしたがすぐさま持ち直す。

 

「ほう、まだ動けるかあの一撃で意識はないと思ったのだがな」

「ッ、はぁはぁ――」

「だが、もう息も絶え絶えかせっかく少し遊んでやろうと思ったが――つまらぬ」

 

痛い――だが、警棒は手から離れてはいなかった。体もまだ動く、さっき何が起きたかも突然のことすぎて反応が間に合わなかったが理解できる。あの悪魔が突然消えたと思ったら俺の真横に現れてぶん殴って来たのだ。

 

(あの悪魔は絶対に目を離しちゃいけない――素早いしもう一回食らったら本当に意識が持ってかれる)

「ふん、何を考えているか知らんが今度は生きていられるかな――くらえ!」

「――ッは!」

 

悪魔がいなくなった瞬間に周辺視野で悪魔の位置をある程度確認する。そして、膝カックンと同じ要領で体を前に倒し攻撃を避け、そのままの勢いで二人に迫る。

 

(今、一体目は俺の後ろ――すぐには来られないはず、問題は――)

「ふん、遅れを取ったか――まあ、我に任せよ」

「すまぬな、我が同士よ」

 

まだ悪魔が待機している神教員にもう片方が謝罪し、そのまま待機していた方の悪魔が突っ込んでくる。今回は剣持ちのため当たれば冗談抜きであの世に行きかねない。

 

(助けてくれ柳教官!俺はあんたの授業一回も寝たことないんだから――!)

『いいか、相手が武器を持っているときは――』

 

頭の中で喚いたおかげか柳教官の言葉がフラッシュバックする。だが、肝心な部分は口パクで何言ってるかわからなかった。しかし、容赦なくあの黒い剣は俺を切り殺そうとせまってくる 。

 

(イチかバチか――そうだ、執着、執着だ)

 

執着、今回の場合は慢心と言っていいだろう。刃物や銃を持っている人間は無意識にその得物に依存を起こす。

確かに武器は強力だがそれと同等くらい視野を狭めてしまう。達人クラスであればあまり意味はないが相手はそこまで練達した者たちには見えない。

つまり、阿歩炉が今考えるべきはあの黒剣の回避である。

 

「振るえ『ティルヴィング!』」

「そうだよな、振るタイミングはそこしかない!」

 

阿歩炉はひるまない。ここで足を止めれば後ろにいる悪魔に追いつかれることは目に見えていたからだ、そのため極限までの集中で相手の剣の振りに合わせて警棒を向け悪魔の攻撃をいなす。

 

「なっ、突破するだと!」

「おおぉぉぉぉぉ!!」

 

悪魔の股下を通り抜けついに奴らの眼前まで阿歩炉は迫った。相手は確かに圧倒的な力を持ち合わせてはいたが戦闘経験はそれほどないらしい。先ほどまでの慢心に慢心しきった表情は崩れ焦りの表情が浮かんでいる。

 

「でぇりゃぁぁぁぁ!!」

 

そのままの勢いで剣道の面を狙うように思いっきり振り下ろした。こいつらを守っていた悪魔は二人とも俺の後ろ、確実にここで一人倒せば戦況が有利なる場面――直撃する間近阿歩炉は思わずその口角を上げていた。

 

「――ふん」

「なっ、はぁ!?」

 

その笑みが崩れるのに時間はさほど必要なかった。直撃したかに見えたその一閃は男に軽々と受け止められるどころか警棒の先を掴まれ自身の体が宙に浮いている。

 

「所詮、お前は選ばれなかったもの――選ばれし者である我らに傷をつけられるはずがないだろう」

「ッ、そうかよ!!」

「なっ、往生際の悪い奴め!」

 

すぐに投げられると察知した阿歩炉は手にしていた警棒から手を離し着地する。幸いにもこの一連の流れはそれほど時間が経っていないためまだ悪魔たちは帰ってきていないようだ。

 

(何故、受け止められた?)

 

別に命を奪うほどではないが、成人男性が思いっきり警棒を振るえばあんなフライボールを取るみたいに受け止められるはずがない。

考えられるとすれば結構思い当たることはあるけれど、一番有力なのはあの悪魔が出るとその使用者の能力が向上すると考えられる、それもとんでもない水準で。

 

だとすれば、自分の磨いていた技術が効かない可能性もあるし、一対一ならどうにかなるという考えも甘いと言わざるを得ないだろう。

 

「――でも、こいつは効くはずだろ!!」

「あっ――がぁぁぁぁぁ!!」

 

警棒から手を離し、そのまま着地した阿歩炉はそのままの勢いでその場に深く沈み込み警棒を掴んだことでがら空きとなった金的に渾身の蹴りを叩き込んだ。

やはりと言うべきか、いくら肉体が強化されようが致命的な弱点は変わることはない。

 

「もーらい!!」

「あっ、貴様ァッ!!」

 

膝が崩れ自身の金的を抱えるように倒れた男が握っていたあの悪魔を呼び出した拳銃を奪い去る。すると同時に俺の背中を追っかけていた悪魔の一体が消え去る。

 

「貴様、召喚機を――」

「召喚機?――なるほど、これを使って――」

 

手の中にある赤黒い拳銃はいつの間にかすり替わっていた俺の銃くらいの重量で見た感じ赤黒く塗装されたおもちゃにしか見えない。

だが、俺は実際にこれをこめかみに当てて放つことであの悪魔が現れたところを目撃している。

 

(――実質的な一対一になっても戦況的に厳しいのは変わらない。一撃もらえばあの世だし、警戒はさっきとは比べ物にならないだろうな)

「よくも我が同胞を!ただで死ねると思うなよ!!」

 

完全に頭に血が上っているようで心なしか奴の持っている黒剣の鋭さが増したようなすら気がした。警棒で防ごうにもどうにもならないだろうスパッとやられる気しかしない。

なら、一縷の望みに掛けるべきかと――

 

「――来い」

「何を――まさか、貴様もペルソナを呼ぶのか?」

 

もちろん、敵の物を使うという部分で恐怖はある。だが、今はこれしか打破する方法はない、覚悟を決め拳銃をこめかみに押し当てる。不思議と震えはなく自然と頭に添えることができた。

しかし、気になる点がある――ペルソナとやらを呼ぼうとしている俺の姿を見ても相手は焦るどころか微笑を浮かべている。

 

 

「ペルソナ!!」

「無駄だ」

 

カチャ

 

――阿歩炉は絶句と言う表情で何回も何回も引き金を引き続ける。しかし、奴らのようにペルソナが出てくることもなくカチャカチャ音が鳴るだけだった。

それどころか奴らが浮かべていた微笑は黒い物へ変化し最終的に嘲笑うものへ変わる。

 

 

「ふんっ!」

「ぐあはっ――あ、あぅ――」

 

すると、奴らの背後に控えていた悪魔が消え俺の目の前に突如として現れ脇腹を蹴り飛ばした。その衝撃で阿歩炉はボールのように地面を転がり壁に激突しただけでなく手にしていた奴らの召喚機すら手放してしまった。

 

 

『アポロさん、諦めないで――』

 

たまに聞こえる幻聴と似たような感覚が襲う。だが、我――なんとかの声ではない全く別人だけど、どこか聞き覚えのある声――

 

(諦めるなって――言われてもな)

 

阿歩炉はその場に転がったまま、召喚機を取り戻したことにより悪魔を呼び戻し二対一の構図へと逆戻りしたその現実に潰されそうであった。

 

 

 




仮面神教(一般)『ティルヴィング』
見た目は血染めの成長甲冑を着込んだ騎士で真っ黒に染まった甲冑の奥には赤い目が伺える。
元ネタは話でも出てた通り北欧神話に出てくる魔剣。色々あって持った奴が破滅する呪いを持つ剣になった。
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