原点にして頂点と呼ばれる人物に転生、ただし女だった件について 作:Ψ( 'ω'* )
えー、転生しました。
久々に赤緑のポケモンやってたら急に視界が悪くなって眠るように記憶がシャットアウトして気付いたらBABYでした。なんでー?
それだけでも摩訶不思議なのにポケモンの世界であの『レッド』になってるだなんて誰が想像出来ようか。想定出来た人が居たら教えて欲しい。少なくとも自分には無理だった。
しかも性別は女だった。否、何でそこだけ前世(?)と一緒なんだよ。男でも困惑しただろうけども。
そんなこんなで十一歳になりました。
幼馴染みのグリーンはいつ見てもイケメンだなぁと、思う。流石は公式でモテて居るだけあるよね。それに強いし。スーパーマサラ人の内の一人だろう。知らんけど。
「君それ本気で言ってるのかい?」
「本気」
「一人で旅に出るだなんて余りにも、その・・・ずぼらだし」
「そんな事ない。ちゃんと木の上で寝るし食料も木の実とか取れば困らないし」
「そういう所だぞ!!男の子なら兎も角女の子が野宿前提で話をするんじゃない!!しかも木の上でとか体痛めるぞ」
「え〜細かいこと気にし過ぎじゃない?グリーンは」
「細かくない・・・はぁ、仕方ないから俺が一緒に旅に出てやるよ」
「一緒に?やったー!!」
少しばかり心細かったので一緒に旅に行けるのは助かる。まあ、原作とか無視しちゃってるけど自分が女の子の時点で可笑しいから気にしたら負けだ。
・・・うーん、そうなると好敵手は誰になるのだろう。そのままグリーンで良いのだろうか。旅仲間兼好敵手?変わってんね。
因みにオーキド博士から貰ったポケモンはヒトカゲ。グリーンはゼニガメ。メタって来るって事は好敵手はやはり彼しか居ないらしい。貰ってすぐ対戦して負けたよ当たり前だ、弱点だもの。
その後ポケモンを回復してくれた。面倒見がいいよね、幼馴染み万歳。
それから野生のポケモンとバトルを沢山してリザードンに進化しました。まだ最初のジムにも行ってません。レベル36です。なんてこった。グリーンが色んなポケモンを捕まえている内に取り敢えず少しレベル上げしておこうと思っただけなんですぅ。
虫ポケモンと相性が良すぎたばかりに・・・っ!!
「お前・・・流石に最終進化は早過ぎるだろ」
「グリーンがポケモン捕まえるのに夢中だった様にレベル上げに夢中になってて・・・」
「全くお前な・・・少し待ってろ。あ、これ以上レベル上げすんなよ?」
「何で?」
「何でもだ!」
そう言い残しグリーンはレベル上げに執着した。その間にリザードンの背中に乗ったり一緒に木の実を食べたりして友情を深めた。ウチのリザードンが一番可愛い。
そして数分後息を切らしながらカメックスとピジョットに最終進化を果たしたポケモンを見せてくれた。早いなぁ。褒めたら満足気な顔をしていたので年相応だなとも感じた。かく言う自分も年齢いっしょなんだよなぁ。
それにしても二匹目のポケモンか。うーん、どうしようかな。草タイプが欲しい。フシギバナにするべきだったかな。否、あの御三家の中ならやはりヒトカゲ一択。空も飛べてお得だ。
二匹ゲットするまで勝負はお預けだ。平等じゃないとグリーンが口にした。人当たりとしては正解だが好敵手としてはもっと口悪くあれよと物足りなさを覚えた今日この頃である。
その辺の虫ポケモン捕まえようかなとか考えてたら思考を読まれてテキトーなポケモンにしたらボコボコにした後絶交するとまで言われてしまった。それだけは嫌だ。ただでさえ友達グリーンしか居ないのにぼっちだけは嫌だ。
そんなこんなでまた時が飛びピカチュウとイーブイゲットだぜ!なんでこんな所に居たかって?なんか湧いてた。カントー地方にも確率は低いだろうけど案外居るものだね。イーブイは何か色薄い気がするけど個性かな。
イーブイの方は二匹居たので一匹グリーンがゲットした。サンダースに進化させるらしい。それなら、と自分はリーフィアにしようとしていた。なのに石が全然手に入らない。当たり前か。森の中じゃ見つかる可能性も低いよね。
その代わり愛情たっぷりで遊んだりバトルしたりしたら初代では進化する筈のないニンフィアに進化しました。色違いでした。まじか。グリーンはブラッキーの色違いでした。可愛い。じゃなくて。
確率の低い色違いだけならまだしも初代では進化先としての項目無かったのにどういう事だろう。もう何も分からないんですけど。151匹じゃ既に無くなってて笑うしかない。
「まあ、なっちまった物はしょうがねぇ」
「そうだね。可愛いしこれはこれで良いや」
後に双方の進化イーブイが夢特性の6Vだという事が判明するのは今は未だ知らない話である。
時がまた飛び現在チャンピオン戦。
互いにポケモンは一匹。
「頑張れ、あと一息だ!リザードン!」
「最後の決着だ!カメックス!!」
相性不利でなんなら最悪だけどそれでも勝てない訳じゃない。
ここでグリーンに勝って思いの丈をぶつけるのだ。
共に旅をしてくれて嬉しかったこと、世話を焼いてくれたこと、沢山喧嘩もしたけど仲直りも沢山したこと、この世界が楽しいと教えてくれたこと。
そんなグリーンが大好きだってことを。
「そのまま押し切れ!ハイドロカノン!」
「空中で避けて!ブラストバーン!!」
最後のポケモンは互いに交代しながら出てたので体力も互いに無い。ここで決めた者が勝者だ。
ドサッ
「カメックス戦闘不能!勝者挑戦者レッド!!」
「お疲れカメックス。よくやった」
「ありがとうリザードン。勝てたのはあなたのお陰だよ」
「・・・おめでとう。レッド、お前が今からチャンピオンだ」
「・・・ありがとう。ねぇ、グリーン」
「ん?」
「今日の試合・・・ううん、これまでのバトル含めてこんなに楽しいのはグリーンだけだよ」
「当然だろ?なんたって俺様だからな」
「そうだけどそうじゃなくて、ああ、なんて言えばいいかな。遠回しに言うのは違うし。うーん。グリーンが大好きだから余計にそう思ったというか。試合が終わったら言おうと思ってて。これからも傍にいて欲しい、です」
「それは・・・・・・・・・大胆な告白だな、ダーリン」
「えっ、あっ!そっ、そんな深い意味じゃなくて、否、そういう意味でも好きでは勿論有るけど、その・・・・・・・・・忘れて!!」
「・・・・・・・・・俺も好きだ。だから生涯忘れてやらない!!」
「・・・!?」
「勿論これからも傍に居るし永遠の好敵手で・・・恋人でゆくゆくは家族だからな」
「いいの?」
「良いも何も俺はお前以外とは嫌だ」
「えへへ・・・嬉しい」
(やっと俺に堕ちてくれた。出会った頃から俺はお前の事だけが恋愛対象として好きだ。だから俺以外の奴からお前を遠ざけ俺だけしか友達が居ない状況を作り上げた。全ては俺の為に。一人で旅に出ると言い出した時は驚いたが好都合だとも思った。二人で居れる口実が出来たからな。実際ずぼらで放っては置けなかったし。他の男に目移りなんてしたら耐えられないからな)
(俺以外の男をそういう意味で知らない様にしたのは俺だ。一緒に旅するのも結婚するのも同じ墓に入るのも来世で一緒になるのも全部、全部俺だけでいい。レッドに近付く悪い虫達はちゃんと始末して来た甲斐があった)
(俺だけのレッド、ずっと、ずっと離さないからな)
閲覧ありがとうございましたー(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)