元中卒の引きこもりゴミカス糞ニート、アカデミアに入学出来るので学校行きます。〜ニート転生とか言っといて欲しい〜   作:SOD

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(ホモでは)無いです。




ヒロイン。やっぱりと言うかそりゃそうかと言うべきか。

 

 

 水の流れる音がしている。激しく激しく、何かに擦れながら。

 

 バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ--!!!!!!!!

 

 

 「許さねえ、あの()()絶対に許さねえ、許さねえ!!」

 

 

 バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ--!!!!!!!!

 

 

 男子トイレの手洗い場で、荒川蛮里が激しく激しく手を洗っている音だ。否、手だけでは済まない。

 

 「うおおおおお……!!!!」

 

 上半身半裸になってシャボン一つが空になるほど出し切ってカラダを洗う。そして隣の方へ移動して洗浄液を手に出して更に洗う。汚い物に触れてしまったカラダと、記憶を洗い流そうとするかのように。ウンコが入っていた皿を洗ったとてそれでカレーが食えるだろうか? そう言うことだ。人はソレを『穢れ』と呼んだ。

 ゴシゴシゴシゴシ。バシャバシャバシャバシャ。 

 何度洗っても、まるで綺麗になっている気がしない。穢れが落ちぬ……!!

 

 「荒川!! 海馬ランドのお土産屋で除菌ティッシュを買ってきたぞ!! 使え!!!!」

 

 「--天上院!? お前、何で……」

 

 「何も言うな荒川。

 確かにキミのさっきの行いは、フェミニストとして()看過できない行動だった。

 

 だが! しかし!! キミはもう余りにも過剰に罰を受けた! もう充分じゃないか!!

 

 同じ男として、もうキミを放っておくことなんて出来ないよ…………!」

 

 「…………天上院、すまない。ティッシュは『借り』ておくぜ……」

 

 「良いんだ、荒川。ティッシュ代は、この後のキミのデュエルの勝利で貸し借りはチャラさ。

 

 ホラ、ブラックコーヒーも買ってきたぜ。好きなんだろう? あと、僕の着替えだが着替えると良い。まさかその服をもう一度着る気にはならないだろうしね」 

 

 

 「ぐ…………っっ、う、うう。す……すまねえ、天上院…………この恩は、忘れねえからなァ……!!」

 

 

 

 こうして、穢れを人の温もりで乗り越え、少年は一つ人として進歩していくのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 時は、憎からずとも決して距離が近いとも言えなかった男が二人男子便所で何かの絆を感じていた数十分前に遡る。

 

 

 

 「お、おい蛮里! どこへ行くんだ」

 「ああ!! まさか抜け駆けかい荒川!!」

 

 

 アナスタシア・アンダーソンのヘイトスピーチを『踏み台スペック』により唯一理解することが出来た蛮里は、ステージの上に跳び上がりガラ悪くガンを付けていた。

 

 

 「What kind of uncivilized monkey is this?

 《何だい、この躾けのなっていない野蛮な猿は》?」

 

 

 見下した瞳と道に落ちた食べかけのカップ麺のゴミでも見るような表情で嫌悪感を顕にするアナスタシア。

 もちろん皆はそれを分からない。

 

 唯一理解出来るのは蛮里だけ。彼もまた蛮族らしく挑発的に見下して言葉を返す。

 

 

 

 「Shut the hell up with that constant whining.

 《ニャーニャー鳴いて五月蝿えガキだなぁオイ》

 

You sound like the kind of person raised by some creep obsessed with defiance.

 《このメス奴隷は反抗的じゃなきゃムスコが勃たねえ変態オヤジの作品かァ?》」

 

 

 

 「Ah, so you can speak just fine.

 《おや、言葉は話せるのだねお猿さん?》

But you seem to have no sense of refinement whatsoever.

 《けれど品がなっていない》

 

Come back when you’ve at least learned some elegance and proper gentlemanly manners.

 《優雅さと紳士的振る舞いを身に着けて出直して来なさいな》」

 

 

 

 「What a joke. You come to another country and don’t even bother learning the standard language—talk about laziness.

 《ハッ、笑わせるなよ。他所の国に来といて標準語も話せねえクソガキが》

 

 So back home, they just call slacking off ‘elegance’ and ‘being a gentleman’? Hah!

 《お前の地元じゃ"怠け"のこと“優雅さ”だの“紳士的”だのって呼んでるわけか? ギャハハハ、勉強になるわぁ〜!》」

 

 

 「おお、意外だな。本当に英語が話せるのか蛮里は。しかし、一体何を話しているんだ?」

 「…………少なくとも、愛の言葉ではないことだけは僕にも判るね。

 本当にあの男だけは、友人として仲良くするのは難しそうだ」

 

 ちんぷんかんぷんなアメリカ語の会話に置いてけぼりの会場を他所に、最初から険悪度クライマックスな二人の会話が、青天井にヒートアップしていく。

 

 そしてついに事件は起きる。

 

 蛮里が抜きんでたポテンシャルに物を言わせ、しゃがみ込みアナスタシアのスカートに両手を突っ込みパンツをずり降ろした。

 

 

 「--おい!! 何してるんだ荒川アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーー!!!!」

 

 その光景を目撃した吹雪が、フェミニストとしてブチギレてステージへ疾走。

 

 蛮里は”このメスガキ泣かせたる”の根性で右手が秘部を掴みこんだ。

 

 

 

 ち~ん

 

 

 「キャッ!?」

 「…………ゑ????」

 

 突然だが、荒川蛮里は生前含めて現在進行形で童貞である。前世は言うに及ばず、現世でも亮に負けて復讐に燃えていたため初体験などそっちのけでデュエリストとしての誇りの挽回に全てを注いでいた。

 

 ゆえに、知るはずもない。『女性』のことなど。

 

 「………………(もみっ)」

 

 ち~ん

 

 「んあぁっ……!?♡ お、おい! キミは何を人の大切なところを無遠慮に鷲掴みにして--」

 

 「…………!?!?!?(もみもみもみ)」

 

 「あっ!?♡ ちょっ、待って!♡ いやっ!!♡

 

 な、何この感覚!? 頭が、痺れて……! ねえ、だめ! もうだめ! なんかでるっ!? 知らない!! 出る!? 止めて!! らめぇ!!♡」

 

 反して、よくよく詳しく知っている。()()()()を!!

 

 「嘘だろ……!?? 嘘だ噓だ嘘だ噓だ嘘だ噓だ嘘だ噓だ嘘だ噓だ嘘だ噓だ!?!?!?!?!?」

 

 耐え切れなくなった蛮里が、おもむろにスカートを捲り上げると……!!!!

 

 「だめ、だめだめだめだめだめだめダメェ!!♡」 

 

 ズルッ……!!(ナニかに擦れる音)

 

 「んあォ……ッ!???♡♡♡(アナスタシアの頭で火花が散る音)」

 

 「荒川アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーー!!!!! 貴様アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーー!!!!!」

 

 「そんな、バカな……」

 

 

 

 「イっくウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウーーーーー!!!!!♡♡♡♡♡

 

 

 --反り上がった男の証から、恐怖の白いジャムがドピュドピュと吐き出され、蛮里の右手と首から上に襲い掛かった。

 

 

 「ギィヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーこいつ 男 じゃねええかあアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーー!!!????!!!!????

 

 

 「「「「「「「「「「「「ゑ????」」」」」」」」」」」

 

 

 

 その後……会場はカオスに、蛮里は白ジャムに包まれた。

 

 

 初めての経験に何が起きたのか理解出来ないままへたり込み、床と学校の体育館くらいの高さがある天井にへばりついたナニかを虚ろに見つめながら肩で息をする蒸気した頬のアナスタシア。時々ピクンの腰を痙攣させている。

 

 幸福なことなのか、不幸なことなのか。状況をすぐに理解してしまったことで青ざめた顔でトイレに走った蛮里。絶叫している。外は一般客もいっぱいいるのに……。

 

 モーゼの如く真っ二つに割れて道を開ける参加者たち。さっきまで鼻の下を伸ばしていた頭はまるで機能していないが、男の本能で身を躱している。見事なり。

 

 蛮里の次に至近距離でコトを確認してしまったことで一瞬気が遠くなった吹雪。図らずも射線上に蛮里が居たため、被害は無い。

 

 亮。蛮里がスカートを捲った瞬間に紳士として目を逸らしたことで、何も知らずに済んだ。日頃の行いである。

 

 うさ耳バニーガール姿の磯野。VIPに失礼が無いように細心の注意を払い続け、アナスタシアの嫌がらせ兼イジメにより自殺モンの姿で耐え抜いて来ていたが、最後の最後。英語が分かる同級生が居れば多少は学園生活が良いものになるのではないか、と交流を見守っていたのが運の尽き。粗相では済まないレベルの事件を許してしまった。先方から怒られが発生することが決定。胃は死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぽたり。何かが口元を濡らす感触がした。

 

 「………………………………………………………………………………………………………………あ」

 

 顔の赤みが引いたアナスタシアが剣呑な表情で立ち上がり、足首の辺りに落ちていた下着を腰まで上げて穿きなおした。

 

 会場にいた参加者たちは、どうしたらいいものかも分からず惰性で会場に残ったまま。亮は出て行った二人は気になったが、後でこの説明会の結末を話す役割が必要だろうと考えて残っている。

 

 磯野は胃薬を求めて一時離脱した。

 

 

 さて、ここからどうなるかと言うと…………。

 

 

 

 タン、タン、タン……無言の会場に足音が鳴った。

 

 

 

 「……ああ、帰って来たな。蛮里、吹雪」

 

 「やあ、亮。

 荒川はもう大丈夫だよ」

 

 蛮里は開いたままの道を歩きアナスタシアの元へ歩み、吹雪は亮と合流する。 

 

 

 

 

 「…………」

 

 

 僅かにふらつく膝で立ち尽くすアナスタシアに、着替えた服を学生らしくない着こなしで身に纏った蛮里が対峙した。

 

 

 

 「おい……」

 

 

 「…………なに?」

 

 

 「--デュエルしろよ」

 

 

 威圧的な声の蛮里に対して力の無い声で返すアナスタシア。さっきとはまるで違う様子。

 

 拒絶のような、否定のようなやり取りとは、まるで、全く違って。

 

 

 「…………」

 

 「…………」

 

 

 今の彼(彼女?)は……。

 

 

 

 「--いいよ。やろっか……♡」

 

 

 

 荒川蛮里を興味深げに受け入れていた。 

 




 次回、本当にこのデッキでいいのか俺!? 藤原のデッキも考えなきゃいけない中で本当にオリヒロインにこのデッキ使わせるのか俺!!?



※この作品のデッキは、おおよそ05付近のカードプールと、アニオリからOCG化したカード。カードパワー的に年代に組み込んで問題ないと判断したカードで構成されています。(蛮族は除く)
理由はその辺のカードでデュエル書きたかったからです。


 あと、ホモではないのでボーイズラブのタグも付かない予定です。ないです。

作風的にヒロインは付いてますけども

  • ついてるほうがお得じゃん!!
  • 女が良かったんだよ!!
  • ┌(┌^o^)┐ホモォ…
  • この話どこに向かっているの?
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