元中卒の引きこもりゴミカス糞ニート、アカデミアに入学出来るので学校行きます。〜ニート転生とか言っといて欲しい〜   作:SOD

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ここで味変のスパイスを一摘み。
殆どの作品で碌に書いてこなかった外側の話と、転生者が量産されている過程をチラ見せていく。





踏み台転生者を踏むための転生者

 

 遊戯王GXの世界の外側。上位世界の工場にて。

 

 転生者がオリ主として活動する為の『セカイ』が量産されていく。

 【神界】と言う【天使界】【女神界】【閻魔界】の三界から成る白の陣営によって選定された転生者たちは皆、この工場で量産されたセカイに降り立つ。そこが、本当に自分たちの知っている遊戯王の世界なのだと思いながら。

 量産されたセカイの中には、オリ主や他の転生者の存在により発生したバタフライエフェクトによって変革したり、あるいは滅亡して腐って朽ちたりしているものがある。否、朽ちて忘れられていくものの方が遥かに多い。まして、オリ主が入学から卒業までを達成したセカイが、この数あるセカイの中で幾つあると言うのか。

 

 今日もまたオリ主が介入したことで本来の原作キャラの成長イベントが発生しないままに時が進み、あろうことかその元凶となったオリ主本人が挫折、或いは敗けてはならない相手に敗北したことにより滅んだセカイが一つ堕ちた。

 

 そのセカイの住人を悼みながら、まだ続いているセカイの行く末を見守る【神界】の王と忠臣が一柱が話をしている。

 

 

 「また、セカイが滅んだのか……」

 

 「はい、神王様。今回は【魔界】の……『黒の陣営の転生者』の介入が影響のようです」

 

 「うむ……」

 

 「ただでさえ悪性を持ちやすいニンゲンの、それも『カードゲーマー』と言う元々人間性も社会性も育ちづらい閉鎖的なグループの中で昼間から屋根の下で引き篭って、公共の場で奇声を上げるような非常識な生き物です。

 そんな劣等種から転生させなければならないと言う厳し過ぎる条件の中で比較的民度がマシな者しか白の側で転生させることが出来ない。この戦争はあまりにも我々に不利。

 

 取り合えずクズでもゴミでもカスでもいいから数を増やせる【魔界】側との差は拡がるばかりです!」

 

 「そう、だな……」

 

 「特に、近年転生させた二名は審査基準のラインを片足はみ出しているような者を妥協と苦渋の決断で白の側で転生させています。本来なら黒の側であってもおかしくは無い者を、どうにか将来的にマシな人格に成長するような奇跡が起こることを祈って入れた始末。

 

 特にこの『荒川蛮里』というオリ主は酷いものです。まだ小学生の段階だと言うのに『三邪神』の一体を覚醒させる程の悪性を宿している。

 こんな者を白の陣営のままにしておいて良いものなのかどうか……」

 

 「うむ。汝の懸念は分かる……ゆえにワタシは、その男を『踏み台』として本当の『オリ主』を育てるための試金石とする道を選んだ」

 

 「なんと!? では、今現れたこの少女(?)は……!!」

 

 「左様。ゆくゆくは遊城十代と同級生となり、セカイを救い新たな到達者となってもらう為に召喚した転生者。

 

 この者こそ、このセカイの真のオリ主。アナスタシア・R・アンダーソンである!!!!」

 

 

 

 どん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……………………何ですか、そのなんか微妙に覚えづらそうな名前は?」

 

 「…………本人の希望じゃもんよ(๑´•.̫ • `๑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アナスタシア LP4000

 荒川蛮里 LP4000

 

 

 

 

 急遽始まった、アナスタシアVS荒川蛮里のデュエル。

 何故? 何のため? 何ゆえに?

 そんな疑問はこの会場には存在しない。ここに居る人類は二種類。

 デュエリスト。そして……。

 

 

 

 「荒川蛮里ーー!!」

 「やっちまえーー!!」

 「オレらの純情を踏みにじったガキを許すなーー!!」

 「人生に一つしかない『初恋』と言うトキメキを奪ったガキを許すなーー!!」

 「センパイの怖さ教えてやんだよおーー!!」

 

 

 涙ながらに年下のショタを本気で罵倒する来年中学生のオーディエンスである。

 

 

 

 「よくもさっきはキタネエもんを人のツラにブチ撒けてくれやがったなコラ」

  

 

 「………………無理やり絞り出したくせに。嫌がるわたしにあんなに激しく……やだって言っても止めてくれなくて…………っ。

 

 あんなの、はじめて……♡」

 

 さっきまで差別的、侮蔑的な見下した表情をしていたハズのアナスタシアが、両手で目元から下を覆うように隠して気恥ずかしそうに蛮里を見つめては目を逸らす。

 

 「………………」

 

 (何だ。首元が痒い……搔きむしってそのまま引き裂きたくなる感情に襲われてるんだが……これが雛●沢症候群か? あと背筋でゴキブリの百鬼夜行がご休憩してるみたいな不快感を感じる。辛い)

 

 「はぁ、はぁ……このわたしが、日本人なんかにあんな……あっ♡ 思い出したら、なんかへんに……っ、んんっ♡」

 

 「もういい!! もういいからとっととデュエルを始めやがれ!!!!

 

 何なんだよ最近どいつもこいつも! 何で蛮族なんて呼ばれてるオレ様がツッコミ役させられてんだ!!?

 オレより頭おかしくなるんじゃねえええーー!!」

 

 

 「わたしをコワした責任、取ってもらうんだから。

 

 わたしのターン、ドロ―。

 

 モンスターをセット。()()()()()()()()()わ」

 

 

 「モンスターをセットして、手札全てを伏せるあの動き……まさか!」

 

 「蓋を開けるまでは不認知(しらず)、開けてしまえば戻れない。鬼が出るか蛇が出るか……ハイビートの速攻デッキの荒川にとっては、アレがそうであれ、そうでなかれ。辛い戦いになるのは間違いなさそうだね……」

 

 

 アナスタシアの第一ターンの動きに、亮と吹雪が眉間にシワを寄せる。

 ゴブリン突撃部隊にゴブリンエリート部隊。攻撃力2000オーバーのデメリットアタッカーを中心としたハイビート速攻デッキの荒川蛮里に対して、手札を全て伏せて来るこの行為。まして、相手は蛮里の存在すら今日たった今知ったデュエリスト。攻撃を躊躇させるためのブラフとも考えづらい。最初から、そういうデッキ、そういう戦術なのだと考える方が自然だろう。

 

 

 

 

 ”手札を全部伏せて、モンスターをセット。これってアレだよな?” 

 

 ”ああ。滅茶苦茶アレ臭いな”

 

 ”アレ臭いって言うとチ●コが臭いみたいじゃねえか?”

 

 ”おいバカ止めろ……”

 

 ”その先は戦争だぞ……”

 

 ”今この場は、あの美少女の皮を被ったオカマ野郎のせいでチ●コの話題には敏感だぞ?”

 

 ”そう言えばここは童実野町だったな。近くには遊戯さんと城之内さんが命を賭けて戦った伝説のあの場所があったな”

 

 ”お腹いっぱいになってもお水飲む刑に処したろか? ワレ?”

 

 ”体内の塩分濃度100%にしたるぞ? ゴルァ?”

 

 ”童実野埠頭の海水はまだ冷たいぞ? アァ?”

 

 ”一人二役のデュエルで友情の足枷デスマッチ体験会開いたろか? オォン?”

 

 ”キレすぎだろお前ら!?”

 

 

 

 

 「ターンエンドよ。さあ、あなたのターンよ……足掻いて見せてね」

 

 「オレ様のターン、ドロ―カード」

 

 

 「蛮里、普段とはまるで違う戦術にお前がどう戦うのか、見せてもらうぞ……!!」

 

 

 蛮里は引いたカードをそのままディスクに装填する。

 

 「フン。オレ様のカードは『死霊騎士デスカリバー・ナイト』!!」

 

 

 死霊騎士デスカリバー・ナイト

 ☆4 闇属性 悪魔族

 ATK1900 DEF1800

 このカードは特殊召喚できない。

 ①モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動する。

 その発動を無効にし破壊する。

 

 

 「デスカリバー・ナイトだって!?」

 

 「蛮里のヤツ……あのカードもオレとのデュエルで一度だって召喚したことが無いぞ。

 

 しかも、あの局面で引いて来るとはな」

 

 「ああ、デスカリバー・ナイトなら例えあのセットモンスターがあのカードでも問題なく--」

 

 

 死霊騎士デスカリバー・ナイト ATK19--

 

 

 デスカリバー・ナイトの攻撃力が表示されようとした刹那。突然デスカリバー・ナイトが消えてデュエルディスクからカードが弾き出され蛮里の元へ跳んだ。

 

 

 「……フン!(パシィッ)」

  

 

 「どういうことだ!? デスカリバー・ナイトが蛮里の手札に戻ったぞ!?」

 

 「『落とし穴』や『奈落の落とし穴』のような召喚反応系トラップにしては、見たことの無い挙動だね……!」

 

 

 「…………『キックバック』」

 

 

 「正解。言動に似合わず冷静ね貴方。素敵よ……」

 

 

 キックバック

 カウンター罠

 モンスターの召喚・反転召喚を無効にし、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

 

 

 「キックバック……あれは確か、ドローパンの中に入っていた先行配布カードの一枚だったね」

 「ああ。落とし穴と違って攻撃力に依存しない代わりに破壊も出来ず手札に戻すだけということで、問題の先送りにしかならないと見向きもされていなかったカードだ」  

 

 

 

 「ハァ……やっぱり日本人ってほんとバカ。

 『破壊出来ない』じゃなくて『破壊せずに除去できる』カードなのに。そんなことも分からないなんて。愚かなサル」

 

 「愚かなのはどっちだよ」

 

 「え?」

 

 「魔法カード『時を裂く魔瞳(モルガナイト)』を発動!」

 

 「え!? な、何よその魔法カード!? そんなのわたし知らないわ!」

 

 「ああそうかい。んで、そのズラァーっと並べた伏せカードは飾りか? お店屋さんごっこでもしてんのかァ?」

 

 「くっ……!! 

 

 良いわ。そのカードがどんな力を持っているのか、()()()()見せてもらいましょう。チェーンは無しよ!」 

 

 「ギャハハハハ!!!! 一度だけ、一回だけ。そのワンプレイが人生を滅ぼす。ヤクと一緒だよ。幸せに生きたかったら、オクスリに手を出すのは止めましょうってなァ!!

 

 

 『死霊騎士デスカリバー・ナイト』を召喚!!」

 

 

 「ウップス!? モルガナイトは召喚権を増やすカードだったのね。

 確かに、キックバックは貴方には有効ではなさそうね」 

 

 

 死霊騎士デスカリバー・ナイト ATK1900

 

 

 「バトルだ! デスカリバー・ナイトでセットモンスターに攻撃!」

 

 

 死霊騎士デスカリバー・ナイト ATK1900

 

 

 「けど、あんまり関係なかったわね」

 

 「何?」

 

 「--リバースカードオープン。『和睦の使者』。

 

 このターン、わたしとモンスターは戦闘ダメージを受けないわ。

 

 そして、わたしのカードは『デス・ラクーダ』よ」

 

 「…………デス・ラクーダ」

 

 死霊騎士デスカリバー・ナイト ATK1900 VS デス・ラクーダ DEF500

 

 デスカリバー・ナイトの剣が、ラクーダのコブに弾かれ無力化される。

 

 

 (クソほど嫌な予感がしてたが、あのラクダで確信出来た。

 

 あのオカマのデッキ……【パーミッション】だ。

 

 相性は最悪。こりゃあ、今度はもう、原作キャラですらねえモブにまで負け散らかすかもしれねえなぁ……)

 

 たらりと一筋。冷や汗が垂れる。

 

 「フフフフ。やっぱり日本人のデュエルは攻撃ばかり、馬鹿の一つ覚えね。

 

 仕方ない。ノブレスオブリージュ、天才のわたしが愚かな日本人に教えてあげましょう。デュエルとは、こうするのよ。ってね。

 

 

 さあ、惨めなジャップ達。わたしの美しさとデュエルを崇める栄誉を送りましょう!」

 

 

 

 

 「…………踏み台転生者……か。

 

 上等だ……! テメエがオレを踏み越えられるか見せてみろ。オレはその鼻っ柱をおっ勃てた租チンごとブチ折ってやらァ!!」

 

 

 

 






 次回、速攻ハイビートVSカウンターパーミッション。デュエルスタンバイ(野太い)

 おねがい、しなないでじょうのうち。

作風的にヒロインは付いてますけども

  • ついてるほうがお得じゃん!!
  • 女が良かったんだよ!!
  • ┌(┌^o^)┐ホモォ…
  • この話どこに向かっているの?
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