そうだ、キヴォトス曇らせよう(唐突)   作:音弧

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そうだ、おじさん愛でよう

 

近況報告と行こうか。雑だけど許して。

 

色々あったけどなんだかんだで入学することになった。

 

そして名前も決めてもらった。そっちの方が後々名前を捨てた時の曇りが凄いからだ。

 

「クロ」だとさ、犬かよ俺は……黒服と絡めって言ってるようなもんだろこれ。なぁおじさん?

 

というわけで俺は黒服の野郎と仲良くなりましたとさ。まる。

 

契約もしたしなかなかいい関係築けてるぜ。

 

おじさんにばれた時は……本当なら発砲されて殺されたかったけど、今はまだ時期じゃ無いんよな。

 

ほら、ワインってあるだろ?あれは適切な環境で長い期間熟成することによって芳醇な香りと独特な深みを生み出すわけだ。飲んだことないけど。

 

曇らせだってそうだ。

 

安易に曇らせまくっても意味はない。何故ならしっかりと熟成したワインを禁酒明けに飲むのがいちばん美味いだろうからな。

 

よって、俺が実際にエゲツない曇らせを行うのは最終編のみだ。あとはまぁ……エデンでちょっとだけ?

 

だからそれまでも出来れば死んでるところは見せたくない。それに黒服と会話してるとこをもし見られたとしても裏切り者として逃げたい。そこで殺されたくはない。

 

もどかしいし実に不満だが、この不満が俺に最高の一杯を与えてくれるのだ。

 

安心してくれよ先生、あんたも曇らせてやるからさ……♡

 

ちなみに契約内容は借金の利子を減らすのと借金自体を減らすこと、その対価に俺の肉体の一部を定期的に摘出して渡すことにプラスしてわりと自由に人体実験させることだ。

 

痛みに慣れるために麻酔は使ってない。もちろん死ぬほど痛い。黒服もちょっと引いてた。

 

でもまぁ、すぐ興奮が勝ってくっくくっく言ってるし大丈夫じゃろ。改めて思い返すとキモイなこいつ……

 

そうそう、ユメ先輩を助けることが出来たんだぜ。ヘビに会っちまって逃げてたら脱水症状が、って感じだったのかな?ベビがもう居ねぇから安心して帰れるはずだ。

 

……?「見捨てなかったのか」?「そっちのほうがおじさんが曇る」?

 

バカお前。

 

どうやって死体を曇らせんだよ。あのゆるふわ巨乳も俺の獲物なんだよ。

 

俺の近況に関してはこれぐらい?

 

あと重大な報告といやぁ……まぁ、ユメ先輩がヘビに襲われてたのを助け終わった時に黒服と話してたのをほるすさんに見られ()()ことかな。

 

ちくしょー。俺のエデンよさようなら。

 

くっっっっっっっっっっそがっっっっっっっっっ!!!!!!

 


 

「……なん、で」

 

「……あぁ?めんどくせぇのに見られちまった……けほっ、ごほっごほっ……うげぇ、煙草が不味くなる」

 

()()()は、たらたらと喋りながら紫煙を吐き出している。

 

「なんで……なんで、なんでなんでなんで!!!」

 

「なんでそいつ(黒服)の隣に!!!あなた(クロ)がッ!!!!」

 

「はっ、ははは………はははははははははははははははははははははははははは!!!!こひゅ、あっははははは!!!見ての通りだろ!!分かんねぇ!?!?」

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ははは、けほっかははははは!!!俺はそれなりに楽しかったぜ!?!?()()()()()()()()()!!!」

 

腹を抱えて息切れするほど笑っている。なぜ笑っている。なぜ笑える?

 

「……………ッ………」

 

「あのバカ生徒会長ならあっちに居るぞ?ほら、早く行かねぇと死んじまうぞ」

 

「……お前……お前……ッ!!お前がッ!!!ユメ先輩を笑ってるんじゃない!!!!なんでお前があの人を……ッ……あぁ…ッ……」

 

上手く、舌が回らない。言葉を、紡げない。

 

それは、余りの激情と……信じたくない、その感情に指先まで支配されているから。もう、何も分からない。自分がグチャグチャだ。

 

「お前の判断は正しかったぜ?最初から俺はこっちだった。記憶もある。追い返しとけば……いや、殺しとけば良かったな?」

 

「………こ……の……っ………」

 

「じゃ、お前らはもう用済みだから。そういうことで」

 

「………お前ェェェ!!!!!!!!!」

 

体を支配する憤怒に身を任せ発砲する。ソイツの体が脆いことなど、知っていたが考えている余裕などなかった。

 

知っていた。はずだった。

 

ガガガガガッッ!

 

ソイツの体に……いや、違う。()()()()()()()()()()()()に阻まれ銃弾は役目を果たさず地に落ちた。

 

「うわ、あっぶねぇな……()さん、ゲートお願いしても?」

 

「……えぇ、()()()さん」

 

知らない名前。誰だ。いや、分かっていた。そうだ、記憶喪失などでは無いのだから別の名があるはずか。そっか、

 

「……?あァ、そッか。まだ名乗ってなかったか?」

 

()()()()()()()()()。まァ、クロなんて居なかったか……死んだと思ってくれ。そうだな、そうしよう。クロは俺が殺した、そして俺は成り代わった。俺がクロでシシラだ」

 

「一円にもなりやしねぇ情報だがまァ構いやしねェよな。んじゃなー」

 

「出来れば二度と会いたくないな!んじゃばいばーい」

 

ソイツは友人と帰り道で別れるかのように気楽に挨拶をして。

 

黒い渦に消えた。

 

 


 

………………アァァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!

 

まだッ!!!

 

バレたくッッ!!!

 

無かったァァァァッッッ!!!!!!

 

え?曇らせ自粛はどうしたって?

 

ありゃ曇らせにゃならんだろ。ただ憎悪が生まれただけだ。

 

だってまぁ……多分これぐらい予想してただろうし。心の底から信頼はされてなかっただろうからな……そういう態度だったし。

 

事ある事に顔真っ赤になるぐらいブチギレるもん……アレで信頼してる訳ねぇ。悲しい。

 

俺はもっとズブズブな中になって共依存し始めたぐらいで裏切りたかったよ。思い上がりすぎか。ごめんおじさん。んな事になる訳ないよね。

 

あー!!!悔し!!!悔しい!!!!!




名前の意味
螺旋はなんか終わりが無さそうで凄い!(小並感)って理由と死知らず(そのまんま)から来てます。ネーミングセンスねぇんだよ悲しい。
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