応龍が如く   作:色々残念

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思い付いたので更新します


ラーメン好きな白龍皇

駒王学園ではプールが解禁され、水泳の授業が始まるようになったが「桐生ちゃんの背中に応龍の刺青があったりは、しないようですわね」と水着姿の俺の背中を見て言っていたセシリア。

 

普段は応龍の力を使うこともないので、俺の背中に刺青のような応龍が現れることはない。

 

応龍の力が必要になる時が来れば、俺の背中には応龍が現れるだろう。

 

駒王学園での授業も終わり、帰宅する最中の道端で明らかに怒っている銀髪の男性に襟を掴まれている男性を発見。

 

「アザゼルお前、オレの期間限定カップラーメン食っただろ!」

 

そう言いながら怒っていた銀髪の男性に、前髪だけが金髪であとは黒髪のアゴ髭を生やしたアザゼルと呼ばれた男性が「悪かった悪かった」と謝っていたが銀髪の男性の怒りは治まっていないようだ。

 

「オレがどれだけあの期間限定の豚骨醤油ラーメンを楽しみにしていたかを分かっているのかアザゼル!」

 

「いや、あれだ。ちょっと夜中に小腹が空いてな。美味そうなカップラーメンがあるじゃねぇかと思ったら食べちまってたんだよ」

 

「ふざけるな!もうあのカップラーメンは売ってないんだぞ!しかも3個買っておいたのを全部食べただろお前!オレは怒ったぞ!アザゼル!」

 

「待て待てヴァーリ落ち着け!いきなり禁手で顔面に全力のグーパンチは止めろって!おぐふぁっ!」

 

一瞬で白い全身鎧を身に纏ったヴァーリと呼ばれていた男性は、アザゼルとやらの顔面に全力のパンチを叩き込んでいた。

 

楽しみにしていた食べ物を奪われたなら、あれだけ怒るのも当然だろうな。

 

やはり食い物の恨みは恐ろしい。

 

アザゼルとやらの顔面をボコボコにしていたヴァーリと呼ばれていた男性は「7割ほどはスッキリしたが、美味いラーメンを食べなければオレのこの怒りは治まらん」とも言っていた。

 

美味いラーメンを食べたがっていたヴァーリに「今日はラーメンを作ろうと思っていたが俺の家に来る気はあるか?」と話しかけてみる。

 

俺を見て「お前は毎日食材に触れている料理人のようだな。食材の匂いが手に染み付いているぞ。嗅いだことのない匂いの食材だが、これは鳥か?」と言ったヴァーリはトリコ並みの鋭い嗅覚を持っているらしい。

 

「だが、とても美味そうな料理の匂いがお前からするのは確かだ。そんなお前が作るというラーメンには興味がある」

 

そう言って顔面ボコボコのアザゼルを放置して着いてきたヴァーリに、桐生一馬という俺の名前も名乗っておき、自宅まで移動。

 

乾燥させていたビリオンバードの足を細かく砕き、それを練って切り、作り出した麺。

 

タレにもスープにもなるビリオンバードの血をベースに各種調味料を加えて作り上げたスープ。

 

トッピングとなるのは高タンパクにほどよい脂肪があるビリオンバードの肉で作成した鳥叉焼と、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜のようなビリオンバードの羽根。

 

茹でた麺、特製スープ、各種トッピング、それら全てを1つのどんぶりに綺麗に盛り付けたビリオンバードラーメンを、ヴァーリに食べてもらう。

 

勢いよく麺を啜り、口内を満たす麺を噛んで食べて食感と味を楽しんでいたヴァーリはレンゲで掬ったスープも飲み、しばらく目蓋を閉じた後「ああ、これは美味いな」と喜びの声を漏らした。

 

「匂いからして小麦とは違う素材で作られている麺、恐らくは血液がベースになっているが臭みは全く無く、見事な調味料の配分で極上の味となっているスープ。麺とスープの一体感が凄まじいな」

 

ほんの僅かにラーメンを食べただけで、ビリオンバードラーメンの素材について言い当てたヴァーリの嗅覚は、とても素晴らしいものだ。

 

「トッピングも鳥叉焼は味付けが絶妙で、麺とスープの味を邪魔することがないが、それでもしっかりとした味を伝えてくる。そしてこの野菜のような食感の食材が、いいアクセントになっているぞ」

 

トッピングも食べ進めながらビリオンバードラーメンを味わっていくヴァーリは、幸せそうな顔でラーメンを食べていく。

 

「とても美味いラーメンだった。ご馳走さまでした」

 

麺を完食し、トッピングも平らげ、スープも全て飲み干して両手を合わせ、ご馳走さまと言っていたヴァーリは、物凄く満足気な顔をしていた。

 

「満足したか?」

 

「ああ、一馬に着いてきて良かったと思ったよ」

 

「ならいいさ。料理人として客を満足させられたなら、それは何よりも嬉しいことだからな」

 

「また、一馬のラーメンを食べに来てもいいか?」

 

「食べに来るのはいいが、俺が居ない時には来ないようにな。それだとラーメン食えないぜ」

 

「気をつけるとしよう」

 

俺のラーメンを食べて満足し、機嫌良く去っていったヴァーリ。

 

そんなことがあったことを翌日にセシリアに伝えてみたが「とりあえず支取とグレモリーにも伝えた方が良さそうですわね」と苦笑していたセシリアは、ヴァーリのことは知らなくてもアザゼルと呼ばれていた男性のことは知っているらしい。

 

どうやらアザゼルという名は堕天使の総督の名前らしく、駒王町に堕天使総督が侵入していたのは、それなりに問題となるようだ。

 

そんな堕天使総督と親しい関係にあり、アザゼルをぶん殴っても問題ない立場であるヴァーリという存在が何者なのかということも気になるところではあるようで、それはそれで問題なのかもしれない。

 

なんてことがあったりもしたが、放課後の帰り道、美味そうな匂いがするラーメンの屋台を見付けた俺。

 

こずえという名前があるラーメン屋台で、トッピングを大盛りにしたラーメンを頼んでみた俺に「はい、お待ち」とラーメンを用意してくれた巨漢の男性。

 

「いい食べっぷりだね」

 

そう言って笑っていた屋台の男性は、松本大山という名前のようで、名前の通りに身体が大きな人だった。




松本大山
グラップラー刃牙の外伝であるゆうえんちの世界で、柳と戦い致命傷を負いながらも弟子である無門に最後の言葉を残して、この世から去った松本大山
選んだ特典は、家族と弟子の無門が幸せになること
外見はゆうえんちの松本大山から変わってはいない
ハイスクールD×Dの世界でも駒王町でラーメンの屋台をやっているようだ

原作とは変わったキャラ
ヴァーリ
あらゆるラーメンが大好きになり、ちゃんとした店のラーメンだけではなく、袋麺やカップラーメンも愛しているらしい
勝手に期間限定のカップラーメンを全部食べたアザゼルに怒りのパンチを叩き込んだ
料理人でもある桐生ちゃんが作ったビリオンバードラーメンは、とても美味しかったようで満足していた
時おり桐生ちゃんのラーメンを食べに現れるかもしれない
嗅覚がグルメ界で過ごす前のトリコ並みに鋭くなっており、様々な食材の匂いを嗅ぎ取ることも可能

アザゼル
ヴァーリが買った期間限定のカップラーメンなどを、よく食べている常習犯
ヴァーリの怒りのパンチで顔面ボコボコにされて放置された
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