応龍が如く   作:色々残念

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久しぶりに思い付いたので更新します



桐生ちゃんの隠れたセコム達

ガロウ師匠から学んでいった3つの武術を、少しずつ身に付けていくと更に強くなることができた俺は、セシリアと一緒に居る時に襲ってくる様々な相手に武術を使ってみるようにした。

 

流水岩砕拳、旋風鉄斬拳、爆心解放拳という3つの武術を切り替えて戦っていた俺を見たセシリアが「桐生ちゃんが見たことない3つのスタイルを使えるようになってますわ!」と大興奮していたのが不思議だったのは確かだ。

 

俺が学んでいる3つの武術の名前を知りたがったセシリアに、3つの武術の名前を教えてみると「どれもワンパンマンの武術ですわね!桐生ちゃんの師匠ポジが強化されてますわよ!ベリーグッドですわ!」と何故か喜んでいたセシリア。

 

荒事に巻き込まれやすい俺が強くなっていたことで、セシリアも安心できたらしい。

 

それから今日は用事があるというセシリアと別れて、家に戻る道を歩いていると現れた集団。

 

またチンピラでも絡んできたかと考えていると、単なるチンピラとは違うようで、禍の団の英雄派と名乗った集団は人間の実力者を集めているそうだ。

 

神器を持った存在や、英雄の魂を受け継いだ存在とやらが集まっているという英雄派達。

 

英雄の魂を受け継いだのだからとジャンヌ・ダルクやヘラクレスを名乗る英雄派の構成員には、生まれ変わったら別人という考えはないようだな。

 

個人的には英雄の魂を受け継いだとしても、その英雄の名前を名乗らずに、今生の名前を名乗ればいいだろうに、と思わなくもない。

 

赤龍帝となったコカビエルを倒した人間の俺を、英雄派に勧誘したいと考えていた英雄派頭目の曹操を名乗る男性。

 

熱心に勧誘してくる曹操は、三国志の英雄である曹操の血を受け継いだ存在らしいが、人材マニアなところも曹操と一緒なのかもしれないな。

 

そんな曹操に英雄派の行動理念を試しに聞いてみたが、俺とは相容れない考え方だった。

 

人間じゃない相手になら何をしてもいいと思っている英雄派は、英雄を名乗るには相応しくないだろう。

 

ただの外道でしかないような存在の集まりにしか見えない英雄派に、俺は特に魅力を感じることはない。

 

英雄派からの勧誘を断った俺に「残念だ」と言った曹操は、俺の家族を人質に取ろうとしていたようだが、俺の自宅に侵入しようとしていた英雄派の人員が皆殺しにされていたらしく、動揺していた英雄派達。

 

そんな英雄派達の前に現れたのは、髪をオールバックにした男性と長髪の男性の2人。

 

「風間と錦山か!何故お前達が此処に!」

 

2人の男性を知っていたらしい曹操が槍を構えようとした瞬間、曹操の額は撃ち抜かれていた。

 

弾速からしてただの拳銃ではない銃を持ったオールバックの髪型をした男性は「一馬の家族を狙う奴は許さねえ」とだけ言うと、他の英雄派達も容赦なく撃ち殺す。

 

「運んどいてくれ錦山」

 

「任せてください風間の親っさん」

 

転がる英雄派の死体に、錦山と呼ばれていた男性が手をかざすと、黒い霧のようなものに包まれて消えていく死体。

 

「忙しそうなところにすまないが、俺の家族は無事なのか?」

 

「ああ、勿論お前の家族は無事だぜ桐生」

 

とても優しい眼差しで、俺にそう言ってきたのは錦山と呼ばれていた男性。

 

「ああ、助かった。あんた達は何故俺の家族を助けてくれたんだ?」

 

「そうか、記憶が」

 

俺からの問いを聞いて一瞬だけ悲しそうな顔をしていた錦山という男性に「それでも一馬は一馬だろう」と言ったのは、風間という男性だった。

 

「そうでしたね、風間の親っさん。それじゃあおれ達は、もう行くぜ桐生」

 

「じゃあな、一馬。家族を大切にしろよ」

 

錦山と風間さんはそれだけ言うと、立ち去っていったが、何故俺の家族をあの2人が守ってくれたのかという疑問は残ったままだ。

 

それでも家族を守ってくれた錦山と風間さんの2人に、ちゃんとした感謝の言葉を言い忘れたことに気付いた俺は、次に会った時に感謝をしておこうと決める。

 

それから数日後、人気のラーメン店で新メニューが出たと評判になっていたので、そのラーメン店に向かってみると、カウンター席でひたすら冷麺を食べていた強面の男性を発見。

 

「んん、んんんん」

 

此方を見て、口の中に冷麺を入れたまま喋ろうとしていた強面の男性。

 

「とりあえず食べてから話した方がいいと思うが」

 

俺のその言葉を聞いて、口の中の冷麺を食べ終えた強面の男性は「久しぶりだな、と言っても、お前は記憶がないらしいな桐生」と言ってくる。

 

「確かに俺は桐生だが、あんたは?」

 

「柏木だ。まあ、風間さんの部下ってところだな」

 

「そうなのか。風間さんに会って、家族を助けてくれたことについて直接感謝をしておきたいんだが」

 

「この前は非常時だったから顔を会わせたが、普段は会うつもりはないらしいぞ風間さんの方はな。感謝ならオレが伝えといてやるさ」

 

「お願いします柏木さん」

 

「記憶が無くても、義理堅いところは変わってないな」

 

そう言って笑っていた柏木さんは、懐かしいものを見るかのように俺を見ていた。




風間新太郎
龍が如く1で遥を庇って、爆弾により致命傷を受けた風間新太郎本人
選んだ特典は、家族を守れる力
外見は、龍が如くの若い風間新太郎
神滅具、魔獣創造の使い手でもあり戦闘には拳銃型の魔獣を使う
この世界で家族と一緒に元気に過ごしている桐生ちゃんを見て、桐生ちゃんの家族を守ろうと決意した風間の親っさんは、いつも桐生ちゃんとその家族を見守っているようだ
桐生ちゃんのセコムその1

錦山彰
龍が如く1の最後で、桐生一馬を助け、けじめをつけて死んだ錦山本人
選んだ特典は、家族を助けられる力
外見は龍が如く0の錦山
神滅具、絶霧の使い手
この世界で家族を大切にしている桐生ちゃんを見て、風間の親っさんと出会い、桐生ちゃんの家族を隠れて守ることに決めた
桐生ちゃんのセコムその2

柏木さん
ヘリによる銃撃で死亡した柏木さん本人
選んだ特典は、風間新太郎との再会
神器、龍の手の使い手で禁手にまで辿り着いている
この世界で風間新太郎と再会し、その手伝いをすることに決めた
桐生ちゃんのセコムその3

原作とは違うキャラ
英雄派のゲオルグとレオナルドの神器が、神滅具ではなく、別の神器になっていたりした
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