応龍が如く   作:色々残念

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思い付いたので更新します


旅人と紳士

掃除当番が回ってくるとサボることなく真面目に掃除しているセシリア。

 

「桐生ちゃん、ちょっと今日の掃除は時間がかかりそうですわ。今日は先に帰っていてもよろしくてよ」

 

セシリアがそう言っていたので1人で帰ることにして、駒王学園からの下校中、日本を巡って旅をしているという1人と1匹と出会った。

 

「オレ、サトシ。こいつは相棒のピカチュウ」

 

「ピカピ」

 

黄色い大きな可愛い鼠といった姿をしたピカチュウは、人間の言葉を理解できる知能があるようだ。

 

サトシから旅の話を聞きながら駒王町を案内していると、相変わらず俺に喧嘩を売ってくる連中が今日も現れる。

 

案内をしている最中だから早めに倒そうかと考えていると「ピカチュウ、10万ボルト!」とピカチュウに指示を出したサトシ。

 

「ピッカァ!」

 

どうやらピカチュウは可愛いだけの鼠ではなかったようで、サトシの指示で強力な電撃を放ち、俺に喧嘩を売ってきていた相手を全員痺れさせていた。

 

妖食界の料理人である天狗のブランチにも負けない電撃を放てるピカチュウは、明らかに並みの生き物より強い。

 

「そのピカチュウは凄いな」

 

「ピカチュウは自慢の相棒なんだぜ」

 

「ピッカチュ」

 

そんなピカチュウの好物はケチャップであるようで、旅で町などに立ち寄った時はいつもケチャップを買っていくみたいだ。

 

とりあえずサトシとピカチュウに助けてもらったお礼として、様々なケチャップを買い込んでサトシに渡してみる。

 

「ピカチュウは、どのケチャップが1番好きなんだ?」

 

そう聞いてみると、ピカチュウがどんなケチャップが1番好きなのかまではサトシも考えていなかったようで、様々なケチャップをピカチュウに少しずつ味見してもらって、好みの味のケチャップを見付けてもらった。

 

どうやら甘味が強いケチャップがピカチュウの好みの味らしい。

 

ピカチュウの好みの味のケチャップを追加で購入しておき、サトシに渡しておくと「ありがとう、これでピカチュウも喜ぶぜ」と嬉しそうにしていたな。

 

それからサトシとピカチュウへの駒王町の案内が終わり、今夜の宿がまだ決まっていないサトシとピカチュウを連れて自宅へと戻ると、妹がピカチュウの可愛さにやられてしまったようで、ひたすらピカチュウを抱きしめて「可愛い可愛い」と言っていた。

 

抱きしめられ続けていたピカチュウが困った顔をしていたので妹からピカチュウを解放してやり「いくら可愛くても抱きしめられ続けたらピカチュウだって困るぞ」と妹に言い聞かせておくと「ピカチュウが可愛くて思わず我を失ってしまって」と言う妹。

 

その後、俺のパートナーアニマルであるビリオンバードをサトシとピカチュウに会わせてみたりもしたが「この世界はポケモン以外の不思議な生き物がいっぱいだぜ」と言っていたサトシ。

 

ポケモンって何だ、と思ったのでサトシに詳しく聞いてみると、どうやらサトシの相棒であるピカチュウがポケモンという生き物で、サトシが前に生きていた世界だと世界中に様々なポケモンが生息していたそうだ。

 

ちなみにどうやらこの世界にもピカチュウ以外のポケモンが存在していたようで、この世界で出会ったポケモンは伝説のポケモンばかりだったとサトシは言っていた。

 

翌日、再び旅を続けるつもりのサトシとピカチュウが駒王町を出ていくところを見送り、駒王学園に登校した俺はセシリアにサトシとピカチュウと出会ったことを伝えてみる。

 

「掃除当番なんかたまにはサボって桐生ちゃんと一緒に帰っておけば良かったですわ!わたくしもサトシとピカチュウにすっげえ会いたかったですわよ!」

 

物凄く嘆いて悲しんでいたセシリアは、サトシとピカチュウに会えなかったことでかなり落ち込んでいるようだ。

 

サトシは、いずれまた駒王町に来るとも言っていたことをセシリアに伝えておくと「次は絶対に会ってみせますわ!」と気合いを入れて立ち直ったセシリア。

 

ちなみに伝説のポケモンとやらがこの世界にも居ることを知り「それはそれでやっべぇですわよ!」と言ったセシリアが言うには伝説のポケモンとやらは、とんでもない存在が多いそうだ。

 

セシリアから様々な伝説のポケモンについて聞かされたりしながら、駒王学園の学生として授業を受けて、全ての授業が終わってから下校することになったが、今日はセシリアも一緒に帰ることができた。

 

帰り道で「すいません、ちょっとお聞きしたいんですが、喫茶店グラントリノの場所を知っていませんか?」と丁寧に話しかけてきた体格のいい男性。

 

喫茶店グラントリノと言えば、知り合いの八木さんが経営している喫茶店の名前だった筈だな。

 

「知っていますよ、案内しましょうか?」

 

「それは、とても助かります。案内をお願いしてもいいでしょうか」

 

体格のいい男性は八木さんに負けないほどに筋肉が凄いが、物腰は穏やかで丁寧であり、まるで紳士のような人に思えた。

 

紳士のような男性の顔を見てから小声で「ジョジョですわ、しかもジョナサンですわよ。ファントムブラッドですわ」と言っているセシリアは、静かに興奮しているようだ。

 

「俺は桐生一馬と言います。貴方の名前は?」

 

「失礼、名乗り遅れていました。僕はジョナサン・ジョースター。考古学者をしています」

 

会話しながら歩き、ジョースターさんを喫茶店グラントリノまで案内してみたが、どうやら八木さんとジョースターさんは友人だったらしい。

 

「久しぶりだね俊典」

 

「元気そうじゃないかジョナサン」

 

互いに笑顔で会話を始めた八木さんとジョースターさんは、かなり親しい間柄みたいだな。

 

まあ、友人同士で積もる話もあるだろうし案内が終わった俺は早めに退散しようと考えて立ち去る俺に着いてきたセシリアが「セシリア・フェニックスはクールに去りますわ!」と何故かそんなことを言っていた。




サトシ
ポケモンの劇場版であるきみに決めたの世界で、マーシャドーに操られたポケモン達の攻撃からピカチュウを庇って消滅したサトシ本人
選んだ特典は、相棒のピカチュウとまた一緒に旅をすること
ポケモンが殆ど居ない世界に戸惑いながらもピカチュウと一緒に旅をしている
外見は青年になったサトシ

ジョナサン・ジョースター
宿敵のディオに首に穴を開けられて死にかけていた状態で身体に残された波紋を使いきり、妻であるエリナを逃がして死亡したジョナサン・ジョースター本人
選んだ特典は、妻であるエリナとその家族が幸せに生きること
ジョナサンが選んだ特典により、このジョナサンの息子は死なず、エリザベスがリサリサとなることもなくなり、ジョセフは家族に囲まれて生きることになった
そして承太郎は早めに時止めが使えるだけではなく波紋も使えるようになっており、仲間が死ぬことなくディオ達を倒すことができたようだ
ちなみにプッチ神父はウェザーと相討ちになっているので、世界が一巡することもない
家族の幸せを選んだジョナサンにより、ジョースター家が短命ではなく幸せに長生きした世界が生まれたりもした

この世界でもイギリスの貴族の家系であるジョースター家に生まれたジョナサンは、波紋の鍛練も欠かすことなく行っており、考古学者でありながら波紋戦士である
イギリス旅行中の八木俊典によって助けられたことがあるジョナサンは、八木俊典と友人となり連絡をたまに取り合っていた
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