ルパン三世/The HolyGrail War   作:サクラモッチー

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思いつきで描いたやつ。
某考古学者でもネタにされていたのなら、ワンチャンルパン三世もアリかも?的なノリで書きました。

不定期更新になるかもしれないし、毎日更新になるかも?



プロローグ
始まりの夜


「おいルパン、本当にこの屋敷にお前のお目当ての品があるのか?」

 

イギリス某所の屋敷の近くにて、フィアット500Fの窓から屋敷を見つめながら相棒に向けてそう尋ねる無愛想な男。

その問いを聞いた赤いジャケットの男は狙いを定めるかのような視線で屋敷を見つめると、タバコを吸いながらこう答えた。

 

「間違いねぇ。この屋敷に例のブツが.....ジジイが盗もうとしていたお宝に関する手がかりがあるはずだ」

 

自身の相棒であり天才ガンマンである次元大介に対し、大胆不敵な笑みを浮かべている男の名はルパン三世。

かの有名な怪盗.....アルセーヌ・ルパンの孫であり、世界を股にかける怪盗である。

 

そんな彼がイギリスに来た理由はただ一つ。

祖父であるルパン一世がかつて盗もうとしたものの、手に入れられなかったお宝の手がかりを求めていたからである。

 

そもそも、ルパン三世がそのお宝の存在を知ったのはつい一週間前のことで.........いつものようにお宝を盗んだのはいいものの、それがルパン一世が遺した盗めなかったお宝のリストだったことが判明。

そのリストの中に書かれていたとあるお宝に興味を示したルパン三世は、相棒の次元大介を巻き込んでお宝の手がかりとなるアイテムを求めてイギリスへとやって来たわけなのだ。

 

「だがよ、仮にこの屋敷にお宝の手がかりがあるとして....何故そのお宝の存在は知られていないんだ?」

「知られていないも何も、そもそもそのお宝は伝説上のお宝だからな」

「.....どういうことだ?」

 

いつものように盗むお宝についてボヤく次元に対し、そう言うルパン三世の言葉が妙に引っかかったのか、彼はルパン三世に対して疑問をぶつけると、ルパン三世は相棒の顔を見ながらフッと微笑んだかと思えば、そのまま車を降りるとこう言った。

 

「そのお宝は一般人にとっては実在しない物とされているからこそ、美術館に飾られていないのさ」

 

ルパン三世はそう言った後、次元と共に屋敷に忍び込み....そのお宝があるとされる屋敷内の部屋を探しつつ、相棒に向けてこの屋敷の主人にについて語り始めた。

 

「この屋敷の主人.....ケイネス・エルメロイ・アーチボルトはいわゆる名門一族のお坊ちゃんってやつでな、これまた立派なお宝をたくさん持っているんだが........」

「だが?」

「つい最近になって、奴はとあるお宝を手に入れたらしい」

 

そう語るルパン三世の顔はとても真剣で、その顔を見た次元はただのお宝ではなさそうだなと思いつつ、ルパン三世と共に屋敷内を散策していた。

 

「お宝だと?どんな宝だ?」

「一言で言えば、ケルト神話の英雄にまつわるお宝だとさ」

 

ルパン三世はそう言うと、周りをキョロキョロと警戒しながら屋敷内を進んでいき......やがて、とある部屋にたどり着いた。

その部屋は書庫のような部屋で、次元はどんだけ本があるんだよ.....と少しだけ引いた様子でそのうちの一冊の本を手に取り、それを試しに開けてみたところ、そこにはびっしりと魔術についてのことが書かれていたため、思わずギョッとした顔になっていた。

そんな次元を尻目にルパン三世は書庫で本を探し始めたため、次元は信じられないと言う様子でルパン三世に向けてこう言った。

 

「おいルパン、これは一体......?」

「見ての通りの魔術に関する本さ。正真正銘、モノホンな」

 

ルパンはそう言った後、は?と言う顔になっている次元を無視してとある本棚を移動させると......そこには地下へと繋がる梯子があったため、それを見たルパン三世はビンゴ!!と呟いた後、次元と共に地下へと降りた。

その時、どこからか物音が聞こえたことに対し、ルパン三世と次元は何かがこっちに来ると理解した後、急いで地下へと降りて行った。

 

すると、そこに広がっていたのは.....どこからどう見てもオカルト的な研究をしていたであろう工房らしき部屋があり、床に至っては典型的な魔法陣が描かれていたので次元は言葉を失っていた。

 

「オイオイ、まさかとは思うが.....そのケイネスって奴は坊ちゃんは坊ちゃんでも、魔法使いの方の坊ちゃんなのか?」

「みたいだな」

 

そんな会話をした後、テーブルの上に置かれている如何にもな木製の箱を発見したルパン三世がその箱を開けると

 

「....やっぱりな」

 

その箱に鮮やかな赤が特徴の何かの欠片が丁寧に入っていたため、ルパン三世は思わずそう呟いた。

 

「ルパン、これがケルト神話に関するお宝なのか?」

「あぁ、何でもフィアナ騎士団の騎士の武器の欠片らしい」

 

布を使って丁寧にお宝を持ちながらそう言うルパン三世の言葉に対し、ふぅんと呟く次元。

けれども、彼自身は少しだけそのお宝に興味を示していたのか、ルパン三世の話に耳を傾けていた。

 

「フィアナ騎士団?」

「アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の原型とも言われる集団だよ。恐らく、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトはこれを利用して例のお宝を手に入れようとしているんだろうな」

 

いつものように肝心なことを勿体ぶって喋られないルパン三世に対し、次元が例のお宝について書こうとしたその時、何かの気配を感じ取ったルパン三世と次元が後ろを見ると......そこには、まるで生物のように滑らかに動く水銀とその主人と思われる男、もといケイネス・エルメロイ・アーチボルトが居た。

 

「おやおや、まさか私の工房に汚いネズミが入るとはな」

 

明らかに見下すような笑みを浮かべた後、そう言うケイネス。

その言葉と共に水銀は攻撃態勢に入っていて、今まさにルパン達を殺そうとしていた。

 

「まぁ、俺らは泥棒だからな」

 

ルパン三世がそう言った瞬間、次元は銃を手に取ってケイネスを攻撃した。

だが、その攻撃は何故か水銀が守る形でケイネスに当たることはなく、この展開に次元はそんなのアリかよ!?という顔になっていた。

 

「ルパン!!これが魔術ってやつなのか!?」

「あぁ、恐らくはな」

 

そう軽口を叩いた後、襲いかかってくる水銀を避ける二人。

そのルパン三世のポケットの中には、フィアナ騎士団に関わるお宝がどさくさに紛れて入っていたため、そのお宝が無いことに気がついたケイネスは怒りを露わにした表情でこう叫んだ。

 

「貴様.....私の聖遺物をどこへやった!!」

「悪りぃな、俺は職業柄そういうのが得意なんだよ」

 

そう言った後、愛銃であるワルサーP38を手に持つとケイネスに向けて放つルパン三世。

その弾丸は動く水銀を絶妙な距離で避けると、ケイネスの頬を僅かに掠ったことにより、ケイネスは自らに攻撃が触れたことに怒りを露わにする顔になっていた。

 

そして、仕返しとばかりに水銀を操ってルパン三世に攻撃を仕掛なるが、その攻撃はさっきルパン三世が放った攻撃のように頬を僅かに掠ったからか、その傷から僅かに血が流れているルパン三世をイライラとした顔で見つめていた。

 

「ルパン!!」

「大丈夫だ、次元。それに.....これでもう()()()()()()()だ」

 

ルパンがそう言ったまさにその瞬間、ルパンの血が流れたことや近くに触媒であるフィアナ騎士団に関するお宝.....聖遺物をセットしていたことによって、魔法陣が光り輝き始めた。

 

「なっ!?これは......!?」

 

ルパン三世のやろうとしていることを理解したのか、ケイネスは水銀を操って止めようとするが.....時すでに遅く

 

「フィオナ騎士団が一番槍、ディルムッド・オディナ。推参致しました。これより貴方に仕えるサーヴァントとなります」

 

光が収まったその魔法陣の上には、赤と黄色の槍を持つ見目麗しい男性が立っていたのだった。




【後書き】
ルパン三世×Fate的な作品ってあるにはあるけど作品数が少ないんですよね.....
まぁ、だったら需要と供給を作ればいいと言う話なんですけどね。
それにルパン三世は何だかんだで心というお宝を盗む泥棒ですしね仕方ない。
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