ルパン三世/The HolyGrail War 作:サクラモッチー
ルパン三世、今回狙っているお宝(聖杯)について語る。
あと、ランサーの絆レベルが一つ上がった。
今回はルパンの好敵手と言えばのあの刑事に加え、つまらぬモノを切ってしまう剣士が出てきます。
さて、ルパン三世がランサー(ディルムッド)を召喚して数日後.....聖杯戦争に関する情報集めと準備を進めていた今現在のルパン三世達はというと
「待て!!ルパーン!!」
今現在、ルパン三世を生涯追い続けているICPOの刑事である銭形警部withパトカー軍団に追われていたためか、ルパン陣営はフィアット500Fを使ってカーチェイスをしながら逃走を試みていた。
「マスター!!あの方があなたを追っているという男ですか!?」
「あぁ、とっつぁんは結構諦めが悪い方だからな!!」
後部座席にいるランサーの問いに対し、とっつぁんはしぶといぞと言わんばかりにそう答えるルパン三世。
彼がそう言うのと同時に、相棒である次元はS&W M19コンバットマグナムを手に取るとパトカーのタイヤ目掛けて銃弾を放ち、操縦不能となった数台のパトカーが次々と道を塞いでいき、銭形の追跡の手をある程度緩めることに成功した。
しかし、そのことで銭形はあっさりとルパン三世のことを諦めることはなく.....彼は強引に道を塞ぐ数台のパトカーを突破すると、再びルパン三世達を追跡していた。
「流石はとっつぁんだ。そうじゃなくちゃな」
次元はそう言うと、S&W M19コンバットマグナムで銭形の乗る車のタイヤを破壊しようとするが.....そのタイヤは銃弾を弾いたため、次元はそのタイヤが銃弾を耐える加工が施されたタイヤだと察したのか、マジかよと言う顔になっていた。
そんな次元を見た銭形はガハハと笑うと、ルパン三世達に対してこう言った。
「ガハハハハ!!どうだ!!これなら例えお前達の攻撃を受けたとしても追跡することが出来る!!観念しろ!!ルパーン!!」
ルパン三世の逮捕に命をかける銭形に対し、ランサーは彼のこと豪快だが中々芯がある男だなと思ったのか、その瞳には面白いと言う顔になっていた。
次元はまるで時間を稼ぐかのように銭形の乗っているタイヤの方を撃ちながら、ルパン三世に向けてこう言った。
「ルパン!!」
「分かってるよ」
ルパン三世はそう言うと、アイコンタクト越しに派手にやれと命令を告げた瞬間、ランサーはニッと笑ったかと思えば
「御意!!」
即座にフィアット500Fの屋根に登ると、ルパン三世から支給されたスーツ姿からランサーとしての姿に戻った後、二本の槍を構えて銭形率いるパトカー軍団に襲いかかった。
まず最初にランサーは迫ってくる数台のパトカーに対し、タイヤに狙いを定めて一本の槍を放った。
その槍は数台のパトカーのタイヤを一直線に貫き、やがて操縦不能となったパトカーは他のパトカーを巻き込む形で銭形の追跡を妨害していった。
何が起こったのか分からない警察官達を尻目に、ランサーは槍は用いて次々とパトカーを操縦不能に追い込んでいき、主人の逃走の手助けをしていた。
「流石はランサー、フィアナ騎士団の一番槍の名は伊達じゃないな」
「だな」
自身のサーヴァントが勝つするのを見て、興奮気味にそう言うルパン三世と次元とは裏腹に、パトカーが銭形は何が起きているのかと呆然とした顔になっていたが.....道路上で次々とパトカーを操縦不能に追い込んでいくランサーがルパン一味の一人であると察したようで、通信機越しにルパン三世の乗っているフィアット500Fに向けてこう叫んだ。
「ルパン!!貴様いつの間に傭兵を雇った!!」
「とっつぁん!!ランサーは傭兵じゃなくて槍兵だからな!!」
「んなことは知らん!!」
ルパン三世と銭形がそんな会話をしていた時.....ランサーは銭形の乗っているパトカーを物凄いスピードで追跡しており、彼の存在に気がついた銭形はコルトM1911A1ガバメントでランサーを攻撃するが、逆にランサーは自身の機敏さを利用してそれを避けると、銭形の乗っているパトカーを逆に追っていた。
だが、そのことに気がついた他のパトカーがランサーの前に立ち塞がり、車と車の間を通ろうとするランサーを妨害し始めた。
そんなパトカーの妨害に対し、ランサーはと言うと
「ほぅ、そう来たか!!」
逆に燃えてきたのか.....更に速度を上げてパトカーの妨害を切り抜けると、背後から自身に向けて放たれる弾丸の雨を避けながら銭形に迫っていった。
「とっつぁん。俺達こう見えても忙しいからそういうのは後に」
「出来るわけないだろう!!今日こそお前を逮捕してやる!!」
ルパン三世とそんな会話を繰り広げた後、銭形に乗っているパトカーは更に速度を上げてルパン三世達に迫っていた。
それを見たランサーは銭形のパトカーから引き離されないようにスピードを調整し、その背後にピッタリと張り付いていたのだが.....何かが切れる音と共に背後にいるパトカーからの妨害が止まったため、ランサーは思わず後ろを見るとそこにあったのは、文字通りパトカーを一刀両断されたパトカーと刀を持つ一人の侍の姿であった。
「貴殿は.....?」
「俺は石川五右衛門。ルパンの仲間.....と言えば分かるか?」
「!!」
ランサーは侍こと五右衛門その言葉の意味を理解したのか、感謝するようにペコリと頭を下げた後、彼と共に銭形の乗るパトカーを追跡していった。
そんな二人の姿を見た銭形はぐぬぬという顔になっていて、彼はルパンに対してこう尋ねた。
「ルパン!!あの男は一体何者だ!!」
「言っただろ、アイツは槍兵だって」
ルパンがそう言うのと同時に、ランサーは銭形の乗っているパトカーのタイヤに槍を刺してスピードを減速させると......その隙に五右衛門がパトカーの前に立ち塞がると、パトカーを縦半分に一刀両断するのだった。
「.....またつまらぬモノを切ってしまった」
その一言と共に五右衛門が愛刀を鞘に収めていたのを尻目に、銭形はパトカーが切断されてもなおルパン三世を逮捕しようとしていたのか、何とフィアット500Fに飛び乗った。
ルパン三世と次元は銭形の執念に驚き、そしてとっつぁんらしいなと呆れていた。
と、その時.....車の屋根の上を移動しようとしている銭形の前に現れたのは、自身の機敏さを利用して瞬間移動レベルの速さで追いかけて来たランサーで
「ブベラッ!?」
銭形は彼のキックをモロに受けたためか、車の屋根から落下。
幸いにも銭形は軽傷で済んだものの、その隙にルパン三世はランサーと五右衛門を車に乗せると、ルパン一行はそのまま逃走するのだった。
「待てぇ!!ルパァン!!」
悔しそうに叫ぶ銭形を知ってか知らずか、無事に警察から逃げ切ったルパン三世はタバコを吸っている相棒の隣でナハハと笑っていた。
一方のランサーの方は隣に居るパトカーを一刀両断した男が、主人の仲間である五右衛門が気になっていたのか、キラキラとした目で彼に対して質問をしていた。
「ほほぅ!!ではその刀は隕鉄と呼ばれる鉄で作られたのですか!?」
「あぁ、故にこの刀.....斬鉄剣には切れぬモノなどない」
「素晴らしい!!今度手合わせしてもよろしいでしょうか?」
「もちろん、むしろ拙者も貴殿と手合わせしたいと思っていた」
質問をしているランサーに対し、五右衛門も五右衛門で騎士である彼と少しだけ波長が合うのか.....彼と会話している時は表情一つ変えなかったが、心なしが楽しげな様子だったので、次元は素直ではないなと思ったとか。
そんな二人をミラー越しに見たルパン三世は、戦いに身を投じる者同士だからこそ波長が合うのか?と思いながら運転をしつつ、五右衛門に対してランサーを召喚したワケとこれからのことを伝えた。
それを聞いた五右衛門はしばらく何かを考えた後.....ルパン三世に向けてこう言った。
「.....ルパン、お前は毎度毎度厄介なお宝ばかり狙うのだな」
「あらら、五右衛門は手厳しいねぇ」
五右衛門に対して笑いながらそう言った後、ルパンは彼の方を向くと
「でも、あのジジイが本気で盗もうとしたお宝だぜ?五右衛門も一度は見てみたいと思うだろ?」
「..........」
ルパン三世の言葉を聞き、五右衛門は再び黙った....かと思えば、ルパン三世に向けてフッと笑うとこう言った。
「だが、お前の言うことは分からんでもない。それに.......」
「それに?」
「もし、その聖杯戦争にランサーのような
五右衛門がそう言うと、ルパン三世・次元・ランサーはやれやれと言う顔になり、一行はそのまま今夜のアジトへと向かったのだが
「おい五右衛門テメェ!!何勝手に肉たくさん取ってんだよ!!」
「たまたまそうなっただけだ」
「たまたまで肉を掻っ攫う奴がいるか!!」
そのアジトでいつぞやの時のようにすき焼きを食べていたため、ランサーが呆気に取られたのは言うまでもない。
「.....美味い!!」
ただ、その後美味しそうにすき焼きを食べたことによってルパン一行から大量の肉をもらったことに、戸惑うランサーなのであった。
【後書き】
ルパンが出るのなら銭形や五右衛門も出さないとね!!というノリで出してみた!!
多分、銭形刑事は仮に聖杯戦争が起こったとしてもルパン逮捕のために恐れることなく突き進むし、何だったらそれがどうした!!って主張しそう。
五右衛門は五右衛門でランサーと気が合いそうだな〜。
あと、最後のすき焼きネタはテレビアニメ版のネタです。