傍観系の強い奴になりきってる奴(なり切れてるとは言ってない)   作:カサシチ

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 久々でかつ、まーた増やしました。

 みんな、勉強頑張ろうな!


あ、トイレ……。

 

 さて、私は問いたい。

 

 強い奴ってどんな奴だ?

 

 力が強い奴、頭が切れる奴、はたまた精神的に強い奴。

 

 色んな種類がある。

 

 え?私はどんな奴が強いと思うかって?

 

 ぜひ答えよう。

 

 

 

 

 「傍観系に決まってる!!!」

 

 まさに傍観系は嗜好であり、至高だぞ!

 余裕があるという雰囲気を出し、何かあれば気だるそうに解決する。

 そんな傍観系こそ!

 強い奴だ!

 そしてかっこいい!

 何よりかっこいい!

 

 唐突だが、俺の夢は傍観系の最強キャラなることだ!

 その為には努力を惜しまなかった!   

 

 運動に勉強に何より時頭の良さを鍛える為に死ぬほどの努力をしてきた!

 

 そのおかげで俺傍観系になり得る力を手に入れたぞ!

 

 

 

 

 そういう事で現在、東京都にある高度育成高等学校に来てまーす!

 

 

 前の皆、なんで?って思ったでしょ。

 

 俺もなんだよね。

 

 なんで受かったんだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     いがらし はた

  [名前] 五十嵐 傍

      

  [データ]

      学力:B+

      知性:D+

      身体能力:B+

      判断力:A-

      協調性:D-

 

  [メモ] 学力、身体能力、判断力、どれも高水準だが、それを差し引いても目に余る知性や協調性のなさからDクラス入りとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「設備は私立高校並みかそれ以上だと思ったが、そうでもなさそうだな。」

 

 

 俺は自分の教室に向かう為、周りをキョロキョロしながら歩く。

 

 それにしても本当に普通の校舎と変わりない。少し違う所といえば、監視カメラが多い事くらいだろうか?

 

 そんなにここ治安悪いのか?

 

 どうやら俺が来た高校は怖い連中がたくさんいるのかもしれない。

 

 やっぱり頭が極端に良いやつは変な奴も多いって事なのか……。

 

 あ、ちょっと尿意きた、後でトイレ行こ。

 

 俺が真剣にこの学校の事を考えていると、気づけばクラス表の前に立っていた。

 

 「あぁ……ついてたのか。」

 

 俺は自身のクラスを見る。

 

 「ええと……、俺はDクラスか。んじゃ近いじゃん。」

 

 やったー!階段から近いと色々楽なんだよね!

 

 正直Bクラスの所は真ん中にあるから移動がめんどくさそうだ。

 

 まぁ、そんなことより!早く教室に入ろう!

 

 「失礼します。」

 

 中もかなり綺麗だ。でも普通の教室と大差はないか……。

 

 てっきり椅子が周るタイプの椅子なのかと思ってたんだけど……。

 

 俺は自身の妄想と、現実の残酷さに悲しみながら普通の椅子に座る。

 

 「ふぅ……。」

 

 教室内には余り人はいない。それは俺の考えで後から入ってくる奴はどうしても目立ってしまうという考えがあるからだ。

 

 目立って人気者になるのは傍観系のキャラが壊れてしまう。

 

 それだけは避けたい。

 

 つまり、早く教室に着けば良いだけという答えだ。

 

 俺は机に肘をつき顔を手に乗せ外を眺める。

 

 外と言っても、俺は真ん中の後ろの席。特に見るものは何もない。

 

 「本は、歴史、科学、……いや歴史にしよう。」

 

 俺は悩みながら歴史の本を取る。

 

 そうしてしばらく俺が本に集中していると、気づけばクラスにはかなりの人数が集まっていた。

 

 ざっと三十人ほどだろうか。

 

 「よし、一旦本を閉じてと。」

 

 と呟くと、隣から視線を感じたのでチラッと見てみる。

 

 赤い髪の眼鏡っ子。顔はかなり綺麗だが、何処となく卑屈そうな感じだ。

 

 あ、目を逸らされた。普通の人ならここで会話を断念するだろう。

 

 だが、ここで話しかけた方が良い。

 何故なら傍観系はしっかりと友人と話すのだ。

 

 友人と話さなければ、それはそれで浮く。

 それに情報の面でも、友人から情報を受け取ることは必要だ。

 

 うん、やっぱり最低限の友達を作っておいた方がいいな。

 それにこの子なら、クラスの中心にはならないだろうし。

 

 「俺は五十嵐傍って言うんだ。隣の席だし、よろしく。」

 

 少し驚いたような感じでこちらを見たその子は

 

 「あ…、さ、佐倉愛里です……。よ、よろしく……。」

 

 と自信なさげに自分の名前を言ってくれた。

 

 かわいい。

 

 「ありがとな、話してくれて。」

 

 と、笑顔で返した傍の目に、佐倉愛里が確信を持って

 

 (この人は悪い人じゃないんだろう。)

 

 と思わせたのは、傍は知らない。

 

 そんなことが起きているのは知らずに、傍は傍で考えていた。

 

 

 

 そういえば、トイレ行ってない。やべぇ。

 

 そうこの男、トイレに行くのを完全に忘れていたのである。

 

 (あ、やばい漏れそう…………、授業中に出したら終わる…。)

 

 今は授業中ではない。

 

 よし、行こ。

 

 俺は隣を向いて佐倉に、

 

 「すまん、ちょっと俺トイレ行ってくるからなんかあったら頼む。」

 

 と言った。

 

 「え?え?」

 

 と驚いてあたふたしていたのは見えた。

 

 まぁ、そんなことよりもトイレどこなんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、やばい漏れそう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

      

      

  

 

 





 ちなみにトイレはなんとか間に合いました。

 ちなみにヒロインは決まってません
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