【完結】ヒロアカ世界でも猿が嫌いな夏油傑   作:カワニ

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障害物競走の結果と点数
1位 夏油 10000000
2位 緑谷 205
3位 轟 200
4位 爆豪 195
5位 塩崎 190
6位 骨抜 185
7位 飯田 180
8位 常闇 175
9位 瀬呂 170
10位 切島 165
11位 鉄哲 160
12位 尾白 155
13位 泡瀬 150
14位 蛙吹 145
15位 障子 140
16位 砂藤 135
17位 麗日 130
18位 八百万125
19位 峰田 120
20位 芦戸 115
21位 口田 110
22位 耳郎 105
23位 回原 100
24位 円場 95
25位 上鳴 90
26位 柳 85
27位 心操 80
28位 拳藤 75
29位 宍田 70
30位 黒色 65
31位 小大 60
32位 鱗 55
33位 庄田 50
34位 小森 45
35位 鎌切 40
36位 物間 35
37位 角取 30
38位 葉隠 25
39位 取陰 20
40位 吹出 15
41位 発目 10
42位 青山 5


第二種目 騎馬戦

 第一種目の障害物競走を1位でゴールした夏油。彼も段々乗り気になってきたようだった。

 

「ようやく終了ね。それじゃあ結果をご覧なさい!」

 

 ミッドナイトが言うように順位表が映し出される。

 夏油がそれを上から見ていると、真面目な塩崎や柔軟な骨抜、やる気満々な鉄哲なんかは上位に入っていた。

 

「予選通過は上位42名!残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい!まだ見せ場は用意されているわ!そして次からいよいよ本選よ!ここからは取材陣も白熱してくるよ!キバリなさい!」

 

 B組はかなり下位にいる人数が多い。ギリギリ過ぎないかと危ぶむ夏油であった。

 

「さーて第二種目よ!私はもう知ってるけど~何かしら⁉言ってるそばから、これよ!!」

 

 そう言って指し示されたのは騎馬戦だった。

 2~4人のチームを組んで騎馬を作り、障害物競走の結果に従いポイントが割り振られる。

 ポイントは42位が5ポイントで順位が上がるごとに5ずつ上がっていく。1位に与えられるのは1000万ポイントだ。

 

「上位の奴ほど狙われちゃう、下剋上サバイバルよ!!」

 

 ミッドナイトがそこまで言うと夏油に視線が集まる。だが夏油は微笑んだままだ。

 詳しくルール説明がされる。制限時間は15分。割り振られたポイントの合算が騎馬が最初に保持するポイントとなり、それが書かれたハチマキを騎手が装着。

 そしてハチマキを取られても、騎馬が崩れてもアウトにはならない。ただし悪質な崩し目的の攻撃は一発退場だ。

 

(チーム戦か……面白いことを考えるね、雄英も。問題は1000万を所持する私と組んでくれる人がいるかだな)

 

「それじゃこれより15分!チーム決めの交渉タイムスタートよ!」

 

 夏油はB組が集まっているところへ移動しようとする。だがそこへ声を掛ける生徒がいた。

 

「あなた!1位の人ですね!私と組みましょう!」

「君は……誰だったかな?」

「サポート科の発目明です!組みましょう!1位の人!」

「申し訳ないけど私はクラスの面子で組むから他に当たってくれるかな?」

「わかりました!さようなら!」

 

 そう言って発目は去って行った。夏油も本命に声を掛ける。

 

「物間、鉄哲、宍田、組まないか?」

 

 案の定いつもの3人に声を掛けた夏油。

 

「組みたい気持ちはあるけど今回は遠慮しておくよ。仮に夏油の力で次へ進んでも、次は多分タイマンだ。僕がタダ乗りしていいわけがない」

 

 物間はコピーの個性ではタイマンでは勝てないと思っているようだ。

 

「ふむ。君がそう言うなら仕方ないな……」

「俺もやめとくぜ!お前となら勝てるかもしれねえが、おんぶにだっこは男として情けねえ!」

 

 鉄哲も夏油の提案を拒否した。

 

「鉄哲もか……困ったな……」

 

 そんな夏油に宍田は助け舟を出す。

 

「私は拘りないので夏油氏と組みますぞ!他のメンバーはどうしますかな?」

「ありがとう、宍田。他のメンバーねえ……」

 

 辺りを見回すと大体がもう組んでいる。拳藤や柳にも声を掛けようかと思った夏油だったがもう組んでいるようだった。

 

「いや、やめだ。君の個性と体格なら一人で背負えるだろう?なら二人でやろう」

「なんか夏油氏、露骨にやる気無くなってませんか?」

「うーん……さっきまではワクワクしてたんだけどねえ。まあ1位は約束するよ」

 

 夏油は物間や鉄哲と組めないことでテンションが下がり気味だった。

 

『傑、やる気だしなよ。スカウトだって見てるんだし』

 

 志村が夏油に言う。

 

『とは言ってもですね。私は守ってるだけで勝ちなんですよ。B組から得点を奪うのも、その他から奪ってB組が奪う機会を失わせるのも嫌ですし……』

『君は本当にB組が好きだね。わかったよ、油断だけはするんじゃないぞ?』

『B組は私の新たな居場所なので。きっちり逃げ切りますよ』

 

 

 

「15分経ったわ。それじゃあいよいよ始めるわよ」

 

 チーム決めの時間が終わった。結局夏油は宍田と二人チームだ。

 

『さぁ起きろイレイザー!15分のチーム決め兼作戦タイムを経てフィールドに12組の騎馬が並び立った!』

『…………なかなか面白ぇ組が揃ったな』

 

夏油 宍田       10000070

鉄哲 骨抜 泡瀬 塩崎  685

爆豪 切島 瀬呂 芦戸  645

轟 飯田 上鳴 八百万  594

緑谷 常闇 麗日 発目  520

峰田 障子 蛙吹     405

葉隠 耳郎 砂藤 口田  375

物間 円場 回原 黒色  295

心操 庄田 青山 尾白  290

拳藤  柳 取陰 小森  225

小大 吹出  鱗     130

鎌切 角取        70

 

『よぉーし組み終わったな⁉準備はいいかなんて聞かねえぞ!いくぜ!残虐バトルロイヤル、カウントダウン!3!!2!!1!!スタート!!』

 

 スタートした途端、A組の騎馬が夏油に襲い掛かる。B組は夏油の実力を把握しているためか、夏油の傍によってすら来ない。

 

「とりあえず、近くに来るならこれくらい突破してきなよ」

 

 そう言って夏油は大量のムカデと虫を呼び出す。ついでにダルマも出した。個性が進化したせいで溜め込むだけでなく、避雷針として攻撃を誘引することができるようになっていた。

 

「なんだこれ⁉」

「わわわ!」

 

『ここでB組夏油!なんかよくわからん化け物の集団を出して全く他を寄せ付けない!』

『やっぱそうなるよな……あれは呪霊と言って夏油が操る生物だ。化け物は失礼だろう』

『そうだな!夏油!ごめん!』

 

 そして夏油はそれぞれの騎馬に監視用に眼球呪霊のガンちゃんを付ける。保護色で見つからないようになっている。これで動きを把握できる。

 

「厄介そうなのは二人くらいかな……?おや?変な動きの騎馬があるな」

 

 普通科の騎手の騎馬の動きがおかしいことに気が付いた夏油。騎馬の組んでいる庄田の目がうつろだった。しかも騎手がハチマキをわざと拳藤に取らせたようにみえた。

 

「これは何かしたな?私のB組に手を出すなんて、喧嘩売ってるのかな?一つ目」

 

 そう言って夏油は一つ目を召喚した。

 

「夏油氏何をするんですかな?」

「決まっているさ。制裁だよ」

 

 そのまま件の騎馬に一つ目を突撃させた。そして進化した骸骨の集団を周囲に召喚させる。骸骨は進化したことによってかなり強度が上がっている。

 

「ちっ!なんだよこいつら!おい!返事しろよ!」

 

 何か言っているのが遠くから聞こえる夏油だが、意に介さずそのまま包囲を続ける。

 

「私の仲間に手を出したんだ。そのまま時間まで大人しくしてなよ。まぁ聞こえてないだろうけど」

「恐ろしい人ですなぁ、夏油氏。まぁそんなところも頼りになるんですが」

 

 そう話していると、誰かが空からやって来る。

 

「調子に乗ってんじゃねえよ!前髪野郎!」

「酷いなぁ、人の容姿を弄るなんて。発想がいじめっ子そのものだ。親に恵まれなかったのかな?」

 

 夏油は煽り返しながら、ゾンバを呼び出す。そして重力光で爆豪を地面に叩きつぶす。

 

「なんじゃこりゃ……!出せやこらあ!!」

「君は地面に這いつくばってるのがお似合いだよ。言葉遣いから直した方がいいんじゃないか?」

「クソがあああ!!」

 

 そのまま場を離れる夏油たち。

 

「夏油氏、疲れてますな?」

「わかるかい?それぞれの監視に大量のムカデと虫、ダルマと一つ目、ゾンバまで出したからね。あっ爆豪が脱出したようだ。チームメイトもやるね。でも物間がいるな。これは邪魔しないでおこうか」

「物間氏、大丈夫でしょうか?」

「わからないが仲間は信じるだけさ」

 

 夏油は物間をわざわざ援護するつもりはなかった。それでは対等ではないし、物間のプライドを傷つけるからだ。

 

『やはり狙われまくる1位の夏油だが、爆豪以外全く近づけない!やっぱり一人だけレベチだぜ!現在の保持ポイントはどうなっているか……7分経過した現在のランクを見てみよう!…………あら⁉ちょっと待てよコレ……上位陣がB組ばっかじゃねえか!しかも爆豪チーム0ポイント!』

 

 プレゼントマイクの実況で状況が分かる。

 

「爆豪が0?ホントだ、物間がやったのか。なかなかやるね」

「しかし物間氏は煽るところがありますからなぁ。大丈夫でしょうか?」

「僕たちは信じるだけさ。それよりほら、突破してきたのがいるよ」

 

 そう言って夏油が指し示した方には轟が呪霊たちを凍らせて突破してこようとしていた。生物的進化を遂げたムカデの増殖と虫の生命力を突破することに驚く夏油。

 

「A組もやるね。さっきも爆豪が来たよ。今は0ポイントだけど」

「会話する気はねえ」

「同意だよ。私も君と話す気はないよ。それじゃあ」

 

 そう言って夏油たちはその場を離れようとする。

 

「逃がすわけねえだろ……!」

 

 轟は氷結で攻撃するが、それはダルマが避雷針となって防御される。

 

「遠距離攻撃は食らわないんだ、すまないね。それとこれはお土産だよ。喜んでくれるといいな」

 

 夏油は呪霊がだいぶやられたことで空いたキャパを使ってムカデと虫を呼び出す。

 

「まだいるのかよ……!」

「轟さん!もう他を狙った方がいいのではなくて⁉」

「そうだ轟くん!これ以上ここに構っているわけには……」

「クソッ!」

 

 轟チームは撤退していった。

 

『轟チーム、呪霊の群れを突破したと思ったらさらにおかわり食らって撤退!』

『まぁあれは無理だな………弱点が見つかれば話が変わるが……』

『とここで残り1分切って来たぞ!各チームラストスパートだ!』

 

 実況が残り時間僅かだと言うが夏油たちは暇だった。

 

「結局来たのは2チームだけか。やっぱりつまらないね」

「そう言わないで欲しいのですぞ。夏油氏の手数はそれだけ厄介なのです」

「手数って言ってもこの程度ではね…………」

「何か言いましたかな?」

「いや、何でもないさ。昼ご飯何食べようかなってね」

「私もお腹空いてきましたな」

 

 夏油たちが呑気に話している間に終了した。夏油たちは話に夢中であまり聞いていなかった。

 

『早速上位4チームを見てみよう!1位夏油チーム!2位鉄哲チーム!3位轟チーム!4位緑谷チーム!っていつの間に⁉…………あれ?これ夏油チームが2人だから16人にならねえぞ⁉どうすんの!主審!』

「5位の爆豪チームから2人が最終種目に進出とするわ!今話し合って決めてちょうだい!」

 

 爆豪チームは話し合った結果、爆豪と切島が最終種目に進出することになった。

 ちなみに物間は爆豪と時間まで一歩も引かずに戦っていたがお互い譲らずタイムアップとなった。

 

「夏油、宍田、鉄哲。あんなこと言っといて僕だけ上に行けなかったよ。ごめん」

 

 物間は落ち込んでいるようだった。

 

「謝るなよ。君の戦い、しっかり見てた。また今度一緒に訓練しよう」

「物間氏の分まで戦ってきますぞ!」

「そうだぜ!謝るなんてらしくない!堂々としてろよ」

「それより昼行こう。今日はランチラッシュが体育祭用に特別メニュー出してくれるらしい」

「数量限定ですぞ」

「マジか!早く行こうぜ!」

 

 そんなやり取りで物間も元気が出たようだ。

 

「ハハッ、じゃあ急いで食堂に行こうか」

 

 夏油たち4人は昼食を食べに食堂に急行した。無事に限定メニューを手に入れられたようである。




夏油はそのまま。
鉄哲はプラス峰田。塩崎がかすめ取る。
爆豪はそのまま。
轟はプラス葉隠、鎌切。夏油接敵後、電撃と氷結で拘束。
緑谷はプラス小大。終盤にダークシャドウが頑張った。
物間はそのまま。
拳藤はプラス心操。初期に心操が手放した。
他は取られました。

以下エクセルそのまま張り付けたんで不格好ですみません
       初期P     最終P   順位
夏油チーム 10000070  10000070   1
鉄哲チーム   685    1090     2
爆豪チーム   645    645     5
轟チーム    595    1040     3
緑谷チーム   520    650     4
峰田チーム   405     0     8
葉隠チーム   375     0     8
物間チーム   295    295     7
心操チーム   290     0     8
拳藤チーム   225    515      6
小大チーム   130     0     8
鎌切チーム   70      0     8
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