夏油は車に揺られながらB組の皆は大丈夫か心配していた。いや、心配というのは語弊があるかもしれない。無事にたどり着くだろうが、お腹が空きそうだと思っていた。流石に12時半というのは無理だろうから。
「皆の分のお昼ごはんも用意しておいてくれると助かります。多分昼過ぎくらいには着くと思うので」
「え?流石にそんなに早くはつかないと思うよ?」
「いや、着きますよ。私の仲間はそんなやわじゃないですから」
夏油は自信たっぷりにそう言った。
「夏油を擁護するわけじゃないですが、今年のB組は粒ぞろいですよ。正直例年とは比べ物になりません」
ブラドキングも夏油の援護をしてくれる。流石はブラド先生だと思う夏油。
「わかってますね、ブラド先生。なので軽食くらい用意してくれると嬉しいです。私も手伝いますので」
夏油がそこまで言うとラグドールも了承してくれた。
「特に体育祭以降の伸びが良いな。悔しい経験をしたのがバネになったんだろう」
ブラドキングはそう分析する。
「先生もそう思いますか、私もですよ。特に私のお気に入りの物間、鉄哲、宍田は凄いですね。個性は元から強かったですがどんどん強力になってます。流石にクラス全員だと手加減したら負けるかもな……フフフ」
「楽しそうだな。前から気になってたがどうしてそんなに仲間を強くしようとしてるんだ?」
ブラドキングは夏油の根本的な所に触れようとしていた。
「そうですね……何かを成し遂げるには力が必要です。それは物理的なものでもいいし、権力や財力なんかの目に見えないものでもいい。そして私には力がない。決して最強にはなれない。だからこそ仲間という力が必要なんですよ」
ブラドキングは夏油の考えを黙って聞いていた。
「ですがね、先生。もっともらしいこと言ってますが私は寂しいだけかもしれません。一人は寂しい。だから家族を、仲間を求める。動物らしい自然な欲求ということです。あ、ここですか?」
夏油が語っているうちにいつの間にか宿泊施設に到着したようだ。車から降りて様子を見ると周りは森だらけだった。
「良い所ですね。都会の喧騒から離れ、自然の中に身を置く。それだけで私は少しやる気になってきましたよ」
「たしかに良い所だな。例年は海に行くから新鮮な気持ちだ」
夏油とブラドキングは部屋に荷物を運ぼうとするがそこで夏油が気づく。
「どうせなら全員分運んでもいいですか?彼ら、疲れてるでしょうし」
「そうだな……お前の個性なら簡単か。頼む」
というわけで夏油は一つ目を呼び出し、骸骨軍団を召喚させた。骸骨たちに荷物を運んでもらう。
『菜奈さん、女子の荷物は運んでもらっていいですか?呪霊越しとはいえ私が触るわけにはいかないので』
『わかったよ』
志村は顔にフェイスベールを付けて出てきた。プッシーキャッツには彼女の素顔を秘密にしておくつもりみたいだ。
「ブラドキング先生、いつも傑がお世話になっております」
「いえいえ、こちらこそ夏油はしっかり者なので……」
志村は早速ブラドキングに挨拶している。まるで夏油の母親のようだ。その後荷物を運び終わり、軽食を作るのを手伝ってから訓練を始めることになった。
夏油は体操着に着替え、志村も動きやすい服装になっていた。
「よし!じゃあ皆より少し早いが、個性伸ばし訓練をやる!まぁ予想していたみたいだが。夏油には出来るだけ多くの呪霊を出して操作、戦闘をしてもらう」
ブラドキングはそう説明した。
「先生、呪霊たちもそれぞれ個性伸ばししていいですか?」
「構わんぞ。というかむしろやれ」
「わかりました。いやぁ楽しくなって来たねえ」
そこから夏油は出来るだけ多くの雑魚呪霊ではなく、名前ありの固有呪霊を出してそれぞれ個性を使わせていった。
使用する機会の少なかった口裂け女だけ個性が進化していなかったが、少し全力で使っただけで進化してしまった。これで全ての呪霊の個性が進化したことになる。
ただ例外は個性を持っていないクイーンである。これに関しては使用する機会が少ない上に一番新しいので進化による体質の獲得には至っていない。
夏油は改めて持っている呪霊を確認した。
現在の呪霊と個性又は体質を纏めると以下となる。
以下個性を持たない呪霊
ガンちゃん、個性なしから保護色
イカ、個性なしから劣化
ムカデ、個性なしから増殖
虫、個性なしから生命力
以下、個性を持っていた呪霊
格納呪霊、格納から異空間
ダルマ、吸収から避雷針
エイ、回復から回復粒子
ワーム、毒から猛毒
ゾンバ、重力光から重力操作
玄武、消化から吸引
一つ目、骸骨召喚から骸骨軍団
虹龍、硬化から晶鎧
口裂け女、ハサミから再生妨害
明王、崩鎧から鍛鎧
菜奈さん、狐火(幻影)から狐火(実体)
クイーン、個性なし、進化なし
このように夏油の呪霊はそれぞれ個性が進化しているか、進化によって個性ではない体質を獲得している。なお個性が進化していても、進化前の個性は使える。使う意味がないものもいるが。
夏油は確認を終えたところで訓練に戻る。
「確認は終わったのかい?」
腕から炎を放出した志村が話しかけてくる。幻影も使っているようだ。炎が別の風景を映し出している。
「流石ですね。幻影はもうお手の物ですか。火力はもう十分ありますし、コントロールもかなりできる……何伸ばすんですか?」
夏油が尋ねると志村は少し悩んで答える。
「そうだな……威力はまだ上げるとして、密集地で使いづらいから溜めて微細なコントロールで放つ練習もしようかな。あと幻影も大規模でできるようにしたいね」
「いいですね。それができればかなり強いですよ。例外を除いて増強型の中でもトップクラスのパワーとスピード、個性によるトップクラスの火力、狐火の幻影。相当強いですね。私も立場が危ういな」
志村の今の実力は相当なものだ。相性次第ではトップヒーローにも勝てそうである。
「何言ってんのさ。傑は私の主だろう?それと今ので思い出したけど、呪力のコントロールがやっぱり傑みたいにはいかないな。それもやらなきゃ」
志村は忙しそうに訓練に戻って行った。夏油も訓練を続ける。
正午も過ぎて午後2時半、宿泊施設に置いていたガンちゃんがB組を視界に捉えた。常に監視していた夏油もすぐに気づき、出迎えに向かう。
夏油が行った時、そこにはB組が疲れ切った姿で立っていた。
「ホントにこんな短時間で来ちゃった!あちきらの計算ミス!」
ラグドールはそれでもどこか面白がっている様子だった。
「疲れたー」
「駄目だ、もう動けねえ……」
「腹減って死にそうだ……」
B組は夏油の想像以上に過酷な道のりを歩んできたみたいだった。
「皆ー!夏油キティのお願いで軽食用意しておいたからそれ食べていいよ!」
「それに荷物は彼と彼の個性の女性が運んでくれてたぞ」
ラグドールと虎がわざわざそう言ってくれる。
「マジか、夏油!」
「腹減ってたからナイスだぜ!ありがてえ!」
「夏油そんな気にしなくていいのに。アンタが荷物漁るとか微塵も思ってないから」
夏油としては仲間の為に当然の行動をしているまでだが喜んでくれて嬉しい。
「とりあえず汚れが目立つから風呂に入るといい。露天風呂があるぞ」
虎がそう言い女子を中心に盛り上がる。女性陣にとっては汚いのが嫌なようだ。
夏油も訓練で汗をかいたので入ることにした。というかブラドキングに初日くらいもう休めと言われていたのである。
男女に別れ、着替えをもって風呂に入る。疲れた体にしみるのか皆気持ちよさそうだった。疲労しすぎて普段なら大騒ぎしそうな鉄哲も大人しい。
「それにしても夏油さ、なんで早く来てるのに訓練してるんだい?僕たち追いつけないよ?」
物間が夏油の近くにやって来てそう言った。物間も入学当初は痩せ気味だったが今はかなり筋肉がついている。
「それは私に言われても……ブラド先生がやれと言うから従ったまでさ。君たちは大変だったみたいだね」
「土の獣とトラップが沢山でね。拳藤が指揮を執ってくれて助かったよ」
「大変でしたな。私、疲れすぎて理性が飛びそうでしたぞ!」
宍田も大変だったようだ。
「俺も鉄分不足になりそうだぜ。ま、レヴナントさん特別講習で地獄を見てるから慣れてるけどよ。アレを思い出したら風呂なのに震えてきたぜ……」
普段は優しい志村だが、訓練になると手は抜いてくれない。個性の相性柄、志村は鉄哲の訓練をすることが多いため恐れられている。
「そういやあの人は夏油の中にいるのか?」
「いや、今頃女風呂を楽しんでいるはずさ」
夏油は鉄哲の質問にそう答える。流石にここに志村を連れてくるほど夏油はお馬鹿じゃない。志村のことになると馬鹿になるが。
「女風呂か~って思ったけど今は女子より飯だな!風呂入ったら余計腹減ってきたぜ!」
鉄哲はご飯の方が異性より大事らしい。鉄哲らしいと思う夏油たちである。
「じゃあそろそろ上がるか……って宍田、寝るな!寝るのはまだ先だ。こういう時に拳藤がいれば楽なんだが……」
夏油は寝そうになっている宍田を担いで風呂から出す。すると起きた。
「夏油氏、おはようございます。もう朝ですかな?」
「何寝ぼけてるんだ。今風呂だ」
「なんと!早くご飯を食べねば!」
宍田は慌てて体をふき、風呂場から出て行った。それに夏油も続く。
「はぁ……まったく自由人だね、宍田は」
「夏油、君も人のことあんまり言えないよ?」
物間にそう言われいまいち納得がいかない夏油であった。
風呂からあがり軽食が既に用意されていたので皆で食べる。空腹の為か皆美味しそうに食べている。手伝った夏油も嬉しい。
夕食も出るとのことなので軽く食べてそれぞれの部屋に行く。志村は男子部屋に泊るのはまずいため女子部屋に泊る。
夏油としては残念だが仕方がない。男子の誰かが志村の魅力にやられてしまうかもしれないからだ。
部屋で荷物を片付けたり、カードゲームをして盛り上がっていたら、いつの間にか夕食の時間になっていた。
食堂に移動するB組男子一同。ワイワイ話しながら歩いて行くが、人だかりができているところがあった。どうやらA組のようでやっと到着して先にご飯を食べ、風呂に行こうとしていたらしい。
軽く挨拶して通ろうとしたら、その人だかりの中心には志村がいた。事情はわからないが聞きに行かねばなるまいと、夏油は急行する。
「……どうしたんですか?」
夏油が志村に問いかける。
「それがさ……顔隠すの忘れちゃった……アハハ……」
志村は困ったように笑いながらそう言った。
※※※
時は少し遡り、夏油たちB組男子が風呂に入っているとき、志村も女子風呂に入っていた。
「やっぱり露天風呂は気持ちいいなぁー。お酒が飲みたくなってくるよ」
志村は風呂につかりながらそう言った。
「呪霊ってお酒飲むとどうなるんです?」
拳藤が尋ねる。
「そうだなぁ……酔っぱらうことはないよ。だから安心して飲めるわけさ」
拳藤は、そもそも呪霊ってお酒飲んでいいのか?と思いながらもそれは口にしなかった。
「それにしてもレヴナントさん、肌綺麗ですよね。何かやってる?」
取蔭が志村に尋ねる。
「え?いや、特には……ただ呪霊って日焼けとかしないみたいなんだよね。シミとかしわとかにもならない、不変な存在っぽい。筋肉は見た目上ついてなくても鍛えられるのが不思議だね。年は……どうだろう。わからないけど傑の古参呪霊は同じ個体がずっといるから取らないのかもね」
志村の回答をB組女子は静かに聞いていた。女子高生は美容には関心があるみたいだ。
「じゃあ生まれた時から綺麗ってわけだ。夏油が惚れこむのもわかるね」
「そうですね」
「ん」
取蔭の言に塩崎と小大も頷く。
「私のことはいいじゃないか。私からしたら皆若くて羨ましいよ。もし怪我とかしてたら遠慮なく傑に言いなよ。すぐに治してくれるだろうから」
実際夏油ならすぐに飛んできてくれそうな安心感がある。
「あの、夏油って昔から強いんですか?」
「たしかに気になる」
強さに興味がある拳藤が尋ねる。柳も興味があるようだ。
「そもそも私が傑に会ったのって去年だからね?ずっと一緒にいるから勘違いしがちだけどまだ新しい関係なんだよなぁ。でも、その時から恐ろしく強かったよ」
志村は昔を懐かしむようにそう言った。
「夏油クンの性格はァ、そのままデスか?ワタシ、日本語分かんない時タクサン有りマス。夏油クン丁寧に教えてくれマス」
「私、運動苦手なのに夏油くん、怒らないで何度も教えてくれるノコ」
角取と小森は夏油の性格が気になるようだ。拳藤と柳の夏油の過去を知る二人は渋い表情になる。
「そうだな……傑は内に入れた人にどこまでも優しい。でも反対に敵対したら情け容赦ないよ。そんな二面性がある。皆も薄々感じてたと思うけどね。でもきっと心の奥底は優しさで溢れてるんだ。だからいつか私が傑の心を救ってあげたい。それが家族ってもんだと思う。彼がどこに行こうと私だけは付いて行ってあげなきゃいけないのさ……って私は何言ってるんだろうね……」
志村は自分で言っていて恥ずかしくなってきた。
「そういうのいいな」
「素敵な関係」
「ほぼ夫婦じゃん」
「神の祝福がありますように」
「ん!」
B組女子は面白がっている風でもなく、微笑ましい関係を純粋に羨ましがった。
「そう言われると照れるな……そろそろ出ようか。のぼせてしまうよ」
志村がそう言うとB組女子一同は風呂を上がった。その後軽食を食べて部屋に引き上げる。
部屋でお喋りしたりしているうちに夕食の時間になっていた。部屋を出て食堂に向かう。
ここで志村はミスを犯した。B組の面子には顔がバレているので隠していなかったが、ここにはA組もいたのだ。フェイスベールを付けずに出歩いているところにA組と遭遇してしまう。
「お、B組女子じゃん!今から夕飯?」
「薄着の女子……より取り見取りだぜ……」
「峰田くん!そういうのは止めないか!」
「拳藤さん!今朝振りですわね」
A組はほぼ全員が揃っているようだった。見当たらないのは爆豪くらいなものだ。
「あれ?そこの美人の大人の女性はだあれ?」
「見たことない人ね。ここの方かしら?」
「誰誰?」
「綺麗な人……」
やはりこの中だと志村の存在が目立ってしまう。
「あ、レヴナントさん、顔のベール付けてないよ……」
柳が志村にそう言う。だがもう手遅れだった。志村がどうしたもんかと悩んでいると、そこに夏油が割って入ってきてくれた。
「……どうしたんですか?」
志村は困った笑みを浮かべながら言う。
「それがさ……顔隠すの忘れちゃった……アハハ……」
「……みたいですね。どうします?」
「この際だから私が呪霊であることは言っていいよ。それ以外は……」
「わかりました」
夏油はそう言ったかと思ったら志村の肩を抱いて言い放つ。
「この人は
夏油の唐突な発言にポカンとするA組。
「いや、待て待て……」
「すまん、わからない」
「口説いてるだって!キャー!」
「はぁ?あんな美人で巨乳なお姉さんが⁉はぁ?」
混乱が収まらないA組。それを見かねて志村が自分で話し始める。
「えっと今紹介してもらったので大体あってる。ここにいる夏油傑の呪霊兼保護者兼家族兼パートナー兼戦友かな?まあ肩書はそんなに重要じゃないけど傑の呪霊ってことだけ覚えてもらえれば……」
志村がそう言った時点でも混乱したままだ。
「つまりは私が個性で作り出した呪霊というわけだ。納得してもらえたかな?」
夏油がそう言うとなんとなく理解してきたA組。
「つまり夏油が個性で作ったってこと⁉」
「え、ほぼ見た目人じゃん」
「常闇のダークシャドウみたいな感じか?」
「I・エキスポにいた人だ!」
「女作り出す個性……何でこんなイケメン野郎が持ってるんだよ……」
納得してきたA組の中でも峰田だけは方向性がおかしい。血涙を流している。
「この合宿中は私と四六時中一緒というわけにはいかないが、彼女にくれぐれも変なことしないように。したら……わかっているね?」
夏油の醸し出す普段の朗らかな態度から一変、寒々としたオーラを出す。ちなみにこの時まだ志村の肩を抱いたままである。
「ついでに言うと、彼女は相当強いから。多分この中で勝てるのはいないんじゃないかな?」
合宿中にどうせバレるし、牽制の為に志村の実力を少し話す。
「え⁉」
「マジ⁉」
「筋肉はありそうだけど見た目普通の女性だぞ?」
「すごい個性持ってるのかな?I・エキスポのコスチュームから察するに露出が多かったから体から放出する個性かな?それとも……」(ブツブツ)
「ん?でも体育祭では出てなかったよな?」
確かに体育祭では志村は登場しなかった。
「彼女はシャイでね。それに……チート使ってクリアしても面白くないだろ?まぁ使わなくてもイージーモードだったんだが……」
隙あらば煽りに行く、それがナチュラルクズ夏油傑である。
「あぁ、誤解しないでくれよ。手を抜いたのは爆豪と戦った時くらいで、あとはその時々の縛りプレイをしていただけさ。だから気を悪くしないで欲しい。もし気に障ったなら謝るよ」
夏油は止まらない。それも志村から自分に意識を向けようとしているからだろう。きっと……多分……
「もう夕食の時間だな。では到着の遅かったA組の皆さん、お先に失礼するよ」
そう言って夏油は志村の肩を抱いたまま去って行った。B組女子も付いて行く。
「なんか……ごめんな……私じゃあいつを止めるのは無理なんだ」
「ごめんね」
「夏油さんは後で懺悔の時間が必要ですね」
「悪いね」
「ん」
「すまないノコ」
「ソーリーね!」
残されたA組は唐突に煽られたショックを受けていた。
「何か俺たち無駄に煽られただけじゃね?」
「やっぱあいつ物間とは違うベクトルでおかしくねえか?」
「一先ず爆豪がここにいなくて良かったぜ……」
「いたら間違いなく喧嘩だぞ」
「かっちゃん、諦め悪いしね」
「夏油くん、やるねー!あんなに情熱的だったら嬉しいよね!」
「正直見てるだけで顔アツイ……」
「殿方というのは本気だとああなりますのね……まさかあの時の方だとは思いもしませんでしたわ」
「これはあの方も女子会に呼ばなければ!」
男子と女子とで反応は分かれている。男子はムカつき半分、恐れ半分。女子はこれから恋バナに呼ぼうとしている。
そんな中、峰田はと言うと……
「強くて、イケメンで、背が高くて、エリートで、個性で彼女まで作れるなんて…………リア充爆発しろ!ちくしょうがあああああ!!」
峰田の叫びが夜の森に虚しく響いて行った……