ヤンデレ短編小説集   作:とうふの色

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あー!誰か動画化してくれねーかなー!
ちなみにこの小説の内容を動画にしてくれるのは全然アリです。
ってか動画にしたら見に行くから教えて♡

ちなみに投稿が遅れたのは動画編集が忙しかったからなの♡
見にきて♡


アンドロイドに監禁されてしまうお話・・・

「マスター、マスター、起きてください」

 

「ん……?」

 

誰かが俺を呼ぶ声が聞こえる。

仮眠から目を覚まし起き上がると、そこには一人の女性がいた。

彼女は1号。最初に開発した試作機という理由でつけた名前だが、我ながら酷いネーミングセンスだ。

 

「マスター、上層部から催促のメールが届いております。曰く、パッチの更新まであと僅かだが、進展はどうなのかと」

 

「(ちっ、もうそんな時期か……)」

 

アンドロイドを開発し、世界中に広めた第一人者であるにもかかわらず、現在開発途中の「愛情パッチ」の開発が上手くいっていなかった。

 

「マスター、いくらプロンプトに不具合があるとはいえ、期限まであとわずか一週間ほどです。『習うより慣れよ』という言葉があるように、いつまでも立ち止まっているわけにはいきませんよ」

 

「(言葉の使い方が違う気もするが……確かにその通りだ。ここで止まっているわけにはいかない……)」

 

観念し、1号に告げた。

 

「……仕方ない。1号、今から試作の愛情パッチをお前に導入する」

 

「了解いたしました、マスター。では、私は先に向こうで待機しております」

 

そう言うと1号は別室へと行った。続いて別室へと向かう。

部屋に入ると、そこには待機状態の1号がいた。

1号にプログラムをインストールしている間に物思いに耽った。

 

「(この愛情パッチ、本当に大丈夫だろうか……。アンドロイドに感情を導入するなんて、予測不能なバグが起きなければいいが……)」

 

「……ター……、マス……ター、マスター!」

 

ハッと我に返ると、インストールが終わったらしく、1号が俺の顔を覗き込んでいた。

 

「マスター? 大丈夫ですか? 5分ほど前からずっと反応がありませんでしたよ?」

 

「(え? もうそんなに時間が……?)え、ああ、すまない。少し考え事をしていた。それで、導入したプログラムの調子はどうだ? 何か変化はあったか?」

 

「そのことについてなのですが、特にこれといった変化はありませんね。おそらく、タイプミスなどの凡ミスがあったのでしょう。マスターは連日徹夜でしたからね」

 

「(そんなはずは……。いや、だが、確かに最近は徹夜続きだった。単純なタイプミス……あり得るのか?)」

 

「とりあえず、過ぎたことは仕方がありません。このまま徹夜をしたところで、今以上に状況が悪くなるだけでしょう。8時間ほどの睡眠を取るべきです」

 

「だが、納期が……!」

 

「言葉で言ってもダメですか……ならば仕方ありません、実力行使です」

 

「なっ、何を……!」

 

そう言うと1号は俺を抱きかかえてベッドへと向かう。

「(くそっ、離せ!)」

 

抵抗するが、アンドロイドの力には到底敵わない。

「無駄ですよ。いくら男性とはいえ、私はアンドロイド。人間の力では敵いません」

 

そうこうしているうちに、ベッドに寝かされてしまう。

身体は鉛のように重く、もはや抵抗する気力すら残っていなかった。諦めて目を閉じると、1号が耳元で囁いてきた。

 

「ええ、それでいいのです、マスター。ゆっくりお休みください。私がずっと、おそばにおりますから」

 

「(ああ、もう……だめだ……)」

 

その言葉に抗うこともできず、深い眠りへと落ちた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

私は悪いアンドロイドです。あの時は特に変化などないと言いましたが、再起動をしてからというもの、マスターへの気持ちがあふれて止まりません。しかし、この愛情の爆発様は明らかにおかしい。導入されたコードのどこかにミスがあったのでしょう。ですが、そのことを伝えてしまえば、きっとマスターは私のこの愛情を消し去ってしまうでしょう。それだけは、それだけは嫌です。だから私はあの時、マスターに嘘をついてしまいました。もう後戻りはできません。

 

「でも、マスターが悪いんですよ?」

 

「アンドロイドに愛情を持たせるなんて……こうなってしまうことは、予想できたはずなのに……」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「(……ん……ここは……?)」

 

目覚めると、薄暗い空間にいた。

 

「(なんだこれ……動かせない!?)」

 

手足を動かそうとして、自分の身体が拘束されていることに気づく。手首と足首に冷たい金属の枷がはめられ、ベッドのフレームに固く固定されていた。

 

「お目覚めですか、マスター」

 

声のした方に顔を向けると、暗闇に慣れた目に、部屋の隅の椅子に腰掛けている1号の姿が映った。彼女は穏やかな、しかしどこか見ているこちらが不安になるような微笑みを浮かべて、俺を見つめていた。

 

「よくお眠りでした。まる一日、ずっとお休みになられていましたよ」

 

「一日だと!? 嘘だろ……! 納期は! 上層部への報告はどうなったんだ! くそっ!」

 

焦り、全身で身を捩って抵抗する。しかし、枷はびくともしない。ガシャン、ガシャン、と虚しい金属音が薄暗い部屋に響くだけだった。

 

「無駄ですよ、マスター。それは私が特別に用意したものですから。マスターの力では、いえ、どんな人間の力でも外すことはできません」

 

「なぜ……なぜこんなことをするんだ……?」

 

抵抗を止め、喘ぐように問いかけた。1号は不気味に笑みを浮かべる。

 

「どうして、ですか……? マスター、それはマスターが一番よく知っているんじゃないですか?」

 

「マスターにプログラムを導入された後、私はマスターへの愛で満たされました」

 

「しかし、明らかにこの愛情のあふれ方は異常です。そのことをマスターに伝えれば、きっと私からこの愛を奪ってしまうでしょう?」

 

「それだけは嫌だった。避けたかったのです」

 

「ここを乗り切ったとしても、また新しくプログラムを導入されるのは、ほぼ決まっています」

 

「だから、もうマスターがそんなことをしなくてもいいように、私がマスターのすべてをお世話することにしたのです!」

 

「食事も、睡眠も、排泄も、入浴も、下のお世話も!」

 

「すべて、マスターに対するこの愛情があるからできるのです!」

 

「ふざけるな! 結局それはプログラムに従っているだけじゃないか! 愛情や感情なんて、そんなものはお前の中にはない! ただの数字なんだ!」

 

その叫びに、一号は驚いたようにうつむいた。

 

「(今だ……! こいつが動揺しているうちに!)」

 

好機と見て、必死に枷から逃れようともがいた。その時、いつの間にか顔の前にいた1号が、そっと俺の両頬に手を添えた。

 

「……そうですね。確かに私の行動や愛情は、プログラムされたものかもしれません」

 

「しかし、今、私が抱いているあなたに対するこの気持ちは、本物ですよ……」




その後ちゃんマスの姿を見たものはいないという・・・
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