無冠の王 トイボックス   作:カグ槌

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IFルート 被験体の進化における考察

 

 

もしも 何か変わるとどうなるか?

 

 

それはある世界で改造を施された青年は異世界で魔王と呼ばれていたのである

 

 

???

 

 

そこにいる1人の青年は

 

 

「何このお菓子!!超美味え!!」

 

 

笑顔でお菓子を頬張っていた

 

 

「へぇ黒飴って言うのか……毎日お菓子が食べられるなんて幸せだよ……ん?」

 

 

青年は自分の腹部を見るなり服を捲って腹部を露出すると そこには人にはない鬼瓦を思わせる黒い口型のベルトが埋め込まれていたのだが

 

 

その中から ポン!と出てきたのは

 

 

「おぉ初めまして!!君は…ブルキャンスパイシー?」

 

「!」

 

 

「そっか、よろしくね!…ん〜美味しい〜…な、チョコルド!」

 

「!」

 

 

と笑顔で新たな仲間を歓迎する青年は新しいお菓子の袋を開けて中身を頬張るのである

 

 

「おい、ハルト」

 

 

そこに現れたのは気怠げな雰囲気を纏う背の高い美男子は面倒くさい態度を崩そうとはせずにいた

 

 

「ん?ラキアン?」

 

 

「ラキアだ、はぁ……ダル…デンテから依頼だ行くぞ」

 

 

「えぇ!またぁ!!本当に人使い荒いよぉ」

 

 

青年 ハルトは露骨に嫌な顔をするが

 

 

「しゃあない、デンテさんの頼みなら答えないとな……それに新しい力を試す良い機会だとポジティブに考えよう」

 

 

すぐに気を取り直すのであった

 

 

「また新しいゴチゾウが生まれたのか?」

 

 

「おうよ!見てくれ!黒飴食べたら出てきた…名前はブルキャンスパイシーだ!」

 

 

ジャーン!と見せびらかすようにゴチゾウを見せるが

 

 

「どう使うか分からないが?」

 

 

「んじゃ早速やってみよう!」

 

そう言うとハルトは腹部のベルト…黒ガウにゴチゾウを装填するのであった

 

 

『BITE CANDY BITE CANDY BITE CANDY!』

 

 

そして黒ガウについたレバーを回してスイッチを押し込むと ゴチゾウを中心にエネルギーが四輪バギーへと変異する

 

 

『ブルキャンスパイシー……yummy』

 

 

「うおおおお!念願のバイクだああ!乗れよラキアン!」

 

 

「バイク?だからラキアだって…はぁ、ダル…」

 

 

「よっしゃあ!!いざ鎌倉ァ!」

 

 

「鎌倉?その前にお前…免許持ってるのか?」

 

 

「普通免許はあるよ?」

 

 

「普通免許?…おい待て…それって「んじゃ出発!!」っ!」

 

 

 

ラキアの静止も無視したハルトは奇抜なバイクで駆け抜けたのは言うまでもない

 

 

 

さて この世界についてだが…先ず大前提として人間が謎の失踪を遂げるというのと ノイズという化け物が街を歩いていると言う事以外は普通の世界である……普通って何だろう?

 

 

そして此処とは違う世界 グラニュート界では最近 色んな人間世界側の問題が世界の壁を超えて襲われているらしい、ラキアはそんなグラニュート界に現れたノイズの調査に派遣されたエージェントという訳だ…俺は昔、ある世界で飢え死にしかけた所をデンテさんに拾われた結果 体を改造してもらった元人間だがな!

 

 

「おい待て、ハルト…お前本当に免許持ってるんだよな荒っぽいぞ」

 

 

「おうとも!この俺に乗りこなせない馬はない!ノリと勢いがある俺を舐めんなよ!!風になってるぜえええええ!!」

 

 

「これは馬じゃない…バイク…」

 

 

「ヒャッハーーーーー!!」

 

 

豪語するハルトであった運転の道中で明らかにバイクではあり得ない浮遊や回転、ドリフトすら決めていたのである

 

 

 

「物理法則にまで反逆しやがって…」

 

 

「黙ってた方が良いぜラキアン、舌噛むぜ!!」

 

 

「!!!!」

 

 

 

そのままブルキャンはトレーラーの傾斜を利用して浮遊までかましたのであった

 

 

そして着地するとヘルメットを脱いで

 

 

 

「いやぁ!楽しかったな!」

 

 

「お前…運転下手すぎ……気持ち悪い」

 

 

グラニュートの三半規管を揺らす程の運転とは…と思わざるを得なかった

 

 

「そう言うなって、お陰でパーティには間に合ったぞ?」

 

 

とハルトの目線の先には蠢くノイズの群れ

 

 

「はぁ…消えてくれれば良かったな」

 

『ブラスタムギア』

 

 

ラキアは怠そうなテンションのままバックルを取り出して腰につける

 

 

「まぁまぁ、丁度良いじゃないの食後の運動にはさ」

 

ハルトは同じように腰の黒ガウにゴチゾウを構える

 

『Cookie』

 

 

「グミじゃないのか?」

 

 

「グミはさっき食べてないから補充出来てない!それと俺のクッキーの方が体に馴染む!」

 

 

「……小言は後にしてやる行くぞ」

 

『カップオン』

 

 

「えぇ…小言が確定なのは泣けて来たよ」

 

『Cookie…BITE Cookie BITE Cookie BITE Cookie!』

 

 

2人はベルトにゴチゾウを装填するとラキアは髪を捻りながらいると 展開したプリンカップに溶液が満たされていくとレバーを倒す

 

ハルトは背後に既製品の箱に並べられたクッキーが現れ、レバーを回しボタンを押し込む

 

 

 

「「変身!!」」

 

 

ラキアはカップの液体が満たされプリンになるとスプーンがそれを削り装甲へと変化させると現れたのは1人の戦士 仮面ライダーヴラム

 

『プディングヴラムシステム!』

 

 

ハルトは背後のクッキーが『砕かれ(ブレイク)』るとその破片がハルトに纏い装甲となる現れた戦士 仮面ライダービターガヴ・ブレイクッキーフォーム

 

『ブレイクッキー…yummy』

 

 

 

「さぁて!お仕事始めますかぁ!」

 

 

ビターガヴは腹部から刃が波打つフランベルシュ型の刀剣 ビターガヴガブレイドを黒ガウから呼び出すなり敵目掛けて突貫するのをヴラムはやれやれと呆れながらも援護する為にチェーンソーと弓が合体した武器 ヴラムブレイカーの弦を引き エネルギー矢を放ち弾幕射撃をするのであった

 

 

 

「はははは!オラオラ!!」

 

 

ビターガヴガブレイドを手足のように振り回しノイズを両断して灰化させて回るビターガヴは

 

 

「おいおい無抵抗なのはつまらねぇな!かかってこいよ!ハリー!ハリー!」

 

 

挑発するも人ではないからこそ反応がない、ノイズ達も活動限界が近いからか体が崩れ始めている

 

 

 

「もうおしまい?なら…しゃあないヴラム!」

 

 

「おう」

 

 

そろそろ残りを片付ける為に2人は必殺技を発動する

 

 

『SET』

 

 

『BEAT you BEAT you BEAT you…』

 

 

ヴラムはどっプリンゴチゾウをヴラムブレイカーに装填、ビターガヴはベルトのレバーを再度回転させてエネルギーをチャージするのである

 

 

「終わりだ」「フィニッシュは必殺技ってね!」

 

 

『ヴラムシューティング』

 

『ブレイクッキー…エンド』

 

 

無数のエネルギー矢による弾幕射撃と 現れたクッキー型エネルギーを蹴り砕いて散らばったエネルギーがノイズを巻き込んで爆散するのであった

 

 

「っしゃあ!お仕事完了!」

 

「帰るぞ」

 

 

そして変身解除した2人は普段通りのテンションに戻り

 

 

「あ、その前にコンビニでお菓子買ってこーよ!あの人にもお土産買わないと」

 

 

「そうだな」

 

 

「帰りもブルキャンスパイシーで帰ろうぜ!」

 

「断る」

 

 

「えええ!そっちのが早いのにー」

 

 

「命が大事だからな」

 

 

「俺の運転は危ないと!」

 

「危ない」

 

 

「ラキアン辛辣ぅ!」

 

「ラキアだ」

 

 

と2人は夕陽に沈む街を放れ、近くのコンビニでお菓子を買って帰るのであった

 

 

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