無冠の王 トイボックス   作:カグ槌

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アビドス編1

 

 

仮面ライダーエボルとマッドローグにして普通の青年、常葉ハルトは地球外生命体のエボルトと協力して地球を滅ぼしたのであった」

 

 

「これにて完!とは行かないなぁ」

 

 

「さいですか、そして流れ着いた場所にいた惑星型トランスフォーマー ユニクロンを仲間にして一路キヴォトスに」

 

 

「そこで出会ったのは…「俺ダァ!」そうコイツ、破滅型の快楽主義者のキルバスだ」

 

 

「お前の兄というステータスが抜けているぞ!エボルトおお!」

 

 

「とまぁ何やかんやで皆と力を合わせてキルバスを倒したのだけど…何故か俺に取り憑いていたのであった…どうなるアビドス!」

 

 

 

 

さて前回 何やかんやでキルバスを取り込んでしまったハルトは現在

 

 

「何という事でしょう…あのコンクリート剥き出しだった廃屋が見違えましたね…」

 

 

アビドスにある廃屋を無許可でリノベーションしていたのである!

 

 

『おい大丈夫なのか?』

 

 

「何が?」

 

 

『建物を勝手にリノベーションしているが』

 

 

「大丈夫…ベルナージュさんだってお前から逃げる為に別の場所にnascitaを捩じ込んだだろう?アレも大丈夫ならコレも…ほら見て見て、頑張って冷蔵庫をくり抜いて秘密の地下室に繋いでるんだ」

 

 

『いやいや良くないだろ、常識を考えろ』

 

 

その言葉にハルトは笑顔で

 

 

「おいおいどうしたよエボルト、感情を戦兎さんに植え付けられてからか?そんな地球人みたいな考え方をするなんて…宇宙人が地球の常識を語るなよ」

 

 

『俺も10年くらい住んでたが?』

 

 

「あぁ…10年いればバカでも常識位は覚えるよな…俺なんて20年近く生きてたのに常識なんて覚えてない…大いなる責任?何それ!」

 

 

『な、殴りたいこの笑顔…』

 

『おい人間…頭打ったか?』

 

 

 

「大丈夫だよ…楽しいんだよ1から何かを作るってのが」

 

 

『よし、それなら俺が壊してやろう!』

 

 

ドヤ顔なキルバスに対して

 

 

「なぁエボルト、ブラッド族ってどうやったら消滅する?」

 

 

『良い質問だな…丁度手頃なのがいるから実演してみせるか』

 

 

「よしキルバスを狩るか」

 

『OK、良いだろう』

 

 

『おい待て!……ん?あの照明装置、何処かで見たような気がするが…』

 

 

その照明はキューブ型をしていたのであった

 

 

 

「あ…ナツキから呼び出されてんだった」

 

 

 

と外に出る、まぁこれが自分の日常である

 

 

そして今日やってきたのはシャーレの先生 野田ナツキの職場である連邦生徒会である

 

来たは良いが

 

 

「さぁハルト、教えろお前は何を隠している!」

 

 

何故かナツキに尋問された

 

 

「俺が知っているのはナツキの性癖だが今はお前の名誉の為に隠している!」

 

 

その言葉に連邦生徒会の面々は目を見開いたのである

 

 

まぁムカついたのでナツキを攻撃してやることにした

 

 

「それは隠したままでいろ!」

 

 

「あーどうしようか!お前がこんなつまらないことをする奴なら俺は、お前の秘密を素直に話してやろうかぁ!おーい!ナツキの性癖を聞きたい人がいるなら扉を開けてくれぇい!」

 

 

「リンちゃん!?お願いだから入ろうとしないで!?そんなに俺への弱みを握りたいの!?」

 

 

扉を抑えるナツキに対してハルトは両足を机の上に乗せて太々しい態度を見せる

 

 

『こ、コイツ…尋問されてる側なのに逆に脅しているだと…』

 

 

流石のエボルトも動揺を隠しきれなかったがハルトは臆面もなく

 

 

「悪いなエボルト!俺の頭と選択肢には攻撃と突撃しかないんだよ!」

 

『守ることを覚えろ!それとこの間までの冷静さはどこへ行った!』

 

 

「そこに無かったら……無い!!」

 

 

キメ顔で言っているが

 

 

『おい待て…俺はこんな奴に負けたのか!?』

 

『どうしたハルト、この間までのお前は何処へ消えた!』

 

 

「これには深い理由があるんだよエボルト、キルバス」

 

 

『な、何だ……その理由とは…』

 

 

「実は………今朝…」

 

 

ーーーー

 

 

数時間前

 

 

「あ…やっぱり廃屋だから電気は通ってないか……となると夜間照明がない…いや流石に蝋燭とかも毎日使えないか…火事とか怖いし…ユニクロンに照明頼んでもそもそもの電源がない…変わりに何か光りそうなものと言えば…………あ」

 

 

ハルトは何を思ったかユニクロンから送られたパンドラボックスを天井に吊るしたのである

 

 

「これで……良し…早速、点灯式だ!見せてくれブラッド族パワー!」

 

 

パァアアアアアアアア!!!

 

 

「こ、これだ!この明るさがあああ!」

 

 

ーーーー

 

 

そして今 

 

 

「そう…あの時、リノベーションした部屋に照明が無かったから照明変わりにパンドラボックスを使ったんだ…そしてあの光を全身に浴びたらこうなった!正に生まれ変わった気分だよ!」

 

 

「何してるの!?それ好戦的になる光じゃん!」

 

 

やはりハルトはハルトであったのである

 

 

『水溜まりより浅い理由だったな』

 

 

「え?けど」

 

 

『ライトフルボトルを使え』

 

 

「あ…しまった…一生の不覚です…」

 

『待て、この人間はパンドラボックスの光を照明感覚で浴びたのか!頭おかしいぞ!』

 

『おい、コイツに言われたらおしまいだぞ?』

 

 

「大丈夫!これからの俺は今までの知的な演算能力に加えて更に狂気を活かせる男になったからな」

 

 

『こいつ…内海より酷い』

 

 

「んじゃ杖をへし折ろう」

 

 

「じゃない!真面目に答えてくれ!お前はキヴォトスに何しに来たんだ!」

 

 

「それはこっちの台詞だけど?何であのブラックホールに吸い込まれたのに生きてるの?」

 

 

「っ!」

 

 

「アレの食べ残しに興味なんてない…もう帰る……けどブラッド…ペットにするなら首輪と躾はちゃんとつけておけよ」

 

 

「っ!」

 

 

ハルトの言葉にナツキの右ストレートが顔面に向かうがその手は掴まれる

 

 

「ははは、まさか俺達と戦って勝てると思ってる訳?」

 

 

「この世界を前の世界と同じにさせない…先生として生徒は俺が守る!」

 

 

「なら証明してみせろ偽者のヒーロー!」

 

 

煽るように互いのベルトを見せ合うのと

 

 

「待ってください」

 

 

「リンちゃん?」

 

 

「誰がリンちゃんですか」

 

入ってきたメガネをかけた理知的な女性 現連邦生徒会長代理の七神リンである

 

 

「貴方も先生と同じように変身が可能なのですか?」

 

 

「出来るけど?」

 

 

「そうですか…そしてあのカタカタヘルメット団と共謀していた謎の赤い戦士を倒したと」

 

 

 

「だな」

 

『俺は生きてるけどな』

 

ー黙れキルバスー

 

 

その言葉に ほぉ と頷くリンは一つ提案をする

 

 

「それに先生とは知己でもあると……一つ提案ですがシャーレで働きませんか?」

 

 

「は?何言ってるの?」

 

 

と思っているが彼女達からするとキルバスやブラッドをボコボコに出来る奴を放置出来ないらしいのと

 

 

「それと有事の際に先生の護衛をお願いしたいのです私達は連邦生徒会としての仕事もありますので先生に遠慮なく言える方がいればと」

 

 

「断る!」

 

 

即答であった………しかし

 

 

 

「もし断るのでしたら」

 

 

「お、何だ?やるか?」

 

 

 

「せめて先生の性癖だけでも教えてくれませんか?」

 

 

「お安い御用だ…実はナツキは…」ゴニョゴニョ

 

 

「そんな!先生は…」

 

 

その言葉に頬を赤らめるリンに思わず

 

 

「リンちゃん辞めて!ハルトもカミングアウトするのは辞めてよ!てかお前、俺忘れてるとか嘘だろ!」

 

 

慌てて2人を止めるとナツキはゼーハーと疲れを示しながら

 

 

「取り敢えず…アビドスの解決まで助けてくれないかい?」

 

 

「やだ」

 

 

「協力してくれたら柴関ラーメン食べ放題」

 

 

「おいテメェ、何してんだ!ボサっとすんな!さっさとアビドスに行くゾォ!!」

 

『何をしているんだ行くぞエボルトおおお!』

 

『おい待てええ!』

 

 

ピュー!と風のように駆け抜けたハルトに対してナツキは

 

 

「ラーメンで買収出来たよ……チョロ…」

 

 

やれやれと肩を竦めるのであった

 

 

「あ、あの…」

 

 

「大丈夫だよリンちゃん、ムカつくけどアイツ強いから」

 

 

「先生が小柄で金髪の子が好きと聞いたのですが」

 

 

「誤解だから辞めてね!」

 

 

「そうだぞリンさん、ナツキは前に背の高い褐色系美少女が好きだと言ってたぞ!」

 

 

「ハーールーートおおお!!」

 

 

「よし逃げるぞ!」

 

いつでも煽る心を忘れない それがハルトであった

 

 

そのまま全力でアビドス目掛けて逃げるのであった

 

 

「全く…お前って奴は!」

 

 

「良いじゃん別に…」

 

 

とナツキに叩かれてタンコブを作ったハルトだが案内された廃校対策委員会の面々と邂逅を果たすが

 

 

「うへ……あ、お…おはよう」

 

 

「おはよう」

 

 

あの日以来何故か小鳥遊ホシノが他所他所しいのは気になるな…ふむ……確かこういう時は…

 

 

「今日も変わらず君は可愛らしいな小鳥遊ホシノ」

 

 

女性は褒めると喜ぶと、かの紅音也さんは言っていたが

 

 

「うへぇ!」

 

 

おかしい更に顔が赤くなってしまった…何故だろう?と首を傾げると

 

 

『このボケナス!!』

 

 

何故かエボルトに怒られた、解せん…

 

 

だが皆が集まり廃校の対策をしようと話し出す

 

まずは黒髪ツインテのセリカちゃん…何か怪しい商法に手を出していた…ふむ、これは危ないと皆が止める

 

 

次に小鳥遊ホシノの提案は生徒を増やすというもの…その為に

 

 

「他校のスクールバスごと拉致すればOK!」

 

 

「バスジャック!?」

 

 

「それは良い考え…何処にするトリニティ?ゲヘナ?それともミレニアム?」

 

 

その提案に砂狼シロコも賛成すると

 

 

「そう言う事なら俺も協力しよう…何、荒事なら大歓迎だ…任せろ」

 

 

「おい待てハルトさんは大人として流石に辞めてくれませんかね!?」

 

 

「いやならバトルドロイドを使えば良い、実は最近高性能なコマンドードロイドやマグナガードドロイドってのがあってだな」

 

 

「却下です!!」

 

 

会議の進行役であるアヤネに却下されたので全員沈黙 だがシロコは

 

 

「ん、銀行を襲う」

 

 

「銀行強盗!?」

 

 

「大丈夫、現金輸送車のルートや監視カメラ、警備態勢など諸々把握しているから完璧に出来る」

 

 

「いや、それはダメだ砂狼シロコ」

 

 

「お、おぉハルト…」

 

 

ハルトはゆらりと立ち上がりシロコを止める

 

 

「何故?」

 

 

「そんなのは簡単だ」

 

 

そうだ銀行強盗をやるのは良くないと教えてやってくれ!とナツキはキラキラ目を輝かせていたが

 

 

「実は銀行とはその仕組み上 他の企業や人に金貸しをしてるから銀行の金庫そのものには金がそんなにないしそれに向こうも対策をしてくる、それなら銀行に保存されてる顧客の口座の数字を改竄する方が儲かる、現金よりもデータを書き換える方が良いんだ」

 

 

違った、より悪質な犯罪のやり口を説明しやがった!とナツキはドン引きしている

 

 

「っ!それは盲点だった…」

 

 

「だから銀行のシステムにアクセス出来れば、俺がハッキングしてアビドスの電子帳簿などを改竄する、すると知らない内にアビドスの口座には大金が入っていると言う訳だ」

 

 

「っ!私は貴方を見誤っていた…中々に頭がキレる」

 

 

「あぁ世の中、『ココ()』を使わないとだよ、まぁ任せて…悪い大人の手口を見せてやる」

 

 

『何故だろうな。お前が言ってはいけない言葉な気がするぞ』

 

 

「そうか?まぁ良い」

 

 

「却下です!犯罪はダメですよ!!」

 

 

「そうだぞハルト!そんな真似したらダメだって!」

 

 

「だが俺の知ってる警察官は…自分の汚職の証拠隠しで人にモンスターをけしかけていたが?」

 

 

「何故そこでドライブを思い出さない!?」

 

 

「っ!そうだった……俺として事が…大事な事を忘れていたぁ…」

 

 

「そうだ良く思い出したな、そうだ悪い事をすると仮面ライダードライブがやってきてお前を捕まえるぞ?」

 

 

その言葉にハルトはガバッ!と顔をあげて目を輝かせる

 

 

「え、そうなの!じゃあ今すぐその辺の銀行を二、三ヶ所襲って来るよ!なぁに金庫の金もごっそり貰ってくるぜ!!」

 

 

「ん、楽しみにしてる」

 

 

 

「よし……行くぞエボルトおおお!」

 

『何してんだコイツ』

 

ーいいかキルバス、銀行を襲えば俺達は毎日、柴関ラーメンがトッピングマシマシの食べ放題だ!ー

 

『おい何をしている!行くぞエボルトおお!』

 

 

「『ラーメンの為にぃ!』」

 

『もう嫌だコイツら自由過ぎるだろ!!』

 

 

「辞めなさい!!」

 

 

ナツキに怒られた……解せん

 

 

そしてノノミの提案はアイドルと…ふむ

 

 

「小鳥遊ホシノの魅力に気づいた有象無象が来る(その神秘やら力を他所の勢力が狙ってくる)のは困る彼女の魅力を知っているのは俺だけで良い」

 

 

「!!!!」

 

 

「だから何故顔を赤くするのだ小鳥遊ホシノ?」

 

『だから伏せてる部分を声に出せええ!』

 

 

何故かエボルトに怒られた…ふむ人間の感情とは難しいな

 

 

「そうか…」

 

 

『な、殴りたいぞ…この笑顔!』

 

 

「しかしそうなるとナツキ…アビドスの借金がお金で解決するなら俺に良い考えがある」

 

 

「ふ、不安しかないんだけど…」

 

 

「適当な会社をハッキングして機密情報や顧客情報を抑えて、それを元手に企業へ身代金を請求する」

 

 

「まさかのランサムウェア!?」

 

 

ランサムウェア…速い話が企業をハッキングして得た情報を人質に身代金を貰うという犯罪です

 

 

「任せろ、先ずは大企業であるカイザーコーポレーションなる会社にランサムウェアを仕掛ける…大丈夫だ、俺はエボルトと地球を滅ぼす時に世界中の軍事施設をハッキングして保有されてたミサイルを全世界にばら撒いた実績があるハッキングはお手のものさ証拠一つ残さない」

 

 

「辞めなさい!!つかあの世紀の大事件起こした犯人はお前だったんかい!!」

 

 

「科学の行くつく先は破滅、それを証明したまでよ」

 

 

「エボルトおお!あのバカの情操教育どうなってんだ!」

 

 

『すいません!』

 

 

「もっと誠意を込めて謝れよ飼い主いい!」

 

 

『すいません!だが、まさかあの子が…世を儚んで…この世は全て虚しいものと諦観してたあの子が元気に前向きになれて…うぅ…ははは…これだから人間は面白い』

 

 

「美談ぽく誤魔化すな!!アレ、お前の悪感情をモロに受けてるだろう!」

 

『それは違う、パンドラボックスの光を浴びて奴の中にある悪の心が健全に育った結果だ』

 

 

「それか最悪、連邦生徒会名義で債権を勝手に大量発行してアビドスの借金返せばOKだし」

 

 

「それだ!」

 

 

「ダメだよ!?ホシノ、そんな真似したら大変なことになら!!俺がユウカに怒られるぅ!」

 

 

 

「いや連邦生徒会に怒られろ」

 

 

後にとある事件で その考えを実行した者がいるとはナツキ達が知るのは少し先の話である

 

 

「それよりカイザーへの攻撃なら、おじさんも協力するよ」

 

「ん、私も手伝う」

 

 

「よし、じゃあ始めるか」

 

 

「2人もハルトを煽らないでくれ!!」

 

 

その後 マジギレしたアヤネの怒声にハルト達は大人しくなるのであった

 

 

 

そして柴関ラーメン

 

 

「あぁ……美味しい…」

 

『あぁ…脳内でビックバンが起こってるぞ』

 

 

『コイツらを大人しく出来るラーメンを作れる大将には尊敬しかないな』

 

 

恍惚とした顔でラーメンを味わうハルトとキルバスにエボルトは疲れから来る声にドン引きの感情と大将への敬意を示していた

 

「大袈裟じゃない?」

 

 

「そんな事はないんだよ」

 

 

そう話していると扉の向こうからオドオドした声でこの店で安いメニューを尋ねる子 その値段を聞いて安心したのか4人の女の子が入ってきたのである その話的に4人で一杯のラーメンをシェアしようという…それを聞いた大将は明らかに大盛りなラーメンを手を滑ったって事で提供したのである

 

 

「た、大将…かっけぇ…」

 

『語彙力』

 

 

あんな大人がいるなんて、この世界も捨てたものではないなと感動していると どうやら彼女達は何でも屋で この辺にはお仕事で来たらしい 頑張ってるなぁと思ったハルトは

 

 

「何か困った事があったら相談しなよ、力になれると思うから……そこにいるシャーレの先生が!」

 

 

「いや俺かよ!お前も頑張るんだよ!」

 

 

と指差したのであった

 

 

「あ、貴方がシャーレの先生なの!?」

 

 

「は、はい…一応シャーレの先生やらせて貰ってます」

 

 

と彼女 陸八魔アル達と暫し談笑した食後 ハルトは空を眺めると

 

 

「何してるの?」

 

 

「あぁ…宇宙と交信してるんだよ」

 

 

「は?頭大丈夫!?」

 

 

「まぁ浴びちゃダメな光を全身に浴びたよ…けど大丈夫、元気だから」

 

 

「そ、そうか…」

 

 

「しかし生徒なのに学校の借金返すとか…一体何がそうさせるんだろう」

 

 

「分からないよ」

 

 

『あんな、ちっぽけなものなのにな』

 

 

「ちっぽけだからこそ守るんだろう…か」

 

『あぁ、あの世界の破壊者だったか?』

 

 

「へぇ詳しいじゃん」

 

『お前の記憶を覗けば嫌でも詳しくなる』

 

 

「そうか…」

 

 

「なぁハルト、俺!」

 

 

「え、何…気持ち悪い」

 

 

「何も言ってないけど!」

 

 

「あ…ごめんなさい」

 

『フラれたな可哀想に』

 

 

「だから話聞いてくれよ!」

 

 

「聞く必要がない」

 

 

「先生の言葉は聞くものだよ」

 

 

「生憎、俺が慕う学校の先生は如月弦太郎先生と大杉忠太先生だけだ」

 

 

「おいマジか…」

 

 

「それに中立だ何だ言ってると本当に助けたいって思った時に組織の理念が自分の意思を拒むんだ、そんなの良くないね」

 

 

「そんな事ない、組織の理念があって公平性が生まれるんだ自分の意思だけで助けて暴れるのは大人のやる事じゃない」

 

 

その言葉に互いの思想の違いが現れていた

 

 

後に方向性の違いで分かれるような事が…

 

 

 

「ま、柴関ラーメン食べ放題の報酬があるんだ暫くは襲わないでやる」

 

 

「それは嬉しいけどライダーシステムで暴れるのは余程の時だけだよ!此処はキヴォトスだから此処のルールに従ってもらう」

 

 

「分かった、取り敢えず銃を買うか」

 

『ネビュラスチームガンの方が良いんだがな』

 

 

 

「けど男の子なら格好いい銃の一つや二つは欲しいものだろ?」

 

 

「いやいや待て待て待ちなさい」

 

 

 

そしてハルトはシャーレの予算で

 

 

「Rsh-12にするか」

 

 

50口径という極悪な外観と性能を誇るリボルバーと弾丸、整備セットを買ったのであった

 

 

「そんなの撃ったら反動で片腕持っていかれるよ!」

 

 

「大丈夫大丈夫……こんな体、壊れたって構わないから」

 

 

「急に闇深めるの辞めて…」

 

 

兎に角 一応の予備武装を手に入れたハルトであったが

 

 

 

「しまった…」

 

 

とある事情に頭を悩ませていた それは

 

 

「ドライバーの修理パーツがない…つかエボルトリガーもメンテナンスしないと…」

 

 

ライダーシステム関連の部品がないのである、これではいざという時に困る…いや待てよ

 

 

 

「その前にブラッドは何処でビルドドライバーの部品を手に入れてんだ?」

 

 

てな訳で

 

 

「この間の話、引き受けてやるよ」

 

 

「良いのか?」

 

 

「ま、俺達が長く従うかどうかはお前さん次第だ」

 

 

「それでも構わない、歓迎するよハルト」

 

 

差し出された手を繋いだハルトであった

 

取り敢えずビルドドライバーの部品を貰ってエボルドライバーに転用する、そもそもエボルドライバーを解析して人間にも使える形にしたのがビルドドライバーなので転用可能、そしてベルトの修理をハルトはしていたのだ

 

 

「ふぅ、これで良し」

 

『ま、悪くはないな』

 

 

「お前の比較対象が忍さんと内海さんだから何とも言えねーよ俺のなんて日曜大工レベルだし」

 

『そう拗ねるなって』

 

『そんな事よりパンドラボックスを照明装置にするとは何を考えている?』

 

 

「あ、そういえば外してなかったな…よいしょと」

 

 

『それはブラッド星の源だぞ大事に使え!』

 

『滅ぼしたお前が言うな』

 

 

「取り敢えず暫くは連中に手を貸す、その方針で良いな」

 

 

と確認を取った翌朝

 

 

「は?昨日のラーメン屋にいた子達が手勢を率いてアビドスを襲っているだと!」

 

【俺も現場に向かってるけど、お前も頼む】

 

 

「分かった!奴等め…大将の恩を仇で返すなんて…絶対許さねぇ、よし行くぞぉ!」

 

とバイクに乗って現場へ向かおうとしたのだが道中で予想外の銃撃を受けた

 

 

 

「っ!!…何だよ?」

 

 

 

そこにいたのはキヴォトスでは珍しくもないロボの人達……ふむ

 

 

「お前達は公務執行妨害だぁ!」

 

 

思い切りバイクのエンジンを蒸して ロボを跳ね飛ばしたのである

 

 

『えぇ…』

 

「公僕の邪魔をしたら公務執行妨害って言ってたし仮面ライダーたるもの、バイクで人を跳ねてこそ一人前だと」

 

『いや、それは時と場合によるぞ…それと戦兎達はそんな事してないぞ』

 

 

「そうだな…んじゃ先は行こうか、取り敢えずヴァルキューレに通報してと…」

 

 

と無視していこうとしたら

 

 

「無視するとは感心しないな」

 

 

「は?」

 

 

ロボはムクリと起き上がり手に持った銃…ネビュラスチームガンで攻撃を始めたのである

 

 

「っ!」

 

 

慌てて近くの街路樹を背にして懐からネビュラスチームガンを取り出して応戦する

 

 

『おいおい何でネビュラスチームガン持ってるんだ?』

 

 

「技術横流しだとかじゃないのは…そういえば!」

 

 

ナツキは生徒にライダーシステムを向けるなと言った、ならば

 

 

「奴等には向けてOKだな行くよ」

 

『エボルドライバー』

 

 

ドライバーをつけてマッドローグになろうとしたが

 

 

「『いいや俺がやろう』」

 

ーエボルト?ー

 

 

「『ストレス発散に付き合って貰おうか』」

 

ー可哀想にー

 

 

そしてボトルを装填

 

 

『コブラ!ライダーシステム!evolution!!』

 

 

そしてレバーを回してポーズを決める

 

 

『Are you ready?』

 

 

「『変身!』」

 

 

『コブラ…コブラ!…エボルコブラ!』

 

 

ハハハ!と笑い声が響くも そんなのお構いなしとばかりに高速移動してロボの1人が持ってたネビュラスチームガンをマジマジと見る

 

 

「『おい何で貴様等がコレを持っている?』」

 

 

そう尋ねたが

 

「……」

 

 

「『だんまりか、なら仕方ないな』」

 

攻撃を加えようとしたがネビュラスチームガンの引き金をロボは引くと足元で跳弾を起こして両者に間合いが生まれたするとロボ側はホルスターからハルト達に馴染み深いボトルをネビュラスチームガンへ装填したのである

 

 

『gear engine……funky!』

 

 

そして湧き上がる煙を被りながらネビュラスチームガンのボトルを外して隣のロボに渡したのだ

 

 

『gear remocom…funky!!』

 

 

同じようにボトルを装填 湧き上がる歯車型エネルギーを見て

 

 

「『おいおい嘘だろ』」

 

 

流石のエボルトも想定外だった

 

 

「「潤動!」」

 

 

『remote control gear!engine running gear!』

 

 

煙が晴れると装甲を纏い現れたのは白と緑の戦士

 

 

ーは!?エンジン、リモコンブロス!?ー

 

 

「『みたいだな』」

 

 

ー何で…って今言ってられないねー

 

 

「『そうだな!』」

 

エボルはそのままブロスとの戦闘に移行する片方を狙えば片方のガードが甘くなる…が

 

 

ー0.5秒後に着弾、防壁展開ー

 

 

「『はっ!』」

 

 

エボルは防壁を展開して防ぐとカウンターで自前のネビュラスチームガンで反撃する

 

 

『成る程、お前たちはこうやって戦っていたのか!』

 

ーそうだけど別にコレだけでお前を倒せた訳じゃないよー

 

 

『何だと!』

 

 

ーそれよりエボルト、予定がつかえてる…さっさと終わらせてー

 

 

「『了解』」

 

ドライバーのコブラボトルを抜き取り変わりのボトルを装填した

 

 

『機関砲!ライダーシステム!!Creation!』

 

同時に形成された武装はボトルに宿るものをシステムが復元する

 

 

『ready go!機関砲!フィニッシュ!!

 

呼び出したホークガトリンガーのバレルを回転しエネルギーを貯めていく

 

 

『10…20…30…』

 

 

そうはさせるかとブロス達が妨害するが その行動パターンはハルトに読まれていた そして

 

 

ーはい、おしまいー

 

 

「『終わりだ』」

 

『100!フルバレット!!』

 

 

鷹型のエネルギー弾丸が四方八方に飛翔しながらブロス達に着弾 それと同時に爆散したのである

 

 

 

「『ふぅ、お仕事完了』」

 

ーよし早くアビドスにいこう、ロケットボトルでー

 

 

「『まぁ待て、先ずは奴等の事を調べるのが先決だ』」

 

 

そう言いエボルが残骸となったロボが残したボトルやネビュラスチームガンを回収する

 

 

「『取り敢えずコレは頂いていくか…さてとお前達は何処でコレを……ん?』」

 

 

その時 エボルはその光景を遠目に見ている顔の半分が機械化した男を見たような気がしたのである

 

 

ーどうしたよエボルト?ー

 

 

 

「『いや気のせいだろう、さて早く行くか』」

 

 

『ロケット!ライダーシステム!Creation!』

 

 

ロケットボトルの力を使い武器を作る それは右手に巨大なロケットモジュールを作り出した

 

 

『ready go!ロケット!finish!!』

 

 

「『よし行くか』」

 

 

ー違うぞエボルト、それを使う時はー

 

 

「『はいはい…宇宙きっ!……たとでも言っておいてやるかぁ』」

 

 

ー何でそこで振り切らないのかなぁ〜主任みたいに半端とかちょっと閉まらないよエボルトー

 

 

「『はぁ…早く行くぞ』」

 

 

ロケットモジュールを使いエボルは目的地へ飛び立つのであった。

 

 

そして目的地に到着した頃には夕暮れで…何故かアビドスを襲っていた傭兵達が定時だからと帰っていた

 

 

「『何だこの状況?』」

 

 

「遅かったなハルト、もう終わったぞ?」

 

 

「『見たらわかる…はぁ…』っと実は別件に巻き込まれてね」

 

 

「別件?」

 

 

「後で報告する…取り敢えず……」

 

 

変身解除したハルトはトランスチームガンをスチームブレードと合体したライフルモードにしロケットフルボトルをセット 逃げる連中へ狙いを定めた

 

 

「コレでも食らえ」

 

 

「辞めろおおおお!」

 

 

不完全燃焼だったハルトを止めるナツキであった

 

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