『仮面ライダーエボル、マッドローグ、その他に変身する青年 常葉ハルトは突然雪山に拉致され、その場で出会ったアヤメなる女を口説き落としたのであった』
「おい待て何か身に覚えのない発言が飛んできたぞエボルト!」
『しかし良い声で話すじゃないか!』
「そこ確認する必要ある?」
『良いだろ?声の仕事は得意なんだよ』
「メタいよエボルト?」
『そしてハルトは職務放棄してキヴォトスを観光するどうなるアビドス!』
ーーーー
とまぁそんな感じでハルトはキヴォトスを見て回っているのである
「いやぁまさか本当にあちこち観光するとは」
「実際仕事であれこれ忙しかったからな、コレくらいしてもバチは当たらんよ」
書類仕事の山に悪戦苦闘していた時 ナツキが生徒の問題だ!と言って抜け出した時とかマジで殺意を覚えた…帰還したナツキの顔面にマッドローグの負の感情を攻撃力に合わせる機能が最大に発揮された拳が刺さったのは良い思い出である
「ある歌で言ってたよ辛いなら堕ちずに直ぐ逃げよう、辞めるも才能とな」
「何それ?」
「ブラック企業で働いてるペンギンの歌…俺は…辛い事から逃げようとした結果、自分のいた世界を滅ぼしたよ」
「ハルト……あんた、どんなアニメ見てたの?」
彼女はアヤメ、あの雪山で出会った女性で現在はメンタルケアと前回の騒動を巻き込んだお詫びも兼ねて一緒に旅をしている
「まぁ人生色々って話かな…さて、と次は何処へ遊びに行こうかな」
『こいつ目的を忘れてやがる』
「何が?」
『カイザーやら最上魁星の調査だよ』
「ふふふ…俺が今までただ遊んでいただけだと思っていたか?」
『うん』
「大丈夫だ絶対上手くいく」
『どうにか人体実験してパンドラボックスの光の影響を消さないとな、こんなテンションが振り切れた相棒といるのは疲れる…こんなテンションの相棒といたらこっちまでおかしくなりそうだ』
「一言余計なんだよ沸騰脳みそが」
「ねぇ、ハルトはいつも誰と話してるの?」
「ん?俺の中にいるイマジナリー宇宙人」
「フレンドじゃないの!?」
「冗談だよ…さてと次は何処行こうかなぁ?」
と思い立って行った先は
「ほほぉコレがゲヘナか」
自由と混沌が校風のゲヘナ学園の自治区である
「ふむ見事な混沌だ」
何という治安の悪さ そして
「暴力が全てを解決する校風、素晴らしいじゃないか!」
『おいキルバス表に出るな』
『俺は何もしてないぞ』
『何ぃ!?』
「けど何故か実家のような安心感を覚えるな?」
【それは主が別世界で自由と混沌と狂気で国を運営しているからだろう】
「は?何それ?」
そのユニクロンの言葉に首を傾げると
【余は並行世界にいる全てと直結している その過程で主のいた世界を観測したに過ぎない】
「ふーん…そんな国をねぇ俺が王様とかないない」
【ゴルドドライブ、檀黎斗、浅倉威、ネガの世界にいる紅音也やネガタロスなど名だたるダークライダー達を傘下に収めているぞ?】
「何だその国は!楽園か!!」
『おい』
やはり根っこは変わっていないのである
「まぁそんな事もあるだろう…さて………ん?」
何か遠くで巨大なドリルで掘削作業をしている…道路工事かな?と首を傾げていると
「諸君!私の計算通りならこの下には温泉がある!さぁ温泉開発をしようではないか!」
何やら生徒の一団が巨大な掘削ドリルを使用していた
「インフラとか関係なしに温泉を掘っている!……こ、これがゲヘナ…っ!自由だな!」
「いや多分、凄い一部だけだと思うよ…アレが噂に聞く温泉開発部か…」
アヤメのツッコミが冴え渡る中 ハルトは
「ふむ、それなら俺も掘削作業に手を貸すか」
『おい待て、そんな事してる場合じゃないだろう?』
「いや待てよ……そうだ!おーい!!」
ハルトは作業していた生徒達に声をかけた
「おや?君の制服……連邦生徒会の…あぁ噂に聞くシャーレの先生かい?」
「正確に言えばその副担任だよ」
「そんな大人が私達に何か用かい?」
そこの集団のリーダー 鬼怒川カスミと交渉する
「生憎だが俺は見た目は大人、心は子供だ!」
「胸を張って言う事かな?」
「いや、一つ相談があって」
そこでハルトが提案したのはアビドス砂漠の掘削作業の依頼である
「それをして私達に何のメリットが?」
「アビドスでやる温泉開発諸々の費用全額シャーレ持ちってのはどう?」
ダメージを受けるのはナツキの財布だけだと心の中で笑う
「乗った!!」
「よっしゃあ!」
アビドスから何か出れば状況が好転するだろうという判断である 実際 最初から砂漠の場所は別だが砂漠になった場所を掘り返せば何か出てくるだろうという自分の考えだが
ー!!
スマホに通話が……ふむ
「もしもし?」
【あ、繋がったよ…ハルト!お前何してんだよ!?】
「あぁ悪いな…何か拉致られて雪山にいた」
【拉致られた!?いやまぁその辺は後で…今大変なんだ…何かこの間の便利屋68の件でアビドスにゲヘナの風紀委員会が動いてて…】
「ゲヘナの風紀委員会?」
「ひぃいいい!」
「え?ちょっ!どうしたのカスミちゃん!?」
何かトラウマを刺激されたのか震えてる…ふむ
「風紀委員会とはそんな恐ろしい組織なのか…」
このような無法者達が怯える程の猛者と…ふむ
「えぇ……分かった行けたら行くわ」
【それ来ない奴せりー】
通話を切ったハルトは軽くノビをして一言
「温泉開発部の皆!どうやら風紀委員会とやらはアビドスに行ってるみたいだから!自由に温泉開発出きるぞぉ!!」
「おお!それは朗報!さぁ鬼の居ぬ間に我等の開発を進めようではないか!」
「そしてこの情報をゲヘナ中に拡散するんだぁ!風紀委員会がいなければこっちのものよぉ!」
おおおお!と湧き立ち扇動する姿が無駄に異世界の魔王ばりのカリスマぶりを発揮していた
何て悪辣とエボルトとアヤメは絶句していたが戦術的に考えると悪くない アビドスに戦力がいるならゲヘナ内部で暴れられると言う事 鎮圧の戦力は分断されるだろうと火事場泥棒にしては物騒なのだが…てか公的機関の人間がテロリストを扇動してどうする
「さぁ!実験を始めよう」
『落ち着け』
「俺もドリルクラッシャーの性能テストするか」
『え、お前も掘るの?』
「掘ったらファントムリキッド取れないかなって」
『取れるかぁ!!』
「はははは!シャーレの副担任は話が分かるねぇ!」
「はははは!俺はただ面白い事をしたいだけだぁ!」
『何でこいつはこんなにゲヘナと相性が良いんだ!!』
後に一連の話を聞いたナツキは ハルトとゲヘナはベストマッチ過ぎるとドン引きしていた
「え、ちょっ!?良いのかい!仲間が助けを求めてきただろう?」
「大丈夫大丈夫、アイツなら簡単に死ぬような奴じゃないから」
一応変身出来るからなと呟かさ
「え…えぇ……」
「それに本当にヤバいならマジで奥の手(大人のカード)で俺を呼びに来るから!アヤメちゃんや時に仲間へ任せるのも大事だよ」
人それを丸投げと呼ぶ
「そ、そうなんだ…」
「しかし驚いたね…まさか百花繚乱の委員長がこんな場所で副担任といるなんてね」
「っ!」
「は?百花繚乱?」
「あぁ百鬼夜行という学区にある治安維持組織…百花繚乱紛争調停委員 その長がそこにいる七稜アヤメ…行方不明と聞いていたが…」
「へぇ…マジか」
「……………」
バレてしまったと顔が曇るがハルトはあっけらかんと
「けど関係ねぇや、アヤメちゃんはアヤメちゃんだろ?」
「っ」
「何処ぞの偉い人でも関係ない何かアヤメちゃんが困った事があったら俺は協力するし、アヤメちゃんが嫌じゃなかったら隣にいるよ?」
「!!」
「ほほぉ…」
カスミはニマニマとしてアヤメは頬を赤くしている
「それよりカスミちゃんや約束忘れるなよ?」
「勿論だともアビドスにも是非温泉開発させて貰おう!」
と互いに固い握手を交わしたのであった
後にハルトが温泉開発部 名誉顧問と呼ばれる事になるのは別の話
「よーし!」
「あ、仲間を助けに行くのかい?」
「ゲヘナをもう少し観光しよう!」
「いや助けなさいよ!」
「えぇ…」
『このままだと柴関ラーメンが大ピンチだが?』
「おい何を悠長にしているお前達!アビドスへ向かうぞ!」
「え、えぇ…」
取り敢えず流れに任せたハルトはアヤメと一緒にゲヘナからアビドスへ向かうのであった
その頃 アビドスの面々は便利屋68が逃げ込んだので乗り込んで調査 これは領地侵犯との事で一触即発の空気を出していたが
【はい………はい!?ゲヘナのあちこちで温泉開発部が暴れている!?】
通信に反応した天雨アコはまさかの出来事に混乱していた その一報に
「え、アイツら何してんだよ!?」
実働部隊を率いていた銀鏡イオリも驚いているまるで此方の情報を把握されているかのような動きにナツキとアビドス組はボンヤリと あぁハルトの奴が何かやらしたなと嫌な信頼を発揮していた
「大丈夫かーーーー!か!」
今の声はと全員が気づくと同時にナツキの顔面に容赦ないドロップキックが命中して吹き飛ぶと同時にハルトは着地した
「大丈夫か皆!!それと柴関ラーメンのピンチと聞いて俺、参上!」
「いや先生の心配をしてください」
ノノミのツッコミに対して
「安心しろ!この程度で死ぬようなら先生なんて慣れないだろうから!」
「い、いや…もうちょい……って!ハルト何してんだよ!」
「え?雪山で遭難した後に何やかんやあった後、ゲヘナで遊んでた」
「は?」
「そこで何か優秀な技術者集団がいたからアビドスで一山当てないかとスカウトしてたらお前の連絡を受けて戻った所だ」
「なぉハルト、その優秀な技術者集団って…誰?」
「えーと温泉開発部って人達!」
その言葉にその場が騒然となった
「おいじゃあゲヘナでテロを扇動したのが連邦生徒会って事かよ!そっちこそ越権行為じゃないか!自分を棚に上げて何言ってんだ!」
イオリが憤慨するがハルトは首を傾げて
「いや俺はゲヘナにいる温泉開発部なんて素晴らしい技術を持った皆様にアビドスで温泉掘り当てて見ないかと声をかけただけだよ?」
「そ、それなら「それと風紀委員会はアビドスにいるらしいから暫くゲヘナに帰ってこないとも言った」やっぱりか!!」
「うちの子が本当すみません!いやこの子最近キヴォトスに来たばかりだからこっちの常識なんて知らないんですよ!本当すみません!」
「いやそれだったら先生が管理しろよ!」
「すみまっせん!元気だけが取り柄の子で目を離すと無限の彼方へ行っちゃうんですぅ!ほらハルトも謝って…」
「確かに俺が色々やらかしたのだろう」
「そうそう」
「………だが私は謝らない」
「謝ってよぉ!!」
「……っ何か面白そうな気配が!」
「おい何処行くぅ!!」
「言ってる側から目を離すなぁ!!」
とナツキはゲヘナの風紀委員会達に謝っているがハルトは何処吹く風とばかりに
「ふぅ…」
「あ、貴方…あの温泉開発部を焚き付けてゲヘナでテロを起こすなんて…中々のアウトローね」
「あ!お前はラーメン屋にいた…」
「えぇ陸八魔アルよ宜しくね副担任さん」
「宜しく、何大した事はしてないよ偶々出会ったカスミちゃんに風紀委員会は帰ってこないから好きに温泉開発出来るよって声かけしただけだから」
と答えるハルトだが
「まぁ…今は俺がやらかした事の責任を果たすとするか……皆聞いてくれ!」
「いや最初からそうしてくれよ」
「何故、俺が温泉開発部を焚き付けたのか、これも全部、そこにいるナツキ先生の仕業なんだ!」
全部、乾巧の仕業ばりの暴論である その証拠に
「な、何だってェェェェェ!?」
「いや、先生が驚くなよ!」
見事な責任転嫁である光景にナツキは白目を見開いた いや無理もない
「ナツキ先生はこんな事もあろうかとアビドスの自治権を守る為の作戦として俺をあちこちへ派遣したんだ!それもアビドスに何かしたらタダじゃ済まないぞってな!」
【な、何たる策士!】
「いや身に覚えが全くありませんが!?」
【そして援軍として行方知れずだった百花繚乱の委員長まで…まさか…百鬼夜行まで!】
「え?百鬼夜行?」
「そうだ!これも全部、先生の計画の一部なのだよ!」
「ちょ…ちょい待てえええ!」
ええええ!と周りも驚く中 ナツキはハルトの胸ぐらを掴んで喚き散らす
「お前、自分のやった事を俺に擦りつけるなぁ!」
「いや俺がやった事ではあるが、もしこの状況をまとめられなかったら誰が纏めると思う?」
「え?俺?」
「違う、リンちゃんだ」
「確かにリンちゃんの胃が大変な事になりますが!?」
『違う万丈だ』
「万丈さんをこの事件に巻き込むな!エボルトおお!」
「いやお前達は俺を巻き込むなよ!」
その後 ゲヘナ風紀委員長 空崎ヒナと小鳥遊ホシノとの邂逅など色々あったが無事に風紀委員会の皆様はゲヘナに戻った…ので
「おーいカスミちゃん、アビドスでのトラブル終わったから風紀委員会戻ってくるよぉ!」
【情報提供感謝する!よし皆!撤収だぁ!!】
とあっさり情報をゲヘナへ横流しにしていた
「いや何があった?」
「うへぇ…ねぇハルト先生?その人…誰かな?」
「あぁ、この人はアヤメちゃん、色々あって今俺と旅をしているんだよ」
「よ、よろしく…えーと君は?」
「おじさんは小鳥遊ホシノだよ〜さて…君には色々聞かせて貰おうか」
何故か一瞬 過去を思い出すような表情をしたホシノにアヤメは受けて立つ、そして
「えーと俺は「知ってる先生だろ?」そうだよよろしくね」
と回りが談笑している中
ハルトは
「さて…目を離している間に何してたか、おじさんに話してみようかハルト?」
何故か暁のホルスと呼ばれてた時代の彼女の目に思わずハルトも震えている
「何でだ?」
「おじさんを熱心に口説いておきながら、そこのアヤメちゃんを口説いて2人旅をしていたと?」
「口説いて…ねぇハルト、それどう言う事?私と一緒に居ようと言ってくれたよね?」
「え?…は?……え?いや待て何でホシノが怒っているんだ?いや俺は確かにアヤメが心配で放っておけなくて声をかけて…それで一緒に旅しないと声をかけただけなのに」
『いやそれが原因なんだよ』
状況が飲み込めないハルトに対して
【アレが修羅場なんですね先生!】
「ダメだよアロナ、アレは見習ってはいけない大人の見本だ」
お前が言うなと言うのは禁句である
「そ、そう言えば!柴関ラーメンは「あぁ…店は爆破されたよ」……え?」
『なん……だと!』
『こんなキルバスの表情初めてみたな』
「そんな…嘘だよな!柴関ラーメンが爆破されたとか!そんなの全部嘘だよな!!」
『嘘だったらこの世界でビックバンを起こすぞ!』
「本当なんだ…気づいた時には柴関ラーメンが爆散したという情報が…」
「嘘だ……俺を騙そうとしている…」
「本当よ…」
セリカの言葉に思わず
「終わった…そんな事って…」
『あ、相棒が燃え尽きてる!?』
ハルトからすれば味覚を楽しめる唯一の居場所を奪われたのだ許せる訳がないがナツキは堂々と
「ハルト…コレも全部、カイザーコーポレーションって奴の仕業なんだ」
「それは本当か!……許さない、許さないぞカイザーコーポレーション!!おい行くぞエボルト!!」
『おい待て何をするつもりだ!』
「今すぐカイザーコーポレーションとやらに殴り込んで柴関ラーメンへの賠償金やらアビドスの借金云々を何とかしてやるぅ!」
「おぉー!やっちゃえハルト先生!」
「ん、頑張って」
「いやダメですよ先輩達!止めないと!!」
『いや落ち着けえええ!』
『いいや俺は人間に賛同する、行くぞおおお!』
「『柴関ラーメンの弔い合戦だぁ!』」
悲報 カイザーコーポレーション 冤罪に遭う
『(ハザードレベルが上がってるな…これは面白い事になったな…)』
エボルトはボンヤリと考えていたが
「よしアビドスやシャーレの仕業だとバレないように何か良い感じの作戦を立てろエボルトおお!」
『作戦とか細かい事は任せたぞエボルトおお!』
一先ずは猪突猛進になった相棒と刹那主義な実兄を止めないと落ち着いて考えられない!ー
「いや先生止めましょう!?でないとあの人だけでカイザーコーポレーションと全面戦争とかなりますよ!」
「大丈夫大丈夫、今のハルトに任せておけばカイザーなんて塵も残らないから」
「だとしてもですよ!私達は踏み倒さずに返済はちゃんとしてるんですからこんな事したらダメですよ!」
「アヤネちゃん…世の中にはあのバカみたいに時折暴れたいだけの奴が何か起こす事もあるんだよ」
「いや止めましょうよ!」
「おじさんも手を貸すよ」
「ん…今までの鬱憤を晴らす絶好のチャンス」
「先輩達も悪ノリしないでください!」
とまぁそんな感じでハルトの怒りがカイザーコーポレーションへ向かっていこうとしたのに、合わせて放たれた銃撃と同時に突撃してくるのは
「ガーディアン!?」
難波重工製の兵士 ガーディアンである
「何これ!」
「…………おい」
ハルトは普段聞かないだろう低い声のまま生身の右ストレートで敵ガーディアンの顔面を殴りつけて爆散させたのである
「俺ぁ……今、虫の居所が悪いんだよ!」
『おい人間!俺に変われええ!』
「っしゃあ!」
『エボルドライバー』
ハルトはそのままキルバスパイダーを取り出そうとしたが
『おい待て、今それを使うのは得策じゃない』
『何だと?』
『考えてもみろ、連中からしたら倒した筈の敵がハルトに取り憑いていた そうなったら次はこっちが狙われる…何より弱体化しているキルバスではエボルドライバーは使えない』
「なら俺がやる!」
『コウモリ!発動機!エボルマッチ!!』
『are you ready?』
「変身!!」
『バットエンジン…フハハ!』
「ふぅ……行くぞゴラァ!!」
そのままの勢いでガーディアンにドロップキックを叩き込むのを合図にガーディアンがマッドローグへと襲い掛かるも
「足りねぇな!全然足りねぇな!!」
まるでモノの数でないとばかりに近くにいたガーディアンへ拳打を顔面に浴びせる
それを見たガーディアンは仲間諸共砲撃を撃ち込むがマッドローグはすかさず殴ってたガーディアンを盾にして防ぐとそのまま投げ返し
「こんなんじゃ足りねぇよ!おい教えてくれ!!誰が俺を満たしてくれるんだよぉ!!」
レバーを回転してエネルギーを溜め込むと
『ready go!!エボルテックアタック!!CIAO!』
「くらえええ!!」
そのままライダーキックを倒れたままのガーディアンに叩き込んで爆散 そして着地した後
「おいまだだろ?俺を雪山で狙撃した奴!!隠れてるなら出てこい!」
まだ冷めやらぬ高揚感に任せたハルトはそのまま隠れてるだろう敵へ挑発を叩き込む
「っ!」
その言葉にアヤメも手に持ったライフルを構えて警戒すると
「バレてましたか」
「バレてたわ」
そこにいたのは顔の半分が機械になった男
「初めましてだな最上魁星!」
「この世界では初めましてですね、ブラッドスターク…いいえエボルト」
「『おいおい俺を知ってるタァ人気者は辛いねぇ』」
「あの世界での凶行を知っているモノならばね」
「『ほぉ』」
「しかし随分と程度の低い器を選んだものです。彼等に比べれば劣る素質でしかない」
「あったり前だろ!俺を仮面ライダーの皆様と同じレベルと考えるなよ!!」
「何故肯定するのでしょう?」
「本来の俺ならサインが欲しくてたまらない相手だが今の俺のテンションは上がり倒しているからな、そんな甘さがあると思うなよ」
「それは「ははは!敵にサインを求めるなんてお前かなりファンキーな奴だな」はぁ…」
一瞬 まるで別人のようなハイテンションになった姿に周りは困惑する
「何あの人、ハルトみたいにおかしい人なの?」
「アヤメちゃん、その言葉は俺に響くから辞めて」
だがこの現象に心当たりがある
「あぁ…成る程成る程、お前の中に並行世界の自分がいるのか!」
「その通り…バイカイザーに変身した際に融合した副作用のようなものなのです」
「それって…」
「二重人格のようなものです「へへ!よろしくな!」黙っててください」
その様子に
「な、何てキャラが立ってんだ!」
『お前が言うな』
ハルトもエボルトに冷静にツッコミを入れられたのであったが
「では改めて、ゲマトリア所属 最上魁星…以後お見知りを」
「ゲマトリア?」
「!!」
知ってるものは仇敵のような顔をしているがハルトはそんなの知らないとばかりに
「取り敢えず戦わせろ」
「いいえお断りします」
「そう言うなって…なぁ!」
『パイレーツ!ライダーシステム!Creation!!』
カイゾクハッシャーを作り出し思い切り引き絞る
『パイレーツ!フィニッシュ!』
『各駅電車!急行電車!快速電車!海賊電車!…発車!!』
カイゾクハッシャーから放たれた一撃は真っ直ぐに最上魁星へと襲い掛かるが僅かな隙をついて 霧ワープで撤退したのである
「くそっ!逃げられた!」
「ゲマトリアか…何か油断ならない敵みたいだな」
「こっちで調べてみるよナツキは今まで通りアビドスを頼む」
「分かった」
「よしちょっとカイザーコーポレーションを攻撃してくる」
「それは辞めろぉ!」
「その前にさハルト先生?」
「ちょーっと、お時間貰えるかな?」
立ち塞がるホシノとアヤメの2人に
「………ひゃい」
ハルトは怯えた目で正座するのであった