無冠の王 トイボックス   作:カグ槌

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アビドス編4

 

 

「仮面ライダーエボル、キルバス、マッドローグにしてシャーレ副担任の常葉ハルトは遂に最上魁星と接敵 彼が生存しゲマトリアなる組織に属していたと知る」

 

 

『そんな事より柴関ラーメンの爆散が重要だろう!』

 

 

「その通りだった!俺達の憩いの場である柴関ラーメンを爆散させた…カイザーコーポレーションは絶対許さねぇ!俺が正義の鉄槌を下してやる!」

 

 

『そんなハルトだったが、何故か2人の女性陣に問い詰められるのであった どうなるアビドス!』

 

 

「え、何それ?」

 

 

ーーーー

 

 

アビドス学園

 

その廃校対策委員会の部屋では

 

 

「…………」

 

 

青ざめ脂汗をかきながら正座するハルトと

 

 

「「………」」

 

 

ニコニコとショットガンとライフルを構えながら威圧する2人の女性 対策委員長の小鳥遊ホシノと百花繚乱紛争調停委員長 七稜アヤメから威圧されていたのであった その笑顔は万人を魅了するだろうが肝心の目が笑ってない!下手したら殺される!とハルトは理解したが

 

 

「(何だよこの圧!ちょっと待ってくれ何で俺がこんな事にぃ!)」

 

 

日頃の行いだとは気づかないクソボケであった

 

 

『おいエボルト、何故この人間はアイツらに負けているのだ!』

 

『よく見ておけキルバス、これが人間の修羅場というものだ見るのも楽しいぞ』

 

『ほぉ』

 

 

ーお前達は何傍観してんだよ助けて!ー

 

 

『断る、これはお前の為だ』

 

 

ーならねぇよ!ー

 

 

『そんな事より早くこの状況を解決しろ人間!』

 

 

ーお前はマイペース過ぎるだろ!ー

 

 

と中に住まう者達と問答をしていたが

 

 

「ねぇハルト」

 

先生とすら呼ばれなくなってしまった…いやまぁ確かに先生なんて柄ではないか

 

 

 

「はい」

 

 

「どうして私達が怒っているか分かってる?」

 

 

「皆目検討がつきません!!」

 

 

「素直でよいね」

 

「いやそれはそれで問題だよ!」

 

 

「俺が一体何をしたんだ!そしてお願いだから解放してくれ!」

 

 

「やだ」

 

 

「反省して」

 

 

「そんなぁ!!」

 

 

涙目のハルトにナツキは思わず、やれやれと肩を竦めていた

 

 

そして交渉の末 二人のお願いを一つ聞くと言う事で手打ちにしたのだが

 

 

 

翌日

 

 

「うへへ〜」

 

 

何故か今の俺は小鳥遊ホシノと一緒に水族館に来ていた

 

 

「ねぇ何処から行こうか?」

 

 

「うむ、それなら最初はタコから見に行きたいな」

 

 

「タコ?どうして?」

 

 

「俺を見捨てた奴への嫌がらせ」

 

 

「は?」

 

 

「いや。こっちの話だよ」

 

 

『おい待て辞めろ!俺はタコが嫌いなんだよぉ!』

 

 

ーそれとパスタやウォシュレットも嫌いだったか?ー

 

 

『ほぉ…それは良い事を聞いたな!』

 

 

『しまった!』

 

 

ーはいはい兄弟仲良くしてねー

 

 

『待てええええ!』

 

 

 

エボルトの断末魔をスルーしてハルトはホシノと一緒にタコを見に行くのであった

 

 

「うへぇ…色んなタコがいるんだね」

 

 

「そうだな…へぇ……このタコは毒を持っているのか」

 

『俺は何も見えてないぞ!』

 

 

ーよし、キルバスやれー

 

 

『任せろおお!』

 

『辞めろおおお!』

 

 

精神世界では目を閉じてるエボルトの目を無理矢理開かせようとするキルバスがいたのは言うまでもない

 

 

『お前に俺が何をしたって言うんだ!』

 

 

ー何かその方が面白そうと思ったからー

 

 

『そんな愉快犯みたいなノリでやられたのか!?』

 

 

ーお前もキルバスも大概愉快犯だろうが俺のがマシー

 

 

そして水族館を見ていく 水槽を見ていると

 

 

「どうしたの?あ、まさか水槽の魚が美味しそうとか思ったりしてる〜?」

 

 

「それは無いよ…だって食べても美味しいとか分からないし、それよりも俺は…ボトルの成分と同じだなと思った」

 

 

懐にはサメ、クジラ、ペンギンと言った海の生き物系ボトルがあったのだが

 

 

『いや違うそうじゃない』

 

 

「それもそうか〜ここで育ってると美味しいかなんて分からないよね?」

 

 

ホシノは魚の質が悪いよね?という意味だろうがハルトからしたら味覚がないので魚の旨さなど分からないという絶妙にすれ違いが発生していたのである

 

 

「ねぇねぇハルトから見たら私はどんな魚に見える?」

 

 

「………クジラ?」

 

 

ほぼ直感である

 

 

「ふぇ!いやいやおじさんこの体だよ?クジラは言い過ぎじゃない?」

 

 

「クジラは潜る時に息を止める……小鳥遊ホシノ…君は何処か無理してるようには見える」

 

 

「え…」

 

 

「七稜アヤメと同じで何処か無理してる…あの子も溜め込んでるし抱えてるようにも見えた、それでいて二人とも抱えたものを持てなくて立つのもやっとな感じ」

 

 

「いやいやそこで他の子を出さないでよ」

 

 

「ごめん」

 

 

ショットガンを構えたので流石に謝罪する

 

 

「そう言うもの?…ごめん…あまり人と関わってなかったから人との距離感がわからないんだよ」

 

 

「そうなの?」

 

 

「はぁ…さっきの魚で例えるなら俺はブラックバスだから」

 

 

「へ?」

 

 

「釣り人の気まぐれで放り込まれた場所で自分の心に従って生きた結果、そこの生態系を滅茶苦茶にしたから」

 

 

あの世界は何故か自分のいる場所でないと思えた、ネグレクトしてくる毒親、ろくでもない学園生活、そして価値がないと言われ続けた あの場所、疎まれるのも無理はない 

 

 

「けど釣り人はそんな俺に価値があると言ってくれた…それが利用されてると分かっていても…」

 

その釣り人は今、タコへのトラウマで震えてるがな!

 

 

「………」

 

 

「俺には人の気持ちなんて分からない、向けられ続けた負の感情は分かるけど…善意とかは分からない昔からズレてんだ」

 

 

そんな生活をしてたから、人の顔や仕草、行動パターンを分析…正確には自分に向けられる敵意や悪意への防衛本能で未来予測に等しい事が出来た…エボルトから名前をつけろと言われたので便宜上は『最適解(オラクル)』と名付けているが呼んだことは殆どなかったりする

 

 

「………」

 

 

「だから少しでも分かりたいんだ…自分の中にあるものをハッキリと」

 

 

最適解で読め無かったってことは彼女達が善意で動いてるってのは良く分かる…だからこそ

 

 

「そうなんだ…じゃあハルト」

 

 

「ん?」

 

 

「これからのおじさんとデートを楽しもうじゃないか!」

 

 

「それで何か分かるなら小鳥遊ホシノ…君をエスコートさせて貰おう」

 

 

「うん!」

 

 

と二人で手を繋いで水族館を回っていたが

 

 

「ハルト?」

 

 

何処かじっとりした顔で二人を見る黒い瘴気を放つ人物に周りに来ていた人は震えていた

 

 

 

 

そして今日はアヤメの日

 

 

アヤメが選んだのは…

 

 

「うーん…悪くないねぇ」

 

 

何故か自室でゆっくりしたいとの事だった

 

 

まぁ彼女が百鬼夜行学園から訳ありで離れているので大ぴらにで歩けないのもあるが…

 

 

「ん〜」

 

 

何故、男の膝枕で笑顔になれる…ふむ分からん!

 

 

「はぁ…こんなんで良いの?七稜アヤメが行きたい場所があるならつれてくよ?」

 

 

「んー今日はゴロゴロしたいかな……それとフルネームじゃなくてさ前みたいにアヤメって呼んでよ?そっちの方が嬉しいな」

 

 

 

「さいですか」

 

 

「さいですとも」

 

 

ふむ、やはり女心とは分からないな

 

 

『アレだけこんがり脳を焼いておきながら良く言う』

 

 

ー何それ意味がわからないよ!ー

 

 

心の中のインキュベーターが顔を出してきたが取り敢えず黙らせると

 

 

「……そう言えば雪山での探し物は良いの?ノリと勢いで連れ回しちゃったけど」

 

 

「うん…今は良い」

 

 

「そっか」

 

 

「……ハルトは聞かないんだね、私があそこで何を探しているのか」

 

 

「生憎、そこまで悪趣味じゃないしアヤメが話したくないなら話さなくて良いよ」

 

 

「ありがとう」

 

 

「気にする必要はない」

 

 

「それでもだよ……まぁ他の女の子に目移りするのは感心しないかな」

 

 

「???」

 

 

「いや何で意味がわからないって顔してるなさ?」

 

 

「いや当然だろう?」

 

 

「は?」

 

 

「ウサギなら兎も角、こんな白髪赤目の人とか気持ち悪いだろうし、そんな奴を好きになる奴がいる訳ないじゃん」

 

 

「………ん?」

 

 

「ん?」

 

 

「あぁ……まずはそこからか…」

 

 

過去の経験から自分のような白の絵の具を被ったような白髪や血のように赤い目をした人間など

 

 

「この髪とか目とか変でしょ?前には吸血鬼みたいとか言われたりしたし」

 

 

「ん〜そうかなぁ?私はこの髪の色好きだよ」

 

 

頭は膝上にありながらも手を伸ばしてハルトの髪をクシャクシャと触るアヤメにハルトは戸惑っている

 

 

「そ、そう?変なの」

 

 

首を傾げるハルトにアヤメは ふふと笑うのであった

 

 

その影では

 

 

「うへ?距離近くない?」

 

「落ち着いてホシノ先輩!先輩は昨日楽しんだでしょ!!」

 

 

と止める後輩達がいたと言う

 

 

 

そんかこんなで翌日

 

 

「助けてよハルえもん!」

 

 

「どうしたんだい先生?」

 

 

「シロコ達がカイザーへ調査へ行こうと言って止まらないんだよ!!」

 

 

「それは良い事じゃないか、困ったら俺に任せろ柴関ラーメンの仇だ」

 

 

「いや分かったから、そのエボルトリガーをしまえ!」

 

 

「OK、良いだろう」

 

 

と言う事で

 

 

「それなら頼れる、助っ人を呼ぼうと思う」

 

 

「助っ人?」

 

 

「それまで待て」

 

 

「なんか嫌な予感」

 

 

ミレニアムにある反省部屋にて

 

 

「よぉ黒崎コユキ、久しぶりだな」

 

 

「うえええええ!どうやってこの反省部屋に入ってきたんですかぁ!!」

 

 

「そりゃ……扉を殴って」

 

 

「物理的に!?」

 

 

「冗談だ、この霧ワープでお邪魔したんだよ」

 

 

「何ですか霧ワープって!!」

 

 

「そりゃ……この銃から出る霧に包まれる事で気づくと目的地へワープしてんだけど…そういやぁコレでどうやってワープしてんだ?エボルト知ってる?」

 

 

『知らん』

 

 

「まぁ良いや黒崎コユキ…ちょっと力を貸してくれないか?見返りにこの部屋から出してやる」

 

 

「え!良いんですかぁ!貸しますよぉ!」

 

 

即答であった

 

 

「その前に聞くぞ、お金が無かったら!」

 

 

「そうしたら他所から盗めば良いじゃないですかぁ!」

 

 

「よく言った行くぞ!」

 

 

『おい誰か!この二人に最低限の倫理観を教えてやってくれ!!』

 

 

「おぉー!」

 

 

そして霧ワープで脱出すり二人 突如消えたコユキにミレニアムは大パニックになるのは別の話

 

後にキヴォトスで『混ぜたら危険(ケミカルX)』と呼ばれる二人が動き出したのである

 

 

 

アビドス

 

 

「ってな訳でミレニアムのセミナーから天才ハッカーを脱走させてきた」

 

 

「初めまして先生!セミナーの黒崎コユキです!」

 

 

「よろしく…それで?セミナーから脱走って聞こえたけど…気のせい?」

 

 

「今頃彼女の脱走を知ったミレニアムの街は大騒ぎだと思うからお前の持ってるシャーレ権限で何とかしろ」

 

 

「細かい部分は俺に丸投げるなよ!それとちょっと待って!あ、もしもしユウカ!実は!!」

 

 

「にゃはは!それでハルト先生、私はどうしたら良いんですか!」

 

 

「カイザーコーポレーションから何かやばい情報をぶっこ抜いてくれるかい?」

 

 

「指示がアバウトですがやってやりますよぉ!ついでにカイザーコーポレーションの隠し講座とか脱税の証拠とか色々掴んで見せます!」

 

 

「おぉ!何か頼もしい!流石はミレニアムのセミナーだね!」

 

 

 

「ま、普段から内緒でミレニアムの債券発行とか色々してるから汚職の証拠とか探すのに朝飯前です!」

 

 

「これユウカに捕まってた理由はミレニアムでよからぬ事してたからだろ!」

 

 

「よし俺はブラッドスタークに蒸血してカイザーコーポレーション本部で物的証拠を抑えに行こう」

 

 

「にゃはは!それなら私も行きます内部のセキュリティ解除とかミレニアムと比べたら朝飯前!」

 

 

「任せろ相棒」

 

 

「がってん!」

 

 

「よし殴り込むぞカイザーコーポレーション!!」

 

 

「おー!」

 

 

『すまないこの二人に倫理観を教えてやってくれ!お前先生だろ!!』

 

 

 

とハルトとコユキがアウトローな方法でカイザーを追い詰める行動を開始したのである

 

 

ナツキ達は真っ当に調査をしている中 ハルトなりの方法で調べている

 

 

因みに今回に関してはアヤメ、コユキ、ハルトのスリーマンセル

 

 

「それで何か作戦があるの?」

 

 

「というより互いが本命で囮かな」

 

 

「え?どう言う事です?」

 

 

コユキも巻き込んだ手前 自分の考えを伝える事にする

 

「そもそもの話、アビドス絡みのSOSが何で連邦生徒会へ伝わったのが遅かったか、そして何でアビドス関連でカイザー有利な状況が続いていたのか」

 

 

「確かに言われてみれば…」

 

 

「だから十中八九、内通者がいるんじゃないかなと思ってる」

 

 

「うえ!連邦生徒会にカイザーと通じてる奴がいるんですか!」

 

 

「そう言う事だ…だからこそ内通者の目がどっちに向いてるか調べる必要もあるって事」

 

 

「ほぉほぉ……よく分からないんで取り敢えずカイザーコーポレーションをハッキングしますね!」

 

 

「そうだ、そんな細かい事はナツキに丸投げて俺達はカイザーコーポレーションへ攻撃するぞ」

 

 

「おー!」

 

 

「所でハルト……そこの子は…誰?」

 

 

アヤメは凄い馴染んでいる子について聞く

 

 

「アヤメは始めましてだったな紹介しよう彼女は黒崎コユキ、ミレニアムのセミナーで今回の協力者だ」

 

 

「初めまして!!アヤメ先輩?」

 

 

「よろしくねコユキちゃん」

 

 

ふむ仲良くしてるのは良い事だと思いながら、どうやって潜入するかを考える

 

 

「ふむ……」

 

 

警備は厳重だし此処に要人がいるなんて確証はない…ふむ

 

 

 

「正面から殴り込むのが早そうだな変身しよう」

 

 

やはり何処の世界でもハルトはハルトであった

 

 

『お前の辞書には正面突破しかないのか!』

 

 

「何か細かい作戦考えるより勢いで言った方が良いと思う…ほら電王も言ってたよ…戦いってのはノリの良い方が勝つと」

 

『それに身を委ねるのは危険だぞ?』

 

 

「大丈夫だ問題ない」

 

『問題しかないが…』

 

 

「それで殴り込むなら殴り込むでどうするの?ガチガチにセキュリティで守られてるけど」

 

 

「簡単だよ手頃なカイザーの社員の顔をエボルトの力でカイザーの重役に変えた上で人質にして脅したら会社に入れてくれそうじゃね?」

 

 

悪びれもせずに握り拳を作るハルトであった

 

 

『おいどうしたハルト?お前は人質取って脅すとかそんな事を考えるような奴じゃなかっただろ?』

 

 

エボルトから見たハルトは穏健で必要以外にライダーの力を振るう事を好まない性格だった筈だと

 

 

「俺は前の地球を滅ぼす為に暗躍するエボルトの背中を見てラーニングを重ねた…つまりこれはエボルトゼミで学んだ結果…それを実践してるだけ」

 

 

『俺のせいかぁあ!」

 

 

「あ!ハルト先生!アソコに手頃なカイザーPMCが!」

 

 

「よく見つけたぞコユキ隊員!よし奴を捕縛して先程の作戦を開始するぞ!今夜はすき焼きだ!」

 

 

「はっちゃー!」

 

 

「ヒャッハー!」

 

 

倫理観破綻ブラザーズの魔の手が一人の無実とも言い切れないカイザーPMCへと襲い掛かろうとしていたが

 

 

「いやちょっと待って!?」

 

その計画についてはアヤメが全力でストップをかけたので未遂に終わったのである

 

 

 

そんな事をしている間にナツキ達も行動をしていたがカイザーコーポレーションの重役から不法侵入の違約金を支払えと脅しが入ったのである

 

 

その情報を聞いたハルトは 

 

 

「その証拠ある?」

 

と尋ねるとアロナ?とやらが動画を収めていたらしい誰か知らないがグッジョブ

 

 

ならばと悪どい笑みを浮かべたハルトは

 

 

「この情報をどう活かすかな」

 

 

「悪だくみが楽しそうね」

 

 

「俺はゲームメーカーだ。その場その場での最善手を打つ」

 

『何処かで聞いたようなセリフだな』

 

 

 

「そして、この状況の解決方法はエボルトゼミで習った所だ」

 

『おい俺のせいにするな』

 

 

 

「ってな訳で……ん?」

 

 

と首を振っていると突如現れた2体の…黒い怪人がカイザーPMCへの攻撃を開始した、いや待てアレは!

 

 

「シザーズとゼブラのロストスマッシュじゃん!」

 

 

そうブラッドの融合素材である2体のロストスマッシュである

 

 

『いや待て、よく見てみろ…色合いが絶妙に違う』

 

 

「って事は…『あぁハザードスマッシュだ』ほぉほぉ…やはりってロストスマッシュとハザードスマッシュの違いを初見で見破れるか!!両方同じように黒いじゃねぇか!」

 

 

そのツッコミにエボルトは呆れた声音で告げる

 

 

『おいおいお前さんの仮面ライダー愛はそんなものか?』

 

 

「…何だと?」

 

 

聞き捨てならないとエボルトに尋ねる

 

 

『ハザードスマッシュでもロストスマッシュでも些細な違いを即時かつピンポイントで見抜く、怪人もライダーも等しく推していく!それがお前さんの仮面ライダーへの愛じゃなかったのか!お前が捧げる仮面ライダー愛とはそんなものだったのかぁ!!』

 

 

「っそんな訳あるかぁ!!俺の…俺が積み重ねてきた仮面ライダーへの愛をバカにするなぁ!」

 

 

『それなら見せてみろ』

 

 

「バカにされっぱなしじゃ我慢できないぜ!良く見てろよ俺の戦い方を見せてやる!」

 

『エボルドライバー!』

 

 

『コウモリ!発動機!エボルマッチ!!』

 

 

『are you ready?』

 

 

「変身!!」

 

『バットエンジン…フハハ!』

 

 

「はははは!」

 

背中から翼を生やして突撃する光景に

 

 

『万丈並みに単純だな…』

 

 

同じマッドローグでも此処まで違うかと呟くエボルトだが内心 彼もハザードスマッシュには興味があったのは本当であるので殴り込むと

 

 

「お!エボルトやんか!久しぶりやなー!」

 

 

コテコテの関西弁で理解したのだ

 

 

「お前は郷原!!」

 

 

仮面ライダーブラッドの伊能と同じくエボルトに反旗を翻した ブラッド族一人であった事を

 

 

「じゃあハサミのも」

 

 

「あらエボルトじゃない」

 

 

「やっぱり才賀か!!」

 

 

やはり彼女も同じブラッド族であった

 

 

「何でお前達が……あぁ聞く必要なかったわ」

 

 

そもそもブラッド族が三位一体で変身する仮面ライダーブラッドがいる時点でコイツらの存在を勘定に入れておくべきだった事である

 

 

「んで!何で此処に!」

 

 

「そんなの決まっとるやろ!アイツからのお願いやからな!」

 

 

「あぁやっぱりアイツか…取り敢えず……すぅ」

 

『おい辞めろ』

 

 

「え?」

 

『お前、万丈の恨みって殴り掛かろうとしたろ?』

 

 

「そ、そんな事する訳ない!」

 

『本音は?』

 

 

「そんな事………ないよ?」

 

『否定するなら自信を持て』

 

 

「話に聞いとったけど、まさかブラッド王族が人間風情一人を満足に御せないとは笑わせるわぁ!」

 

 

「えぇ、全くね」

 

 

クスクスと笑い出したのが気に入らなかったのか

 

 

「『その人間風情一人3人がかりでも完全に取り付けない奴等に言われてもなぁ』」

 

 

「何やて!!」

 

「ちょっと聞き捨てならないわね」!」

 

 

「『事実だろ?』…『そんな事より久しぶりだなお前達!』おい」

 

 

「その声、まさか…キルバスも取り憑いとるんか!」

 

 

「ブラッド星の仇……この裏切り者どもめぇ!」

 

 

ーキルバスのせいでタゲがこっちに来たぞー

 

 

「『やれやれ仕方ない運転を変わるぞ…さぁサポート頼むぜ相棒』」

 

 

ー結局、俺かよ!ー

 

 

『ラビット!ライダーシステム!evolution!!』

 

 

『are you ready!?』

 

 

「『変身!』」

 

 

『ラビット!ラビット!…エボルラビット!!フハハ!』

 

 

ー仕方ない……『最適解(オラクル)』!!ー

 

 

意識だけになったハルトだが直様 相手に対しての行動予測を始める 二対一ながらも速度特化のラビットならばハザードスマッシュに遅れなど取るわけがない ピットアンドアウェイに徹する事で更に油断を誘うと

 

 

ー次は大振りくるからカウンター!ー

 

 

了解と答えながら敵へのカウンターで返す

 

そしてゼブラハザードスマッシュの胸ぐらを掴んで持ち上げると

 

 

『ready go!!』

 

 

空いた片手でエボルドライバーが操作してエネルギーをチャージ 突如 現れた力場にゼブラハザードスマッシュを拘束し そして

 

 

「『らぁ!』」

 

 

「うわああ!」

 

 

と吹き飛ばされるゼブラハザードスマッシュ…その吹き飛ばされた先はカイザーコーポレーションのビル…そして見事に爆散 その結果ビルに大きな穴が空いたのだ

 

 

ー突破口が出来たぞ!ー

 

 

そのままの勢いで穴の空いたスペースに突撃するのであった 因みにコユキとアヤメは立場もあるので…取り敢えず監視カメラをハッキングして無力化して案内した

 

 

「ちょっと!」

 

「『お前さんも同じ目的なら黙って俺達に協力する方が利口だと思うぞ?』」

 

 

「くっ!」

 

 

郷原に当たるブラッド族はシザーズの体内に戻ると そのまま同行する事になった

 

 

「動くな!」

 

 

とPMCが銃を構えて威嚇するもライダーシステムに既存の銃火器が通用する筈がないシザーズハザードスマッシュのハサミ型エネルギー弾によりPMC達は四肢を拘束されてしまったのだ

 

 

「『おいおい随分と手緩いな』」

 

 

「ターゲット以外は極力殺すな、それがあの人の依頼だから」

 

 

「『お前達も人の事言えないだろう?』」

 

 

棚に上げられると気分は良くないがエボルとハザードスマッシュによりカイザーコーポレーション攻撃が始まってしまったのである!

 

 

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