「仮面ライダーエボル、キルバス、マッドローグにしてシャーレの副担任 常葉ハルトはアビドスを巡る陰謀を解き明かす為にカイザーコーポレーションへと殴り込みをかけたのである」
『そんな中、カイザーコーポレーションへ攻撃をかけたのは俺達だけじゃなくナツキの体内に潜んでいた二人のブラッド族もいたのであった』
「ってエボルト、何で前回のあらすじに参加してるの?」
『良いだろう?声の仕事は得意なんだよ』
「知ってるけども!あぁもう!どうなるアビドス!」
ーーーー
カイザーコーポレーションは現在 謎の敵対勢力からの奇襲にてんてこ舞いである まぁ
「敵襲だと!何でこんな時間に!?」
まさか白昼堂々と殴り込みをかけてくる奴がいるなんて思わないだろう
『パイレーツ!finish!!』
『海賊電車 発車!』
放たれた電車型エネルギーで建物の壁を打ち抜いていくエボルとシザーズハザードスマッシュのコンビの猛攻に警備兵は対応が出来ずにやられてしまう そんな中
「あ、みっけ!」
とその場に似合わない可愛らしい声と共に端末を操作しロックを外していく女の子 黒崎コユキの手でセキュリティが解放されていき施設内部の警備態勢やら情報やらが混乱する その隙にコユキは気の向くままカイザーコーポレーションの機密情報を抜き出していくではないか
「うわぁ…容赦ないなぁ」
そう呆れるアヤメもコユキの護衛としてカイザーコーポレーションに殴り込みに参加していたそれには一応の理由もある
カイザーコーポレーションはアビドスだけではなくキヴォトス全土の学園に影響を及ぼす巨大企業 いつ自分達の学校がアビドスのようになるか分からない可能性がある以上 少しでも弱みを握っておくに越した事はない しかもそこに連邦生徒会のスキャンダルがあったとしたら尚良し
そんな中 エボルラビットで疾走するも
ーエボルト、顔出したら一斉放火ー
「『っと』」
「いたぞ!撃てええ!」
護衛に当たっていた警備兵の銃弾の雨に思わず遮蔽物に身を隠す
「『やれやれ警備が手厚いって事は重役のいる場所に近づいてるって事だな』」
ー昔からバカと煙は高い所が好きー
「『そりゃ言えてるな』」
ー2秒後に射撃が止む…っ!エボルト、早く上に行ってー
「『何?』」
ー大将がヘリで逃げようとしているー
「『なるほど、それなら!』」
『イレイサー!ライダーシステム!Creation!!』
『ready go!』
ーこれが本当の消しゴムマジックー
『イレイサー!finish!!』
同時に展開される消しゴム型エネルギーで侵入者達に困惑するカイザーの警備兵であった
屋上 ヘリポート
「プレジデント!早くこちらへ!」
「くそっ!一体何処の組織がそんな真似を!許せん!見つけ出して八つ裂きにしてくれるわ!」
と激怒するのはカイザーコーポレーションの社長 カイザープレジデント 彼は侵入者から逃げる為に屋上ヘリポートへ向かうのであった
そのヘリに乗り込む為に扉を開こうとしたが
「『残念だが、此処は既に満員だ』」
ヘリの席に座っているエボルは足を組みながら待っていた ヘリのパイロット?あぁアイツは良い奴だったよ…毒針で消滅したがな
「貴様っ!」
激昂して護衛も銃を向けるのと同時にハサミ型エネルギーがヘリの尾翼を切断すると同時にシザーズと復活したゼブラハザードスマッシュが護衛を蹴散らしたのである
「『さて、これでゲームオーバーだプレジデント』」
「き、貴様は何者だ!」
「『俺はブラッドスターク、通りすがりのゲームメーカーだ』」
「ゲームメーカーだと!ふざけているのか!」
「『酷い言われようだな…ま、俺達のゲームにお前達が色々と邪魔をしてたからそのお礼参りに来たって訳だ』」
「そんな事の為に!「『お前等の事情なんざ知るか』」くっ!」
ー大企業の社長とか難波会長的な人だねー
『抜かせ、アレの方が面白い』
ー取り敢えず、近くの側近に杖渡して膝でへし折るか確認してみる?ー
『辞めておけ』
ーだねー
カイザープレジデントを足蹴にすると態とらしく見えるようにネビュラスチームガンを押し付けると
「そ、その銃!まさかあの黒服達の仲間か!なら何故私たちを襲う!カイザーとゲマトリアは協力しているではないか!」
『黒服だ?』
ーこれは驚きかな黒服とやらはゲマトリアだね…それとカイザーはグルだった訳だー
「『なるほど思ってたよりキナ臭くなってきたな』」
ー同意、アビドスの問題にゲマトリアとカイザーコーポレーションが動いてると来たとなれば子供じゃなくて大人の問題ー
「お、お前はあの黒服とは違うのか?」
「『黒服とか白スーツとか知らないが俺からすれば自分の縄張りで好き勝手されるのが我慢ならないだけだ』」
「な、縄張りだと!」
と交渉している中 ハルトの精神世界では
『何をしているエボルト!そいつを殺せええ!柴関ラーメンの仇だぁ!』
ー落ち着いてキルバス!……殺すなら知ってる事全部吐かせてからだよ!エボルト!早く尋問を終わらせて!俺も柴関ラーメンの仇討ちをしたくてウズウズしてんだ!ー
結局殺すんかいとツッコミを内心で入れたエボルトだった
「『おい、お前達はあの砂漠で何をしている?』」
「砂漠……まさかアビドスにいるあのデカい蛇か!」
ーやっぱり何かいたな…しかしデカい蛇かー
『お前じゃないか?』
ーベノサイドスネーカー使った?ー
『悪いが身に覚えがない』
流石に潔白と弁明するエボルトだが
「『その蛇から伝言だ、これ以上あの砂漠で好き勝手すればお前達を攻撃するとな』」
「くっ…」
「『そもそもあの砂漠に何がある?話せば見逃すのも考えてやっても良い』」
「あ、あの砂漠には宝が埋まっている…それこそキヴォトス全土を掌握するに相応しい程の代物がな!」
「『宝だぁ?そんな噂話の為に天下の大企業が砂漠で何かしてるって言うのか?』」
「信じるかどうかはお前の勝手だ…まぁ私もカイザー理事の行動が何処まで本気か分からん、奴の言っていた事だがアビドス砂漠には金以上のものがあると」
ーうーむこの話は持ち帰って調べたい…まであるなー
「『ほぉそうか…なら今すぐアビドスにいる貴様の仲間達を撤退して近寄らせるな、そうしたら見逃してやる』」
「わ、わかった!」
「『言ったな、次はないぞ』」
ー何でだよエボルト!そいつを生かしておくなんて何考えてんだぁ!ー
『まだ奴等を泳がせておいた方が面白い』
ー借金チャラにしろとか言わないんだー
『それについては奴等の問題だ、俺達も協力するがあくまでそれは非合法な金利や利子、強引な違約金など返済の妨害をするものに限った方が良い』
『そうだエボルトおお!柴関ラーメンはコイツのせいで壊れたんだぞ!』
『はぁ…落ち着け店長が無事なら柴関ラーメンは復活するだろう、それまで我慢しろ』
ーそ、そんな…ー
『我慢だと?何だそれは!』
ー出来る訳ねぇよなぁ!ー
今はこの暴走してる2人を何とかせねばならないと思い立ったのである、カイザー理事への撤退命令を出すのを確認したエボルとハザードスマッシュはコユキとアヤメを連れて、そのまま撤退するのであった
余談だがその話を
「へぇ……それがこの世界のお宝か」
と呟く 青い銃を持った青年がいたと知るのは別の話
ーーーー
そしてアビドス生と合流したハルトであった
「2人ともありがとう」
「気にするやないで!」「ええそうね」
同時にハザードスマッシュはナツキへと吸い込まれたのであった やはりか
「俺より多くのブラッド族がついてるんだな」
「と言っても全員が全快じゃないけどね」
「え?」
「ブラッドの変身に使うロストボトルはブラックロストボトルじゃないし、何より万丈さんを取り込めてないからどうしてもパワーが足りないんだ…お前の見てた映画並みのブラッドにはなれないよ」
「テメェが万丈さんを取り込もうとしてるなら敵だぞ?つか万丈を強化アイテムと見てるとか万死に値するぞ?」
『落ち着けハルト、例え話しだ』
ちっ、と舌打ちをするハルトであるが
「お前ならパンドラボックスとブラックロストボトルを持ってんじゃないか?」
確かに持っているがエボルトが答える
「『残念だったな、あの世界を滅ぼした後の転移でエネルギーを使ったからブラックロストボトルは普通のロストボトルになったままだ、最初の4本ならパネルに入れれば戻るが、他のはロストスマッシュを作るしかないな』」
ー必要なら俺の体内に取り込んで10本作れば良いじゃんー
「『それもアリだが…その間お前さんが動けなくなるからな』」
ーだったねー
「え?ハルトが?」
「『そうだ、前の世界でブラックロストボトル生成の為にハルトは初期以外の6本のロストボトルを全部、体に取り込んだ結果…ハザードレベルの急上昇による高熱で丸一日魘されたからな』」
ーお陰でいじれるハザードレベルの上限が上がりました!ー
「寧ろ、あの激物を大量に取り込んで丸一日だけで済んだのか」
「『それは俺も計算外だった、まるでハルトの体は俺達に合わせてるようにも感じたねぇ』」
ーいやいやそんな俺の体が怪人の力にベストマッチ!するような改造手術とかされてる訳ないじゃん!ー
「『そうだな万丈みたいな特異体質がそういてたまるか』」
真実を知らないとは怖いものである…
「それで何か分かった事は?」
「『結論から言えばカイザーとゲマトリアはグルだ』」
「やっぱりか…」
「『これは私感だが奴等は過程で利益があるから一時的に組んでるだけだな』」
「だとしても厄介だな」
ーそう言えば…なぁキルバスー
『何だ人間?』
ーそもそもの話さお前、何処の誰から小鳥遊ホシノについての情報を得たの?ー
『黒いスーツを着て顔が黒いモヤに隠れたような男だったな』
ー似顔絵書ける?ー
『当然だ』
そしてキルバスが手を使って描いた絵を皆に見せると
「こんな感じらしい」
「っ!!」
小鳥遊ホシノはハッ!とした顔になる 成る程何か知ってるのか…と思ったが今は尋ねないでおこう
「よしハルトは引き続きゲマトリア関連の調査を頼む」
「……了解…それと朗報かな?カイザー本社を攻撃したから暫く向こうはその対応に追われると思うし現地カイザーPMCも撤退する可能性がある…一応用心だけお願いね」
「へ?」
「カイザーの社長にアビドスから手を引けと言った…けどその過程で一つ確認したい話がある」
「何?」
「皆はさアビドス砂漠に巨大な鉄の蛇とか何か埋まってるとか知らない?」
「ん、知らない」
「てか鉄の蛇って何よ?」
シロコちゃんとセリカちゃんは分からないか…うーむどうしたものか
「あの、その鉄の蛇がカイザーと関係してるのですか?」
「そ、あの感じだとどっちかと言うと敵対してる感じだね」
「それなら「けどこっちの味方って訳でもないかな」何でよ?」
「前に砂漠捜査でバトルドロイドの軍勢を送り込んだんだけど、何グループか帰ってこなかったんだよ空からもバルチャードロイドに探させたけど残骸すら見つかってない始末だし」
「成る程…」
「そして本命のコユキ隊員!何か掴んだか!」
「勿論ですよ!カイザーコーポレーションのスキャンダルのアレコレを!」
「流石だコユキ隊員!」
「その中にアビドス絡みかは分かりませんがカイザー相手に連邦生徒会が何かやらかしてる証拠もあります!」
何だと!と驚く面々に対してコユキが証拠のデータを提示する
「た、確かに…」
「カイザーの魔の手が連邦生徒会…ヴァルキューレまでか…」
「ちょっと!これだけで大スキャンダルじゃないの!」
セリカの言葉に全員が驚く それ即ち司法機関すら抱き込んでいるのだと
「それならルールなんて守る必要もないな」
「どうするつもり?」
「もっかいカイザーコーポレーションを襲う」
「そんな簡単に出来るかぁ!絶対対策してるぞ!」
「いやいや奴等もそうだと思って油断してるならもっかいくらい」
「落ち着け!そもそも襲ったのは目当ての情報が手に入れる為なんだからな!つか俺だって援軍で送ったゼブラがボコボコにされるとは思ってなかったわ!おのれカイザー!」
「『……』」
ーこれ話した方が良い?ー
『黙ってろ』
ーOKー
郷原が吹き飛んだのはエボルトの仕業とは言えないので取り敢えず黙っておく事にしたのであった
取り敢えずコユキから貰った情報を確認する為にナツキはアロナ?とやらと相談するらしい…ふむ、それならば俺は
「小鳥遊ホシノ」
「うへ?どうしたのさハルト?」
「(先程の反応に気になる所があった…もしゲマトリアについて何が知っているというなら少し話がしたいんだ、だから明日)俺と付き合ってほしい」
「…………ふぇ!!」
『その大事な行間を伝えろおおおお!』
そんな苦労人エボルトの慟哭が精神世界の中心で叫ばれてるのを知らないが その光景を見ていたアヤメはハイライトの消えた瞳でいたという
そして翌朝
「………」
「何か誤解させてしまったなら…ごめんなさい」
『いや本当にハルトがクソボケで申し訳ない』
「そこまで言わなくても良いじゃん…」
エボルトすら謝罪する程のクソボケであったのだから…ハルトやらかしたのである
「……」
ムスッとしているホシノ相手にハルトはどうしたものかと頭を抱える ここで魔王なら躊躇いなく土下座して許しを乞う場面だが残念ながらこの世界のハルトは女心に鈍かった…具体的にはIS原作 一夏並みの鈍感であった…
「俺にできる範囲なら何でもするからさぁ…許してよぉ…」
『あ…』
「ねぇ、今…何でもって言った?」
「話聞いてる?俺の出来る範囲だか《ショットガンのコッキングをする音》「ん?」…何でもやります!!」
この状況では従うしかないだろう…誰だって命が惜しい時もある
「ふふーん…じゃあハルトお願い……アビドスの皆の事を任せても良いかな?」
「断る!」
『即答だと!?』
『何でも言う事を聞くと言ったのに!』
「どうしてかな?」
「だってそれ聞いたらホシノ、何かするつもりでしょ?」
「……」
「沈黙は肯定……だから嫌だホシノが遠くに行ったり会えなくなるのは嫌だ…」
「!!!!」
『このバカはいちいち口説かないとやってられないのか?』
何故俺はエボルトに罵倒されてるんだと内心で呟くが
「だからホシノが悩んでる事があるなら相談して欲しいんだホシノが望むなら……俺は……俺の持ってる全ての力を出してこのキヴォトスを滅ぼす事も辞さない!」
ブラックロストボトル装填済みのパンドラパネルとパンドラボックスを見せながら説明するハルトにヴォトス史上最大の危機が訪れた!とこっそり尾行していたナツキも戦慄していたが
『おい、それは辞めろ人間!!そんな真似をしたら柴関ラーメンが食べられなくなるぞ!!』
『あの破滅型の快楽主義者がまさか星を守る側に立つなんてな…』
まさかのキルバスの静止に付き合いの長いエボルトは驚愕していた
「それは辞めてね〜分かったよ〜なら他のお願いにするね」
「良かった…それなら「そのゲマトリアとやらについて彼処の光るホテルでおじさんと朝まで語らないかい?」……」
その台詞にハルトはとあるローグが頭をよぎったのは無理もない話であるが
「もう少し大きくなったらね」
流石に色々問題があるのはハルトでも分かったのである
「何でもって言ったのに、それなら何を聞いてくれるの!?」
「だから俺の出来る範囲なんだって!?」
その話の結果
「ふふーん」
何故かホシノは俺を抱き枕にして昼寝をしたいとの事……どうしてこうなった?
それともう一つ教えて欲しい
「ハルト?」
何故アヤメは俺へもの凄い殺意を向けてくるのだろうか教えてほしい!さぁエボルト、この謎を解くキーワードを見つけ出そう!俺1人じゃ届かないから!
『いや俺は地球の本棚は持ってないぞ?』
ー何故だろうか、あの力が俺の側にいてくれたような気がするから…ー
『気のせいだろ?それよりも疲れたならゆっくり休め』
しかしまぁ此方もエボルドライバーを使い続けたのと連戦の疲労で眠たいのは事実である 少し眠るとしよう
「オヤスミー……」
そして眠りに落ちるのであった
「………そろそろ寝たかな?」
そう言ってホシノは狸寝入りを辞めて抜け出すと
「ごめんねハルト、こんな我儘言って…けど他に方法が思いつかないんだ…私が行けばゲマトリアはアビドスに手を出さないから…」
少なくともゲマトリアが狙っているのは自分である ホシノは知っていたからだ
しかし残念ながらハルトは寝ているが同居人は寝ていない
「『成る程、そう言う事か』」
「っ!ハルト?」
「『残念、ハズレだ俺は地球外生命体エボルト今は色々あってハルトに取り憑いている、お前さんに馴染み深いので行けばあの蜘蛛みたいな奴の弟だ』」
「っ!」
「『銃を下ろしてくれ、てか何をしたんだキルバスの奴は…まぁ安心しろこいつに危害を加えるとかはしない』」
「信じろと?」
「『俺はコイツの事を気に入っていてね、何せ』」
エボルトは取り憑いてからの日々を思い出していた
ー天災の相棒なら、それなりじゃないとダメでしょ?ー
ーは?この役目を誰にでも出来ると思わない事だねー
「『俺を前に恐れ知らず対等であろうと来たからな』」
「そうなんだ…」
「『だが普段はポンコツだからサポートがいる、それが俺だ』」
「一応聞くけど…ハルトが鈍感なのは貴方のせい?」
「『それは違う、絶対に違う』」
「そう…良かった」
「『取り敢えずお前の話を聞かせろ』」
「何処まで?」
「『全部だ』」
「う…うん……」
そしてホシノは過去を思い出していた
第一章 生誕
「おじさんが生まれたのはキヴォトスのDUにある小さな産婦人科だったよ…3043gの元気な赤ん坊で「『いや誰が生い立ちから話せと言ったよ!』」ちょっ!何するの!?」
「『俺に戦兎と同じツッコミをさせるな!』」
「戦兎って誰!?」
「『まったく…しかしこのチンチクリンの何処にキルバスが興味を示すだけの力がある?』」
「誰がチンチクリンだ?」
「『おっと地雷だったか…それでハルトへ何か伝言があるなら聞くぜ?』」
「止めないんだ」
「『それを俺が止める理由はない、まぁ起きて知ったらハルトは何が何でもお前を取り返そうとするだろうがな』」
「どうして?」
「『それだけ大事に思われてるって事だ、珍しいねぇ相棒が執着するってのは』」
「……ならーーーー」
「『OK、良いだろうバッチリ伝えてやる』」
「ありがと」
「『気にするな』」
その翌朝
「…………ん…ん〜」
ハルトは呑気に欠伸をしていた時に気づいた
「ほしの?」
彼女がいなかった
『悪いなハルト、実は小鳥遊ホシノだが…』
「うん……」
『ゲマトリアに拉致られた』
「うん………ん!?何だって!?つか何でそんな情報が出てくるんだよエボルト!」
『すまない、寝てる相棒を人質に取られて彼女は仕方なくゲマトリアに…』
「おのれ許さんゲマトリア!!最上魁星がいるとか知った事か!!エボルト!俺は小鳥遊ホシノを助けに行く!止めてくれるなぁ!」
『そう言うと思ったぞ』
『俺は断る、お前の好きにしろ』
「協力してくれたら柴関ラーメンのトッピング全乗せを許す!」
『何してる早く行くぞぉ!』
あっさり買収されたキルバスを見てエボルトは溜息を吐く
「っしゃあ!ユニクロン!ガンシップを用意しろ直ぐ行くぞゴラァ!」
【主よ出すのは構わないが居場所は分かるのか?】
「分からん!」
『ダメだな…』
「兎に角!今は行動あるのに!ナツキを呼べええ!」
と言う事で
「おいナツキ、ホシノがゲマトリアから拉致られたから助けに行くぞ!」
「けどホシノは…「そんなん知るかぁ!!」え?」
「お前がそんな腑抜けだったとは見損なったぞ!生徒の為なら体の一つや二つでも張るのが先生じゃないのか!自分の過ちを繰り返さない為に立ち上がったんじゃないのか!それとも全部嘘だったのかぁ!」
エボルトが言いそうな台詞だがナツキの目にも闘志が宿る
「そうだな!よしホシノを皆で助けに行こう!」
おー!と元気になった面々を見て
「よしコユキ、カイザーの情報を全部ばら撒け!」
「にゃははは!じゃあついでに連邦生徒会のスキャンダルもばら撒きますね!」
「俺が許そう」
「ダメだよ!その情報はこっちで管理します!」
「それでエボルト、小鳥遊ホシノは何て言ってた?」
『あぁ…自分の人生を第一章から語ってくれたよ』
「何、生い立ちから話してんだよ!余裕か!」
ーーーー
そんな中 道を遮るのはゲヘナ風紀委員
「ふむ…あれ?初めまして?」
「何処がだ!!お前だろ!温泉開発部を焚き付けて暴れさせた奴は!」
「…………それをやったのはこっちの先生だ」
「違うよ!イオリ騙されないで!全部コイツの仕業だから!」
「どっちもどっちだ!…それに以前敵対してたから印象最悪なんだけど」
「だとしても此処を通して欲しいんだよイオリ」
「そこまで言うなら私の足でも舐めたら…「良いよ」は?ちょっ!」
そしてナツキは…イオリの足を舐めたのである
『嘘だろ!』
その光景に
「やりやがった!嘘だろあの野郎!やりやがった!!野田ナツキすげえええええ!!」
今この場の出来事はハルトが全並行世界で唯一 ナツキの事を手放しで尊敬の念を持った瞬間であったという
「ふぅ…これで信じてくれたかな?」
「いやいやマジでやる奴があるか!変態!!」
「酷い!!」
「おい、ナツキ先生!大丈夫か!!すまない…こんな恥辱を……俺は…お前の事を誤解していたようだ!今までの態度を許してくれ!その命懸けの行動に俺は敬意を表する!!」
何処かのギャングみたいな態度に思わずナツキも
「ハルト…何でお前の態度が変わったかは置いといて、その言葉だけで報われた気がするよ」
「よし約束通り、此処を通して貰う」
「も、もう良いから通れ!」
「よし行こうナツキ先生!!さぁこのバイクに乗るんだ!」
近くにあったバイクに跨るもハルトのあまりの豹変ぶりに
「お前さっきからどうした!態度変わりすぎだろ!頭でも打ったか!!」
「そんな事を言ってる場合かナツキ先生!」
丸で綺麗な浅倉を見るような目のナツキだが今はハルトの全面協力には感謝しかないのでバイクに乗る
「そう言えばお前免許は?」
「ふっ、任せておけ」
「……へ?」
『エボルドライバー』
「何で?」
「まぁ見てなって」
『シャーク!バイク!エボルマッチ!!』
『are you ready?』
「変身!!」
『サメバイク…フハハハ!』
人呼んでヘルブロスの弱点セットこと 仮面ライダービルド・サメバイクフォーム(エボルドライバーver)に変身したのであった
「何で変身したの?」
「この形態だとバイクボトルの力で…何か運転が上手くなるんだ!」
「説明雑!?」
「そんな事よりナツキ……行くぞ」
「おう!」
一路 アビドスの皆は動く 全てを取り戻す為に