無冠の王 トイボックス   作:カグ槌

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アビドス編 完

 

 

「仮面ライダーエボル、キルバス、マッドローグにしてシャーレの副担任である常葉ハルトはゲマトリアに拉致られた小鳥遊ホシノの奪還へと動いていた」

 

 

「そして俺とハルトの友情パワーから生まれた新たな仮面ライダーグレートクローズ!いやぁカッコ良いよな!」

 

 

「グレートクローズがカッコ良いのは賛同するけどナツキの戦闘シーンは早送りっと」

 

 

「えええ何でえええええ!」

 

 

「そしてナツキの交渉成功で遂にホシノの居場所を突き止めた俺の目の前に現れたのは…仮面ライダーディエンドだった!どうなるアビドス!の前にお願いします!サインください!!」

 

 

「お前やっぱりブレねぇな」

 

 

「何のこと?」

 

 

ーーーー

 

 

 

地下室にて

 

 

「か、海東大樹さん!!」

 

 

「やぁこの世界では初めましてだね常葉ハルト君」

 

 

「この世界では?」

 

 

「あぁそうさ、僕は色んな世界を旅して色んな君と出会っているんだ」

 

 

 

『コイツが他の世界にもいるのか!?』

 

『ほほぉ』

 

 

「そうなんですか俺が……いやいやそんな事より本物の仮面ライダーだ!」

 

 

「そして君はどの世界線でも必ず「サインください!!」そうコレが必ず起こる」

 

 

『魂レベルで刷り込まれてやがる…』

 

 

そこにはサイン色紙片手にお願いするハルトの姿があった 慣れた手つきでサインを書いて渡す海東にハルトは首を傾げる

 

 

「けど…どうして海東さんが此処に?」

 

 

「そこにいるキヴォトス最高の神秘を宿してるって彼女というお宝を貰いにきた」

 

 

「っ!海東さんって……実はホシノみたいな女の子がタイプだったんですか!」

 

『いや違うそうじゃない』

 

 

「誤解しないでくれたまえ!」

 

 

「そうですよねビックリしましたよ……けど残念ですね」

 

 

ハルトはそう言うとホシノに近づいて

 

 

「(彼女には帰るべき場所があるし仲間もいる、例え)貴方でも(皆の)大事なホシノは渡しませんよ」

 

 

「!!」

 

 

やはり赤面するホシノだがエボルトは謝罪すると

 

 

『だから行間を言え言葉足らず!?』

 

 

「やはり、どの世界でも君はそんな感じか」

 

 

「え?そうなんですか?」

 

 

「そうだね…君は他の世界でも色んな女性を口説き落として回ってたよ」

 

 

「俺そんなことしたこと無いんだけど!」

 

 

「……」

 

 

「何でホシノさんはそんな顔してるのかなぁ!?」

 

 

「だけど、狙った獲物を逃がさないのが僕の流儀だ」

 

 

「ある世界で子供は宝で希望と言った貴方は何処行ったんですか?」

 

 

「そこに無かったらないよ」

 

 

「そんな殺生な!」

 

『ふざけてる場合か来るぞ!』

 

 

 

その言葉に合わせて海東はネオディエンドライバーにカードを装填し頭上に掲げると

 

 

『KAMEN RIDE!』

 

 

「変身!!」

 

 

『DIEND!!』

 

 

立体映像が重なり姿が現れたシアンの戦士 数多の世界をかけるトレジャーハンター

 

 

仮面ライダーネオディエンド 登場

 

 

「ほ、本物の仮面ライダーの生変身だぁ!」

 

 

「どの世界線でも君のリアクションは見てて楽しいねぇ」

 

 

「だって本物なんですもん!」

 

『感動してる場合か!!』

 

 

 

「っ、そうだね」

 

 

今は憧れのヒーローが目の前で敵として立ちはだかっている……ん?敵として

 

 

「だ、ダメだ…俺は仮面ライダーと戦えない」

 

 

事実に気づいた時 ハルトは両膝をついてしまったのであった

 

『早く変身しろ、この厄介オタクがぁ!!』

 

 

「うぅ……うわあああ!……『やれやれ仕方ない奴だ』」

 

PTSD発症した戦兎のような表情に我慢出来ずエボルトが運転を変わった

 

 

『Dragon!RIDER SYSTEM!evolution!!』

 

 

『are you ready?』

 

 

「『変身!』」

 

 

『エボルドラゴン!!』

 

 

まるでトラウマを振り切るようにエボルドラゴンフォームに変身したハルトはビートクローザーを召喚してネオディエンドに切り掛かるが

 

 

「そんな攻撃が通ると思わない事だね!」

 

 

「『それなら!!』」

 

 

『special tune!!ヒッパレー!ヒッパレー!!』

 

 

『ミリオンスラッシュ!!』

 

 

ドラゴンボトルを装填した蒼炎の一撃は確かにディエンドを切り裂いたが

 

 

 

「む…中々やるね、それならコレはどうかな?」

 

 

『KAMEN RIDE!鎧武!電王!』

 

 

「はっ!」

 

 

そして投影して現れたのは電王ソードフォームと鎧武・オレンジアームズ

 

 

その時 何処かの世界で

 

 

師匠ーーー!!と叫んだ声が聞こえたと言う

 

 

「『何か言ったか?』」

 

 

ーいや何も言ってないけど?けど何故だろう鎧武と戦うのに抵抗を覚える?面識ないのに…ー

 

 

「『嫌なら下がってろ、このまま俺が』」

 

 

ーいやエボルト、運転変わって…俺が戦うー

 

 

「『けどお前…』」

 

 

ー此処で憧れだから戦わないなんてそんなのカッコ悪いじゃん!それに折角の推しと戦える貴重な機会を是非味わいたいよ!ー

 

 

「『そうかい…危なくなったら変わるぞ』」

 

 

ーOK!ー

 

 

 

そう言うと変身解除したハルトは改めて目の前の仮面ライダー達と向き合う

 

 

「降参する気になったかな?」

 

 

「逆です、全力で手合わせを願いたいです」

 

 

「君の中にいる宇宙人に頼めば早いのにかい?」

 

 

「ですね、けどそれじゃ意味ないですから」

 

 

「?」

 

 

「俺には守るものなんて無かったんです…けど今は」

 

 

「……」

 

 

そう言ってホシノを見ると そのまま目線を向き直る

 

 

「ホシノを皆の所に返す、その為にも彼女には指一本触れさせません」

 

 

「!!!」

 

 

『おいキルバス、お前バカにつけれる薬って知ってるか?』

 

『いや残念だが心当たりはないな』

 

『そりゃ残念』

 

 

 

「その為の答えは一つだぁ!!」

 

『コウモリ!発動機!エボルマッチ!!』

 

 

再びレバーを回して構えを取る

 

 

『are you ready?』

 

 

「変身!!」

 

 

『バットエンジン…フハハハ!』

 

マッドローグに変身してネビュラスチームガンとスチームブレードを合体させたライフルモードを槍の代わりにしてそのまま近接戦を仕掛ける

 

 

「ふふふ……はーはっははは!」

 

 

一見すると数的不利な戦い しかし場所は暗い地下室であり狭い場所ならば

 

 

「この場所のらマッドローグに分がある!」

 

 

流石に負の感情による増幅は出来ないがそれでもハザードレベルを上げる事で電王と鎧武にくらいつく そしてディエンドにも牽制射撃を加える事で近づけさせないでいるのだ

 

 

「っ!」

 

 

『ATTACK RIDE CROSS ATTACK!』

 

 

それは召喚したライダーに必殺技を命令するカード つまり必殺技がくる!

 

 

「なら行くぞ……エボルドライバーのリミッター解除…フェーズ1…フェーズ2……」

 

 

それを理解したハルトはエボルドライバーにあるエボルトの戦闘データを引き出していた

 

 

それはエボルのデータを引き出すがハルトの体にも一定の負荷がある故にマッドローグ時のエボルドライバーはリミッターがある それをハルトは外しているのだ しかしそれは諸刃の剣

 

 

『おい止せ!』

 

 

「フェーズ3!!……そしてフェーズ4!!」

 

 

それを全部外したのである

 

 

『何考えてるんだ!このバカ辞めろ!』

 

『おいマジか…』

 

 

 

「ノリと勢いが良いものがこの戦いを制する!!」

 

『ready go!』

 

 

「「っ!」」

 

 

『ソイヤ!オレンジスカッシュ!!』

 

『FULL CHARGE』

 

 

『エボルテックアタック!CIAO!!』

 

 

同時にマッドローグは高く飛び上がっての両足のライダーキック それが電王と鎧武に命中 そのエネルギーに耐えきれず2人は爆散 しかしその破壊エネルギーが地下室を崩落させたのである

 

 

「っ!」

 

 

「おっと…」

 

 

ディエンドはその崩落に合わせて一度姿を消したがマッドローグは落下しているホシノをお姫様抱っこで抱えたのである

 

 

 

「え?」

 

 

「いやぁごめんね、カッコ良い正義のヒーローみたいに出来たら良かったんだけどさ」

 

 

「……そ、そんな事…」

 

 

「実は……ごめん…俺割と限界」

 

 

「へ?」

 

 

「ノリと勢いでベルトのリミッター外すんじゃなかったぁ…」

 

『だから言っただろう!』

 

 

「だからさホシノちゃん、コレなら先はこっちにお願いする……よ!」

 

 

「え?ちょっ!うわああ!」

 

 

マッドローグはそのまま頭上へホシノを投げるとそこにいたシロコがホシノの手を掴んだのであった

 

 

「ふぅ…コレでよし」

 

 

変身解除したハルトは満足そうに そのまま落下した

 

 

「ハルト!!」

 

 

ホシノは慌てた顔をするが

 

 

「いやぁ、ごめんヨォ」

 

 

『フルボトル!ファンキーアタック!!』

 

 

スパイダーフルボトルを装填して蜘蛛の巣になる弾丸を発射 ハルトをハンモック代わりに受け止めたのである

 

 

「ふぅ…助かったぁ…」

 

 

その後 全身筋肉痛のハルトはナツキに回収されると施設の外へと離脱したのであった

 

 

「ハルト!」

 

「大丈夫ですかあ!」

 

 

それに気づいたアヤメとコユキがハルトの手を取ると

 

 

「おぅ…」

 

 

筋肉痛で痛いのだが

 

 

「ハルトなら私が担ぐから安心しなよコユキちゃん」

 

 

「なんの!ハルトさんなら私が担ぎます!」

 

 

両者に込められた力で

 

 

「!!!!!!」

 

 

ハルトは絶叫した

 

 

ーもうエボルドライバーのリミッターを外すの辞めようー

 

 

そう心に誓ったハルトなのであった…

 

 

 

それからはアビドスの借金は残った以前のような暴利を取られる事なく健全?な形での借金返済が進められるとの事でまぁ根本的な問題は解決してないが彼女達の日常が守れたのは凝光であろう……まぁ

 

 

「ハルト、はいアーン」

 

 

「あむ…」

 

 

「ねぇそろそろ退いてくれないかな?」

 

 

「やだなぁ百花繚乱の委員長ちゃん…ハルトの手当てはおじさんの仕事だからゆっくりしてなって」

 

 

「違うねコレは私の仕事だから帰ってなよ」

 

 

「うへ〜本気で相手しようか?」

 

 

「かかって来な」

 

 

「ちょっ、それは!ハルトお願い喧嘩止めてよ!」

 

 

「ごめん…無理!今動けない!」

 

 

「この馬鹿野郎!!」

 

 

その後 ナツキの説得で何とかなったが暫くハルトは副作用の筋肉痛に苦しむ事となったのである…

 

 

 

「さてと…次の仕事は……え?ミレニアムから?」

 

 

 

物語は二章へと進む

 

 

 

 

 

 





そして…実は…


ハルト達がホシノを救出してアビドスへ戻っている様子を見つめている何物かがいた

『まさかエボルト達が来ていたとは・・・・・・面倒な事になったなおい・・・!!』 

黒いコートで顔は見えない物の苦虫を噛みつぶしたような顔をしている。興味を削がれたのか踵を返して立ち去ろうとした。刹那・・・

「何処へ行くつもりだい?」 

謎の人物に銃口を突きつけた人物・・・それはさっきまでハルト達と接触し落下した筈の海東大樹だった。既にディエンドに変身していた大樹はディエンドライバーを謎の人物に突きつけながら謎の人物を問い詰める。


『ディエンド・・・。生憎こっちは取り込み中なんだが・・・』


そう言って謎の人物は目を赤く光らせてコブラロストボトルとトランスチームガンを取り出し、トランスチームガンにコブラロストボトルを装填した。それを見たディエンドもディエンドライバーで謎の人物を撃つがコブラロストフルボトルを振って謎の人物は赤いオーラを一瞬だけ纏って高速で回避する。

『蒸血・・・!』

『MIST MATCH…コ・コッ・コブラ…!コブラ… FIRE!!』 

その言葉と共にトランスチームガンから放たれた煙に包まれ・・・ブラッドスタークへと蒸血した。

「ブラッドスターク・・・なら。蛇には蛇かな?」

『カメンライド・・・サガ!カメンライド・・・王蛇!』


その様子を見たディエンドもディエンドライバーに新しいカードを2枚装填して新たなライダー達を喚びだした。ディエンドによって召喚されたのは仮面ライダーサガと仮面ライダー王蛇だった!

「いけ!」 

『ちっ!・・・まぁ良いデータは取れそうだ、少しだけ遊んでやろう!』


ブラッドスタークはしれっとエボルトボイスになってそう良いながら、ディエンドが喚びだしたサガと王蛇にトランスチームガンとスチームブレードで襲いかかるのだった。

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