皆様、お待たせしました!スーパー戦隊の最後を見届けて心が病んでました…そして年単位掛かりましたが エボル√の気まぐれ投稿を始めようかなと思います
最初のは以前 アナザーライダー側で投稿した内容を加筆し直してますので良かったら楽しんでください!
火星で発見された謎の遺跡の発見により地球人は外宇宙への進出に興味を持った、色んな科学や文化が発展していく中で技術は争いを産む
互いに憎み、妬み、その身を喰らい合う
そんな愚かな人間の末路とは何か?答えは
俺の目の前にあるブラックホールに吸い込まれて滅んだ地球である
「何か以外とあっけないね」
その姿は白の縮退星 進化を止めず脱皮する蛇
仮面ライダーエボル・ブラックホールフォーム
その姿で滅びる世界を眺めていた
『当然だ、戦兎や万丈がいなければ地球攻略なんて簡単なゲームでしかない』
「その言い方だと、その2人がいたら地球攻略なんて出来ないって聞こえるよエボルト」
真空故に音が響かないが俺、常葉ハルトの中にいる愉快な同居人へ軽口を叩く
『ぬかせ、アイツらがいたら楽しくなるだけだゴールは変わらん』
「けど2人には負けたよね」
『何を言っているんだ次は勝つ』
そして同居人 エボルト 彼?は俺が買い物帰りに取り憑いた赤スライムだ
数ヶ月前
『ふぅ…まぁ、この体で良いかぁ「何、人の体何勝手に使ってるの?」何ぃ?』
そうあの仮面ライダービルドに出たエボルトに取り憑かれたのだが何故か俺は自我を保てたのだ、理由を聞いても
『知らん、色んな奴に取り憑いてきたがお前のような奴は初めてだ』
との事 だから俺とエボルトは取引して同居生活をしているのだ
「さてと次は?」
『お前の頭に、次の道標があるだろう?』
確かにエボルの頭部には次に滅ぼす惑星が指定されている その機能を思い出すと
「んじゃ次のゲーム会場に向かう?」
『おう、期待してるぜ相棒』
「誰が相棒だよ」
そう言うとエボルは転移した
星を喰らう災厄の蛇は新たな獲物を見つけ。宇宙を這う
というのが数分前の俺達だったのだが
「これ何?」
目の前に浮かぶは巨大な惑星、これが次のターゲットらしいのだが
『おかしいな生命反応はない…』
「じゃあ星の核を砕いて終わりにする?」
『いや違うな、これは……っ!』
着地した地面から声が聞こえたのだ
【貴様は何者だ?】
「俺は常葉ハルト、こっちは、この先の地球を喰らった地球外生命体のエボルト」
【ほぉ星狩族か…ならば余を喰らうというのか】
「うーん、どうかな…ねぇ君の名前教えて、良いでしょう名前、教えて知りたいんだ」
【良かろう、余の名はユニクロン】
『ほぉ…お前がが』
エボルトは何か知ってるようだが…
「ユ○クロ??まさかお前の体には巨大な服の生産工場があるの?そりゃアレだけの服を作れる訳だ」
『違うなハルト俺も噂レベルでしか知らないが…ユニクロン、それは星を喰らう超巨大ロボットって話だ』
「超巨大ロボ?」
ハルトは目をキラキラと仮面の下で輝かせ
「カッケェ…」
【ほほぉ、余の名前を聞いて恐れを感じないとはな】
『違うぞユニクロン、こいつの頭は昔から恐怖なんて感情がない、頭のネジが壊れてんだ』
【それは…可哀想に】
何故俺はこいつ等に同情されてんだろう
「そうだよ昔から痛い、辛い、苦しいの毎日でさ…もう何も感じなくなっちゃったんだ…話は終わり?じゃあいただきます」
【おい待て貴様等、まさか余を食べるつもりなのか?】
「うん、君だって色んな星を食べたんだよね?そこに住んでる人達ごと…ならさ君も味わうと良いよ自分の体が食べられる恐怖をね今度は僕が恐怖を教えてあげるよユニクロン……ねぇ君にはどんな力があるの?どんな事が出来るの?どんな風に戦うの?ねぇ……それを全力で使っても叶わないんだからさぁ…悲鳴を上げて全力で苦しんでよ、その必死で命乞いをしてる悲鳴を聞く度に自分はまだ生きてるって錯覚できるからさぁ!」
同時にブラックホールを展開するとユニクロンの装甲がメリメリメリと剥げていきブラックホールに吸い込まれていく
【よ、止せ辞めろおおおお!!わ、わかった!貴様に従う!何でも言う事を聞こう!だから食べないでくれ!!】
「……だってさエボルト」
『ま、良いか俺達も拠点が欲しいからな』
「そっか、よろしくねユニクロン」
【承知した、我が主よ】
「大袈裟」
取り敢えずユニクロンの中に入ると何と人間の居住スペースがあるではないか
「良いね〜」
【我が主の為に拵えた、それとお望みなら部下や宇宙船も用意可能だ】
「へぇ……凄いなユニクロン」
【それで我が主よ次は何処の星へ向かう?】
「座標にハイパージャンプして」
【そんな事、余には出来んぞ】
「え?やっぱりこんなデカいと次の獲物を喰らう為の超ワープとか出来るもんじゃないの?」
『お前はどんなロマンを求めてんだ』
「まぁ良いや…そだな……あ!なら…」
???世界
ここは砂漠の星 ジオノーシス
とある星間戦争に使われた機械の兵隊 バトルドロイドの一大生産工場として名を馳せていた星だったが
突如現れた 星を喰らう星により住民や設備ごと捕食されたのであった
【うむ、まぁ美味かったな】
「ユニクロン、早速だけど食べた工場にあったバトルドロイドを量産開始して」
【承知した我が主】
するとユニクロンの体内工場で大量のB1バトルドロイド、その上位互換のB2スーパーバトルドロイドや戦闘機型のヴァルチャードロイド
バリアを自力で展開する攻防一体のデストロイヤードロイド、そして護衛型のマグナガードドロイド等等大量に生産されたのである
「こりゃ凄いね圧巻」
自分の軍団が出来上がる姿を見るのは壮観である しかも輸送用の空母や戦車や装甲車まで完備と来た
ある世界ではクローン、この世界ではドロイド
実を言えば魔王の世界線でもドロイドを使っていた可能性はあった勿論 クローン施設が逢魔に来たのもあったが
このハルトに渦巻く感情は徹底した人間嫌い
それ故に絶対に裏切らない機械の兵士を所望した それだけの差 信じられる仲間がいない孤独な蛇は数多の世界を滅ぼす厄災となろうとしていた…
「なぁエボルト、他にどんなの作ろうか」
『そうだなぁ、よしマグナガードの一部には俺の擬態能力でハザードスマッシュやヘルブロスに改造するか』
「それ良いねぇ、やろうか」
『おう!』
「あ、そういえばエボルドライバーって複製できる?」
【可能だ】
「おぉ…何で技術力」
【図面だけならば別だが現物があれば複製など容易い】
『おいおいコリャ、とんでもない奴だなぁ』
「だね…取り敢えず…やる事ないから体鍛えるか」
そして少しの間 ハルトはハザードレベルを上げる為の特訓に入る
「ビルド……っ!」
その訓練はひたすらフルボトルを振りながら、仮面ライダーを視聴する事だった
『こんな方法でハザードレベルが上がるなんてな…驚きだ』
「いや感情の昂りで強くなれるならさ!人によっての使い方があるぜ!!」
と言う感じで軽くハザードレベルが上がったのを感じた先にある星があるのだが
「エボルト乗り込む準備は出来た?行くよ…あ!おやつは300円までだからね」
『無理にテンションあげなくても良い、そういやぁその台詞よく聞くが、何で300円までなんだ?』
「理由を知ってるのは……万丈だ」
『いやそれは無い』
「流石にバレるか…って、地球?」
【そうみたいだな】
「よーし取り敢えず乗り込むよ乗り物を頼むユニクロン…そしてお前は周回軌道で待機、月の裏に隠れてろ」
【かしこまりました我が主人】
「乗り込むよエボルト!」
『誰か俺に胃薬をくれええええ!!』
この何日かでアナザーライダー達並みの無茶振りに振り回されていたエボルトであった
そして地球に着陸した後
「コレはエボルトに取っては小さな一歩だが、俺に取って大きな……何だろう…うーん……前進?」
『いや…まぁ間違ってはないな』
「じゃあ取り敢えず情報収集だね」
とワクワクしているハルトだが周りにはエルフ耳やらケモ耳やら何かファンタジーな感じの女子高生達が銃火器で武装していたのである
「けど武装してる辺りは世紀末?」
『違うぞハルト』
「そっか……よし、なら冷静に情報分析、大丈夫だハルト、俺はやれば出来る子だ…そう頑張ればエボルトと一緒に地球を滅ぼせたし」
『いやそれをやれば出来るで片付けるなよ』
「さぁハルトくんは1人で情報収集出来るかな?」
『初めてやる、おつかいじゃないんだよ』
「よしやるぞ」
『頼むから話を聞いてくれ』
そして頑張って街を歩く中
「うーむ……取り敢えず何も手掛かりがないのがわかったぞ!」
『ダメだこりゃ』
「取り敢えずお腹空いた…」
幸いというべきか絡まれたチンピラロボット?から現金を巻き上げたので少しは何とかなりそうなので
「ラーメン食べる?」
目の前には柴関ラーメンなる店舗の看板が…よし中に入ってラーメンを頼む
「久しぶりの食……頂きます」
『まぁ最近はサプリばかりだったからなぁ』
「別に胃に入ればいいんだけどね」
ズルズルと麺を啜るとハルトの脳にガツンとくるラーメンの旨味である
「っ!美味しい……」
・
ある人のコーヒー以外で味を感じたのは久しぶりだ
「ちょっとは人に戻れてるのかな?」
まぁ味覚なんてとうの昔に無くしてる筈なのにと自虐するハルトは困ったような顔をしたが気づくと完食していた
「ふぅ……ご馳走様でした、また来ますね」
そしえラーメン屋から出て、缶コーヒーを飲むが
「やっぱり味がしない…」
いつからか味覚は消えてしまってる…やはり変わらない
「なーんであのラーメンは味がわかったんだろ」
考えても意味のない事だな
「はぁ……わからん」
『それでどうする?』
「取り敢えずこの世界を調べるよ、取り敢えず銃が必要かな」
『そうみたいだな』
「まぁあるんだがな」
と取り出したのはネビュラスチームガン ハルトが持つもう一つの姿で使う武器だ
「いざとなれば煙ワープで逃げれるし……取り敢えずは」
とハルトの周りを囲むロボット型の市民が先程やられた仲間の御礼参りにと銃を突きつけて脅すのだが
「はは…」
やはり何も変わらないな何処にいても、何をしてても頼れるのは
「こうなるか」
ロボット型市民の大半をスクラップにして返り血のように浴びたオイルがその凄惨さを齎している
「暴力……やっぱり暴力は全てを解決する」
『おい疲れてるのか?』
「ふぅ……エボルト」
『何だ?』
「そうだよ疲れたからコーヒー淹れて」
他の時空のハルトが聞けば全力で止めに入る言葉だがエボルトは
『よし任せてろ良いのを淹れてやる』
「じゃあ道具とコーヒー豆買わないとね」
とハルトはロボットから巻き上げたお金を財布に入れると、自分の足元にあったロボット頭部を踏みつけて街へと移動したのである
そして
「廃墟で夜空を見ながら、コーヒーか…悪くない」
とハルトはエボルトコーヒーを一口飲む
「うん、美味しいね…何で戦兎さん達は不味い言うんだろ?」
『さぁな、それよりユニクロンから報告だ…バトルドロイドの一個大隊が待機中だ、お前の指示でいつでも行ける』
「そっか…取り敢えず今はコーヒー飲んでボーッとしておこう」
『本当。お前はよく分からん』
「ん?」
『俺のことを知っているなら嫌悪するだろうに』
「それは俺も同じ、自分のいた地球をパンドラボックスで滅ぼした…しかもボトルだって…」
取り憑かれた宇宙飛行士が最後の抵抗として
愛する娘が大事にしているものとそれを殺すものを選んだ組み合わせ そして地球を滅ぼすエレメントたる フルボトル
大半は再現したが一部は自分の中にある怒りで塗りつぶした
そんな事が許される訳がない
「それにさ、あの地球滅ぼし終わったら俺の体好きにして良いって言ったのになんで俺の自我奪わないの?もう俺を終わらせてくれても良いんだよ?恨まないし寧ろ良い夢見せてくれて感謝してるよ」
恐らく自分はもうあの時のように狂った悪党の仮面は被れない 今だってエボルトの気紛れで生かされてるボーナスタイムのようなものだからいつ殺されたって文句はない
『その方が都合が良いからだ、貴様の中にある仮面ライダーの知識は武器になるし何より貴様の能力には利用価値がある』
「それなら全部渡してる筈だよ、エボルトなら俺にはない応用だって出来るじゃん」
『あぁ…オーマジオウと言ったか?別世界の俺を一撃で倒したあの力を取り込んでやろうと思ってな』
「ぶっ!!ケホケホ‥お前正気か?」
『何処かの誰かの影響で正気か狂気か分からないがな』
「けどそれは面白いね間近で見たいや」
『なら近くで見せてやろう』
「ん?」
『その時まで貴様の自我を奪うのは辞めてやる』
「そっか、なら期待しないでおく…どーせ一撃でやられるだろうし」
『なんだと?』
「まぁその時は心中なんて考えないで、俺から逃げてよ」
『そんな事しないぜ相棒』
「誰が相棒だ」
本当に俺の何がコイツの琴線に触れたのかよく分からないなぁ…
近くの廃屋で夜を明かした早朝
「ふわぁ………ん?」
何か遠くから爆破音がする、いやぁ世紀末だね
「エボルト」
『あぁ面白そうな匂いだ』
「じゃあ行こう」
とネビュラスチームガンを取り出して煙ワープをするのであった
そこは砂漠に佇む場所 名をアビドス高校
借金で廃校が迫る場所に
「ふはははは!!どうしたそんなものかぁ!!」
と高笑い赤い蜘蛛のライダーがボロボロになったドラゴンのような顔をしたライダーを踏みつけていた
「先生!!」
「おっと、動くなよ動いたらお前達の大事な先生がどうなるかな?」
「くっ卑怯な」
「さて依頼は完了だな壊せ……壊せ」
赤いライダーがそう命令を下した直後、ロボット兵士 ガーディアンは突然爆発した
「何?」
「『おいおい、まさかこの地球に来てまで貴様等に会うとはな…まるでちょっとした同窓会だな』」
全員の視線が校舎屋上にいる白髪赤目の男へと向かう建物の鉄柵に腰掛ける男はネビュラスチームガンをガンスピンしながら赤い瞳を光らせた
「まさか…お前……は!!」
動揺する赤いライダー しかしその声は直ぐに歓喜へと変わる
「ふはははは!まさか貴様もいるなんてなぁ!会いたかったぞ!エボルトおおおおお!!」
赤いライダーはドリルクラッシャーを取りハルトに襲い掛かるがエボルトは赤いオーラを出して防御する
「『俺は会いたくなかったよ』」
ーエボルト?アレ…まさかキルバス?ー
『あぁ…お前と会う前の世界で殺した筈なんだがなぁ』
「これは驚いたな!お前程のものが、たかが人間1人乗っ取ることが出来ないなんてな!」
「そのたかが人間の力を侮って負けた奴が何言ってるの?」
「何だと?」
「貴方早く逃げなさい!!そいつは「大丈夫」大丈夫じゃないわよ!てか貴方誰よ!」
黒髪ツインテールの子が強気に騒ぐもハルトは屋上から飛び降り、着地を決めるとキルバスと向かい合う
「お前、エボルトのお兄さんでしょ?」
「ほはぉ人間にしては博識だな」
「かもね………けど…違う…うん…そうだね違う」
「何?」
「俺を倒して良いのは、お前じゃない…俺を終わらせて良いのはお前じゃない」
やはり止めてくれるならあの人達に限ると
『分かってると思うがアイツの強さは本物だぞ、俺だけじゃ勝つのは難しい』
出来ないと言わない辺り 勝算はあるのだろうな、けど
「なら2人でやろう」
虚空を見ながら光の消えた瞳で呟くあたり危ない
「何言っ…っ!」
『エボルドライバー』
ハルトは腰にドライバーを取り付けると同時に懐から2本のボトルを取り出し振ると蓋を回す
『コブラ』『ライダーシステム』
『evolution!!』
レバーを回すとドライバーからチューブが伸びそれが生産工場のようにプラモデルのランナーが装甲を形成する 金環の展開と同時に装甲にはモヤがかかり全体が見えなくなる
『ARE YOU READY?』
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も己に問いかけられる言葉
覚悟はあるのか?その問いかけ
考え続けても未だに自分には分からない
【お前なんか必要ない!】
【利用価値のないお前に生きる資格なんてない!】
【何でお前みたいなのが生きてるんだ!】
そう言われ続けた… 何度も蹲り痛みに耐えてきた…何度も自分の手で人生を終わらせようと思った、生きるのは虚しいだけ…このまま生きてても何もないし何者にもなれない
だけど……もし…何か変われるキッカケがあるのなら…何かになりたいと願ったら、まぁ破滅の蛇がやってきたのは予想外だった
ーーーー
『ははは!まさか自我を持ったままとはな…お前さんと組めば楽しいゲームが出来そうだ、どうだ?俺と組むか?』
「俺が必要?」
『あぁ、お前にはその価値がある』
「利用価値?無くなれば捨てるでしょ?」
『まさか…楽しくやろうぜ相棒』
「相棒じゃない馴れ馴れしくしないで…それならお願い…良い夢を見せて」
『良いだろう』
ーーーー
そう言ってくれた相棒への気持ちを無駄にはしたくない…手を差し伸べてくれたのは初めてだったから……嬉しかったんだ……生きてて良いんだって思えるようになったんだ
だから自分に出来る全部をぶつけるだけだ
「OK、変身」
そして、なりたい あの人達みたいに
もう擦り切れている記憶……ノイズ混じりの白黒映像の向こうにいるヒーロー達へと手を伸ばすように前へ突き出すと同時に前後の装甲は合体して1人の戦士を創り(ビルド)出す
『コブラ…コブラ……エボルコブラ!!フハハハハ!!』
現れたのは星を喰らう大蛇
進化を止めない者 仮面ライダーエボル
「『エボル……フェーズ1』」
「はははは!やはり本物か!会いたかったぞエボルトおおおおお!!」
「『俺は会いたくなかったよ』」
そのまま両者は駆け出して中間地点で拳が激突する、やはりというべきかキルバスの力は凄まじくエボルもやや劣勢となるが
「『相棒、読めたか?』」
ー相棒じゃない…けど大体コイツのパターンは読めた…次は右ストレートー
反撃開始とばかりに
「『その言葉を待ってたぜ相棒』」
ー相棒じゃないってー
そのハルトの言葉通り放たれたキルバスの右ストレートをすんでの所で回避してカウンターを叩き込む
「がぁ…」
ー次、足元へ糸攻撃ー
「『了解』」
『パイレーツ』『ライダーシステム』
『クリエイション!パイレーツフィニッシュ!』
「はぁ!」
更に予想通りというべき蜘蛛糸が吐き出されたので武器召喚したカイゾクハッシャーで糸を両断
『海賊列車 発射!!』
そしてチャージを完了した列車エネルギー弾がキルバスに命中する
「がぁ……何だエボルト、貴様いくつもの星を食ったぁ!」
「『残念だが、そんなに食べてない…が今の俺には頼れる相棒がいるんだよ』」
そうこの世界線のハルトは虐待により味覚が無い代償かまた相手の顔色を見て生きてきた影響からか相手の感情をプロファイリング、そして 分析する能力に長けていた
ー相棒じゃない、次来るー
故にほぼ未来視に近い予測を可能にしていた
「ふわぁ!!」
同時に背中から巨大化した蜘蛛脚がエボルを狙って襲い掛かる
ーこのパターンの対策は可能、だけどコブラじゃ分が悪い形態変化を推奨するー
「『ならコレの出番だ』」
それは青いドラゴンのエボルボトル エボルトが宿ったもう1人の自分の力
『ドラゴン』『ライダーシステム』
『evolution!』
再びレバーを回すと同時に蜘蛛脚が命中して粉塵が上がる
「ふん、他愛もない」
しかし
『ドラゴン…ドラゴン……エボルドラゴン!』
そこから現れたのは先程と異なる戦闘に特化した戦士 まるでエボルの頭部を別のライダーへと変えたような姿を持つ
ー星を喰らう蛇は脱皮して龍へと至る…かなー
「『エボル…フェーズ2、なんだ随分と詩的な表現だな』」
ー揶揄わないでよー
仮面ライダーエボル・ドラゴンフォーム
『ビートクローザー』
剣を呼び出してキルバスに肉薄、あの高速移動で刃を首筋に添えるとレバーアクションを実行する
『ヒッパレー!ヒッパレー!ヒッパレー!』
「『はぁ!!』」
『メガヒット!!』
蒼炎を帯びた斬撃はキルバスの装甲を両断、更にダメ押しとばかりにベルトのレバーを回転する第九を背景にチャージを完了する
『ready go!!エボルティックフィニッシュ!!』
ビートクローザーを地面に突き刺すと同時にチャージされたエネルギーにより頭部が発光、右腕に蒼炎を纏った拳はキルバスの顔面を的確に捉えたのである
『CIAO』
ベルト音声ながら煽るように言うもクリーンヒットである 流石のキルバスも連戦によるダメージは抜けきらなかった所にこれだから
「ごふぅ……ははは!やるな…これは体勢を立て直した方が良さそうだ、また会おうエボルト」
同時にキルバスは撤退、周りにいたガーディアンも逃げたのである
「『ちっ、何だもう終わりか』」
ー追撃する?キルバスの性格から予測にするに備えはしてないから追えば勝てるよ?ー
破滅型の快楽主義 その場のノリで生きてるような奴に策略などない 追撃すれば確実に勝てると提言するが
「『お前も初めての砂漠戦と廃屋でそんなに眠れなかったから体力的にキツイだろ?』」
ー無視してくれて構わないー
「『こっちが構うんだよ、お前の予想が外れたらキルバスは直ぐに流れを持って行くアイツとやるなら俺とお前が万全な状態なのが好ましい』」
ー分かった、幸いな事にまだこっちには奥の手があるから対処は可能ー
「『そうだな…さてと』」
エボルはまだ倒れていたライダーに近寄る
「『よぉ久しぶり、でもないかぁ?』」
「『何故……貴様がここに』」
「『それはこっちの台詞だ、お前の知ってる事は全部話してもらうぞ』」
ーエボルト、後方注意ー
と話したと同時にエボルの背中に数発の弾丸が命中 しかしエボルのバリアによって防がれてしまった
「『あぁ?』」
「せ、先生に何する気よ!」
「助けてくれたのは感謝しますが先生への手出しは許しません!」
と武器を構えられた…仕方ない
「『ほぉ…自分の命が惜しくないのか』」
戦闘かと構えるが
「『止せエボルト……』俺の生徒に…手を出すな!」
その声は誰かと重なるようにも聞こえた
「『ん?何だお前も完全に取り憑けてないのか』」
「『お前』も?」
ーエボルト待った、こいつには利用価値あるー
「『しょうがないなぁ』」
変身解除するとハルトは気怠げな顔で倒れたライダーに手を伸ばす
「はぁ……立てる?」
「っ!!ハルト?」
「誰?何で名前知ってるの?」
「あ、あぁ……俺だよ俺!」
「あぁ…詐欺なら間に合ってる」
「違うって!ほら!俺だよ野田夏樹!」
「ん?……野田夏樹?……野田夏樹……あぁ…俺のアリの巣観察キットにアルミニウムを流し込んで高笑いしてたナツキか」
残った記憶の中でもほんの一握り 自分を虐めなかった稀有なやつである
「そんな事してねぇよ!!え、俺ってそんなイメージだったの!」
「え?俺の一生懸命育てたアサガオを踏んで高笑いしてたよね?」
その言葉に生徒?の顔がドン引きしていた
「それ違う!全部お前の妹がした奴!!俺そんな事してないしお前を虐めてない!」
「けどそう言う奴に限って、何かしようともしない…だからお前みたいな奴、覚える価値なんてない」
「ま、まぁアレだ」
もしかして地球滅ぼしたことかな?まぁ恨まれてても仕方ない…だがアレも全部……お前達のせいだ…
「助けてくれてありがとう」
「…………ん?」
何故か感謝されたのである
アビドス廃校対策委員会の一室にて
「成る程なぁ…エボルトが」
「うん。俺の恩人」
『そして俺の相棒だ』
「相棒ではない、俺とエボルトは対等じゃない」
『そんな事ないんだがねぇ』
「俺と同じだな…俺の中にもいるんだよ紹介するよブラッドだ『初めまして』」
「は、初めまして」
「あの時 お前の作り出したブラックホールに飲み込まれた俺は何故かブラッドが取り憑かれていて気づくと此処に」
「そして先生と呼ばれていたと」
聞けば こいつはこの世界 学園都市キヴォトスにある数多の学校を束ねる 連邦生徒会 その機関
あらゆる学園の生徒の力を借りて一つに束ねられる超法規的組織シャーレで先生として活動しているらしい
「まぁ教職になるのは目標だったから大歓迎なんだけどな」
「何で?」
「………お前のような人を作らない為にこの世界には憎しみや怒り以外の感情があると子供達に教えたくて…それに世界には悪い大人だけじゃないってちゃんと証明したくて……まぁ俺なりの贖罪だよ」
「別に俺は望んでない、俺が望んだのはあの世界の滅亡…それが果たされた今、もう生きてる事に意味がない……もう終わりたいのにエボルトの気まぐれで終わらせてくれないだけ、それに俺からしたらさ、お前のそれはただの自己満足の贖罪でしょ?俺を自己満足する為の理由にされるのは凄い迷惑」
その言葉にピンク髪の子の目が少しぴくりと動いたが知った事ではない
「なら何でさっき助けてくれた?」
「気まぐれ…だったけどキルバスがいるなら話は別、アレは確実に倒さないと俺もゆっくり眠れないしエボルトも不安になる」
『それは賛成だ、相棒の予測があってギリギリと来た、次は奴も本気で攻めてくるだろうな』
「そうか…どうしたら」
「自分で考えなよ、その頭は飾り?いや失礼…お前の場合は高性能ソフトを持っているのに処理するお前が残念スペックだ8MBくらいしかない」
「辛辣ぅ!だけどハルトらしいな」
「らしい?もう分からない…取り敢えず、どう?キルバス倒すまでは手を組まないか8MB」
「そうだな、いや待て人をデータの容量で言うなそんな人外感出さなくて良いから」
「分かった…じゃあ此処の生徒には改めて自己紹介、俺は常葉ハルト宜しく…8MB、今度はアリの巣にアルミニウムを流し込むなよ」
「せめて名前で呼べぇ!!あと、それは冤罪だぁ!!こほん野田ナツキだ宜しくな」
「興味ない」
「辛辣ぅ!」
「『さて帰るかぁ』」
「どこへ?」
「根城に戻る、これ俺の番号だ何かあったら連絡して」
「いやいやキルバスの動きが分からない現状 単独行動は危険だよ!」
「大丈夫、エボルトコーヒー飲めば眠気も吹っ飛ぶ」
「それカフェイン以外の話でだよな!!」
とだけ言うとベースキャンプとなっている廃屋に帰るのであったが
「くしゅん……っ!、あぁ風邪ひくかも知れない砂漠は夜冷えるのはマジだったか」
「あーあーやっぱり言わんこっちゃない以外と此処の夜は冷えるんだよ」
「っ!」
慌てて武器を取り構えるが
「あー撃たないでよ」
「………お前、さっきあの場にいた」
「そうだよ、おじさんは小鳥遊ホシノ…宜しくね〜」
軽薄そうだけど…分かる強いタイプだと警戒心を上げるも取り敢えずは挨拶する
「常葉ハルト、知ってると思うがあの8MBに雇われた傭兵だ」
「いや先生って呼んだげなよ〜8MBって」
「先生ねぇ、アレがなぁ…」
吐き捨てるように言った言葉にホシノは少し好奇心で
「ねぇ君は先生の知り合いと言う事は外から来たの?」
「まぁ外(外宇宙)から来たな」
「そうなんだ〜先生ってキヴォトスの外ではどんな感じだったの?」
「断片的にしか覚えてないがブラコンの妹といてヤンデレ化した女の子とラブコメして…んで……俺みたいなハズレクジを友達と呼ぶ頭のネジが絶望的におかしい奴」
「へぇ〜なんか意外だねぇ〜私達からしたら生徒に慕われてる良い先生だよ」
『あいつも相棒に頭がおかしいは言われたくないだろうな』
「黙れエボルト、まぁそんな日常も俺が全部壊したんだよアイツのいた場所も生きてた世界も…何もかも……」
「ふーん……じゃあさ、今度はあの子達も攻撃するの?」
「それは無い…あのキルバスを倒すまではナツキやお前達に協力する…その後は分からない……というより俺が生きてるか分からない」
実際エボルトの気まぐれで生きてるようなものだしなぁと自重する
「そっか、それなら良いよ」
「あと世話になるんだ、学校の清掃くらいは手伝おうか?助っ人もいるし」
「助っ人?」
「うちで作った面白ロボ」
「はい?」
「もしもしユニクロン?例のものを投下して」
翌日
「んじゃ皆よろしくね」
「ラジャーラジャー、ヨシ!ソウジカイシ!」
とB1バトルドロイド達が後者の掃除を始めたのである
「おー!なんかすごいねぇ!」
「そうかな?」
「え?何これ……え?」
ナツキが困惑する中 ハルトはコーヒーを飲みながらポツリと呟く
「ん?バトルドロイド」
「だからそれ何!?」
「清掃よろしく」
「「「「「「ラジャーラジャー!」」」」」」
「これでよしと」
「良くねぇよ!全部話せハルト!!」
「俺の工場で作ったB1バトルドロイド君、単純な警備や歩哨、勿論戦闘や整備、航空機操縦…唯一出来ないのは変形合体だけの便利な奴ら」
「嫌だから何でそれがアビドスの清掃してんのって聞いてんの!」
「小鳥遊?と話した、キルバスを倒すまではこの校舎の世話になる事もある…だから世話になるなら校舎の清掃をすると」
「そう言う事か……因みに何体いるの?」
「んー軍隊で言う所の大隊規模なら展開可能」
「絶対全軍動員すんなよ!いいな!!」
「んだよ善意の人助けしてんのに、ごちゃごちゃウルセェんだよヤンデレ量産工場が」
「って、おいコラ、それはライン超えだぞ」
「え?お前にラインなんてあったの?」
以外と小馬鹿にするような顔で言うと
「変身しろハルト、先生として礼儀を教えてやる」
『MAX HAZARD ON!』
『グレートクローズドラゴン!』
「お前に教わる礼儀はないけど?」
『ドラゴン』『ライダーシステム』『evolution』
2人はベルトを出して臨戦態勢になるのだが同時に警報がなる
『大変ですカタカタヘルメット団が攻めてきました!』
「カタカタ…何?」
「カタカタヘルメット団!この間キルバスと学校襲った奴等だよ…アヤネ!アイツは!!」
『姿が見えませんので兵隊だけです』
「ふーん……ならエボルト、やろうカモ撃ちだけど」
『そうだな…よし、じゃあ実験を始めるかぁ』
「戦兎さんの台詞取らないで…大丈夫信頼の証に連中はエボルで相手する」
「アホか!エボルの全力攻撃なんて俺なら兎も角生徒にかましたら生徒のヘイローが砕ける(死ぬ)わ!!」
『それに俺のデータを取るのが目的かも知れん…いやあの快楽破滅主義者がそんな事しないか』
「んじゃバトルドロイド、ブラスター持って隊列組んで前進「いやお前が戦え」けど俺はエボルトいないと変身出来ない」
『嘘つけ、アレがあるだろ?』
「あぁ……アレ?」
「何だよ他の方法があるならやってくれよ…出来るのか?」
「うん……エボルト、杖出して」
『おう、やれ』
とエボルトが杖を取り出すとハルトはメガネをかける
「は?」
「ならば……答えは一つだぁ!!」
そして何を思ったのかハルトは高笑いしながらその杖を足でへし折ったのである
「まさか…」
「エボルトに頼らず変身……しよう!!」
『ふはははは!よしハルトやれぇ!』
そしてハルトはエボルドライバーからエボルボトルを抜いて懐から取り出したフルボトルを振りキャップを回して装填した
『コウモリ』『発動機』『エボルマッチ!』
同時に装甲を形成する筈のチューブが天狗の巣状に展開 まるでエボルドライバーだけでは仮面ライダーの形を作れないようにも見えた
『are you ready?』
「変身!!」
すると天狗の巣状のチューブが団子状に固まり始めるとドライバーは無理矢理ライダーの姿を形成した
『バットエンジン……フハハハハ』
現れたのはコウモリの頭部に胸部と肩から見えるエンジンはまるで 裏切り者の機械仕掛けのコウモリのような仮面ライダーである
『さぁ暴れろ仮面ライダーマッドローグ!!』
狂気に侵された蝙蝠は、エンジンに止まらぬ殺意を燃料として焚べる…狂ったコウモリ 仮面ライダーマッドローグ
「ふふふ…はっーはっはははははははは!!!」
「何だ!アイツ!撃て!撃てええ!」
一斉射撃するカタカタヘルメット団だが
「ははははははは!!」
笑いながら突貫するマッドローグに対して
「何だよコイツ!銃弾受けてるのに笑いながら突っ込んできたぞ!!」
「イかれてやがる!!」
「撃て撃て撃て!!」
そして笑いながらネビュラスチームガンとスチームブレードでカタカタヘルメット団に笑いながら襲い掛かる姿は完全に恐怖でしかないが
「えぇ…けど相手が突然の奇襲で混乱している今がチャンスだシロコ頼んだ!」
「ん」
それだけ言うとアサルトライフルを装備してマッドローグが作った混乱の並みを更に広げるようにしながら攻撃を開始するのであった。流石のカタカタヘルメット団も笑いながら襲い掛かる戦士には恐怖したのか、接敵後直ぐに撤退した
英断だぞカタカタヘルメット団、その男は別世界だとそのマッドローグの三倍狂った笑いを浮かべながら攻撃し
【おいおい、それだけか?つまらんなぁ…もっと俺を楽しませろぉ!!】
とか言うので、まだマシですね!!
まぁそれで終わる訳もなく空からキルバスが落ちてきた
「エボルトおおお!」
「うわぁ……任せた『おい変わるなよ!…はぁしょうがない……変身!!』」
『エボルコブラ!フハハハ!』
マッドローグからエボルに変身した
「『はぁ……やれやれ困った宿主だ』」
「中々に強力な宿主だが、しかし!俺には敵わない」
「2人ならどうかな?」
「まぁ良い、貴様等2人と小鳥遊ホシノとやらを取り込んで…ビッグバンを引き起こし全て破壊してやルゥ!!」
ーエボルトの兄ちゃん、怖えー
「『あぁ、あいつは破滅型の快楽主義者だからなぁ』」
ーあぁ、お前の兄貴じゃんー
「『はぁ……ん?小鳥遊ホシノ?』」
ーあの子……何?ー
「そうか貴様はこの星に来たばかりで知らないのか、あの小娘には強力なエネルギーが内包されている!それこそパンドラボックスを解放…そうだったな…貴様が持ち出したパンドラボックスを返して貰おうかぁ!!」
「『あぁ、アレなら無くしたよ!!』」
嘘である、何やかんやでハルトとエボルトはパンドラボックスを所持しているのであった 今はユニクロンの中だ
「嘘をつけええええー!」
バレた流石はエボルトの兄貴
「『相棒、予測任せた』」
ー相棒じゃないー
エボルトは前回の通りハルトの演算に従って戦うも
「無駄だぁ!そのパターンは把握したぞ!」
やはりと言うべきか対策してきた、流石だね
ーならパターンを変える、地面を跳ねるウサギさん作戦ー
「『成る程、コレかぁ!』」
『ラビット』『ライダー システム』
『evolution!』
『are you ready?』
「『フェーズアップ』」
『ラビット…ラビット……エボルラビット!!フハハハハ!』
現れたのは頭部がラビットのビルドに換装された形態
兎は龍を喰らい地を駆け抜ける
「『フェーズ3 完了』」
仮面ライダーエボル・ラビットフォーム
「行くゾォ!!」
エボルとキルバスは文字通り目にも止まらない速さで接近戦を繰り広げていく中、ハルトは分析した
ー小鳥遊ホシノ…彼女の力はキルバスが認める程の神秘?それにはパンドラボックスの力にも関係だけにしてる……興味深いねー
「『珍しいな相棒が人間に興味を持つとは』」
ー違う、キルバスの話す神秘ってのが気になるだけ……彼女の事は別…そんなに凄いものならキルバスには渡せない……仕方ない、面倒だけど、ちょっとやる気出すよー
「『やっとかぁ、待ちくたびれたぞ相棒はスロースターターで困る』」
ーっさいなぁ、んでハザードレベルどれだけ上げればキルバスを倒せる?ー
エボルトに憑かれた影響なのか俺自身の先天性なのか知らないが俺は自分の中のハザードレベルをある程度調節する事が可能な体質らしい、だからエボルトも利用価値ありと判断してる訳なのだが…
「『7.0』」
ー了解ー
「7.0だと?笑わせるなその数値に耐えられる人間など……なにぃ!!」
目に見えてハザードレベルが上がったのである
「『残念だな、相棒をその辺の人間と比べるなよ』」
ー相棒じゃない……はぁ何か否定するのも面倒くさくなってきた…ー
「『お』」
ーこれ上げたレベル分、反動で体が辛くなるの!だからな…さっさと片付けろ相棒ー
「『おうよ、相棒と呼ばれるだけでやる気が出るってもんだなぁ!』」
ー変な奴ー
エボルはラビットの力で高速跳躍、そのままキルバスを学園の門外へと蹴飛ばしたのである
「が……あぁ……」
ースロースターターはどっちだが最初から俺がハザードレベルを上げるの待ってたろ?ー
「『何の事だ?』」
そしてその現場に現れた先生は
「俺も混ぜて貰おうエボルト」
「『好きにしろ』」
「そうさせてもらうよ」
そして彼ははビルドドライバーを装着すると空をパタパタ飛んでいたグレートクローズドラゴンをガジェット形態にし取り出したコブラブラックロストボトルを装填
ーっ!何でロストボトル持ってんのさ!ー
「『アレは人工的に作れるからな、それに奴が死んだ時の装備をそのまま持ってるならおかしな話ではない』」
ーさいですかー
「『んじゃ故郷の弔い合戦でもやりますか』」
同時にエボルは白黒の破滅を宿した力を、ナツキは赤の災害の力を解放する
『over the evolution!』
『max hazard on!』
起動したトリガーをドライバーに装填する
『グレートクローズドラゴン!!』
『コブラ』『ライダーシステム』
『Revolution!!』
2人は同時にレバーを回す待機音と
『ガタガタゴトン!ズタンズタン!!ガタガタゴトン!ズタンズタン!!』
『『are you ready?』』
覚悟への問い、それは先生となったナツキには決まりきっていた…生徒を守る為に破滅の力を制御する その背中にいる人たちを守る為に!
「変身」
『overflow Wake up CROSS-Z! Get GREAT DRAGON! ブラブラブラブラブゥラァ!!』
『ブラックホール!ブラックホール!!レボリューション!!フハハハハ…』
『ヤベーイ!!』
その力の波動と共に現れたのは仮面ライダーエボル・ブラックホールフォームに
核を喰らう蛇 仮面ライダーブラッド
ブラッド族ライダー 3人が揃ったのである
「丁度良いハンデだ……っ!な、何故…体が動かない!!」
そりゃアレだけ殴りつければ動けなくなるだろうさと1人ゴチるも
「生憎だな、ここで仕留めさせてもらう!」
『max hazard on!ガタガタゴトン!ズタンズタン!!ready go!』
「ぬぁ!!」
『hazard finish!great dragonic finish!!』
「はぁ!!!」
ブラッドが拳と共に蛇型エネルギーを射出してキルバスに直撃させるとエボルも合わせて
『black hole finish!CIAO』
エボルはワープして上空にキルバスをブラックホールの力で砂も含めて吸い上げる、高重力で動けなくなったキルバス目掛けて渾身のパンチを叩き込む
「お、おのれえ……俺が……エボルトや長老に…いや人間風情にいいいいいいー!!」
「行くぞ」
「『まぁ良いだろう』」
2人はレバーを回して必殺技のタイミングを合わせた
『hazard finish!』『black hole finish!』
ブラッドとエボルのWライダー キックがキルバスを捉えたのである
「ぐあああああ!」
と苦しむキルバスに対して
「それで死んだのにまだ分からないか?人間だからお前を倒せたんだよ、CIAO」
エボルトは兄への葬送の言葉を送ると両者のキックでキルバスは爆散したのであった、その時 僅かな細胞をハルトにつけて……
その後 カタカタヘルメット団は撤退、バトルドロイドのお陰で校舎も綺麗になった
祝勝会ではないが柴関ラーメンで集まっている
「いやぁ。ありがとね」
「礼はいらないよ小鳥遊ホシノ」
「そうかぁ〜けど良かったよ…あの赤い人めちゃくちゃだからさぁ」
「そうだろうなぁ」
何せ、あのエボルトの兄だしとボヤいていると
『ここがあの人間の体内かぁ!本当に取り付けないぞぉ!』
「っ!!」
思わずビクッ!と背筋を震わせる
『き、キルバス!?何で貴様がここに!』
『会いたかったぞ、エボルト…よくも俺を殺したなあああああ!!』
『おい待て!何で生きているんだ!!』
何故かキルバスは俺の体内で生きていて、今エボルトにコブラツイストを極めていた
『そんな事は知らない、それよりもおい人間』
ーハルトだよー
『何故、お前だから俺を倒せたんだ!』
ーそんなの知らない、知りたいなら俺を通して人間を見れば良くね?ー
『………』
だが気になる事も……そう思い視線を小鳥遊ホシノに向ける キルバスが狙うほどの神秘とやらは気になる すると向こうは此方の視線に気づいた
「うへぇ〜、どうしたの〜おじさんをそんなにジロジロみて〜
「あぁ君の事がとても魅力的と思ってな気になって目が離せない」(キルバスが興味を示す程の何を宿してるのか気になるの意味で)
するとナツキと対策委員会の面々がフリーズした、肝心のホシノは数秒フリーズした後
「…………うぇ!!」
顔を赤くして驚いた、何故だろう?
「ん?」
「い、いやぁあのぉ…あはは〜これは驚いたよ〜でもダメだよ〜おじさんみたいな子は…」
「何故?俺は今、貴女以上に魅力的に感じる対象は他にいない…だから誰にも渡したくはない」
「!!!!!!!」
「おいハルト!マジか、マジなのか!!」
「は?何が?」
「いやいやホシノみたいな子が……ええ!」
「あいよ!柴関ラーメンおまち!」
「取り敢えずラーメン食べてからにするか」
「いやマイペース過ぎるだろ!!」
『おいおい相棒、大胆な告白だな驚いたぞ』
ー何の話だよ?俺はただキルバスがパンドラボックスを起動させる程のエネルギー…或いはこの世界でキルバスが警戒するに値する神秘を宿してる彼女の力が気になるだけだよー
「いただきます」
ラーメンを啜りながら話す……やっぱり味がする…美味しいなぁ
『はぁ、今のセリフ…あの女を口説いてるようにしか聞こえてないぞ』
ーそれは誤解『おい』何、キルバス?ー
『何だ!この食べ物は!!』
ーラーメンって地球食ー
『ラーメン…そうか、俺は今…ビッグバンに匹敵する衝撃を受けた…成る程、この味…ふふふ良いだろうこの星を滅ぼすのは辞めた!』
『何でラーメンでこの星救われてんだ?』
ーお前がサイボーグ内海さんの狂気を見て、滅ぼすの辞めたのと同じだよ、やっぱり兄弟だわお前たちー
『何だどぉ!!』
『それよりだハルト、早くラーメンを食べろぉ!次のラーメン屋へ行くぞエボルトおおおお!』
ーこれをしっかり味わってから行くぞ、エボルトおおおおおお!ー
『お前も真似するな相棒!!くそっ!何でこうなった!!!』
とハルトの体内で叫ぶエボルトがいたのは言うまでもなかった….