『G』の異世界漂流日記   作:アゴン

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今回は事件後の話。




その8

 

 

×月δ日

 

気が付いたら、病院のベッドの上にいた。

 

化生と化したネルロ某との死闘から丸一日経過した今日、俺は王様が手配してくれたという病院で安静に過ごしていた。王様が用意してくれたというだけあって病院の設備は充分に備わっており、至れり尽くせりな休養を過ごさせて貰っている。

 

それであれから、俺がネルロ某を倒してからの出来事だが、どうやらあの後はアルさんが色々と上手く事を運んでくれたらしく、パリに住む人々は何時もと変わらぬ日常を送っている。精々が突然起こった突発的な地震に驚いた程度の話で、奴が作った麻薬等の危ない劇薬の数々もアルさんの手によって完全に消滅、街中にそれらが出回るという危惧もなくなったようだ。

 

悪漢達──いや、奴の薬による被害者達もアルさん達が上手くやっておくという事で件のバイオハ○ード擬きな事件は決着し、今回の件で俺に出来る事は完全に無くなった。

 

……これ迄の旅、別に意識してきた訳ではないが今まで関わっていた事件の一つが解決した事に不謹慎だが、俺は何処か寂しく感じていた。でも、これで全部が終わった訳ではない、自分の人生はまだまだ続くし、いつまた王様の無茶振りが飛んでくるか分からない。

 

その時に備えてまた、一から自分を鍛えていこうと思う。

 

あぁそうそう。俺の腕、ネルロ某に潰された俺の左腕だけど、原因は善く分からないが凄い勢いで快復に向かっているとお医者様から言われた。奴の腕の勢いや潰された腕の感触から複雑骨折は免れないと思っていただけに、この報せには純粋に安堵した。この調子なら高校入学前にはギプスは外れるだろうと言うのもお医者様からのお言葉だ。

 

流石は王様が手配した病院、良い仕事してるなぁ。俺も大人になったらそう言う人間になれるだろうか。

 

明日もう一日養生し、その次の日には退院という手筈となっている。迎えにはシドゥリさんが来てくれると言うし、中学最後の帰宅は大人しいモノになりそうだ。

 

………あ、パリの名物何も食べてないや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────そして目覚めてから二日後、病院で朝食を済ませ、帰る身仕度を整えた俺は忘れ物が無いか、部屋の最後のチェックを行う。

 

「──お忘れものはございませんか?」

 

「うん、大丈夫。全部確認した」

 

「では、参りましょうか」

 

病室への入り口で俺の準備が終わるのを待っていてくれているのは褐色のお肌が特徴な王様の秘書であるシドゥリさん、口元をベールで覆っている何処か神秘的で俺にとって姉の様な人は無事に退院となった俺を見てニッコリと優しく微笑んだ。

 

シドゥリさんと肩を並べて通路を歩く、シドゥリさんは結構背が高く、今の俺でも彼女の肩くらいにしか届かない。先日のアルさんといい、出来る女というのは皆総じて背が高いのだろうか。

 

「修司様、此度の旅もお疲れ様でした」

 

「いや、まぁ確かに大変だったけどそれと同じくらい楽しかったですよ。今回だって其処に住む人や世界の景色を堪能できたし」

 

「それは何よりです」

 

「シドゥリさんにも詳しく話すよ、信じられないかも知れないけど、面白い話もあったからさ」

 

「では、それを私の前に是非王へお話して下さると良いかと、あの方も日頃から退屈に辟易としているご様子、修司様の体験談にはきっと心揺さぶられる事でしょう」

 

「そうかなぁ、王様って基本的に俺の話を聞いても笑ってばっかりなんだけど? この間だって死にかける程に爆笑してるし」

 

「それだけ、王は貴方の話を楽しみにしているのですよ」

 

本当かなぁ? 何て微笑むシドゥリさんと談笑しながら通路を進むこと数分、エントランスに着いたのだがそこで感じた違和感に頚を傾げる。

 

人気がない。普段は患者や看護師、受付の人で溢れている筈のエントランスが静謐に包まれていた。何だか、嫌な予感がする。不気味なまでの静寂さに思わず息を呑む。何かが来る。今までの旅の中で培ってきた直感が確信へと変わった瞬間──それは来た。

 

自動ドアが開かれ、其処から現れるのは黄金、派手という言葉では足りない綺羅びやかなその光景に───。

 

「フハハハハ! 役目ご苦労だったな修司! この我自ら出迎えに来てやったぞ!」

 

「王様、恥ずかしいから止めて」

 

まるで父の洗濯物と一緒に洗われるのが嫌な、思春期の女子見たいな毒が出た。何だよ豹柄のコートって、そんなデザインの服今まで見たことねぇぞ。

 

と言うか、何故この王様はイチイチ派手に着飾るのか。いや、王という立場からすれば派手な衣装は権威を示すのに必要不可欠なのは分かるよ?

 

でもここ病院、騒ぐ所じゃないから。そんな俺の非難を込めた視線など何のその、相変わらず高笑いを続ける王様に退院する筈の俺に疲弊がのし掛かってきた。しかも後から聞いた話、この病院は王様が建てたモノでその権威として一時的にエントランスを人払いして貸し切り状態にしたのだとか、職権乱用ってレベルじゃねぇーぞ。

 

ふと隣を見れば頭痛を患っているのか、シドゥリさんは頭を抑えてため息を吐いていた。

 

「王よ、貴方には確か別の重要案件があった筈では?」

 

「フン、あの様な些末ごとここに来るまでに終わらせたわ」

 

どうやらお仕事自体はキチンと終わらせている様だ。なんだかんだ言いながらもこの王様も仕事が出来る凄い人で、だからこそこの人の起こす行動にシドゥリさんは毎回頭を悩ませているんだろうなぁ。天才に振り回されるって、こう言う感じなのか。

 

「そもそも、世界の危機を救った勇者を前に王が出張らずに何とする。シドゥリ、貴様はこの我に恥という泥を被れと言うのか?」

 

俺でも震え上がりそうな王様の鋭い眼光、この睨みを前にしたら大抵の人間は蛇に睨まれた蛙になる。俺でも中学に上がるまではこの睨みに何度黙らせられたことか。

 

しかし、そんな王様の眼光にもシドゥリさんは全く堪えた様子はなく。

 

「………はぁ、そこまで言われるのでしたら私からはもう何も言う事はありません。ですが、ここは病院、多くの人々が詰め掛ける場所です。あまり戯れる事なき用、お願い致します」

 

引き下がる様でそれでもお小言を残していく辺り、シドゥリさんも相当肝が座っている。俺の周りの人間って、色々と凄くて出来る人多すぎない?

 

「フハハ、分かっておる。ちょっとしたAUOジョークよ。修司、貴様も何時まで固まっておるか、ここは盛大に笑うとこだぞ? フハハハ!」

 

「アーハハ、そうっすか」

 

もう、何でも良いから早く行こう。踵を返す王様に続き俺達も病院を後にする。その途中お世話になった病院に一礼し、内心でお礼の言葉を述べると、やって来た迎えの車に絶句した。

 

リムジンである、王侯貴族や政府のお偉いさん、または一部の金持ちしか持ち得ない最高級のお車さんの登場である。あ、王様も金持ちだったわ。

 

それが2台、しかも矢鱈と長い。設計とかどうなってるの? とか、曲がり角とか大丈夫なの? とか、何よりこんな車に今から乗ることに不安を感じていると、使用人らしき人が車のドアを開け、俺達に乗るように促してくる。おい、赤い絨毯まで出てきたんですけど、こんなの映画やテレビでしか見たことないんですけど?

 

「お待たせ致しました。どうぞ此方へ」

 

「うむ」

 

使用人への言葉は少なく、赤い絨毯(レッドカーペット)を踏み締めて真っ先にリムジンに乗り込む王様、使用人の人は戸惑う俺を不思議そうに見つめて来るが……いや、普通躊躇うだろ。確かに俺は王様の下で生活の面倒を見て貰っているが、別にお金を自由に使っている訳じゃない。

 

日頃から節約は意識しているし、買い物だって基本的に安売り狙いだ。高級な品を買うのは基本的にあまり家に帰らない王様の為に振る舞うものだけであり、普段は一般家庭と変わらないお金しか使っていない。

 

今までの旅や今回の旅だって、余計な出費を出さない様自分なりに工夫しているのだ。移動手段だって長距離の移動以外では基本徒歩だ。マラソンとも言う。

 

「どうした修司、あまり王を待たせるモノではないぞ?」

 

戸惑う俺の様子に何を思ったのか、王様はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべる。この人アレだ、普段こう言う待遇されるのを馴れていない俺の反応を見て愉しんでやがる。師父といい王様といい、変な所でスイッチ入るな。

 

「修司様、もう諦めた方が宜しいかと。私も諦めました」

 

そんなシドゥリさんの言葉に俺も大人しく投降する。おかしい、これから俺は厚待遇に家まで送られる筈なのに何故その心境は拘置所に送られる罪人の気持ちなのだろう?

 

「所で王様、あっちのリムジンは何であるの?」

 

「この我が貴様をただ出迎える為に来たと思ったか?」

 

「あぁうん、何となく今ので分かったからいいや」

 

ふと背後に着いてくるリムジンを見れば、運転手さんの後ろで沢山の荷物が敷き詰められていた。何故リムジンをワザワザ荷物入れにしたのか、贅沢の使い処間違ってません?

 

「後日、貴様の部屋に海鮮の類いも贈られる故な、精々腕を奮えよ」

 

ニヤケた笑みを更に深めてそう言い放つ王様、どうやら向こうに着いたら暫くウチの献立はフランス料理尽くしになるようだ。……今度士郎や慎二も呼んでお裾分けしよ。

 

「さて、此度の旅も無事終わりを迎えそうだが修司よ、今回はどのような旅路であったか?」

 

「それよりもさ、さっき王様が言ってた世界を救った勇者って何の事?」

 

「言葉通りの意味よ。修司、貴様は己の成し遂げた偉業に気付いていない様だが、その道の界隈ではお前の名は中々有名になっているようだぞ」

 

王様の厭らしい笑みはより深くなり、まだ理解しきれていない俺を面白おかしく見詰めてくる。

 

最初王様の言葉を不思議に思ったけど、それは少し考えれば分かることだった。あのネルロ某は自身の作った薬を世界中に撒き散らし、沢山の人達を利用してきた。当然それは各国の警察機関にも知れ渡り、奴の凶行を止めるべく今日まで捜査や調査を調べてきた筈だ。あのアルさんもそう言った組織の一人で自分にそう言うのを悟らせない為にわざと能天気な素振りを見せていたと仮定すれば、強引だが辻褄は合ってくる。

 

俺が世界を救ったと言うのは薬を撒き散らしていた大元を叩いたから、でもそれは元々はアルさんがするべきだったお仕事だった訳であって……そうなると、自分はそんな世界中の警察の人達の邪魔をした事になるのか。うわぁ、なんかとんでもなく余計な事をしちゃったかも。アルさん、上手いこと処理しておいてくれないかなぁ。

 

(こやつ、まぁた妙な勘違いをしておるな。まぁ面白いから別に構わんが……)

 

王様の愉快な視線に気付く事無く思案に耽っていると、ふと視界の端にある人影が見えた。それは現在俺が考えていた人で、その人は少し離れたビルの屋上で此方の事など知る由もなく呑気に笑いながら手を振っている。

 

俺も別れの挨拶と無事の証明をする為に手を振って応える。すると向こうは自分に気付かれるとは思っていなかったのか、その笑みをより人懐っこくしてブンブンと勢いを増して手を振ってくる。

 

隣の人が何やら慌てて止めに入っているけど……何でシエルさんも一緒にいるんだ?

 

「修司様、いかがなされました?」

 

「あ、いやね。知り合いの人が手を振ってくれたんだ。折角旅で知り合った人だから挨拶しておこうと思って、ほらあそこに……」

 

「は、はぁ……」

 

俺がアルさん達のいるあろうビルの方へ指を差すが、シドゥリさんには見えない角度なのか、何とも言えない表情をしている。

 

 

「それよりも修司、いい加減此度の旅の事を詳しく話せ、我はいい加減退屈だぞ?」

 

先程のニヤケた顔から如何にも退屈だとブー垂れる王様、空港に辿り着くにはまだ時間が掛かりそうだ。本当なら飛行機に乗るまで止めておこうと思ったけど、王様が望むのなら仕方がない。

 

空港に辿り着くまで俺は王様に今回の旅路の経緯を事細かに説明した。特にドイツの森でのメイドさん達に襲われた話は予想通り王様のツボにはまり、空港に着くまで車内は王様の笑い声に支配された。

 

───追記、王様が迎えに来たから薄々覚悟していたけど、どうやら足りなかったらしい。───この人自家用機を所有していた処か空港そのものを貸し切りやがった!!

 

お願いだから人の迷惑も考えて!!

 

こうして、中学最後の俺の旅は色々と騒がしいまま終わりを迎えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───聖堂教会、並びに魔術協会は彼に借りを作ってしまいましたね」

 

通りすぎていく2台のリムジン、それを遠巻きかにビルの屋上から眺めている二つの影、深い青色の髪した女性は掛けている眼鏡をクイッと吊り上げ、やや疲れたように呟く。

 

今回の事件で魔術協会は静観を決め込み、聖堂教会は解決に勤しむも元凶を仕留め損なうという失態を犯してしまっている。魔術協会側はネルロク=マルケルの研究成果をギリギリまで観察しようと干渉を最低限に留め、聖堂教会側は死徒の対応に追われそれどころではなかった。

 

故に、今回の魔術協会に貸しを作る意味を込めて教会側はある真祖に協力を求めたのだが……。

 

「全く、貴女ならこんな面倒事になる前に簡単に決着を付けられたのに──」

 

「えー? だって頑張ってる男の子を邪魔するなんて気が引けるじゃない、シエルだってあの子には気に掛けていたんでしょ?」

 

「それは……まぁ、そうですが」

 

本来なら真祖によって幕引きされる筈だったが、彼女はネルロク=マルケルの処理には一切手を貸さず、あろうことか魔術も神秘も知らず、現地の人間ですらない少年に任せてしまったのだ。

 

これが少年が返り討ちにあったというのであれば話はそこで終わったのだが、何と長年研究に明け暮れていた魔術師を返り討ちに遭う処か打ち倒してしまった事で事態はさらにややこしい方向へ進んでいく。

 

相手は魔術という存在を認知すらしていない一般人、しかもそれが以前から死徒を悪漢と思い込んで斃して回っていた少年で、更に言えば魔術協会が一方的にとは言えその肉体に興味を持ち、一部の魔術師が執拗に狙っていた事実も判明した為、魔術協会は色んな意味でその少年に頭が上がらなくなっていた。力付くで抑え込まれたとも言う。

 

聖堂教会(裏の部分)もその少年の勧誘に乗り出そうとするが、巷ではかの少年がさる大企業の秘蔵っ子という噂があり、そんな現世に影響が強い人物を強引に勧誘する事など出来るはずもなく、しかし死徒から人々を守っていた少年に此方もまた手を出しにくくなっていた。

 

世界を牛耳る裏の大派閥の内、二つも黙らせてしまった少年にシエルと呼ばれた修道女は頭を悩ませる。あの純朴そうで真面目な少年が瞬く間に世界の中心に置かれようとしている。

 

対して隣の猫の様な気ままな女はケラケラと笑うばかり、人がこんなに悩んでいるのにお気楽に笑う女にシエルは殺意を覚えた。

 

「っ、貴女は自分が何をしたのか分かっているのですか?」

 

「大丈夫だって、シュージなら自力で何とかするわよ。私が保証するもの」

 

「どの口で言って……」

 

「寧ろ、私はこれからちょっかい出そうとする輩を気の毒に思うわよ。シュージってば、その裏──うぅん、()でとんでもないモノを飼ってるみたいだし」

 

「………え?」

 

ケラケラと笑う口元とは対照的にその目は何処までも冷ややかだった。この吸血鬼は何を言っているのか、───いや、何を見てしまったのか(・・・・・・・・)、滅多に目に掛からない真祖の姫君の顔付きにシエルは小さくなっていくリムジンを見やる。

 

既に此方からは見えない程に小さくなっていくリムジン、あの中にいる少年には一体どんな秘密が隠されているというのか、シエルは問い質そうと視線を再び隣に移すが……。

 

「バイバーイシュージ、また会おうねー!」

 

「………はぁ」

 

止めておこう、今この女に問い詰めても禄に返答されることはないと察したシエルは諦めの溜め息を溢した。

 

「あっ、此方気付いた。シュージー! バイバーイ!」

 

「ちょ、いい加減止めなさいこのアーパー!」

 

二人の遣り取りは何処までも青い空へ溶けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、白河修司の名前は裏の世界で知れ渡っていく事になる。

 

「流石私が認めた男、そうでなくては!」

 

ある者はライバルへ(一方的に)闘志を燃やし。

 

「シュージ=シラカワ、次こそは必ずこの拳を貴方に届かせて見せよう」

 

またあるものはリベンジを誓い。

 

「し、師匠、このシュージ=シラカワなる人物と師匠にどんな関係があるのでしょうか?」

 

「頼むグレイ、暫くは私の前でその名前は出さないでくれ、クッ、胃が痛い」

 

ある者はその人物の名前に胃痛を患わせていた。

 

予期せず裏の世界でその名が知られるようになっていく一方───。

 

「どーよ、王様。今回の出来映えは!」

 

「深みがない、50点」

 

そんな事に露知らず、呑気に日常を満喫していた。

 

 

 

 

 




そろそろマジで本題に移りたい所存、早くVSサーヴァント戦書いてみたい。
キチンと表現出来るかは別として。

Q.ボッチが聖杯戦争に参加するとしたら、誰を召喚するの?
A.(ほぼ有り得ないけど)多分AUO、その場合前衛ボッチ、後衛AUOというタッグが出来上がる。

Q.ボッチはまだ魔術の存在を認識してないの?
A.本人は未だにガチなバイ⚪️ハザードと誤認してます。

Q.ボッチがサーヴァント召喚するとしたらどんなサーヴァントなら相性が良い?
A.大抵の相手となら仲良くなれると思われる。(ロビンとかガウェインとか)
但し殺生院、テメーはダメだ。



次回からは高校生、ちょこっとネタを挟むかも。

それでは次回もまた見てボッチノシ

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