【劇場版】俺のポケットモンスター・ミュウツーの逆襲 作:越谷さん
島は異国の城の様な巨大な構造物が占領しており、発電しているのか寂れた風車が微風に吹かれて回っている。人の行き来の無さそうな場所に位置する島だが、明らかに人間の存在が見える形容だ。否、もしかしたら人間には生み出せない形容かもしれない。
床の整ったテラスの様な場所を見つけて、ウナジューはそこに着地する。ハルカはウナジューの背中から降りると、腕に抱えていたピコタローも床に下ろした。
「よくおいでくださいました」
「!」
こちらに話し掛ける声が聞こえ、ハルカは振り返る。城から姿を現したのは、昼間にカードから浮き出てきた奇妙なドレスの女性だった。今回はホログラムではなく、生身の実体のようだ。
「貴女は……」
「招待状をお見せください」
ハルカの言葉も待たないで、女性は用件を口にする。彼女の無表情は、ホログラムが原因ではなかったらしい。
ハルカは言われた通り、ポケットから招待状であるカードを差し出した。するとカードから、再び目の前の女性と同じ姿をしたホログラムが浮かび上がる。
『この方は、確かにお招きした方です』
それだけ告げると、ホログラムは光を閉じて消えてしまう。現実世界の女性は招待状を確認すると、くるりと踵を返した。
「……こちらへどうぞ」
女性はランタンを片手に案内を始める。まるで機械の様に役目だけを全うする女性に、ハルカ達は目を合わせて一先ず後をついていった。
一方、時を同じくしてニューアイランドに辿り着いた謎の生命体は、寂れた風車に転がって遊んでいた。
しばらく歩いて辿り着いたのは、カビゴンも難なく入れる様な巨大な扉だった。ヒールの足音を止めた女性に、ハルカ達も足を止める。
「モンスターボールからポケモンをお出しください」
振り返り様の女性の言葉に一瞬きょとんとしたハルカだったが、すぐにポケットから残りのモンスターボールを取り出す。中から飛び出したトランプ、ポルコ、スネオ、サチコ。サチコはピコタローの体調を気遣い、ポルコは早くも暴れ出しそうだった。
全てのポケモンが姿を見せた事を確認すると、女性は正面に顔を戻す。すると女性が手を触れていないにも関わらず、独りでに巨大な扉が動き出した。
「!」
ゆっくりと音を軋ませながら、扉は内開きに開かれる。道が開くと、女性はまたヒールを鳴らし出した。
扉の中は無機質で、パーティー会場というには少し華が足りなかった。中央には豪邸にある様な長いダイニングテーブル、その奥には天井を突き刺すように螺旋階段が回っている。テーブルの上には彩りの良い果物達が申し訳程度に飾ってあり、先に到着していた招待客が席に座っていた。
「ぬぉ!? ハルカ!」
「よっ、遅かったな」
二人の招待客は、どちらもクチバシティで顔を合わせていた友人だった。
「ユウリ! コウジ!」
ユウリはテーブルの上の果物を死に物狂いで頬張っており、コウジは優雅にワイングラスを揺らしている。
「随分お疲れみたいだな。パーティーまでゆっくり休むと良い」
「お前、ワインなんて飲めたのか?」
「ブドウジュースだ」
「ハルカも食えよ! ここにあんの全部食べていいらしいぞ!」
「マジで!? 食べる食べる!」
「そういえば昼からなにも食べてなかったね」
今日の昼食が突然の来客により吹き飛ばされたのを思い出し、急激に空腹が襲い掛かる。耐え切れずにハルカは赤く実った林檎に手を伸ばして、一思いに齧り付いた。
「あっ! エリック! ハチ!」
見覚えのある影を見つけて、ピコタローが駆け寄る。コウジのライチュウであるエリックと、ユウリのサンダースであるハチだ。三匹は顔を合わせると、ハイタッチする様に尻尾を重ねて電撃を走らせた。
ハルカと同じように、二人もモンスターボールからポケモンを出しているようだ。コウジのポケモンはエリックの他にリザードンのリチャード、キングラーのタンガ、ラフレシアのハナコ、サンドパンのリン、ウインディのオリバー。ウナジューが同じく大きな翼を持つ漆黒のリチャードの側まで行くと、礼儀正しく一瞥した。
ユウリのポケモンはハチの他にフーディンのシュン、ラプラスのノリカ、バタフリーのアオイ、キュウコンのヨウコ、ドードリオのロバート。危うくポルコが殴り掛かりそうになったが、シュンの念力がポルコの暴走を宙に留め、迎えのトランプが謝罪して回収に向かった。
ふとハルカが口元に果実を付けたまま、パーティー会場に目を回す。
「あれ? 他の人達は?」
現在に視界に映るのはコウジとユウリ、それと案内役の女性のみ。クチバシティの波止場に集まっていたトレーナー達は、この会場を埋め尽くす程に居た筈だ。
「さぁな。俺達以外のトレーナーはここでは見ていないぞ」
「もしかして……ここに辿り着けたのって私達だけ?」
コウジの呟きにサチコは戦慄する。一斉に港を飛び出した筈のトレーナー達は、一体どこに消えてしまったのだろうか。
「あの嵐を乗り越えてこれないトレーナーなど、招待しても仕方がない」
徐に口を開いた女性に、一同は振り返る。
「それが御主人様の御意向です」
感情の冷めた言葉に、ハルカは額から一滴の汗を垂らした。
「……あの嵐で、俺達を試したって訳か」
嵐の中で冴えたウナジューの推理が、少しずつ真実味を帯びていく。
『その通りだ』
「「「!」」」
突然どこからともなくパーティー会場に声が響く。否、パーティー会場というよりは脳内に直接語り掛けられているような感覚だ。
奥に聳える螺旋階段の中心に、淡い光が差し込む。するとそこから、とある影が一同の前へと舞い降りてきた。透明感のある真っ白な肌に紫色の尻尾と、その容姿はどう見てもハルカ達と同じ人間ではない。
「こいつは……」
初めて相見える生物に、ハルカは目が離せなかった。
「この方は最強のポケモントレーナーにして、最強のポケモンであらせられる当城の主――ミュウツー様です」
「ミュウツー……」
女性が告げた名前をハルカは反芻する。
一同が招待状を渡した最強のポケモントレーナーというのは、どうやらこの未知なるポケモンのようだ。
「ポケモンがポケモントレーナーだと?」
椅子に深く腰掛けたまま、コウジがミュウツーの様子を窺う。
『「いけないか?」』
「!」
女性の声と重なって、先程脳内に流れた声が再び聞こえた。
『「私のルールは私が決める」』
口振りから察するに、この声はミュウツーのものなのだろう。ミュウツーと同じ台詞を口にする女性は、まるでミュウツーの傀儡の様だった。
ポケモンとの会話はハルカにとって普遍的な日常だ。しかしその条件は、ポケモンをモンスターボールでゲットする事。
「どういう事だ? なんであいつの事まだ捕まえてねぇのに言葉が分かるんだ?」
未知の事態に、ハルカは混乱状態に陥る。
「おわぁっ! これあいつが喋ってんのか!?」
「!」
混乱したのはハルカだけでなく、ユウリも椅子から転げ落ちて仰天していた。その挙動から、ユウリの脳内にもミュウツーの言葉が流れているようだ。
「ユウリもあいつの言葉分かったのか!?」
「おぉ……僕にも遂にポケモンと話せる特殊能力が!」
混乱の反面少し期待するように、ユウリの表情が緩む。
「……いや」
しかしそんなユウリに水を差すように、コウジが口を開いた。
「これはテレパシー。あいつが俺達に直接思考を送りつけてんのさ」
「テレパシー……?」
それこそ漫画の世界の様な超能力だ。コウジの説明にハルカは腑に落ちたように納得し、ユウリは少し落ち込んだ表情を見せた。
超能力をいとも簡単に使役するミュウツーとは、一体何者だろうか。
「ふっ、最強か」
そんな中、先程のミュウツーを鼻で笑うのが一人、否一匹居た。
「よく俺様の前でそんな戯言が吐けたな!」
鼻息荒く拳を掲げるポルコだ。
「ミュウツーだかミュウスリーだか知らねぇが、本当の最強ってヤツを貴様に教えてやるよ!」
「ポルコ!」
ハルカの制止の声など気にも留めず、ポルコはミュウツーに向かって走り出す。雄叫びを上げながら駆けるポルコに対して、ミュウツーは至って冷静だった。
ポルコが跳び上がって拳を構えると、ミュウツーも右手を翳す。するとポルコの体が空中でピタリと静止した。
「お?」
ミュウツーが右手を払うと、それに合わせてポルコはテーブルに投げ飛ばされた。
「おぉぉぉぉぉぉぉ!?」
テーブルの上の果物や燭台を散らしながら、ポルコはテーブルを滑る。端まで滑り終えたところで放り出されたポルコを、待ち構えていたサチコが受け止めた。
「ポルコ!?」
「サイコキネシスか……」
ポルコを心配するハルカの横で、コウジがミュウツーの力を分析する。ポルコは軽傷で、サチコに任せておけば無問題だろう。
『他愛もない』
何事も無かったかのようにミュウツーはそう口を溢すと、視線を女性に向ける。
『お前にもう用は無い』
「!?」
ミュウツーが女性に右手を翳した瞬間、女性は体の支えを失ったかの様に足をふらつかせた。
「おっと!」
床に倒れそうになった女性を、慌てて駆けつけたユウリが抱き留める。不意に帽子が落ち、女性の美しい桃の髪色が露わになった。
「あー!」
気を失った女性の姿に、トランプが指を差して声を上げる。
「この人、どっかで見た事あると思ったらポケモンセンターのジョーイさんだよ!」
「えっ?」
「ほら! クチバシティで行方不明になってたっていう!」
トランプの言葉にハルカも思い出す。確かに彼女の顔は、クチバシティの波止場に貼られていた捜索願の顔と完全に一致していた。
ユウリの腕に眠っていたジョーイが、ゆっくりと目を覚ます。
「……ここは」
「大丈夫ですか、麗しきジョーイさん」
ユウリの甘い声に起こされたジョーイは周囲に目を回す。先程までこの城を案内していたにも関わらず、まるで初めて訪れた場所に向ける様な目だ。
『私の世話をさせる為、ポケモンセンターから連れてきた』
困惑するジョーイに答えるように、ミュウツーがテレパシーを飛ばす。
『ポケモンの体に詳しい医者は便利だ。随分役に立った。お前はなにも覚えていないだろうがな』
やはり先程までのジョーイは、ミュウツーに操作されていたようだ。操作の代償か、ジョーイはどこか苦しそうにユウリの腕に埋まっている。
「こんな綺麗な女性に手を出すなんて、感心しないな」
レディファーストのユウリの瞳が、ミュウツーにガンを飛ばす。
『人間など私の力を持ってすれば、どうにでも操れる』
「なんだと!?」
「随分と挑発が得意なようだな」
ミュウツーのこちらを煽る言動に、一同は苛立ちを募らせた。
『人間はポケモンにも劣る最低な生き物だ。人間のように弱くて酷い生き物が支配していたら、この星はダメになる』
過去に人間との間になにかあったのか、ミュウツーの瞳は憤怒に燃えていた。
「じゃあお前のようなポケモンが、この星を支配するって言うのか?」
ミュウツーを睨みながら、コウジが問い掛ける。
『ポケモンもダメだ』
しかしその答えは否だった。
『何故ならこの星を人間に支配されてしまった。人間の支配下で生きているポケモンさえ居る』
ハルカ達の側に居るポケモンを眺めながら、ミュウツーはそう口を溢す。その言葉がピコタローの逆鱗に触れた。
「それは違うよ!」
ピコタローは前に出ると、ミュウツーに向かって想いを訴える。
「僕達は別に人間に支配されている訳じゃない! 友達だから一緒に居るだけだ!」
『なんだと?』
「ピコタロー……」
力強く唱えるピコタローの背中に、ハルカも感化される。
「そうだ! 俺達は友達だ!」
『!』
そう叫んだハルカに、ミュウツーは驚愕した。
『驚いた……貴様、ポケモンと意思を共有できるのか?』
ピコタローの言葉を理解したハルカに、衝撃を覚えたようだ。物珍しい目で見つめてくるミュウツーを、ハルカは睨み返す。
「……だったらなんだよ」
『そんな人間がこの世に存在するとは……まだまだ世界は広いようだな』
世界は未知なる事で溢れていると、ミュウツーは痛く実感する。
『しかし、所詮は人間』
ただミュウツーの意志は揺るがなかった。
『人間とポケモン……一緒に居る事自体が間違っているのだ』
ミュウツーが徐に右手を翳すと、ピコタローの体がふわりと宙に浮く。
「えっ?」
瞬間、ピコタローの体は銃口から弾かれた様に後方へと飛ばされてしまった。
「うわぁ!」
「ピコタロー!」
空を飛ぶピコタローに、ハルカは慌てて駆け出す。不時着寸前だったピコタローをハルカは飛び込んで抱きかかえ、床を背中に擦り付けた。
「大丈夫か!?」
「うん……」
胸元で感謝を口にするピコタローに、ハルカは安堵する。
『弱いポケモンは人に擦り寄る』
「この野郎……!」
謝罪の念が感じられないミュウツーの素振りに、ハルカは歯を軋ませた。
その様子を窺っていたコウジが、掛けていた椅子から腰を上げて、ポケットに仕舞ったモンスターボールを手にした。
「どんなポケモンでも、ポケモンならゲットできる筈」
コウジの意思に呼応する様に、リチャードが口内に高熱を蓄えながら歩み寄る。
「この不届き者に、人生はそう甘くねぇって事を教えてやるよ!」
ジョーイを手持ちのポケモンに預けたユウリも、シュンと共に戦闘態勢に入る。両手に握られたスプーンに、念動力が集められていた。
「俺達も行くぞ! スネオ!」
「うん!」
他の二人に負けていられないと、ハルカも立ち上がる。太い骨を右手に構えたスネオも準備万端だ。
「リチャード! かえんほうしゃ!」
「シュン! サイケこうせん!」
「スネオ! ホネブーメラン!」
リチャードは口から燃え盛る炎を噴射し、シュンはスプーンから不思議な光線を放出する。スネオが投げた骨も、ミュウツーの首元に向かって回転していた。
三方向から同時に向けられた攻撃。しかしミュウツーは、足どころか表情の一つも動かさなかった。
ミュウツーが左手を翳すと、正面に塞がった透明な壁が三匹の攻撃を遮る。
「!?」
「なに!?」
「バリアー……」
受ければ無事では済まないと思われた同時攻撃は、ミュウツーの張ったバリアーにいとも容易く防がれてしまい、リチャードとシュンは攻撃を中断する。行き場を失ったスネオの骨が、カランと音を立ててミュウツーの目の前に転がった。
ミュウツーはバリアーを解除すると、徐にその骨を拾う。
『無駄だ。私はこの星のいかなるポケモンよりも強く生まれてきたのだ』
「僕の骨!」
骨を奪われたスネオが激しく狼狽する。ただ闇雲に動いても、奪い返せずに終わる事は明白だった。
「そんなの……やってみねぇと分かんねぇだろ!」
ミュウツーの傲慢な態度に、ハルカが声を荒げる。そんなハルカに、ミュウツーは不敵に微笑を浮かべた。
『……やってみるか?』
その時、ミュウツーの右手がスネオの骨にヒビを入れる。
「なっ!」
ミュウツーはそのままサイコキネシスで骨を飛ばし、持ち主のスネオへ手荒な返却をした。骨が鳩尾を突き、スネオから思わず声が漏れる。
「うっ!」
「スネオ大丈夫!?」
「うっ、うん……」
手元に帰ってきた骨を見ると、確かにヒビは入っていたが、表面だけで髄は無事なようだ。しかし命よりも大事な骨を傷つけられたのは事実。スネオはミュウツーに仇を見る眼光で睨みつける。
ミュウツーの右手に残った骨の欠片。すると床に内蔵された仕掛けが扉を開き、下から小型のドローンが飛来してきた。ドローンはミュウツーの側まで来ると欠片を回収し、床の仕掛けに戻って何事もなかったかのように仕掛けを閉める。
『体毛一本、体液一滴、細胞一片……どれか一つだけで良い。そのポケモンの成分を調べれば、元のポケモンのコピーを生み出す事が出来る』
「コピー……?」
ドローンは狭い通路を深く潜っていき、とある部屋に辿り着いた。不可解な機械に囲まれた、異世界の研究室の様な空間。巨大な口の開いた機械にドローンは入っていくと、機械は骨の成分の解析を実行した。ハルカにスネオという名前を与えられたガラガラ。その正体を事細かに暴いていくと、次の瞬間機械から培養ポッドに、まるで冷凍食品の様な早さで生命が誕生する。太い骨を大事そうに抱えるほねずきポケモン――その容姿はスネオと完全に一致していた。
スネオのコピーは培養ポッドから床に足を下ろすと、生後数秒とは思えない足取りで、上に昇るエレベーターへと移動する。その背中を、研究室の見学をしていた謎の生命体は純粋な瞳で見送っていた。
再び会場の床が開き、スネオのコピーがミュウツーの前に現れる。スネオだけではない。黒い尻尾に炎を揺らすリチャードと、両手にスプーンを構えたシュンの空似もエレベーターで上がってきた。
『この者達はお前達のポケモンの成分を元に造り上げたコピーだ』
「スネオ!?」
「えっ!? スネオが二人居る!?」
「なんで!?」
「シュンまで!?」
「俺達のポケモンも、知らぬ間に細胞を取られてたのか……」
視界に映る二匹のスネオに、一同は困惑する。しかしコピーのスネオは、ハルカ達に決して向ける事のないような敵意を向けている。それはスネオであって、スネオでない存在と言えた。
すると突然、パーティー会場に地響きが響き渡る。
「うわぁっ!」
災害の様な震動にバランスを崩していると、会場の奥の壁が変形を始める。眩しい程のスポットライトに照らされて映ったそれは、屋外のバトルフィールドだった。
「ポケモンバトルで直接決めようって訳か」
コウジの口元がふっと緩む。
「面白い。俺のリチャードが、お前の造ったコピー如きに負ける筈がないがな」
主人の言う通りだと、リチャードが天に轟くように咆哮を上げた。
「僕のシュンも! コピーなんかサイコキネシスでぐちゃぐちゃにしてやるよ!」
ユウリの気勢に呼応するように、シュンは集中力を高めている。
「俺達だって! そうだよなスネオ!」
「うん!」
ヒビの入った骨を強く握り締め、スネオは闘争心を掻き立たせる。戦闘の準備はいつだって万全だった。
戦闘に前傾姿勢な人間達に、ミュウツーは不敵に微笑する。誰もが強い信念を抱いたまま、一同はバトルフィールドへと足を動かした。